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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    銀座三越。
    ライオンの鼻先にて午前11時15分。

    dea60b92.jpegそれが今日の待ち合わせ場所、そして時間。

    暑い。
    暑い。
    暑い。
    暑い。

    日向に出るとあまりの暑さに体がとけてなくなってしまいそうな、そんな暑さにもかかわらず、銀座の街の人出はすごい。
    さすがに日曜。
    銀座の真ん中。

    三越のシンボルとでもいいましょうか?
    銀座四丁目のシンボルでもあるのでしょうか?
    ラインの前で記念撮影をするおばさまたちが結構いるのにちと、ビックリ。
    海外からの団体旅行の人たちの待ち合わせの場をかねてもいるのか、ライオンの前には人だかりにて、それを押し分け、それをへしわけ、ライオンの鼻の下に陣取る。

    cc14db89.jpeg接写でパチリ。
    心無しかライオン君の鼻もブハっと広がって、必死に空気を吸い込もうとしているように見えてたのしい。
    鼻のとこだけ塗装が剥げて、地の金色がにじみだしてきているのがまた、愛らしく、近づいてみるとギリシャ系の雄々しい軍人顔にみえるのもまたおもしろい。

    調子に乗ってパチパチ、写真を撮ってたら待ち合わせの人が来たのに気づかずズッと写真を撮ってた。
    その様が、あまりに真剣で滑稽だったのでありましょう…、ブハハと笑われ、愉快になった。
    とてもたのしい待ち合わせ。
    さてさて、会食、移動します。

    目指した場所はロテスリーレカン

    lecin.jpg日本を代表するフランス料理レストランの「レカン」が初めて手がけたカジュアルバージョン。
    ロティセリマシン。
    鶏をぐるぐる回しながら強火の遠火で時間をかけつつむらなく焼けるという、ちょうどバームクーヘン焼き器のような調理器で仕上げた鶏。
    それをメインにした手頃な価格の気軽なお店。
    パリなんかだと、そのロティセリマシンを積んだ移動販売車がおいしい匂いをふりまきながら一羽丸ごとの鶏を普通に売りまわっていたりする。
    けれどこの店ができた当時はまだ珍しく、そのあと、いろんなお店が真似た。
    真似たお店はほとんどなくなり、結局、最初に始めた人が本物になりしっかり残った…、みたいな感じ。
    焼けばいい…、ってもんじゃなかったのでありましょう。

    長らくご無沙汰…、久しぶり。
    銀座で会食、後、打ち合わせというシチュエーションで気軽に話が弾む店を探していたらば思い出し、早速予約。
    電話の受け答えがウットリするほど丁寧で、しかも快活、的を射ていて気持ちは小走り。
    いそいそと来る。

    bb8f32b2.jpeg決して贅沢な店じゃない。
    カフェっぽい小さなテーブル。
    座り心地は良いけれど、固くて自然と背筋がしゃんとなるような合理的な椅子。
    木の床、明るい窓に壁。
    銀座のメイン通りから二本はなれた町外れ感が漂う立地と、どれもビストロっぽい合理的。
    けれどサービスだけははさすがにグランメゾン的でしっかりしてる。
    なにしろサンペリグリノをたのんだら、ソムリエさんに恭しくボトルを捧げ示されて、プシュっと抜いて注いでくれた。
    ただのガス水。
    それががまるでシャンパンのようにとても大切に扱われ、それ飲むボクらもなんだかちょっと上等になる。
    そんな気がした…、悪くない。

    まずはポタージュ。

    532d87da.jpeg冷たいジャガイモのヴィシソワーズ。
    お皿の真ん中にはトウモロコシのピュレを島に盛り、そこにカリカリベーコンをタップリ散らしたトーストバゲットをペコンとのっける。
    乾いたパンの食感が、スープのみずみずしさを引き立て香りも添える。
    コーンピュレを溶かすと甘みがスープに混じり、ヴィシソワーズが冷たいコーンポタージュのようになる。
    一皿で、二つの料理をたのしむご機嫌。

    開店直後にやってきて、それからたった10分ほどでほぼ満席になっちゃった。
    ほぼ80%が女性客。
    残り2割の男性も、ほぼ確実に女性と一緒にやってきている、つまりココは銀座マダムの隠れ家なのでありましょう。
    まあ、それもよし。

    メインのチキン。

    f2975807.jpegさすが、グランメゾンの支店が渾身を混めて名物にした料理であります。
    見事なモノ。
    鶏の皮をあまり好まぬボクにもおいしくたのしめる、パリっと焼けたその表面。
    もともと皮が薄くて脂を抱かぬひな鳥ばかりを選んでローストしているからでしょう…、皮そのものがサッパリしてて、余分な脂を吐き出しながら焼けていくからパリっとしてる。
    身はシットリで、何よりハーブの香りがやさしい。
    ハーブ以外に使われているのは塩だけで、ソースいらずの素直でしかも濃厚な味。
    黙々食べて、気づけば骨が残っただけ。

    フレンチフライがタップリサイドにつくのもカフェっぽくってボクは好き。

    ブリュレとコーヒーを最後にもらい、ほどよき銀座の昼となる。

    647d2c4c.jpegそれにしても不思議なのが、ここの売り物のロティセリチキン。
    一番安いランチコースでだけ食べることができる…、のですね。
    なんだか不思議。
    コースは全部で3種類。
    当然、値段に差があって、こうした場合、お店が一番売りたいものは真ん中の値段のコースでしょうが、それではチキンが選べない。
    羊か魚。
    手の込んだ料理の中からメインをひとつ選びなさい…、と。
    フランス料理の悪い癖。
    鶏、豚、牛より、羊や子牛。
    そんなものより鴨やウサギや鳩の方が高級ですよ…、とそんな独りよがりがメニューを作る。
    一番高いコースはなぜだか、料理を選ぶコトも出来ない「調理人の言うがまま」って押し付けがましいモノになっちゃう。
    未だに解せぬ不思議なしきたり。
    心置きなく、一番安いコースを食べて、それで満足。
    ありがたい。

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    ■ コメント一覧
    鴨は美味しいですよね.
    >鶏、豚、牛より、羊や子牛

    これ,本当にそうなんですよね.
    日曜日なのにビフテックなんて粋じゃねぇな,と.
    仔羊喰いねぇ,と.

    羊はあれだよ,言う事きく,殖えやすい,ずっと毛糸が取れるの3点セットなのに,それを子供のうちに食べちゃおうてんだから,贅沢ってなもんだよ,的な事を言ってました.

    ヴィシソワーズ,美味しそうですね.
    佐藤はこの夏ガスパチョを頂きました.
    佐藤Rさん / 2009/07/27(Mon) /
    ガスパチョ
    > 佐藤Rさん
    贅沢に対する認識が、国によって違う。
    つまりそれが文化なんだろう…、って思いますね。
    中国では、大きな豚の鼻だけとか、魚の浮き袋だけ、とかっていう贅沢の文化があったりもしますし。

    ガスパチョ。
    そういえば食べてないです。
    夏を感じさせるスープ。
    ドンガバチョみたいな名前が昔から好きでした。
    サカキシンイチロウさん / 2009/07/27(Mon) /
    三越のライオン
    閉店した「鹿児島三越」のライオン
    何処に居るんでしょうね。
    rie24さん / 2009/07/27(Mon) /
    ライオンさん
    > rie24さん
    池袋のライオンさんをはじめ、日本全国にさみしいライオンさんが眠っているんでしょうね。
    なんだか切ない。
    ちょっとした「都会文化」の象徴でもありましたのにね。
    サカキシンイチロウさん / 2009/07/27(Mon) /
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