サカキノホトンブログ瀬戸内な昼・母な昼

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瀬戸内な昼・母な昼

今朝、田舎からの小包がまた届きます。
ほぼ隔週のおいしい便り。
クール便の段ボール箱をあけると、まず一番最初に目についたのが讃岐うどん。
それにちくわの磯辺揚げ。
見ればちくわだけじゃなく、かにのかまぼこのてんぷらだとか、レンコン、たけのこ、それから海苔と揚げ物さまざま。
どれもあらかじめ味がついてて、たとえばたけのこやレンコンは軽く煮たのを揚げている。
だからそのまま。
うどんのあてにしましょうか…、とそれでまずはうどんを茹でる。
茹でた麺をそのまま茹で汁と一緒におわんにザザッと盛って、てんぷら。
それからタレで今日のメインのできあがり。

タレの中には焼いたナスの皮むいて、食べやすいようにザクッと切って入れました。
おろし生姜をタップリそえて、香りを加える。
湯だめうどんは香りをたのしむうどんですから。
麺のコシや歯ごたえをたのしむのなら、一度、お水でギュギュッとしめて食べるのがいい。
けれどそうすることは小麦粉の香りを一緒に水で洗い流してしまうことでもあって、ちょっと残念。
もったいない。
香りを味わう、そのために歯ごたえというおいしさのひとつをトレードオフする。
なにもかもを独り占めすることはかなわぬというのが世の常で、今日は香りと一緒にズルンとぬめらかにしてやさしい熱々をおなかに取り込む。
ナスのしっとり。
焼けた香りもよきアクセント。

それと一緒にご飯を食べる。
うどんをおかずにご飯を食べることができる…、というのが粉モノ王国の出身である証でもありましょう。
今日のうどんは汁がわりでもあり、当然、おかずのひとつでもある。
とはいえ、おかず。

母が送ってきてくれた、さわらの焼いたの。
それから藁で包んで固めた「くずし」という練り物一本。
春の魚と書いてさわらの、おいしいこと。
塩で焼いただけなのに、旨みと風味が奥行き深くしかもムッチリ、歯ごたえ頑丈。
脂の香りがおいしいブリやはまちと違って、たんぱく質の旨みが強い季節の魚にうっとりします。
それから練り物。
瀬戸内の練り物のプチュッとまるで歯茎をつまんで巻き込むような、弾力のある食感の独特なこと。
おいしいこと。
田舎のご飯で元気をもらう。
ありがとう。

ところでまだまだグルリネットが動きません。
気はあせる。
あせりはすれど、解決策がなかなか見つからぬようでもあって、さて思案。
日曜の午後は気をもむ午後とあいなった。

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2009/04/19 (Sun) ボクツクル・ナニツクル Trackback() Comment(0)

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