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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    前から来てみたくて、なかなか機会が無かったお店。
    韓豚屋(ハンデジヤ)。

    hdy.jpg韓国料理の専門店で、最近、着々とお店を増やしつつある元気のある店。
    そこの有楽町の駅近く。
    ガード下にあるお店を訪ねる。
    まるで韓国の屋台街に入ってくような、なりふり構わぬギラギラ感とキッチュな雰囲気がまずスゴい。
    階段をトントン降りてお店に入ると、ドラム缶を足にした丸いテーブルがズラっと並ぶ。
    それに合わせてパイプ椅子。
    天井からはハングルマルが書かれた看板がぶら下がり、壁のそここにシャッターが下ろされた状態で貼られてる。
    なるほどココは韓国のどこかの街角。
    壁の向こうには閉店後のお店があって、ボクらは商店の前の通りで食事をしてる…、って趣向なんでしょう。
    おもしろい。

    韓豚屋って名前の通りサムギョプサルが売り物で、けれどそれ以外のおつまみ料理がかなり充実。
    いくつかとります。

    チーズトッポギ。

    d7e87d00.jpeg韓国のツルンとした丸いお餅を甘辛い味噌で煮込んだ屋台料理。
    韓国おでんや茹でた玉子と一緒に煮込むのがよくあるパターンで、ここのもそう。
    けれどその上にとろけるチーズをペランとのせて、ちょっとオーブンであっためた、やってきたときにはまるでエッグスベネディクトみたいな、なんとも華麗な姿形でゴクリと思わず、唾飲んだ。
    いろんな料理にチーズを使うというこういうスタイル。
    韓国ではここ数年のブームのひとつ。
    プデチゲやブルダック。
    チヂミにトッポギと昔ながらの、大衆的でおやつ感覚の料理をチーズでゴージャスにする。
    発酵食品や唐辛子にはチーズがよくあう。
    だからこうしたアイディアが生まれて当然。
    特にチーズ+トッポギは、スベスベした韓国餅の食感をなめらかにしてむしろこれがスタンダード?って思ったりした。
    おもしろい。

    エビとアボカドのマヨチヂミってコレ。

    d723618d.jpegチヂミはネギが主役の料理。
    けれどこれはそのネギを、全部そのままアボカドで置き換えたという創作料理。
    中国料理のエビマヨにアボカド合わせた料理のなぞり?
    ヌルンとなめらかなアボカドと、プリプリのエビをチヂミの生地でつないでサクっと焼き上げる。
    生地はパリパリ。
    だからいろんな食感がとてもにぎやかでおもしろい。
    コチュジャンベースの辛ダレとムッチリ濃厚なマヨネーズというこの組み合わせも悪くない。
    けれどアボカド独特の青い匂いが果たしてここに必要だったの?…、ってちょっとはてなと首を傾げる。
    むしろこれ。
    茹でた里芋なんかで作れば、もっとおいしい料理になった。
    …、かもしれないなぁ…、って思ったりする。
    どうだろう。

    主役のサムギョプサルはまぁ、こんなモノ。

    719bb5c1.jpeg溶岩石の板でこんがり焼き上げる。
    キムチと一緒に分厚い豚バラ肉を焼いてくと、おどろくほどに肉の表面、ツヤツヤとする。
    肉の脂が湯気と一緒に肉に貼り付き、テラテラツヤツヤ。
    そこから蒸気が滲みだし、ユラユラ揺らめき宙を舞う。
    ひっくり返してこんがりと焼き、最後ははさみでジョキジョキ切って、さぁ、召し上がれという趣向。
    十年ほど前、この食べ方は革命的で、でも今はもう新味はない当たり前なコトになっちゃった。
    日本における韓国料理の実態ほど、ココ数年で大きく変わったものはない。
    どこで食べてもこんなものかぁ…、って感心すれこそ感動までは至らない。
    慣れとは切ないものであります。

    それでココ。
    15ff28c2.jpegちょっと新しい食べ方を、と薄く焼いたクレープ状の生地で包んで召し上がれ…、って提案してる。
    ちょっと北京ダックみたいな食べ方。
    けれどこの薄焼き生地が不思議においしい。
    薄力粉に山芋かなにかを混ぜて薄くやいたのでしょう。
    食べると最初はツルンとしてて、そのうちどんどんトロトロヌメヌメ、なめらかになる。
    脂をあまり抱かぬ豚肉。
    そのまま食べると歯ごたえたのしく、けれどバサバサ、堅さばかりが目立ってしまうその豚肉に艶と深みを与えてくれる。
    それを葉っぱで包んで食べると、シャキシャキ、トロトロ、ガッツンガンガン。
    いろんな歯ごたえたのしめる。
    何を食べてもらうかよりも、どんな風に食べてもらうかが、たのしいお店を作るためには大切なコト。

    さてこの商品。

    29c379a1.jpegツナ缶グラタン。
    これにはガハハと大笑い。
    韓国で売られてるツナ缶をパカっと開けて、とろけるチーズをタップリのせる。
    それをオーブンに入れこんがり焼くだけ。
    ウィスキーバーなんかでオイルサーディンの缶詰をそのまま使って焼き上げるおつまみ料理があったりするけど、その応用?
    男の料理、ここに極まれり!みたいな感じが面白い。
    とはいえツナ缶。
    ピリ辛トマトソースとコーンが入ってる、韓国独特のツナ缶でだから不思議においしくたのしい。
    食べ始めるとあとを引き、なによりお酒がおいしく感じる。
    アイディア料理。
    今度、うちでもやってみようか?…、なんて思った。
    いい感じ。

    〆ご飯。

    7ebddd8a.jpeg石焼ご飯が5種類ほども揃ってて、何が一番人気なの?って、テーブル担当の韓国系の女性にきいた。
    私はこれが好きですね…、って勧めてくれた。
    ネギ塩豚焼きご飯っていうのがそれで、たしかになかなかおいしかった。
    最近、焼肉屋さんで流行の塩ダレ。
    それで炒めた豚肉をご飯に乗っけて石釜で焼く。
    刻んだキムチにネギをばさっとタップリ乗っけて、最後にも一度、塩ダレをプチュッ。
    テーブル横でワシワシ混ぜて、少々焦がして出来上がり。
    焼き上げた豚の脂の風味と、塩の味わい。
    シャキシャキ、ネギが歯ごたえたのしく、辛味と酸味が控え目なのがなんだかとても食べ易い。
    韓国の〆のご飯は酸味と辛味が強すぎて、〆には少々強烈すぎる。
    それに比べてこのご飯。
    お腹と気持ちが落ち着く感じ。
    何よりたのんで、ほぼ速攻でやってくるスピーディーが〆にはうれしい。
    具材をいくつもキレイに並べて飾らなくっちゃいけないビビンパなんかと違ってこれは、具材をバサッと無造作にご飯にのせればそれでオッケー。
    旨い以上に上手いなぁ…、って思ったりした。
    ちと、勉強。

    食後のたのしみ。

    e45fc9fe.jpegストーンアイスってここの今一番押しのデザート。
    石焼ビビンパ用の石釜を冷凍庫の中でガチンと冷やす。
    そこにアイスクリームやフルーツいれて、ビビンパよろしくガツガツネリネリ、全部をきれいに混ぜ合わせてから食べるという、韓国かき氷「パッピンス」みたいなそんな食べ方。
    おもしろい。
    コールドストーンクレマリーのアイスクリームみたいでもあり、ネリネリするときみんなの気持ちがグワっとあがる気がするのもいい。
    凍った氷。
    バナナにパインに千切りリンゴ。
    いろんな食感にぎやかで、中でもレーズンブランがタップリ中に混ぜ込まれていて、シャキシャキっとした食感と、コーンフレークスにはない焦げたふすまの香ばしさがとてもおいしい。
    いい工夫。

    山手線の下にある小さなソウル、はまりそう。

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    いいな
    僕、韓豚屋、大好きです。僕とは、ちがう見方の韓国料理、当然ですけど(笑)楽しくて工夫があるお店、なかなかにないですから。一緒行きたかったです。きっとご一緒したら、何か新しい事思いついたかも…。また、今度ですね。
    変わり者ミダさん / 2009/09/15(Tue) /
    ぜひ、今度
    > 変わり者ミダさん
    そうなんですよねぇ、ココをいろいろ研究すると面白いアイディアが降りてきそうな気がします。
    たのしい工夫。
    それを
    また別の切り口で料理すればかなりいい線行くような気がしますね。
    ご上京。
    お待ちしております。
    サカキシンイチロウさん / 2009/09/15(Tue) /
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