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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    仕事を終えて、懇親会を兼ね国東の海の幸を堪能します。
    74117279.jpeg「助六」という割烹料理店の居酒屋部門でゴキゲンに。
    むぎ焼酎をお湯割りにして、そこにかぼすをポトンと落とす…、乾杯をしてそして地元のおいしいモノに舌鼓。
    まずはニナ貝。
    円盤状にとぐろを巻いた巻貝で、表面にコケがビッシリ…、ついさっきまで岩場に必死に張り付いていたに違いないって思ってニッコリ。

    4ef1a7e5.jpeg1個取り上げ、まち針を口につっこみ貝の首根っこにプスッと突き刺す。
    貝をグルンと回しつつ、中身を切らぬようにとゆっくり。
    スルンと中から貝が出てきてとぐろ巻く。
    頭のところに薄っぺら蓋のようなものがありそれをペリっと剥がして食べる。

    ツルンと尻尾の部分はなめらか。
    それが頭に向かって行くにしたがってムッチリ、硬くなっていく。
    小さいクセしてうま味が強く、見た目を裏切る洗練された上等な味。
    話しをしながら、酒をのみつつ、1個そしてまた1個。
    くるくるツルンと食べ続けると止まらなくなる。
    子供の頃にもこうしてたのしく食べていた、瀬戸内海でつながった街。
    なんだかちょっとナツカシイ。

    それから刺身。
    太刀魚だったりブリに団扇海老。
    どれもキラキラ。
    新鮮なのは当然のコト、身がひきしまっていて、例えばブリなんて、ゴリゴリ、噛むとジワッとキレイな脂が滲み出してくる。

    0e69930b.jpeg魚がおいしいとはつまり、海がキレイでしかも厳しいというコトなんだと、思い知るのがカレイの煮つけ。
    まず分厚くて脂がのってる。
    しかもブリンと切り目から身がはじけ出すようになってる。
    身離れがよく、口に入れると歯に抵抗するほどにシッカリした肉質で、うま味強烈。
    豊後水道の波に抗い、一生懸命泳いでたのに違いない。
    筋肉質なスポーツ選手のような味わい。
    こうしたカレイってなかなか他では口に入らぬ。

    甘い醤油のコッテリとした煮汁もおいしい。
    その煮汁を芯まで吸い込み、飴色をした豆腐の旨い。
    オモシロイのがピーマンを一緒に煮付けて、シャキッと歯ごたえたのしくて、しかも南蛮風のハイカラな香りがするのもまたオゴチソウ。

    それから小さなオコゼを揚げてもらってパクリ。
    顔がいかつい魚は旨い。
    ヒレや骨までパリッと揚がって、指をなめんまえ食べていくと結局最後に残るのはほんの少しの太い骨だけ。
    魚もオトコも見た目じゃないんだ…、ってみんなでワイワイしながら食べる。
    e2fde0e5.jpeg魚以外の料理もあれこれ。
    明太子を芯に巻いた出汁巻き玉子は、出汁がジュワッと口に広がる箸でつまめる茶碗蒸しのような味わい…、九州らしきつまみの料理。
    それから「ホルポン」…、牛ホルモンをサッと湯がいてポン酢をかけて食べるという、柑橘類がおいしい地域ならではのたのしい料理。
    脂ののったホルモンの、鮮度がよかったのでありましょう…、甘くて脂がスキッときれいで口溶けがよくひと口たべるととまらなくなる危ないゴチソウ。

    325ec887.jpeg麦焼酎のお湯割りにこれがあうんだ。
    不思議なほどに。
    ちょっと甘めの醤油の味も、スッキリとした焼酎にぴったりとあう。
    料理とお酒って一緒に育っていくモノなんだ…、って地方にくると、いつも思ってニッコリとなる。

    〆に琉球ご飯というコレ。
    ぶりの切り身を出汁醤油に漬け、それをご飯にタップリのっける。
    ゴマにネギ。
    それから海苔をタップリかけて、ワシワシかきこみ食べるのもいい。
    ブリッとはじける魚がそのまま、ご飯と一緒に口の中で再び暴れるような味わい。
    そこにわさび。
    それから出汁をかけまわし、茶漬けのようにしてもおいしくて熱いだし汁でチリッと熱が入ったブリは、噛むとホロッとほぐれる食感。
    同じ魚も温度がかわると、味わい、食感、風味がかわっていくのがたのしい。
    魚のうま味をたたえた醤油、それに出汁が混じってご飯をおいしくさせる。
    麦焼酎で疲れたお腹があったまり、良き一日の〆となる。



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