サカキノホトンブログ春呼びご飯で夜とする！

S	M	T	W	T	F	S
					1	2
3	4	5	6	7	8	9
10	11	12	13	14	15	16
17	18	19	20	21	22	23
24	25	26	27	28	29	30

春呼びご飯で夜とする！

夜、炊き込みご飯を作って食べる。

春えんどうの豆を使って炊き上げたモノ。
春のお豆独特のやわらかなさやから一粒一粒ていねいに、豆だけとりだし塩水にしばらく沈めて塩味つける。
水に浸して引き上げた玄米。
それから出汁をお釜にはって炊く。
炊き上がったら干した桜エビを入れてザクッとかきまぜて、しばらく蒸らす。

ホツホツとしたえんどう豆と玄米の歯ごたえたのしい食べ心地。
豆がクチュッと奥歯で潰れて、緑の香りと塩味帯びた豆のうま味が滲み出す。
出汁に浸水させる時間がちょっと短かったからなのでしょう。
ちょっと玄米が固めにあがった。
顎の運動するもよし。

おかずにプルコギ風の肉の炒め物でも作りましょうか…、と。
牛ロースの脂身少ない赤身のトコロとバラの部分を細かく刻む。
酒と醤油とビーフ出汁。
すったニンニクとコチュジャンあわせて肉をつけ込み、グイグイと揉む。
それでしばらく休ませて、千切りピーマン、ネギにモヤシをザザッと合わせる。
フライパンでジャジャッと焼く…、のだけれど、ここでちょっと一工夫。
炒めモノをするときに、どうしても水気が出ちゃう。
野菜が多い炒め物のとき。
あるいはタレで漬け込みみずみずしくなった具材を炒める、そんなとき。
春雨を入れて一緒に炒めると、水気を全部吸ってくれる。
短く切って一握りほど。
炒めはじめるときに一緒にポンッと放り込み、他の具材と入念に混ぜ合わせつつ炒めていくと、あらあら不思議。
それらの具から出てくる水気を春雨すって、透き通ってくる。
特にプルコギ。
タレと肉の旨みを吸ってなめらかになった春雨は、まるでチャプチェのようでもあってそれそのものがおいしくなってる。
冷めても水っぽくならないところがまた良くて、作った半分、残して夜食に回しとく。
オウチご飯もまた、たのし。

「iball」っていうこのビデオ。
iPhoneからテレビ。
テレビからパソコン、そしてiPhone。
そしてまたまたテレビのモニタにボールを次々、うつしていくというただそれだけの映像なんだけれども、これがスゴイ。
まずはコレ。

一切、映像をいじっていないんだそうなんですね…、コレ。
つまり何度も何度もリハーサルして、タイミングを合わせるだけでこんな映像を撮っている。
後でボールの部分だけを合成する方が、ずっと簡単に同じような映像を作るコトができるんだろうけど、でもしない。
無駄な手間と無駄な努力を無駄を思わぬ情熱が、こんなステキを作るのネ…、って。
ちょっとウットリいたします。

[1回]

2010/03/16 (Tue) ボクツクル・ナニツクル Comment(4)

■ この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード

■ コメント一覧

無題

初めまして！
ほぼ日の頃から楽しく読んでます。今日のご飯も美味しそうですね！今度、いやいつかこっそり真似して(笑)作ってみようと思います。
サカキさんのブログは読んでるだけで、嬉しくなります。これからも応援してま～す。

さえさん / 2010/03/16(Tue) /

編集

ありがとうございます。

> さえさん
ほぼ日の頃からですと、アカウントが変わったりいろんなコトがあったりと、かなりご迷惑をかけたかと。
でもゴキゲンを忘れずに…、って思いながらがんばっています。
お料理をすると気晴らしにもなる。
ちょっとした工夫でおいしくなってもくれます。
もしステキなレシピがあったら教えて下さいね。

サカキシンイチロウさん / 2010/03/16(Tue) /

編集

春の気配

春えんどうのご飯、美味しそうですね～
ってもうそんな季節ですか！

そしてビックリしました「iBall」！
映像業界の隅っこにいる者としては
嫉妬してしまいます。ううむ…

タカハシケムヂさん / 2010/03/17(Wed) /

編集

春

> タカハシケムヂさん
もう、自然はすっかり春に向かって動き始めている、ということなのでしょう。

この映像。
デジタルなのにアナログ。
これからってこうしたハイブリッドなモノがどんどん価値を増していくのだろうなぁ…、って思いますね。
感心しました。

サカキシンイチロウさん / 2010/03/17(Wed) /

編集

サカキノホトンブログ

[PR]

春呼びご飯で夜とする！