そして打ち合わせを帝国ホテルの本館ラウンジ…、のびのびとした空間とほどよき気遣い、よき商品で座っているだけでなんだかいい仕事ができそうな感じがするのでボクは好き。
一時期、コーヒーの質が下がったり、テーブルを詰め込み隣の会話が気になったりしたことがある。
あぁ、ここだけは効率だとか合理性だとかを考えないで、昔通りのリュクスな空気を守ってほしいと思っていたら、願いが通じて昔のように戻ってくれた。
お店の人の視線を感じることなく仕事ができたりのんびりできて、けれど何かしてほしいことができて探すと、そこにお店の人を必ず見つけられるという、この絶妙がどうかいつまでも続きますよう…、願ったりする。オキニイリ。
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そして夜…、父が田舎から飛んできて一緒に飯を食おうよという。ひとりで食事をするのがさみしくて出来ない性格の親父。付き合った。
何か気の利いたモノを軽く食べようというコトで、六本木にある「鈴波」という店を選んだ。
珍味や魚の粕漬けを売ってるお店のイートイン。料理の種類は少ないけれど、今日一番いい状態に漬かった魚を焼いてくれるのがウレシイメニュー。
最近、ボクもちょっと食が細くなってしまったんだよ…、っていうと、まだまだお前の歳ならもりもり食べなきゃいかんぞぉと、叱られちゃった(笑)。
銀だらの粕漬けがメインのセットをたのんで、いただきます!とパクリと食べる。
ご飯の茶碗にほどよく軽くよそおって、お替わりが必要ならばとお櫃に別にやってくる。すばらしいのが、父の茶碗はボクより少なめ。隣の女性のお客様は、茶碗自体が小さくて、お腹にやさしい工夫をしてる。
お替わりご飯がついてくるのに、お替わり出来ずに一膳分でお腹いっぱいになっちゃうことほど、さみしいコトはないものネ。
こういうところが、シニア時代のこれからの必要なコトって勉強します。
脂ののった銀だらの、すべすべとした身が舌の上ですべるようにして消えていく。ご飯もほどよき硬さでおいしく、食べてて気持ちがよくなってくる。
父がたのんだ定食にとろろがついてて、それを半分分けてもらって、スルスルズルズル味わい食べる。
体に染み入るおいしさって、こういう料理を言うんだろうなぁ…。
名古屋が本店という店らしく、八丁味噌を使って作った赤出汁も味わいぶかくてご飯をおいしくしてくれる。
漬物、ひじきの煮物もそれぞれやさしい味で、父も満足。
お前もこういう店を贔屓にするようになったんだなぁ…、オレも歳をとって当たり前かと、褒めてもらったのかなになのかわからぬ言葉にハッとする。
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