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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    59
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    新宿の中村屋にて昼をとる。

    nakamuraya.jpg思い出深い店であります。
    田舎から東京の大学に出てきたばかりの父が毎月、仕送りをもらったら来て、ナイフフォークを使う練習をしたお店。
    ボクが初めて東京に連れて来てもらった時にココに来て、父がじまん気に学生の頃から贔屓なんだ、とウレシそうに言った店。
    ココはカレーが旨いからと、みんなに薦めて母が一口。
    ココのカレーは私の口に合わないは…、と言って父がスゴく寂しそうな顔をした店。
    あなたはコレが好きなの?って聞かれて、いや、実はココではいつも海老フライばかり食ってた。
    ならばその海老フライを食べましょう…、と一からその場で食事をやり直したコトのある店。
    懐かしい。

    この時のこの思い出があまりに強くて、ボクはここでカレーをあまり食べなくなった。
    でもここは好きな店。
    お店の前にはとっても大きなサンプルケース。
    今ではデパートでさえ珍しくなった大食堂風のろう細工をギッシリ並べたガラスの大きなショーケースには中華料理や洋食料理がカレーと一緒にずらっと並ぶ。
    お客様もカレー以外の料理を結構とってたのしんでいて、名物カレーはメニューのほんの一部っていう、そんな感覚。

    d6fc27c4.jpegカレー以外の売り物は、ボルシチ、ラーメン、ビーフシチューで、つまりインドとロシアと中国に、料理の根っこを持ったなんだか不思議なお店。
    このお店ができた当時の日本。
    明治時代の日本にとって、リアリティのある外国がそれぞれ国境接するこれらの国々…、だったのでしょう。
    ヨーロッパやアメリカという西欧諸国は、まだまだ遠くそこの料理を売り物にしようとしても、お客様の理解が得られぬ。
    そんな時代のこの名残り。
    なかなかたのしい、おもしろい。

    焼売食べます。
    大昔、ここでたまたま見かけたインバネスを着たおじいさま。
    この焼売を一皿たのんで、ビールを一本。
    壁際の椅子に座って、ゆっくり時間をかけてたのしんで、ニッコリしながら杖ついて、「また来るよ」って一言いって帰っていった。
    確か当時は食券売りで、だから悠々とそして颯爽と。

    b8b90215.jpegここでの好物、今日のお目当て。
    ナポリターノをメインにす。
    土鍋で煮込んだトマト風味の玉子麺。
    ナポリターノの名前のごとく、フェットチーネで作った煮込みナポリタンのように目は思う。
    けれど食べればその実体はまるで別モノ。
    麺は中華の玉子麺。
    平打ちの帯状麺を油で揚げた、煮込むに適した伊府麺を使ってる。
    真っ赤なソースもケチャップだったりトマトソースだったりじゃない。
    チキンストックでトマトを炊いたトマトのスープ。
    ちょっとロシアのボルシチの味に似ていたりする。
    サラサラスープで中国の麺を煮込んでいくと、麺がもってるでんぷん質がじんわりスープに滲み出し、ほどよくトロミがついていく。
    ポッテリとしたトマトスープをスプーンで口に運びつつ、ズルンと麺をすするとヌードルスープのようになり、トマトの酸味がスッキリ、口に広がっていく。
    とても不思議で、不思議においしいここオリジナルのハイカラ料理。

    0841210d.jpegパルミジャーノをかけて食べるところはイタリア的で、けれど食べるととてもモダンな中国料理。
    半島的な繊細よりも、大陸的な大胆で力強い濃厚な味がまさった料理。
    一時期ハマって、久しぶりにこうして試すと当時の執着、よみがえる。

    それにしてもこのお店。
    おじい様やおばあ様が5人、10人連れだって次々、お店にやってくる。
    みんな口々に自分の食べたい料理を注文し、昔ながらの料理が並ぶと精神時代に気持ちが戻る。
    ここの料理はタイムマシンを起動させる鍵のようなモノなんでしょう。
    昭和の時代がノスタルジーに囚われてない、生き生きとした昭和がこうして今もある。
    それがとってもウレシくて、今日のお昼はステキなお昼とあいなった。
    ところでボクらがシニアと呼ばれる近未来。
    タイムマシンはどこに行けばみつかるんだろう…。
    そのときの「鍵」は一体何になるんだろうか?ってちょっと思ったりもした。
    しんみりしちゃう…、どうだろう。

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