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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    性別:
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    1960/01/26
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    品川で仕事がひとつ。
    これ幸いと、アンナミラーズでお茶をします。

    94f4dfb0.jpegアメリカ風のパイと軽食のレストラン。
    1973年。
    青山に日本一号店ができたときには、話題騒然。
    健康的なるお色気系のフリフリコスチュームがとてもかわゆく、話題になった。
    スタッフさんの中にはファンクラブを持っている子がいたりもしました。

    ボクが大学生をやっていた、1970年代の後半から10年ほど。
    日本にいながら、アメリカ、中でもカリフォルニア的な空気を味わいたくなったらここにくるのが一番。
    そんな感じでよく使ってた。
    広尾のお店には随分、お世話になったモノ。
    夜中に限って、ココのパイが食べたくなって、わざわざ車で駆けつけたりした。
    首都圏を中心に20店舗くらいはあった…、けれど今ではココ、品川店と、横浜の店2軒残して、他はみんな閉店しちゃった。

    am.jpgアメリカンパイ。
    グラハムクラッカーを砕いて作ったザックリとした生地。
    フワッとまるで空気を沢山含んだメレンゲみたいな軽さのホイップ。
    トロンとしてて、クリーミーなフィリングが特徴的で、ヨーロッパ的なサクサクとしたパイとはまるで違った食感。
    味は単純明快で、アメリカ的っておおらかにして明るくたのしいモノなんだなぁ…、って思える味わい。
    かなり大きなポーションも、すんなりお腹にはいってく。

    そういえば…。
    昔、大ぶりでタップリとしたパイといえば、シットリ生地の「イタトマ」タイプか、ザックリ生地の「アンミラ」タイプが人気をスパッと二分していた。
    どっちが好きかで遊ぶ仲間や、集まる場所が変わったりした。
    ボクはザックリ、アンミラ派…、なんだか、かなり、なつかしい。

    そのザクザク感が何よりの売りのピーカンパイや、ダッチアップルなんかもいいけどボクはココの「バナナパイ」が一番好きで、今日もそれ。
    セットのコーヒー。
    昔ながらのヒョロッと背の高い独特の形にココのロゴが入ったカップで来ます。
    「コーヒーは、お替りできますので、どうぞお気軽にお申し付けくださいね」…、ってニッコリ笑うウェイトレス。
    コスチュームまでが昔ながらで、ニッコリします。

    35df838f.jpegプルプル、揺れるカスタードクリーム。
    クリームというより、プリンのような食感、味わい。
    そこにタップリ、スライスバナナ。
    バナナの香りがとても強くて、テーブルの上にバナナが一房置かれたくらいのインパクト。
    カスタードクリームと一緒にバナナを食べるとムチュンと、互いが違いを引き立てて口の中がなめらかになる。
    空気の泡をタップリ含んだ、ホイップクリーム。
    口に含むとジュブジュブ潰れて、口の中をミルクの香りが満たしてく。

    これだよなぁ…。
    この味がボクの青春時代のアメリカ。
    ただどうだろう…、昔にくらべてちょっと小さくなったような、そんな気がする。
    そのくせ値段はかなり高めで、稀少価値がこうした値段にしているのかなぁ…、って思ったりした。
    しょうがない。

    b128a207.jpegアーリーアメリカンとでもいいますか。
    カントリー調のお店の雰囲気も悪くない。
    1980年代。
    カジュアルレストランと呼ばれるお店が日本のいろんなところにできた、そのほとんどがこうした椅子とテーブルだった。
    日本人が一番最初に憧れたアメリカってこんなアメリカ…、それもちょっとなつかしい。

    ちょうどボクの向かい側に、アメリカから来たおばさまグループがうれしそうに食事をしていた。
    サンドイッチにハンバーガーをキレイにたいらげ、デザートとして一人ひとつのパイをニコニコ、時間をかけて選んでた。
    ファッションじゃなく…。
    ブームでもなく…。
    一生かけてずっと気長に付き合える、オキニイリのお店があること…、それってとてもシアワセなコト。
    ボクらにとってのそうしたお店って一体どんな店なんだろう?
    そう思ったらちょっと切ない、さてさて仕事といたします。

    拍手[2回]

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    ■ コメント一覧
    無題
    バナナクリームパイって、アップルパイと同じくらいアメリカンな感じがします。
    キョーコさん / 2010/10/29(Fri) / URL
    パイ
    > キョーコさん
    アメリカのままの味はアップルパイ…、そう言う人が結構います。
    チェリーパイや、ピーカンパイ。
    いろんなアメリカ的なパイがある中で、ボクの中ではバナナパイって特別な存在。
    バナナパイにチョコシロップでもっと完璧なアメリカ風になるようにも思います。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/29(Fri) /
    アグリー!
    バナナパイ、小さいですよね?!
    先月品川のお店で、拍子抜けしていました。
    私の胃袋が大きくなったせいじゃないと思います/たい。

    アメリカ、パイ王国ですよね。ルバーブパイ、食べたくなっちゃいました。
    たばきちさん / 2010/10/30(Sat) /
    やっぱり!
    > たばきちさん
    そうですよね…、よかった。
    ボクも、「ボクって大喰いレベルがアップしてしまったのかなぁ」ってちょっと心配になっちゃいました(笑)。
    ルバーブパイ。
    甘酸っぱくておいしいですよね。
    アンナミラーズというお店にはもっとアメリカ的なパイを沢山作って欲しい…。
    抹茶や小倉のパイはいらないのにな…、って思いました。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/30(Sat) /
    無題
    「一生かけて・・気長に付き合えるお店」ってフレーズ、素敵ですね・・じわ~んとしちゃいました。
    レコード屋さんとかコーヒーショップとか、もちろんレストランも、そんなお店が1軒づつあったら「人生一丁上がり」みたいな気持ちになれそう。
    丁寧に生きなきゃなぁと思いました。
    桃瀬さん / 2010/10/30(Sat) /
    成熟
    > 桃瀬さん
    そのお店と一緒に年を取っていくような感覚。
    お店の人が年をとるスピードで、お客様であるボクたちも年を取っていく。
    ステキなコトだと思いますよね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/10/30(Sat) /
    あ~、行きたい。
    アンナミラーズに行きたい。そしてキーライムパイを食べた!!

    なぜに、キーライムパイは他で見かけないのでしょうか? 
    宮崎に移住したからには、もう自分で作るしかないか。
    ながやん。さん / 2010/11/01(Mon) /
    キーライムパイ
    > ながやん。さん
    この日、ボクもバナナパイにしようかキーライムパイにしようか迷いました。
    結局、カスタードクリームのプルプル感にひかれてバナナパイ。
    早速、キーライムパイを食べに行かなくちゃ…、って思いました。
    スタバが今年の夏に導入したキーライムパイはちょっと期待はずれ。
    宮崎という日本のフロリダのようなところでこそ、キーライムパイを食べたいですよね。
    ご当地グルメとしてキーライムパイを定着させるよう市民運動を起こす…、なんてコト、どうでしょう?
    サカキシンイチロウさん / 2010/11/01(Mon) /
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