サカキノホトンブログまいどおおきにソーメンの夜

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まいどおおきにソーメンの夜

さてひさびさにまいどおおきに食堂にくる…、新宿で仕事を終えてテクリテクリと散歩気分で家に帰る途中のお店。

サラリーマンでにぎわってました。
パリッと糊のきいたワイシャツ、ネクタイはずしたクールビズなスタイルでテレビを観ながら黙々と食事をしている彼らの仲間にほんのひととき、加えてもらう。
近所の会社で仕事をおえた人たちでしょうか？…、家に帰っても待つ人なしの人たちかしら、そういう人にこの店の元気に働くおばちゃんは、とてもやさしい。
こういうお店が会社の近所、あるいは家の近所にあるって、便利でとてもありがたい…、いつまでもなくならないでって思ったりする。

トレーをもって、何を食べよう。
思って最初に目の中にはいったモノがおでん鍋。
おでんの鍋って見てるとなんだかシアワセになる。
しかも今日のおでん鍋。
具材ギッシリで、どれを食べようってワクワクしてくる。
それでいくつか。
ちくわにコンニャク。
玉子はまだまだ色白で、鍋に入れたばかりなんだろうって思ってシャモジで軽く動かす。
そしたら下から一個だけ、出汁色をした茹で玉子。
これは神様からの贈り物でしょう…、と、勝手に思ってそれをとる。
芥子をネリっとタップリしぼり、それを今日のメインとします。

さてさて次は…、と、おでんを乗っけたお盆をスルッと滑らしながらコールドショーケースの前に来たらば、なんとソウメン発見します。
おやおや、なんと珍しい。
ガラスの鉢のそこにソウメン。
錦糸卵と細切りキュウリ、甘辛煮込みのしいたけに缶詰みかんと缶詰チェリー。
この組み合わせが、若い頃にはどうにもこうにもわからなかった…、会社の近所の蕎麦屋から、夏になると出前でソウメンとるおじさんがひとりいて、その人が缶詰みかんをタレに浸して食べるのをみて、こんなおじさんには絶対なるまいと思ってた。

ところがそれをみて食べてみたいと食欲そそる。
そもそもソウメンなんて自分の家で作って食べるモノと思っていたのだけれど、お店で食べるソウメンも乙じゃないかと。
冷たい麺つゆをタップリかけてもらってズルリ。
具材の食感がにぎやかで、ほどよく伸びたソウメンも喉やお腹にやさしげにしてこれはこれでオモシロイ…、さすがにツユに使ったミカンはやっぱりどこかよそよそしい（笑）。
ひじきに高野豆腐の卵とじを食べ、お米ご飯はスキップします。
やさしい料理でお腹を満たす、やさしい気持ちで家にさてさて、帰ります。

[3回]

2013/06/17 (Mon) ボクのご近所レストラン Comment(0)

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