サカキノホトンブログ夜の弁天庵

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夜の弁天庵

夜のお腹を弁天庵で満たすコトにする。

今日は雨が降ったりやんだり。夕方からは雨はあがって、けれど風が強く吹く。
台風名残の男性的な風に歩道の端においた幟の旗がパタパタ、力いっぱい舞っているのが健気でたのしい。
そろそろ街もお盆休みモードにはいっているのでしょうか。
お店は静かで、ひっそりしてる。蕎麦を夜に嗜む気分にピッタリですな。

お水をくみにウォーターサーバーの前に立ち、七福神を見上げれば、今日もニコニコ。元気でらっしゃる。
いつもは一部分だけ撮るのだけれど、今日はちょっと距離をおきみなさま一緒にパチリと撮った。

オキニイリのカレー南蛮蕎麦をメインとします。

東京流のカレーうどんは得意じゃない。ぽってり具合が弱めの汁がスベスベうどんにからみつくようで、からみつかないじれったさ。チャポンチャポンとカレーが飛び散り、食べてて粋じゃない食べ物で、だからほとんどカレー蕎麦。
表面イガイガした蕎麦が、カレースープを手繰りよせ、蕎麦の粘りが溶け込んでよりぽってりとしてくる感じ。
食べてるうちに麺がトロンと粘り気をもちカレーと一つに混じりあう。汁が飛び散るような危険もなくて、お腹がポカッとあったかくなる。

ここのカレーはちょっと甘めで辛味はおだやか。
食べてる間にじんわり汗が滲んでくるような辛さ。それでは少々、物足りなくてそれで七味をタップリかける。
赤唐辛子のビリビリくるような直接的な辛さが舌をピリピリさせる。
具材はネギに油揚げ。豚バラ肉がタップリ入って、それらそれぞれの食感が蕎麦をおいしくひきたてる。

お供にかきあげ…、エビと小柱が入ったものをたのんで添える。

分厚くサクッと仕上がっている。メインは玉ねぎ。三つ葉が彩り添えていて、そのまま食べてもおいしいように衣に軽く塩が入って揚がってる。
それをザクッと崩して蕎麦の上にのっける。
最初はサクサク。油の香りがこうばしく、蕎麦のムッチリした食感を引き立て互いをおいしくさせる。それもそのうちどんどん汁を吸い込んで、衣がトロンとやわらかになり、蕎麦にからんでなんとも旨い。
本当はこれにご飯を添えたいところだけれど、今日は我慢で、さぁ、帰ろ。

七福弁天庵四谷三丁目店

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ちなみに今日は「道の日」でした。１９２０年に日本初の道路整備計画が実施されたからだといいます。
日本の道路整備のなされ方の見事なコトは、車で地方を走っているとちょっとした道までキレイに舗装されていてビックリします。豊かなるコト、この日本。
動画を一枚貼っておきます。

山田耕筰の「この道」という日本の唱歌。
本格的な声楽家が歌うと抑揚大げさな曲に聞こえて、だから大貫妙子さんが歌うバージョンを選んでみます。
じみじみ言葉が染みこんでくる、名曲ですネ。今までのこと、これからのコト、しんみり考え、夜が更ける。

[8回]

2014/08/10 (Sun) ボクのご近所レストラン Comment(0)

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