サカキノホトンブログ弁天庵でしめる今日

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弁天庵でしめる今日

弁天庵でカレー南蛮食べることにする。

今日は一日大忙し。
今年一年お世話になったあの人、この人。
今年はお世話になりました。
そして来年。
一緒に良い一年にいたしましょう…、と。
ご挨拶してまわる一日。

忙しくはある。
けれどこれだけの、人と人とのつながりがある。
なんてステキなことでしょう…、と。
思いながらあっちに行ったり、こっちに行ったり。
それで体が冷えました。

熱々のモノを食べたくて…。
今日も駅前の新記にしようかと思いもしたけど、あそこの料理は熱々っていう感じじゃない。
適温のほどよきあたたかでは気持ちがおさまらない今日の寒さに、それで頭にまず思い浮かんだのがうどんかそば。
熱々以上に熱々で、その熱々が持続するのがいいよなぁ。
ついでにお腹の中から熱さがにじみだすような辛みをもった味わいのモノ。
以上のヒントをキーワードにして、条件検索をかけると出てくる答えはひとつ…、カレー南蛮そばでござります。

それと一緒にかき揚げ天丼。
野菜天ぷらのかき揚げと、エビのかき揚げの二種類があり、ちょっとおごって海老かき揚げ。
分厚く、しかもサクッと揚がったかき揚げで表面チリチリ。
まるで菊の花がさいてるみたいな仕上がり。

具沢山です。
プリプリの海老。
全部で８尾くらいは入っているでしょうか？
細かく刻んだレンコン。
これがカリコリ、コツコツ、奥歯を叩いてネットリしてくる。
三つ葉にニンジン。
それからごぼう。
香りの強い野菜をつかって、一口ごとに明るい匂いが鼻から抜ける。
野菜とエビが油の中でバラバラにならないように生地でつないで形を作った。
そんな感じのかろやかさ。

イカがクニュクニュ。
ただ大きめの角切りにされているので、ツルンとすべって口の中を転がる感じがなんだか不思議。
最初は気づかぬ玉ねぎが、そのうちユックリ、甘くなってく。
ツルツルとした食感もちょっとたのしく、しかもスルンと歯ざわりもいい。
箸でザクッとかき揚げ壊し、ご飯にザクザク混ぜて食べると、天ばらちらしのようになってく。
お米が油をまとってスベスベ、風味もついておいしく感じる…、オゴチソウ。

ココのカレー南蛮そば。
ネギは白ネギ。
肉は豚肉。
豚バラ薄切り肉がタップリ。
それにキツネの油揚げ。
肉や油揚げはシットリ、キレイに煮こまれていて味が芯まではいってる。
噛むとジュワッと出汁のうま味がやって飛び出してくる。

汁は少なめ。
ほんの少しのだし汁で、カレーを溶いて作ったのでしょう。
スープとソースの真ん中みたいな状態で、そばの一本一本にまんべんなくキレイにまとわりついて口にスルンとやってくる。
食べてるうちにそばがしんなり軟らかになりムッチリ、カレーと一体化する。
ズルンとすすりこむようじゃなく、モグモグムチムチ、食べていく。
だからピシャんとカレーがちったりすることがない。
このスタイルがオキニイリ。

丼ご飯をしゃもじにのせて、カレー南蛮のスープに浸してハフっと食べる。
かき揚げ丼の甘いだし。
それにカレーが混じってコッテリ、濃厚味になってって揚げた油のコクまで混じる…、パワーに満ちた味わいがなんともウレシイ、冬ご飯。

ところでこれ…、鉛筆描きのモノクロ画像をパラパラアニメーションにした動画。
「Pencil Head」って言うタイトルでこれがもう、どうしようもないほど見事でスゴクてたのしい、まずはご覧くだされ、マバタキ厳禁レベルでござる、さぁ、どうぞ。

ロシアのクリエーター「Ｑｗａｑａ」って人の作品らしいのだけれど、本当に全編、鉛筆のみで描いた絵なんだそうであります…、ビックリしちゃう。
よく見ていると、エヴァンゲリオン、サマーウォーズ、崖の上のポニョ。
通なところでは「カウボーイ・ビバップ」だったり「パプリカ」だったり日本のアニメのキャラクターが次々でてくる。
かなりのアニメヲタクでござろう…、しかもラン・ローラ・ランを彷彿とさせる全編貫く疾走感に、ファットボーイ・スリムの曲のグルーブ感がとてもたのしい。
パラパラ漫画もここまでくるとアートでござる、オモシロイ。

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