サカキノホトンブログ代々木で味わう北海道

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代々木で味わう北海道

代々木公園で秋の催し。

北海道物産展っていう野外イベントにやってくる。
この代々木公園。
かなり頻繁に、食関係のイベントをやっていて、今年の夏はタイ料理だったりインド料理だったり、熱い国々の料理を集めたフェアーをやっていたりした。
今週末がこの北海道。
来週末からの連休どきは九州物産展をやるのだという。
どちらもデパート催事場の一二を争う人気企画で、「代々木公園、おまえもか！」って言いたくなっちゃう。
どちらもおいしいモノの産地であって、普通ならば甲乙つけがたし…、って具合になるんだろうけど、今は秋（from たそがれマイラブ by 大橋純子：笑）。
北海道のウマイモノの方に軍配、あがる気がしてそして今日。

「公園」とは言え、公園自体では多分、こうしたイベントが出来ないんでしょう。
公園の利用を規制する条例がかなり厳しく、だから公園に隣接する場所で開催する他ないというのが、ちょっと残念。

原宿と渋谷の間にあるＮＨＫセンターの前の広場に、５、６０個の屋台が並ぶ。
午後一番の時間というのにかなりの人出で、そのいくつかには長い行列。
カニやイカを焼いて売るお店が中でも一番の人気でしょうか。
それに続いてジンギスカン。
海鮮丼系もそこそこで、まずはラーメン、食べるコトにする。

西山製麺。
最近、東京のちょっとした食品店で麺を見かける機会が増えた、ご当地ブランド。
イベント会場の店でありながら、調理作業がシッカリしてる。
業務用のボイラーを据え、一気に茹で上げ合わせるスープはキチンと鍋で仕上げる。
野菜を炒めスープをはって、味噌を溶かして最後にラードで幕を張る。
普通のラーメン屋さんでする作業をキチンと丁寧にする上に、
一度に６人前を作ってくれてだから行列がテキパキ進む。

こうした場所で売りなれているお店とそうじゃないとこの、差が如実にあらわれていて、たとえばイカめし。
かなりの数が売れているのにまるで行列ができてない。
日本全国の催事場で経験積んで磨かれたのでしょう。
一方、町の役所や住民グループが主導で出てるお店は販売用の仕組みがなくて、かなりモタモタしてて残念。
学園祭の模擬店みたいでまぁ、それはそれ。

北海道のおいしいものっていうと、素材勝負のモノがほとんど。
手をかけ作ったモノと言えば乳製品とかワイン、あるいはソーセージ。
気をひかれるモノをとりあえず集めてみたら、カニの味噌汁、じゃがバターとまるでピクニックの料理のようで、今日のようなアウトドアにはピタッとハマる。

シンプルなのに文句なく旨いところがまた良くて、例えばじゃがバター。
ふかしたジャガイモに味塩をふり、バターをのせただけなのの笑っちゃうほどおいしいんだね。
最初はホクホク、バター風味のジャガイモの味。
けれど最後はバターと芋のかけらが渾然一体となり、マッシュポテトのようになる。
器に残った溶けたバターをゴクゴク飲みたくなる衝動が止まらぬゴチソウ。
かに汁だって茹でたカニの出汁に味噌を溶いただけ…、なんだろうけどなぜこんなにおいしいんだろうって、ウットリしちゃう。

北海道の郷土料理のザンギ。

鶏の唐揚げの一つで、居酒屋なんかに行くと必ず食べたくなる料理。
それを串に刺して歩きながらでも食べられるよう…、って工夫をくわえたたのしい料理。
袋に入れてニンニク風味のタレをまぶして渡してくれる。

揚げたて熱々。
一切れ一切れが大振りで、オトコの口でも二口半ほどのビッグサイズが北海道的。
胸肉使っているからでしょう…、肉汁よりもガブッとかじる噛みごたえ感と、肉のうま味で味わう唐揚げ。
衣の部分はサクサクで、これならご飯も食べれれそうなハッキリとした味付けがいい。
ボクとしては今日一番のオキニイリ。

時間を経るたび、次々一がやってきて、どこの屋台もスゴい行列。
秋独特の湿気の少ない晴れの陽が、肌とココロに気持ち良くポカポカ気分にしてくれる。

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