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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    神田で肉を喰らいます。
    tp.jpg神田の駅の西口をでて、目の前に続く神田西口商店街…、かなりの長さで、西へ西へと向かって続く商店街の主役は大衆的なる商店街。
    ちょうど会社が引ける時間帯というコトもあり、人の流れは西から東へ、つまり駅を目指すサラリーマンのおびただしいほどの人並みに逆らうようにズンズン歩いて3分ほど。
    一旦、商店街が途切れて抜けのいい空間にドカンと一軒。

    82e57621.jpg東京ブッチャーズというお店。
    外からもお店の中がスッキリ見通せる開放的なお店で、中を覗いてみるとカウンターの中に厨房。
    そこで肉がガンガン焼かれる景色がストンと目に入る。
    神田という街にはちょっと不似合いなほどにおしゃれな感じ。
    肉をガツン!とたのしみながら、ワインをグビグビ飲んでちょうだいというコンセプトなのでありましょう。
    肉が焼かれる厨房の、反対側の壁にはズラッとワインが壁を飾ってる。
    すべてのワイン。
    ボトルに直接白いマジックで値段が書かれてて、選びやすいしオモシロイ。
    値段もほどよくこなれてて、肉のメニューもほどよく安い。

    ワインが主役のワインバー。
    肉が主役のステーキハウス。
    そのどちらでもない、肉とワインが同じ力で互いをひきたてあって個性を主張するダブル主役の新しい店。
    J-POP的に言えば、そうだなぁ…、ケミストリーみたいなダブルボーカルユニットかな。
    中に入ると炭の香りが漂っていて、お腹が思わずギューとなる。
    厨房の中もホールの人も若々しくて、お客様も半分ほどは神田的なるサラリーマンではあるけれど残り半分はカジュアルウェアで仕事ができる若い人達。

    43f2cb76.jpg神田にもこんな人達がいるんだなぁ…、ってビックリしながら食事をスタート。

    まずは自家製ソーセージ。
    ひき肉を挽くところからうちで作っているんですというこのソーセージ。
    ほど良く太く、ほど良く長く。
    炭で焼かれて中から脂がにじみだし、ツヤツヤテカテカ。
    艶っぽくって食欲そそる。
    マッシュポテトをベッドにして、ユッタリ体を横たえる様がまず目においしく、それをザクザク切り分け食べる。

    カリッとしてて、しかもプチュンと歯ぎれる腸詰。
    煙の香りがまずは口に広がっていく。
    脂と煙が混じり合い、甘く切ない香りになってく。
    ケミストリーでありますね。
    煙の香りが終わりを告げると、それに続いてハーブ、スパイスの香りがはじまり肉のうま味がそれに続いてやってくる。
    粗挽き過ぎない粗挽き肉がホロッとほぐれてホツホツ奥歯を叩く食感、またオモシロイ。
    マッシュポテトに黒胡椒。
    粒がまるごと入ってて、ネットリなめらかな食感の間に、ガリッと潰れてパンッと辛味が口に広がる、その鮮烈な香りに口がビックリしながら次の一口、おねだりをする。
    幸先の良いスターター…、それからサラダ。

    c6b0dcfb.jpgポテトサラダでございます…、ってやってきたのを見てビックリ。
    じゃがいもサラダの上にベロンと自家製ベーコン。
    ベーコン料理と言ってもおかしくないほどの存在感で、なるほどココはブッチャーズ。
    肉屋レストランだから、ポテトサラダも肉を従えやってくるのが居心地がいい。

    これまた炭でガリッと焼かれる。
    ベーコンはよく焼き以上に良く焼いて、焦げ目がタップリつかないとおいしくはない。
    豚の脂がうま味と風味に変わっていくのが焦げた状態。
    見事にそんな良い状態のそのベーコンと一緒にポテトサラダを食べる。
    肉の脂がポテトサラダとまじるとおやまぁ。
    サラダが口の中でユックリ、ジャーマンポテトになっていく。
    あるいはポテトコロッケのパン粉抜き。
    サラダなのにワインが飲める…、この店らしい粋な一品。

    とは言えすべての料理が肉まみれという訳ではなくて、例えばパクチーてんこ盛りのサラダもあってシャキシャキモサモサ。
    ニュクマム風味のドレッシングに砕いたナッツが肉の脂につかれた口と、スキッと引きしめ口とお腹の脂を洗って、肉と戦う準備をさせる。

    牛肉、豚肉、それから鶏とほどよき値段の肉を焼く。
    これまた炭の煙をまとってツヤツヤしたのを木の板の上にドンッとのっける…、肉の下にはフレンチフライ、脇に焼いたトマトを添えてさぁ、どうぞ。
    同じサイズの木の板をもう一枚そえ、それを横に添えると大きなまな板のようになり、肉をそこで切り分ける…、まるで目の前に厨房が出張してきたみたいなタノシサ。
    3a9fc29e.jpg豚肩ロースは中がロゼ…、驚く程にジューシーでサクッと歯切れて脂が甘い。
    牛のランプは赤身がガツンとたくましく、噛むたのしみに満ち溢れている顎のゴチソウ。
    最近、肉の熟成にこだわるお店が多いけど、ココはあまり熟成させぬ肉のわかわかしさをたのしむ趣向。
    若干、酸味を帯びたサッパリした味わいで風味もさわやか。
    味も塩と胡椒でそのまま。
    噛めば噛むほど味がグイグイひきだされていく、たくさん食べても飽きないおいしさ。

    e06b0434.jpg目を閉じ味わうというグルメなごちそうでは決して無い。
    一口食べると目が開き、思わず会話が弾む料理。
    料理が会話にしゃしゃりでない、テーブルかこむ仲間を仲良くさせる料理がボクは好き。
    当然会話も進みます。

    実はこの店、昔、ボクと一緒に会社をやってたかつての仲間が始めたお店。
    夢を一緒に語ってけれど、そのときはいろんな事情で果たせなかった。
    その彼がこうしてステキな店をはじめる。
    オモシロイのが、もしボクが、今、肉をテーマにした店をするとしたらば多分、こうしたお店を作っているだろうってお店がこうして出来ていること、その偶然なシアワセに時間もあっという間に過ぎる。

    〆でパスタ。
    青カビチーズをタップリ使ったフェットチーネで、これが濃厚。
    肉を堪能した舌も、この濃厚ソースにはビックリするような出来栄えでお腹もゴキゲン。
    今度はココで肉会を催したいなと、気づけば時間はオーダーストップの深夜になって今日は失礼いたしますネ…、とお店をそっとあとにした。
    ここで焼かれる肉の若々しさと同じように、この店自体もいつまでも若々しさを保っていければいいのになぁ…、と思ったりもする、オキニイリ。



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    ■ コメント一覧
    無題
    ポテトがソーセージやベーコンのうまみを全部吸い取ってくれて残すことなく味わえそうなお料理ですね。
    また、東京にいく楽しみが増えます!
    あっくんさん / 2012/02/10(Fri) /
    フレンチフライも
    > あっくんさん
    フレンチフライに焼いた肉の脂が滲みて、もうおいしいったら。
    肉好きには本当にたまらないお店です。
    サカキシンイチロウさん / 2012/02/10(Fri) /
    さっそく
    ブックマークしました!
    是非行ってみたいです。
    いも、肉、ワイン、最高ですね。^^
    makikoさん / 2012/02/12(Sun) /
    ぜひぜひ
    > makikoさん
    スタッフもゴキゲンで、一生懸命がんばっています。
    贔屓にしてやってくださいね。
    サカキシンイチロウさん / 2012/02/12(Sun) /
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