サカキノホトンブログアキトンアカシ

S	M	T	W	T	F	S
	1	2	3	4	5	6
7	8	9	10	11	12	13
14	15	16	17	18	19	20
21	22	23	24	25	26	27
28	29	30

アキトンアカシ

夜を近所の居酒屋にくる。「焼きとん・あかし」という店で、カウンターに５席ほど。２人がけのテーブル４つと小さなお店。

表通りに面していて、立地としては申し分ない。
けれどこの規模。しかもガラスの開き戸を全部開けるともう屋外。お店づくりがむつかしく、ここ１０年ほど、１年以上続いたお店がないような場所。
この店、１０ヶ月ほど前に開業をして最初はさすがに苦戦したけど、今ではいつもほとんど満席。常連さんもついてるようで、来ようと思ってもあきらめなくちゃいけないコトがかなりある。
今日は一番奥の一等席があいていて、それでめでたく、客となる。

二人で切り盛りするお店。どちらが調理、どちらがサービスというわけでなく二人が同じ調理や作業をできるところがなかなか見事。
料理がしっかりしているところもいいのでしょうネ。
しかもかなり気が利いている。
例えばセロリスティックをたのむとサイドにマヨネーズ。マヨネーズの下にアンチョビをかくしていますから、食べる前にセロリでグシャッと潰して食べてくださいネ…、って。確かに下にはアンチョビフレークがあって、それがセロリの癖とあいまってお酒がすすむたのしい工夫。

串焼き料理が売り物で、特に焼きとんはパーツごとに２０種類ほどが揃ってる。
それ以外にもチョリソや大葉を巻いたばら肉。ピーマンを巻き、中にチーズをタップリ仕込んでネットリさせたモノだとか。
どれもココでいちいち仕込んだ串モノで、だからどれも串ばなれがいい。
ねぎまなんて、ネギの合間の鶏胸肉がプリッとこんもり盛り上がり、みずみずしくてふっくらとしたやさしい食感。一度も凍ったコトがない料理はやっぱり旨いよねぇ…、って思ったりする。

ちなみに友人がたのんだ鶏皮。
バリバリって揚がっておいしい匂いを吐き出し、旨そうだなぁって思いはするけどコレが鶏の皮なんだ…、って思うとやっぱり手が出ない（笑）。

貝ひもソテっていうのがあって、たのんでみると、ただ貝ひもをバターでソテしただけのモノ。
それがタップリ。
バターの香りと貝の風味がおいしくて、食べはじめると止まらない。しかもコリコリクニュクニュ、歯ごたえたのしくなかなか口から消えていかない。
間がもてる上、噛めば噛むほど貝の旨みがにじんで口に広がっていく。酒のお供にこれはピッタリ。
考えてみれば貝のひもって、牛や豚でいえばホルモンみたいな場所だから、こうして食感たのしみながら、酒を飲むのに適しているのも当たり前？

昼も焼売食べたのに、夜も焼売。
これも自家製…、粗めにひいた挽き肉に刻んだネギを皮でくるんで蒸している。皮が縮れて細かなシワを作って仕上がり、それがなんだかおいしく見える。
それと一緒に皿ワンタン。ワンタンを茹で、お皿に移してそこに醤油風味のラーメンスープをかけたモノ。ペロペロとした皮がおいしくお腹もポカッとあったかになる。今日食べたすべての料理が丸いステンレスの平皿で、このワンタンが入ったお皿だけがちょっと大きめのモノ。
合理的にして、だから二人で切り盛りできてお客様に迷惑かけない良き判断。いいお店です。また来ます。

焼とんあかし

関連ランキング：焼きとん | 四谷三丁目駅、曙橋駅、四ツ谷駅

[4回]

2014/09/13 (Sat) ボクのご近所レストラン Comment(0)

■ この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード

■ コメント一覧

サカキノホトンブログ

[PR]

アキトンアカシ