サカキノホトンブログ夜のコト

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夜のコト

夜、家ご飯。
昨日、作ろうと思って果たせなかった料理をあれこれ。

かじきを焼きます。
かじきマグロの切り身を使ってバターソテ。
分厚い切り身に小麦粉はたいて、オリーブオイルで表面カシッと焼き固めてく。
裏と表をキレイに焼いて、弱火にかえてアルミフォイルで蓋してしばらく蒸し焼きにする。
中までほどよく火が通ったら、蓋をとってバターを投入。
強火で一気に風味をつけて、外がパリッと焦げてきたらばお皿に移す。
フライパンに再びバターを入れて溶かして、パセリを入れて焦がさぬように熱をくわえて塩と胡椒で味ととのえる。
それをサラッとお皿の上のカジキのソテにかけまわし、今日のメインの出来上がり。
もともと酸味をちょっともったカジキの身。
そこにバターの旨みとパセリの風味がくわわって、スキッとさわやか。
味わい深い。
ふんさりとしたカジキの身質はやさしい歯触り、オゴチソウ。

それと一緒に穴子の煮たの。
細目の穴子が安くって、それをサクッと甘辛に煮る。
キュウリを刻んでタップリそえて、それでくるんでシャキッと食べる。
鰻や穴子、長い魚とキュウリはとても相性よくて、ムッチリとした食感とシャッキリとした歯ごたえが互いに互いをひきたてる。
長い魚の臭みをキュウリがさわやかにして、食べるとお腹がすいてくる。
前菜がわりにいただいた。

豚バラ肉とキャベツを使って回鍋肉風の炒め物。
今の時期、キャベツは高い。
スーパーなんかでも驚くほどの値段になってて、だから一個丸ごと単位で売られているのは稀になってる。
半玉、あるいは４分の１玉単位で売ってたりもする。
でそんな中でもがんばってるなぁ…、と思うのが100円ローソン。
小さめではあるけど半玉105円っていう値段で売り場に出てたりするのネ。
かなりの便利で、今日のコレも100円ローソン出身キャベツで作ったモノ。
一緒にモヤシとピーマンいれて、野菜タップリ。
中国味噌の深い風味に醤油の香り。
チキンの出汁をタップリ使ってうま味満点…、シャキシャキ、プルプル。
食感楽しく、お腹の中にたのしく収まる。

そして〆。
明太パスタを作って食べる。
アオリイカの細切りを明太子あえにしたのがあって、それを使ってチャチャッと作る。
タマネギ切って、それを軽く炒めておく。
醤油をちょっと垂らして焦げた香りを出して、それからパセリ。
大葉を刻んでそしてパスタを茹で上げる。
８分少々。
茹でたパスタをタマネギ炒めた鍋に移して、再び火をつけ麺にからめて大葉、パセリをくわえて混ぜる。
そこで火を止め、イカの明太子あえをくわえてネリネリ。
麺に魚卵がからんだところで出来上がり。
思った以上に良いできで、一口目からたのしくなった。
シットリとした麺に、ポツポツ魚卵の粒がからんで肉感的な食感に、シャキッと炒めたタマネギが甘味と歯触りそえておいしい。
よき一日の〆の一品、ゴチソウサマ。

ところで今朝。
長らくログインしていなかったmixiにメッセージがひとつ、入ってた。
ボクが心から愛していたレストラン。
シェフとマダムの親密なサロンに招かれて、心地よい緊張感の中で美味とたわむれシアワセになる…、そんな唯一無二のお店から、シェフとマダムが昨日引退されたのだという。
お店そのものは若い人たちが志しと引き継いで営業しているというのだけれど、あのお二人に会えなくなったと思うととても切なくなった。
気軽にいけるお店ではなく、今の立場では憧れの場所。
ボクの完全復活を祝う場所はこのお店…、と心に誓ってがんばっていたけど、ボクの努力が間に合わなかった。
ひさしぶりに涙をします。
とは言えシェフは「次を探すために区切りをつける」とおっしゃっている。
また会う日まで、ボクも笑顔でがんばります。

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2010/05/01 (Sat) ダイアリー Trackback() Comment(2)

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これだけの

お料理を作るのにどのくらいのお時間かかりますか？
カジキにパセリをまんまじゃなくて炒めてのせたり、
きゅうりをほそぉく切ったり、もうおいしそうでおいしそうで、
おなかが空きます、夜中なのに(笑)。

ところで、引退されたシェフ＆マダムはもしかしてヒラタさんですか？
いつかは行きたいと思っていたお店でした。
あぁ～残念です。

あーたさん / 2010/05/04(Tue) /

編集

テキパキと

> あーたさん
下ごしらえにちょっと時間をかけますが、調理をはじめたらテキパキと30分足らず。
あまり時間がかかる料理はお外で食べるもの、と決めているものですから。

そう、このレストランは麻布十番のヒラタさんです。
お二人は身を引かれるということではありますが、若い人たちがその志しと伝統を継いでがんばっていらっしゃるよう。
やはり復活記念はこのお店で、と思っています。

サカキシンイチロウさん / 2010/05/04(Tue) /

編集

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