サカキノホトンブロググッドモーニング、えびの高原

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グッドモーニング、えびの高原

えびの高原の「十兵衛の湯」という温泉旅館。

もともとうどんのおいしいレストランとしてスタートし、街の人たちのために日帰り温泉を作ってついでに宿泊施設を作った。
ついでというにはあまりに立派。
部屋の庭には露天風呂。
ずっと源泉かけ流しにて、布団に入って目を閉じる。
すると虫のなく声とお湯がサラサラ、湯船に注ぎこむ音に包み込まれて眠りに落ちる。
目覚ましをセットした時間のずっと前に目がさめ、そのままトプンとお風呂に浸かる。
ユックリ、夜が開けて頭の上が明るくなっていくのがなんとも贅沢な朝。

お風呂に入って歯を磨く。
そしてぼんやり。
空を見上げてお風呂の中でちょっとうとうとしてると、昨日の焼酎が体を抜けていくのを感じる。
うーん、シアワセ。

田舎という場所。
自然が近くにあるという場所。
一日が始まり、そして終わりをむかえ、再び始まる日の移ろいを間近に感じるコトがこうしてできる場所って、人が人であるために必要となるいろんなバランスを取り戻すコトができる場所でもあるんだと。
そんなコトを思ってニッコリ…、そしてお腹がグーッとなる。

そして朝のご飯であります。

ひとりずつ分、小さな羽釜で炊くご飯。
朝の時間に合わせておいしい状態になるよう炊かれたご飯がメインの朝食。
えびの高原のおいしいお水。
えびの高原のおいしいお米。
それをカチッと炊きあげる。
蓋をあけるとピカピカまぶしいほどのキレイな炊きあがり。
食べるとホツリとほどよく固く、噛むとうま味がじんわりにじむ。
なんとおいしい、朝のもてなし。

それにしても旅館で食べる朝ご飯って、なんでこんなにおいしんだろう。
特にお米の炊きたてご飯。
特に朝にお風呂に浸かったあとのご飯のおいしいコト。
普段、ご飯をお代わりすることなんてほとんどないことなのに、不思議と旅館で食べる朝のご飯は、お代わりするというのが当然のように思ってします。
今日もご飯をタップリ食べる。
しゃもじで底をこそげとるようにしてキレイにお釜の中をよそおう、ちょうどお茶碗二杯分のご飯をお腹にスキッと収める…、朝のコト。

おかずはどれもご飯のあてにほどよいおかず。

山菜煮たのに、雑魚に梅干し、明太子…、海苔にサラダに有機大豆を使って作った手作り納豆と素朴で、けれどどれもスパッと朝においしい。
大きなあさりをタップリいれたお味噌汁が実は今日のおかずのメイン…、甘い白味噌が田舎の味であさつきパラリと色合い、香りをそえて朝のお腹を目覚ます。
今日は一日、西に北にとウロウロしながら、最後は熊本…、レッツラゴ。

十兵衛うどんえびの店

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[8回]

2013/05/30 (Thu) 東京以外のレストラン Comment(0)

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