昼を原宿…、食工房「眞」にくる。
朝から原宿で打ち合わせ。
かなり長引き、このままいったら昼ごはんを食べ損なっちゃう。
そんな時間に駆け足で。
裏原宿の路地を小走り。
やってきらば、まもなくオーダーストップ寸前という時間。
「オープン中」のメニューの立て札。
今日の関東。
もしかしたらば、どしゃぶりになるかもしれない…、って準備なんでしょう。
立て看板がビニール袋で包まれている。
雨合羽を来たカワイコちゃんのようでニッコリ。
タンタン、階段駆け上がりドアを開けます。
こんにちは。
３時ちょっと前という、時間ながらもまだ数組のお客様。
イギリスから来た原宿観光の若夫婦が、ニコニコしながら天ぷらうどんを食べている。
箸使いも上手で、なんでココにきたの？
聞いたら、近所の洋服屋さんにこの界隈で気持ちのいいお店はどこ？って聞いたらココを紹介された…、って。
正しい答えを知ってる人に質問できてラッキーですね…、と言ってニッコリ。
気持ちが良くて清潔で、しかも笑顔のきれいな人が働いている。
その上、料理もおいしくとてもやさしいお店…、この店のある原宿って街はステキだなって思ったりする、さてご飯。
定食たのんで、それにおかずの単品たのむ。
小鉢サイズの手作り惣菜。
８種類ほど揃うなか、なんだかたべたかった２種類。
ポテトサラダとジャコおろし。
ほっくりとした茹でたジャガイモの香りがおいしいポテトサラダ。
シットリしてて塩と胡椒がピリッと味わいひきしめるやさしい味わい…、肉屋的でも、洋食屋的でもなくてあくまで家庭的。
ちりめんジャコもサイズの揃ったモノを吟味し、ピリッと辛い大根もよし。
どこをとってもいつものままでホッとする。
今の季節のココ一番のもてなしがカウンターの上に置かれた扇子でどうぞ、これでパタパタしてくださいネ…、と。
今年は特にこのもてなしが嬉しく感じる。
そういえば。
サカキさんのブログを読んだお客様が、先日お越しになったんですよ…、と。
ホームページも持ってない。
宣伝に１円も使ってないのに、いろんな人にこうして宣伝していただけるのって本当にありがたいコトですよね…、って。
お店のおかぁさんがそう言います。
いえいえ、インターネットの世界はいい宣伝ばかりじゃないですから。
なかにはひどいコトを書かれるお店もあって、その点、ココに関する書き込みは、みんなやさしく明るいモノ。
そんなお店ってあんまりないです…、スゴイですよねってボクは答える。
そしたらニッコリ、一際大きくキレイに笑って「そんなお客様が私にとっての宝物、このお店を長くやってた財産です」って。
ちょっと料理が遅れても、みんな、いいよいいよ、ユックリ作って…、ってニコニコしながら待ってくれるのがうちのお客様のステキなところと、そうも言う。
お客様のコトを好きと手放しで言える店。
なんてステキなコトでしょう。
そんなステキの片隅に、ボクもこうしていられるコトがなんともステキでアリガタイ。
「カツ煮定食」をもらって食べます。
ここ数日間、ずっとカツ丼を食べたかったのでありまして、念願、かなって今日のコレ。
カラッと揚げたばかりのとんかつ。
ザクザク切って、それをフックラ、玉子で閉じる。
甘み控えめ、出汁のうま味が際立つタレで煮込んだ衣がサクサク、シットリ。
ボクの好みに良く火を通した玉子がフワフワ。
他の具材はタマネギだけで、それがシャクシャク、甘く煮こまれてやさしい味わい。
どんぶりご飯。
上にパラッと海苔がかかってここにカツ煮をのせるとまさにカツ丼。
白いご飯をそのまま味わうコトもでき、スプーンでタレをご飯にかけるとご飯がカツ丼味になる。
一度で二度もおいしい食べ方。
出汁のうま味はそのまま味噌汁のおいしさでもある…、コクリと飲んでお腹いっぱい。
今日もおいしくいただきました…、また、まいります、ゴキゲンヨ。
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