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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    昼を糖朝。

    tcho.jpg日本橋の高島屋で昼を…、ということになり、ちょっと悩んだ。
    数ある百貨店の中で、ココほどワタクシ好みの飲食店が揃ったところは他になく、いっときここに住みたいなぁ…、って思ってたことがあるくらい。
    料亭三玄の季節の料理に、ウナギ野田岩のうな重合わせ、帝国ホテルのケーキで〆る…、なんて食事ができるここの特別食堂。
    一流の寿司を気軽につまめる数寄屋橋次郎の分店。
    星取りシェフで有名なロブッションがプロデュースするカフェもある。
    中でも点心。
    台湾風のディンタイフォンに、香港風のこの糖朝。
    その片方はジュワッと肉汁おいしい小龍包が名物で、けれど今日はプチュンと海老がおいしい香港的なる点心。

    この糖朝の海老茹で餃子が今日はどうにもこうにも食べたくて、それで結局、ココを選んだ。

    05eec4e1.jpegもともと海老ワンタンが名物で、ほぼ海老しか使わぬすり身を皮でくるんだまん丸ワンタンのプチュンと歯切れるその食感は癖になる。
    そのすり身。
    そこに椎茸とキクラゲをまぜ、餃子の形にやさしく包む。
    けれどその皮。
    ワンタンの皮と同じくらいに極薄で、だから包んだ中のすり身の色がキレイに透けてみとれる。
    ネグリジェレベルの色っぽさ。
    すり身自体にしっかり味が入ってて、だからそのままツルンと食べても十分おいしい。
    そこにオイスターソースをちょっと塗る。
    一緒にネギをそっと添わせてツルンとすると、味、コク、濃厚。
    しかもシャキシャキ、ネギが軽い歯ごたえくれて、すり身のプチュンとなめらかなその食感を引き立てる。
    キクラゲコリコリ。
    茹でたレタスも歯にやさしくたのしい食感。
    よき一品。

    香港麺をいくつかもらう。
    まずは牛肉煮混みと海老ワンタンのスープ麺。

    83b85df2.jpeg脂を持たぬ赤身の塊。
    それを中国醤油と八角、五香と一緒に煮込む。
    歯ごたえシッカリ、顎をガツンと叩く頑丈。
    けれどシットリ、噛むとホロっと身が崩れ肉の旨味が滲みだす。
    香港路地裏の匂い…、とでもいいますか。
    中華スパイスの香りがフワッと口から鼻に抜けていくのがなんだかとてもうれしい味わい。
    肉がタップリ閉じ込めた、スパイス臭がスープに溶けて、味がどんどん変わってく。
    極細の儚く見えて、実はバサッと頑丈な香港麺の独特な歯ごたえがまたオゴチソウ。
    いい感じ。

    その香港麺を使った実はここでボクが一番好きな料理がこれ。

    0be1629d.jpegセロリ麺。
    細切りセロリ。
    アスパラガスに椎茸、モヤシ。
    どれも同じような太さに切って、それをジャジャッと軽く炒める。
    あくまで軽く。
    それぞれ野菜のシャキシャキ感を損なわぬよう、軽く炒めてオイスターソースと醤油、胡椒と芥子で味整えてとろみを付ける。
    それをタップリ、スープにのっけてそれをズルっといただく一品。

    どこを食べてもセロリの香り。
    極細麺をそっと引き上げズルっとやると、あんのトロミがしっかり麺にしがみつき唇、ツルンとやさしく撫でる。
    ゴジゴジ麺のそのゴジゴジが引き立って、えも言われぬほどのつややかさ。
    熱さもずっと持続するのもまたご馳走で、汗がダラダラ、流れ出す。

    そしてデザート。

    38dcf7ab.jpegなにしろこの店の「糖朝」の英語名が「Sweet Dynasty」でありまして、つまり「スイーツの王朝」ってコト。
    空腹の時に甘いお菓子を食べるより、ちょっとお腹をふくらしてそれから甘いモノを食べる方がずっとおいしい、ってそんな考え。
    日本の甘味処とおんなじような考えで、だからここの料理はみんなスモールポーション。

    豆腐花。
    出来立ての熱々寄せ豆腐に甘いシロップをかけただけの、単純だけど飽きぬ味。
    ひと味足りない程度の甘さ。
    砂糖の風味や香りが不思議なほどにまるでしないシロップで、だから豆腐の香りと味がシッカリとする。
    お腹がポッと明るくなって、体がジンワリ、あったかくなる。
    今日も満足、次はディンタイフォンで小龍包を…、ってそんな企み。
    ごちそうさま。

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