朝を近江屋、ひさしぶり。
目の前でずっとしていた再開発もすっかり完成…、そこだけまるで港区。
ちょっと向うにはニコライ堂。
その手前には、空を突くように建つ超高層ビル。
昭和風情の建物たちが店の裏手には群がっていて、大正・昭和・平成がシームレスにつながる様がオモシロイ。
昭和の店のひとつであります。
モダンな内装。
高い天井、大きなカウンター。
焼かれたパンやケーキが並ぶショーケース。
そこに並んだパンやケーキも、今の流行りのものじゃなく昔ながら素朴なモノ。
ロールパンや食パンや、ショートケーキやサバラン、それからシュークリームと目になつかしく、ニッコリします。
パンやケーキを買ってそのままお店の奥の喫茶室で食べることができるのですネ。
５００円ほど余分に払う。
テーブルチャージのようなモノ。
けれどお店の中にドリンクバーのようなコーナーがしつらえられてて、それを自由にたのしむことができるようになっている。
ジュースやコーヒーと１０種類ほどのモノがたのしめて、中でもちょっと変わってるのが「ボルシチ」が大きなポットで温められているところ。
ニンジン、キャベツに玉ねぎ、それから牛すじ肉がコトコト煮られて、それを自由に味わえる。
サービス用とは思えぬほどに具だくさん。
牛すじなんてゴロゴロ入っていて、ホロッと奥歯でほぐれるほどにやわらかい。
野菜の味と牛肉のコクと風味で味わうスープ。
だから薄味。
そこに胡椒や塩を自分でくわえつつ自分の味にしてたのしむのが楽しくて、朝から二回お替りしちゃう（笑）。
ウレシイのがフレッシュジュースが用意されてるところでして、ケーキ用の果物を豪勢につかっているのでしょうか。
正真正銘１００％の季節のフルーツ。
今日はメロンとみかんのジュース。
それにほうれん草とリンゴのジュースが用意されてて、朝の体がやさしく癒され、潤っていく。
それからココア。
チョコを削ってミルクで溶かしているのでこれが、ポッテリ濃厚、しかもコクも苦味も上等で大人な味にウットリします…、冬のおなかがニコリとなった。
パンを２種類。
フッカリとしたロールブレッドにスクランブルエッグにベーコンギッシリ詰めたモノ。
スクランブルエッグの中にはこんがり焼いた玉ねぎが、甘みと風味を添えていて、トマトピュレを煮詰めたソースがほのかなエグみと酸味をくれる。
ここのトーストサンドイッチは、バニラの風味をつけた乾いたフレンチトーストみたいなパンで挟んでいるのがたのしく、しかも具材がポテトサラダとなんだかおやつのような味わい。
カサカサとしたパンの食感たのしくて、前歯をくすぐるオゴチソウ。
さてさて仕事に向かいましょうか…、今朝もゴキゲン、ニッコリと！
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