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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    中野の元気なシニアの聖地「第二力酒蔵」をあとに、今度は中野のダンディー系の昭和なバーに場所を変え、たのしい夜の続きをします。

    brick.jpgブリックという店。
    第二力酒蔵の近所。
    袋小路のように見える小さな道の突き当り。
    ヨーロッパの山小屋風とでもいいますか。
    スイスシャレーのような造りの建物の1階2階がお店になってる。

    10人ほどが座れるほどよいサイズのカウンター。
    白いジャケットに黒いネクタイをしめた凛々しいバーテンダー。
    背中に洋酒がズラッと並ぶ、壁一面のバックバーがしつらえられてて、そのカウンターを囲むようにテーブル席が作られている。
    1階も2階も同じ造りになっていて、どのフロアーのどの席にいてもバーテンダーの仕事を眺めながらお酒が飲める。
    堅くて小さな木の椅子に座ると自然に背筋が伸びる。

    ラウンジ風にリラックスしてお酒を飲ませるお店が今の主流になった。
    けれど、酔いを心置きなくたのしむ大人にとってはこうしたほんの少しの緊張感が、むしろウレシクありがたい。
    金曜の夜というのにお店の中にはスーツを召したおじさまたちの姿が目立つ、ついさっきまでいた中野とはまるで違った中野があるのがなんとも不思議でたのしい感じ。

    お酒をたのみ、まずは乾き物をください…、とミックスナッツをたのんで乾杯。

    cab20827.jpgズブロッカを水で割ってグビリといきます。
    ウォッカの入った瓶の中にパイソングラスを入れて香りを漬けたお酒で、お菓子みたいな独特の匂いがあって、一時期スゴクはまった飲み物。
    家の中の冷凍庫に必ず一本入れていた。
    氷をタップリ入れたグラスに、冷たいズブロッカを注いで舐めるように飲むとハーブの香りが広がって、心地いいリラックス感を手に入れることができたのです。
    今日は水割り。
    あまりお酒が薄まらぬよう、氷少なめ。
    キリッと冷やした水とキリッと冷やした酒をステアして、全てがひとしく冷たくなった香り豊かな液体が、一直線にお腹の中に流れ込む。
    その冷たさが通り過ぎた途端にそこがあったかになる。
    あぁ、シアワセだって気持ちが明るくなっていく。

    カシューナッツにアーモンド。
    それから殻付きピスタチオ。
    塩を強めにほどこして、一つ食べるとグビリとお酒。
    会話もグビグビ、はずんでく…、おいしいお酒と気軽なつまみがある場所ではずむ会話は明るく愉快な会話に自然となっていく。
    パチンパチンとナッツの皮をはじきつつ、手も口も、そして喉も休む隙なしなのがなんともたのしくウレシイ時間。

    08194c5f.jpgこの店…、驚くほどに安い店。
    特にほとんどの酒が一杯200円から300円台。
    にもかかわらず、プロの手際でどれもがキチンと飲み頃で丁寧に用意されてるところもステキ。
    つまみの料理も500円くらいでたくさん用意されている。

    手間をかけてるわけではないけどお酒のお供にピッタリな料理もいくつか。
    例えば揚げたシューマイなんて、家でも簡単にできそうなモノなんだけど、でも酒のつまみはそれでもいい。
    パリッと揚がった皮がおいしく、しかも芥子がピリッと辛い。
    練ったばかりのマスタード。
    肉の甘みに芥子の辛さが混じって、もっとお酒をっておねだりをするゴチソウになる。
    オイルサーディンの缶詰をそのままコンロにかけて温め、芥子と醤油で食べるなんていう「独身男の料理」みたいなメニューもあったりするのがなんだかたのしい。

    手をかけきちっと作った料理もあれやこれやと。
    例えばコロッケ。
    ベシャメルソースで蟹のうま味を閉じ込めて、そこに細かなパン粉をギッシリ。
    カラッと揚がってそこにタップリマヨネーズ。
    サクッと割れて、中からトロンと熱々の白いソースが流れだしてくるのをハフっと食べると、昔の洋食屋さんのおいしさ。
    千切りレタスやタップリ茹でて歯ごたえ無くしたマカロニで作ったサラダも不思議な程にお酒にあう味、そして食感…、こうしたお店があるシアワセに、また来ましょうかとニッコリしながら席を立つ。



    関連ランキング:バー | 中野駅


    それにしても中野の駅の西側では大々的な再開発が進行中…、近代的なる街になっていくんだというのだけれど、新しくなりはしたけどどこにでもある街になってしまうんじゃないかとちょっと心配中。
    だって中野が中野らしい一番の場所はブロードウェイとその周辺で昨日もそうした地域をブラブラ、散歩をしてたら時間が経つのも忘れてしまうほどだったもの。
    nakanobroad.jpg駅の北側にあるアーケード商店街を歩いていると、いつの間にかブロードウェイってビルにゴクリと飲み込まれてて、そこには驚くほどに「モダン」な空間。
    二層吹き抜けの空間の上を見ると、上半分には窓がズラッと並んでて街並み感を出している…、今、ショッピングセンターだとか再開発ビルでたまに見かけるテーマ性のある施設感。
    なのだけれど、のれんや提灯、そして看板がズラッと並ぶところが香港的で、しかもどこにもチェーンストアの看板がない。
    昔から地元の店や、この場所でしか成立しないかもしれないマニアなお店ばかりがあって大手デベロッパーが無理やりでっち上げた胡散臭さがないのがステキ。
    上に下へと右左…、迷い込んだら頭が外に出ることを拒絶するほど魅惑的にて2時間ほどはあっという間にすぎてしまって、表にでたらビルの外にも魔窟のような路地がウネウネ続いてる。
    久しぶりの中野散歩は大正解にて大成功…、ココに住みたくなっちゃった(笑)!
     

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    Hometown
    こんにちは、こばんです。
    私、生まれも育ちも中野なんですよ。
    中野をご紹介頂き、ありがとうございました!
    暫く帰って無いのですが、懐かしさがぐっと込み上げて来ました。
    いい所ですよ。中野。
    サカキさんに気に入って頂けて嬉しいです!
    こばん from Van.さん / 2012/02/13(Mon) /
    独特の生活感
    > こばん from Van.さん
    東京の新宿から西側って仕事などで行く機会が少ないものですから、このブログでもあまりご紹介する機会がなかった。
    …、のですけれど中野という街がもっているこの独特の生活感。
    たまらないです。
    これからはご紹介の回数も増えるかと思います。
    なつかしさに満ち溢れた街。
    オキニイリです。
    サカキシンイチロウさん / 2012/02/13(Mon) /
    チョップスティックの生フォーで〆 HOME 中野路地裏、第二力酒蔵にて夜
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