朝、弁天庵で迎えましょう…、といつものように弁天庵。
今日は午後から雨になる…、というのに朝の光あかるく風も穏やか、気持ちいい。
お店に入って、いつもの定食「朝定食をそばでください」とお願いをする。
出汁巻き玉子にとろろに納豆、海苔にご飯に昆布の佃煮がついてる定食…、いつもはそばを温かいのにするのだけれど、そうだ今日は冷たいそばにしてみよう！
春の陽気が後押しをして、それで冷たい蕎麦にした。
バッサリとしたココの角張ったそばが冷たくなると一層、バサッと口で歯切れてたのしく散らかる。
潔い味、その食感にこれもいいなとツルツル食べる。
天かす、ネギにワカメが少々。
そこに納豆、入れてみる。
ほどよき粒の納豆で、入れてグルンとかき混ぜズルンとたぐると旨い。
とろみの糸が蕎麦にやさしくしがみつき、ツルンと食感、なめらかにする。
そうだ、山芋トロロもここに入れてみよう。
そして投入。
グルングルンとかきまぜると、納豆ととろろが混じっておどろくほどのスベスベとなる。
タップリ七味。
わさびもついていたけれど、納豆トロロの食感になりをひそめて辛みを感じぬ。
だからタップリ七味をくわえ、食べるとシャキッとお腹の中があったかくなる。
出汁巻き玉子をおかずにご飯。
そしてそばをツルンとたぐると、それと一緒にトロロ納豆が口をすべらす。
なんだかたのしい今朝の食感。
焼き海苔でご飯をくるんで食べようか…、と思いもしたけど、いっそこれも蕎麦に混ぜて食べてみよう。
ちぎってトロロの上にちらして、グルングルングルンと混ぜる。
磯の香りがトロロ納豆の粘りに混じって、なんとおいしい、オゴチソウ。
蕎麦をあらかたたぐりよせ、残ったネバネバ、ズルンと飲んで今日の元気に帰る朝。
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食後のコーヒー飲みましょうか…、とそれで信号渡ったところにあるドトール。
アイスコーヒーくださいな！ってたのんでお金をわたすとき、「あれ？ちょっと雰囲気いつもと違う」…、どこがなんで違うんだろうと思ってボンヤリ。
そしてらボクのあとに来た、多分、かなりのおなじみさんなのでありましょう。
おばぁさんが「制服変わった？」と言うではないの。
なるほど、そうだ…、制服のトップの部分がグレーの襟付きベストになってて、おしゃれだけれどちょっと重たい感じがするかもなぁ…。
「昨日から変わったんですよ」って言う店のスタッフさんに別のお客さんが「前の方が明るい感じでよかったのにネ」ってボソリと言った。
そんなコトはないわよ、これもステキだわ…、っておばぁさんはニッコリ言って、まるで小さな社交場のようになっていく。
地元の人から愛されているお店はステキ。
制服が変わったコトにこれだけの人が気づいてそれが明るい話題になるお店…、チェーン店ではあるけれど地元に根ざしたこうしたお店はいいなと思う。
アイスコーヒーだけで良かった…、けれどなんだかホットドッグも食べたくなってザワークラウトジャーマンドッグも注文しちゃった。
二度目の朝のご飯となった（笑）。
シャキシャキとした酸っぱいキャベツとプチュンと歯ぎれるソーセージ、カランと氷がグラスを叩く、春であります、さて、仕事。
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