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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
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    性別:
    男性
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    1960/01/26
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    朝、うどんを茹でてお腹をつくる。

    agodasi.jpg長崎土産のアゴ出汁がある。
    甘みと旨みのバランスがとても良く、しかもスキッとさわやかな香りがおいしい飛び魚の出汁。
    長崎の醤油とあわせてそのまま麺のタレになるように出来上がっていて、なんとも重宝。
    うどんやそば。
    地方地方に流儀があって、おいしければどれも好き。
    讃岐うどんじゃなきゃダメだとか、蕎麦は江戸に限るだとか、そんなかたくなはまるでない「麺博愛主義」ではあるのだけれど、タレは別儀。
    江戸の蕎麦も、できれば西日本風の出汁がドッシリしたタレで食べたくなっちゃう。
    麺は食感。
    タレは味…、って口が使い分けているのかもしれません(笑)。
    実は今日。
    朝をうどんにしようと思った、その一番の理由がこの出汁。
    昨日もらって、早く食べたくてしょうがなくって、それでワザワザ、うどんを買っての朝とした。

    agomen.jpg讃岐の「るみばぁちゃんのうどん」って言うのを買って、タップリのお湯でしっかり茹でる。
    お鍋の中でうどんが踊る。
    半生うどんで、だから最初は若干、細目。
    小麦の打ち粉をタップリまとった手にざらつきが若干残る、麺をパラパラ。
    沸騰させたタップリのお湯の中に落として、箸でザクッとかき混ぜる。
    互いがくっつかないように…。
    グルングルンとしばらく混ぜて、あとはそっと茹だるがままにさせておく。

    人の力を必要とせず、お湯の力で自然に麺がグルリグルリと回っていくのが、ちと神秘的。
    クルクル、上に下へとワルツを踊り、真っ白だった半生麺がおどろくほどになめらかに。
    しかも明るい象牙色になる。
    麺と麺がからみあい、けれど次の瞬間、スルンとほどけて優雅に踊る。
    細かな泡が麺を包んでやさしく撫でる。
    火加減はずっと強火で、ときおり噴き出しそうになるたびお水を指で数滴はじいて、そっと治める。
    沸騰状態をビックリ水で台無しにしたりせぬよう、強火を保って茹で続け、13分があっという間に過ぎてピピッとタイマーがなる。

    ザルに取り、水をジャァジャァながしつつザブザブ洗う。
    両手で揉んでヌメリをとって、なおもザブザブ洗っていくとギュギュッと麺がしまってハリを手に入れる。
    氷を両手に、麺をくるんでゴシゴシあらい、芯まで冷やして出来上がり。

    agoudon.jpg辛味大根を一本すって、うどんにのせる。
    それから天ぷら。
    昨日、うどんと一緒に買ってきた野菜かき揚げと竹輪の天ぷら。
    サイコロ状に小さく切って、フライパンの上でカラカラ、空焼き。
    ほどよくあったまったところでうどんの上にちらして、胡麻ふりかける。
    種をキレイに抜いた柚子。
    半割りにしてそっと添え、アゴ出汁トクトク、かけまわし、朝のうどんのできあがり。

    茹で立ての冷たいうどんというコノ存在。
    なんとなめらか。
    スベスベとした肌が唇なでて、スルンと口にしのびこむ。
    まずその感触がいろっぽく、ツルンとそのまま喉の奥へとなだれ込もうとする寸前。
    奥歯でつかまえちょっと噛む。
    ムチッと歯茎にまとわりついて小麦の香りを発しつつ、ムチュンと潰れる。
    なんともたのしい食感で、そこに出汁の旨みが追いかけてくる。
    クチュッと潰れる天ぷらが油の風味をドッシリ吐き出し、大根おろしがスキッとすべてをひとつにまとめて幕を引く。
    潔いほどおいしくたのしい、朝の糧。

    ところでスロースタートにてこの先、どうなっていくんだろう…、って心配していた「ゲゲゲの女房」。
    グングン、よくなる。

    medama.jpgどんなに苦労をしても自分の「好き」を曲げない。
    あきらめそうになると、今のあなたがそれでも好きだから…、と勇気づけてくれる人がやってくる。
    あきらめない。
    苦しいけれどあきらめず、そして一気に花開く。
    時代がそれに追いついたのか…。
    それともただただ、運が悪くて遠回りしてしまったのか…。
    不屈の天才。
    それを支える人たちと、彼を引き上げる理解者たちのよき物語り。
    まず前半のクライマックスが今朝、やってきた。
    ゲゲゲの作者が大手漫画雑誌の賞を受賞したのが、今日の朝のエピソード。
    昨日の朝から、見るとちょっとウルッと来てた。
    今日はとてもシアワセな朝。
    来週からもますますたのしみ…、朝のコレ。

    でもって、ゲゲゲリスペクトというワケではないのでしょうが、目玉親父的オブジェがシカゴにあるニュース。
    Tony Tassetっていう作者の目玉をそのまま巨大化させて作ってみました…、ってインスタレーション的アート。
    しかもこれ。
    全部手書きで、小さく作られたモノを現場でジグソーパズルのようにカチッと組み立てたという、アートというより職人芸的おもしろきモノ。
    作成現場を撮った動画を貼り付けときます。



    ハロウィーンまでシカゴの街に展示されてるようで、その後、行き場はまだ未定。
    境港によんであげれば、目玉親父の里帰り。
    いい宣伝になるような…、ちょっと下世話に思うなり。

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    ■ コメント一覧
    るみばぁちゃん
    有名になった人ですね~
    今でも直向に足踏みしているのでしょうか?
    ひょっとして、たくさんのお弟子さんたちが踏んでるのかな?
    讃岐を堪能できましたか?
    koutagawaさん / 2010/07/17(Sat) / URL
    讃岐風
    > koutagawaさん
    このうどんはさすがに足で踏んでる食感ではなかったですね。
    讃岐うどんにはない歯ごたえ。
    日本全国の人が讃岐らしさを感じる讃岐風。
    上手にできているなぁ…、って感じました。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/17(Sat) /
    よくわかります「つゆ」
    長野はどこへ行っても蕎麦そのものは美味しいのですが、サカキさんと同じところで育ってる私には、ソバツユがあうところが少ないんですよね。
    Mitsuさん / 2010/07/17(Sat) /
    貧乏神バイバイ
    昨日の質草全部受け出すところから、
    今朝のくだりはうるっときましたね~
    貧乏神が手を振って消えるところがかわいいなあと。
    あと、ゼタの秘書さんの細かい
    表情など、これからどうなるの?
    とちゃんと前振りしてあったりして、
    15分の密度の濃さがおもしろいです。
    99さん / 2010/07/17(Sat) /
    醤油
    > Mitsuさん
    醤油のおいしさが違うんだろう…、って思うんですね。
    瀬戸内地方は醤油がおいしい。
    出汁もおいしいけれど、それに合わせる醤油の風味が瀬戸内地方の料理の根幹をなしているような気がします。
    おいしいツユと出会うと、本当にうれしくなりますね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/17(Sat) /
    やっとこれから
    > 99さん
    貧乏神さんも、名残惜しそうにでも潔く、おさらばしてくれましたね…、今朝。
    今週はカタルシスを感じる勢いのあるストーリーが続きました。
    これからますます、目が離せませんね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/17(Sat) /
    目玉ちゃん。
    これ、最後はどうやって完成させるのかと思いましたら
    横下のほうに穴が・・・。
    ちゃんと中の人が出られるようになってるんですね。
    面白い。
    展示が終了したらどこに?も気になりますが、
    どのように運ぶのか?それがまた楽しみですね。
    新宿あたりにも出張してきて欲しいな。
    新宿の目とお隣どうしとか、どうでしょう。
    電マニさん / 2010/07/18(Sun) /
    新宿の目
    > 電マニさん
    新宿の目の隣とは、またまた渋い場所の選択。
    運ぶときはまた解体して、そして再び組み立ててと、その一部始終がひとつのイベントになりそうですね。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/18(Sun) /
    アゴ出汁
    親類が長崎にいるので、アゴの出汁は子供の頃から馴染みがあります。
    去年、母に頼んで少し送ってもらったので、今年のお正月はアゴ出汁仕立てのお雑煮を食べました。
    でも、やっぱりうどん!ですよねー。
    「るみばぁちゃんのうどん」、名前からしてなんだか美味しい予感。
    すだちを絞って、さっぱり冷たいうどんが食べたい陽気です。
    (昨日は36度を超えました。)
    美味しそうな写真、ご馳走様でした!
    ねえねえさん / 2010/07/19(Mon) /
    暑い夏
    > ねえねえさん
    東京も暑いですよ。
    今日の天気予報では36℃越え。
    体にやさしく、しかもおいしいモノを食べたくなりますよね。
    おそらく、ずっと昔から食べ手育ったモノがそうしたやさしさを持った料理なんだろうなぁ…、って思います。
    サカキシンイチロウさん / 2010/07/19(Mon) /
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