サカキノホトンブログ弁天庵のカレーにかき揚げ

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弁天庵のカレーにかき揚げ

夜を弁天庵でするコトにする。昼も蕎麦を食べたのだけど、なんだか夜も蕎麦な気分で、それで近所の弁天庵。

夜の蕎麦屋はアダルトな場所。おじさんたちが板わさ、出汁巻き玉子を肴に酒をのんだり、軽くツルンとそばをたぐってお腹を満たす。
居酒屋で飲む酒とも違う。
定食屋で食べる飯とも違って蕎麦屋の夜にはなんだか特別な空気が漂っているような感じがするのがオモシロイ。あたたかくってやわらかで、でもどこかしらキリッとしている。何より蕎麦屋の夜にくつろいでいるおじさんたちは、ちょっと格好良く見えたりもする。七福神もゴキゲン顔でござります。

ありがとうございます…、とスタンプカードをわたされる。

余程のコトがないとスタンプカードのようなモノを持っては歩かぬ習慣。財布をいかに薄くスマートにしておくか…、というのがボクの永遠のテーマのようでもあって、だからスタンプカードの類は厳選。
ココのカードは漏れております。
だからスタンプを一個、押されただけのカードが家には沢山あるはずで、ゴメンなさいねと思いつつ、財布に入れず、今日もまた（笑）。

カレー南蛮蕎麦がメインの今日の夜。

お供に小柱の入ったかき揚げ丼をたのんで、ひと揃え。
カレーうどんより、なぜかカレーそばの方が好きなワタクシ。カレースープと麺の馴染みが太いうどんより細い蕎麦の方が数段よくて、うどんのように麺が暴れないから、カレーが周りに飛び散らない。
時間がたって熱が入って、そばがトロンとなってくとカレーの馴染みが一層よくなり、トゥルンとお腹に入ってく。だからほとんどカレー蕎麦。

ちなみに本当は「青森風のカレーそば」が一番の好き。
カレー南蛮はカレーとスープをあらかじめ手鍋で温めとろみをつけて蕎麦にかけて作るのが普通。けれど青森的なるカレーそばは、かけそばの上にカレーをかける。
立ち食いそば屋のカレーが大抵そういう作り。
蕎麦がカレーをくぐり抜けるその瞬間に、表面イガイガした蕎麦がカレーをすくいあげ、口の中をみずみずしくする。出汁にカレーがまじるとゴクゴク「飲めるカレー」になっていくのがまたおいしい。
…、のだけど、ココのカレー南蛮も悪くございませんです、食べる。

お供にたのんだかき揚げ丼の、かき揚げつまんでカレー南蛮の上にのっける。
天ぷらとカレー出汁の相性はいい。油がカレーと混じっておいしくなってくし、かき揚げ自体もカレーの風味で油の匂いがこなれておいしくなっていく。
しかも丼用のかき揚げ。甘辛味の丼タレがたっぷりしみて、濃厚、コッテリ。蕎麦と一緒に食べるのもよし、ご飯にのっけてカレー丼よそおうのもよし。
スベスベした玉ねぎと、三つ葉とゴボウ、それにゴボウが加わって、風味豊かで衣がトロンとなめらかでお腹もよろこぶ…、オゴチソウ。

七福弁天庵四谷三丁目店

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2014/09/17 (Wed) ボクのご近所レストラン Comment(0)

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