サカキノホトンブログハーモニアガーデン

S	M	T	W	T	F	S
	1	2	3	4	5	6
7	8	9	10	11	12	13
14	15	16	17	18	19	20
21	22	23	24	25	26	27
28	29	30

ハーモニアガーデン

新宿紀伊国屋の地下にあるスパゲティーの専門店。
「ジンジン」のたらことシメジのスパゲッティ。
なぜだかたまに、無性に食べたくなってしまって、早めの夜をチョコッと食べる。

スパゲティーっていう料理がまだ喫茶店で食べるモノだった時代の味がする。
炒めスパゲティ。
茹でた麺をも一度ワザワザ、フライパンに入れ具材と一緒にザザッと炒める。
味の基本は塩と醤油で、たらことシメジは「柚子醤油味」とメニューにもある。
焼きそば感覚。
学生の頃、テレビゲームが内蔵されたテーブルの上で食べた和風スパゲティーが思わず頭に横切る味わい。
ギャラクシアンのピコピコピロロと電子音が耳の奥にて響くよう。

注文通ってしばらくすると、厨房の奥からバリバリって何かが破裂する音がして何かが焦げるおいしい匂いがやってくる。
炒めてもなお、シットリとした麺の食感。
タラコのスパゲティーではあるのだけれど、炒めて仕上げる。
だからポソポソ、細かな魚卵の粒々が麺の表面にこびりつく「壁の穴的」の正反対の不思議な食感。
無性に食べたくなってしまう理由は、シャキシャキとした炒めタマネギの味と歯触り。
醤油ベースのソースの旨みを吸い込んだ、あまり他にない味わいで今日もそれに呼ばれてやってきた。
海苔の風味も和風っぽさを盛り上げる。
ほどよく満足、またいつか。

そして夜。

実は最近、自宅の近所に「100円ローソン」が先日できて、ちょっとハマってる。
安いというのも魅力的だけど、ここオリジナルの商品が結構、たのしくおもしろい。
例えばここのプライベートブランドのダイエットコーラ。
ブクブクとした泡が細かく、強くて頑丈。
甘味控え目で、ガラナコーラみたいなちょっとエキゾチックな香りが旨い。
昔、駄菓子屋さんで売っていた粉末コーラをソーダで割って飲んでるみたいな、一味足りぬ微妙な味わい。
ダイエットコークを炭酸水で薄めたような感じでもある。
カロリーだけじゃなく、味まで少な目って感じがむしろ、ゴクゴク飲めてありがたかったりするのが愉快。
最近、フルーツ系のジュースも水で薄めて飲むのがボクの中ではちょっとしたブームでもある。
薄味ドリンクって、結構ニーズがあるんじゃないの？って思ったりする、どうだろう？
一緒にイカ焼き。
薄いのだけどモッチリとした頑丈な皮。
しんなりとした千切りキャベツの食感が、ちょっとたのしい。
イカの姿は最小限で、けれど磯の風味はしっかり…、化学の勝利を味わえるのも悪くはないかな（笑）。
ソースがタップリ、生地の内側に塗られてて、手づかみしても手が汚れないのが気軽でたのしい…、おもしろい。
なにより100円。
税金足しても105円っていう値段を思えばとやかく言うのは罰当たり。
駄菓子感覚と思えばこれも、悪くない。

TSUTAYAでＤＶＤを一本借りて夜、観ます。

ハロードーリー！
1940年から60年代にかけてハリウッドで生まれたミュージカル映画には、人を元気にさせる不思議な力が溢れてる。
特に60年代の総天然色超大作系ミュージカルは、元気と夢のかたまりでもある。
最近、ミュージカルの舞台を映画化するコトが、また流行り始めていはするけれど、この時代のミュージカル映画って、「体ひとつでがんばってます」って「生（ライブ）」な感じがするのがステキ。
よく観るとダンスアンサンブルが崩れていたりするのだけれど、でもそれはそれ。
たのしいコトがあったら誰でも小躍りしたくなる気持ち。
それがミュージカルではダンスになる。
うれしいコトや悲しいコトがあったらポツリと、何か独り言をつぶやくそれがミュージカルでは歌になるって、そんな過剰な自然体がこの時代のミュージカル映画にはあって、ボクは好き。
特にこの映画。
ハーモニアガーデンなるレストランがクライマックスの舞台になってる。
夢がかなう幸せな舞台装置としてのレストラン。
一時期、ボクの夢はこの東京にハーモニアガーデンをつくるコトだったりもした（笑）。
作品そのものの出来はともかく、その幸せなレストランのシーンの故のオキニイリ。

それにしてもバーバラストライサンドのこの頃の顔。
モデルタレントの「マリエ」に似てる。
若いはずなのにオバサン臭いもっさりとした顔の造作。
意思の強げな尖った顎に、三日月型に大きく開く歯並び揃った肉食系の頑丈な口。
彼女をテレビではじめてみたとき、どこかで見たことがある顔だぞ…、って思ったのは、多分、バーバラストライサンドの顔が頭をよぎったからなんでしょう。
頭のシナプス同士がパチンとつながる、そんな夜。

パレードが通り過ぎてしまう前に、自分が本来、いるべき場所に戻るのもまたいいコトでありましょう。

[0回]

2010/03/04 (Thu) ダイアリー Comment(10)

■ この記事にコメントする

お名前
タイトル
文字色
URL
コメント
パスワード

■ コメント一覧

Jinjin

こんなところにも炒めスパが存在してましたか･･･
知らずに損をしていたような気がしてきました

近いうち覗いてみましょう

koutagawaさん / 2010/03/04(Thu) / URL

編集

炒め王国

> koutagawaさん
ソース味の焼きそば風のスパゲティーまで存在する、炒めスパ王国であります。
ぜひ。
新宿デートでもいたしましょうか（笑）？

サカキシンイチロウさん / 2010/03/04(Thu) /

編集

是非よろしく

新宿デート
楽しみにしてます
是非ともお誘いくださいませ

koutagawaさん / 2010/03/05(Fri) / URL

編集

了解です！

> koutagawaさん
了解しましたなりぃ。

サカキシンイチロウさん / 2010/03/05(Fri) /

編集

新発見！！

サカキ様
私若い頃、LAでの仕事が多かったのですが、ランチに良く食べたのはメキシコ・フード、なかでもブリトーにとどめをさします。日本でこの食品名は、某コンビニの例のヤツを指しますが、あれは「スナック」です！
本場モノは「メシ」です。で、ついに本場モノを発見しました。麻布十番のFeijoles(
フリホレス？）です。もとのドーナッツプラネットです。ゼヒものですよ！

でるふろりあさん / 2010/03/05(Fri) /

編集

日記には関係がないのですが

本日の日経の朝刊に、
都立夢の島公園で、
セグウェイを使った園内散策サービスがスタート！
（＠500円、予約制、3/25から）
というのが載っていました！
要チェックです！

tonamiさん / 2010/03/05(Fri) /

編集

ブリトー

> でるふろりあさん
あまりに太くてどこから攻略すればいいのかわからぬブリトー。
あるいはラップ。
あれを目の前にするとアメリカにやってきたなぁ…、って思いますよね。
スナックじゃない食事としてのブリトー。
「Feijoles」は必ず近々、攻略させていただきます。
おいしい情報、ありがとうございます。

サカキシンイチロウさん / 2010/03/05(Fri) /

編集

セグウェイ！

> tonamiさん
憧れのセグウェイ。
こりゃ是非に行ってみなくちゃですね。
夢の島って、こうした「日本で普通できないこと」を試す場所として活用すればいいのになぁ…、って思いますね。

サカキシンイチロウさん / 2010/03/05(Fri) /

編集

フリーホーレス

サカキ様
つづりが違ってました（笑）
申し訳ないです。
http://www.frijoles.jp/

でるふろりあさん / 2010/03/05(Fri) /

編集

ありがとうございます。

> でるふろりあさん
URL、どうもありがとうございます。
早速、ブックマークをかけました。
それにしても商品ページのそれぞれ料理写真のおいしそうなこと。
空腹時には決して開かぬようにと、誓いました。
ああ、食べたい！

サカキシンイチロウさん / 2010/03/05(Fri) /

編集

サカキノホトンブログ

[PR]

ハーモニアガーデン