サカキノホトンブログアサリ味噌汁、そして夜

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アサリ味噌汁、そして夜

アサリの味噌汁をメインにする夜。

スーパーで大安売りで売っていた、活きた殻付きあさりをタップリ。
ちょっと小さめ。
だから高く売ることができなかった、つまりワケありモノのあさりだったのでしょう。
100円で40個ほど。
大きなアサリばかりがアサリじゃあるまいし。
家で汁にしてたのしむにはだよネ…、と買って砂出しをする。
殻と殻をこすり合わせながらキレイに洗い、水から煮ます。
ちょっと白出汁足してやり、パクンパカンと殻が口を開いたところで味噌を溶く。
お椀にうつして三つ葉の茎を飾ります。
貝の旨みがどっしりとしたおいしさ見事なお味噌汁。

玉子を焼きます。

パセリをタップリ、細かく刻む。
香りが強くて鮮やかで、安くてこんなに手軽なハーブ野菜ってそんな感じがありがたい。
大きな二房、サクサク切って一握り分の香り豊かな緑の塊。
同じく刻んだローストポークと一緒に割った玉子にいれて、タプタプほぐす。
白身と黄身がキッパリきれいに混じり合い、なめらかになるまでしっかりカシャカシャほぐして、そこに白出汁。
そして塩。
味をととのえ最後に天かす、バサッと入れる。
ほどよくあっため油をながした玉子焼き器にちょっとづつ。
ザザッと流してクルクル巻く。
全部で５回ほどですか…、流して巻いてをくりかえしそれでコンガリ、出汁巻き玉子が出来上がる。
白出汁つかうと甘味にたよらず旨みを強調できるのがいい。
天かすが焼かれる途中でサクッととけて、回りの玉子をサクサクにする。
それがまたいい。
油の旨みも玉子に混じってコクを与えてオゴチソウ。

サイドを軽くいくつか揃える。
釜揚げしらす。
スーパーの食品棚に発見すると、必要だ…、って思わなくってもフラフラっと買ってしまう。
あると重宝。
おいしいご飯を炊きたくなるような魅力もあってそれで今日もご飯にのっける。
シットリとしたその食感。
ほのかな塩味、噛みしめるとジュワッと滲むやさしいうま味。
最初の数口、そのまま食べて、ポン酢をちょっとふりかけて酸味と風味をくわえて食べる。
オキニイリ。

それから白菜の浅漬け刻んで小鉢に盛った。
実は白菜の漬け物って、昔はそんなに好きじゃなかった。
好きな漬け物は、キュウリとナス。
キャベツとキュウリの浅漬けだとかナスにミョウガの塩もみだとかが大好物で、タクワン、白菜、奈良漬けはあってもなくても良い存在。
にもかかわらず最近、それらが無性に食べたくなることがたまにある。
味がボクを呼ぶんじゃなくて、歯ごたえ、歯触り、食べ心地。
シャクシャクとした繊維の強い分厚い葉っぱが口で壊れる感触が、今日のボクをしたたか誘う。
柚子を搾って香りを足して、それでシャクシャク、ご飯を一膳お替わりします、腹一杯。
今日は西から天気が崩れて、西日本ではかなりの雨になっているという。
東京も明日は雨になってくるよう。
お風呂にはいって、あったかくしてお休みしましょう…、また明日。

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