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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    午前中の打ち合わせ…、つつがなく終了し、その反省会もかねて軽く昼ごはん。
    三宮にあるにしむら珈琲店でホッとする。
    99a35761.jpg関西に来ると、喫茶店文化というものがいまだ健在であることに毎度、感心させられる。
    朝から夜まで、お店があいている限り必ずお客様がいて、お茶を飲んだり食事をしたり、タバコをくゆらせぼんやりしたり談笑したりと、豊かな時間をたのしんでいる。
    いろんな理由の中でおそらく、関東圏に比べて関西は生活圏がほどよく小さいというコトが、挙げられるんじゃないかと思う。
    東京で徒歩や電車で通勤できる人は少ない。
    1時間ほどかけて通勤する人がとても多くて、彼らにとってオンとオフはキッパリ分かれる。
    けれど関西…、生活圏が関東に比べて小さくどちらかと言えば職住接近。
    だから生活のオンとオフとの境目に喫茶店という場所を利用しているのじゃないかな。

    db2a3628.jpg近所の旦那さん風のおじさんが、店のお客さんとおぼしき人とやってくる。
    つっかけ履きのおばさんや、新聞を片手にフラっときているおにぃさんとか生活感が満点の普段着の人が三宮という東京で言えば銀座のような場所の喫茶店に来るかというと、東京じゃ無理。
    おそらくかつての喫茶店。
    プライベートとビジネスが完全には分離してない小さなコミュニティーを前提とした飲食店なのに違いない。
    東京の下町なんかにそれでもいまだに昭和な喫茶店の文化があるのは、多分、そうした理由じゃないかと思ったりする。

    そして昼。
    グラタンセットをたのんで食べた。
    サンドイッチなどの軽食料理が結構充実しているココで中でもボクのオキニイリがこれ。
    じゃがいも、チキン、エビや玉ねぎ。
    マッシュルームとタップリ具材を軽く炒めて、ベシャメルソースでシッカリあえる。
    それを壺状の器に入れて、オーブンでその表面に焦げ色つくまで火を通す。
    やってきたときには、グツグツ、沸騰状態。
    表面に固まったチーズの層を持ち上げるように湧いている。
    つまり熱々。
    スプーンですくって中をのぞくと、具材がゴロゴロ。
    どこをすくい上げても必ず何かゴロンと具材がのっかってくる。
    喫茶店でありながら、かなり上等なレストランで出されるグラタンのクオリティーなのにウットリします…、オゴチソウ。

    b691ea11.jpgそのまま食べても当然おいしい。
    クリーミーでなめらかな、ベシャメルソースに、ホロホロ、茹でたじゃがいも崩れて混ざり合う。
    その食感が素朴なんだけど、ソース自体が上出来なので決して下世話にならぬのがいい。

    このグラタンを薄切りトーストにのっけてどうぞ…、というのがココのたのしい提案。
    そのトーストの薄切り具合にビックリしました。
    ボクはずっと、関西圏は厚切りトースト以外は存在できない。
    そう勝手に思い込んでいたのだけれど、このトーストの見事に薄くてしかもカリッと焼けてるコトに驚きました。
    焦げたところはサクサクで、けれど生地がみずみずしさを忘れない。
    パンそのものがおいしいのでしょう。
    風味豊かで、コッテリとしたグラタンの味に決して負けない。
    むしろ互いを引き立てネットリなめらかなグラタンに、サクサクとしたパン粉のような食感混じってたのしい味になっていく。
    そもそも神戸は、日本のパンの文化を作った街でもあって、だからこうしておいしいパンが当たり前なのかもしれないな…、って、歴史の深さを再確認。

    野菜サラダも見事な一品。
    パリパリとしたレタスの葉っぱはみずみずしくて、トマトは甘く、しかもカリッと皮に近い部分は頑丈。
    千切りにしてなおも風味が壊れぬニンジン。
    ハーブの香りとオレガノの風味がきいたクラシックにて正統派なるイタリアンドレッシングも見事な出来で、昼のお腹がよろこぶ一品。

    45c4defd.jpgミックスジュースをセットに選ぶ。
    セットで選べる飲み物がコーヒー、紅茶、カフェオレそれからミックスジュースと、この選択肢が関西的でうれしい限り。
    東京だったら絶対、ジュースは追加料金。
    しかもジュースはオレンジジュース…、みたいな感じじゃないかと思う。

    手間がかかってしかもコストもコーヒーなんかに比べて断然、かかってしまう。
    でもそれを、あえて選んでもらう鷹揚。
    だってみんなミックスジュースが好きなんだもの。
    ミックスジュースがおいしくない、喫茶店なんて存在価値はないんじゃないか。
    それでこうして、ミックスジュース。

    ジュースミックスなんて使わぬ上等に、バニラエッセンスのようなモノでフレーバーもつけぬ正直。
    バナナに黄桃、それからみかん。
    昔ながらのミックスジュースを作る王道フルーツの味がする。
    しかもかなりの量のリンゴが入ってて、ブレンダーでジャジャッとやっているからでしょう。
    繊維がそのまま、トロトロスルンと喉の奥へと駆け下りる。
    ランチとしては少々上品な分量なれど、ココロの贅沢もらえてハッピー。
    日常的で、なのにこれほど贅沢で、しかもみんながあたかもこれが当然であるがごとき自然に受け入れている…、この店に通うために神戸に住みたいってそんなコトを思う午後。



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