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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    今日は熊谷で仕事をひとつ。
    tateno.jpg「舘乃」という和食レストランがあって、そこをブラッシュアップしましょうプロジェクトを今やっている。
    お店ができたのが1990年代の半ばのコト…、できて15年ほどが経っている。
    実はこの1990年代の前半から半ばにかけては郊外型のファミリーレストラン全盛期。
    今では絶対かけられぬお金と手間とスペースをお店にかけてる。
    だからこの時代の店舗は長持ちするし、時がたっても古ぼけているのではなくヴィンテージに近い価値を発揮していくのです。
    ここのお店もメンテナンスが行き届いていて、厨房の中もピカピカきれい。

    c92f2289.jpegとは言え、メニューなんかを絶えず時代にあわせてアップデートしていかないと、お客様の変化に対応できなくなっちゃう。
    それで近々、お店の一部の使い勝手を改善すると、同時にメニューも新しくしてみましょうと。
    まずは現在の料理をいくつかチェックする。

    蕎麦とお寿司がおいしいお店。
    これも今から15年ほど前に、全国各地で流行ったコンセプト。
    蕎麦も出汁も返しも自家製。
    せいろを食べれば一目瞭然ですからと、それを食べると麺は上等。
    歯ざわり、喉越しなかなかに良く、なにより出汁がおいしくていい。

    これに握りが5貫つき、天ぷら、サラダ、小鉢にデザート。
    茶碗蒸しまでついて1380円。
    これがランチの一番人気の商品だそう。
    郊外値段にビックリします。
    しかもこれらすべての料理を一度にお膳にのせて、ハイッと提供する。
    そのため厨房の設備も充実させて教育を徹底する…、これが昔のファミリーレストラン魂ですねと感心します。
    ただそのために、一部の料理がちょっと冷めたり事前調理をする手間かけたりと、もしこの同時提供をせずにすむならもっといい状態の料理を出せる。
    今度メニューを変えるときにはちょっと工夫をしてみましょう…、と課題をひとつ。

    91f4c9ca.jpegうどんも手作り。
    それを使った冬になると抜群の売上あげる人気商品。
    それが味噌煮込みうどんなんです…、と。

    実は北関東。
    埼玉の北っ川から群馬にかけて、なぜだか味噌を使った麺類に人気がある。
    ラーメン屋さんでも、ファミリー向けのラーメンは味噌ラーメンが一番人気。
    うどん屋さんでも、鍋焼きうどんより味噌煮込みの方が売れるんだという。
    味噌の産地だからかもしれない。
    甘さ、辛さとメリハリのある味が好きな地域なのかもしれないです。

    陶器の土鍋。
    下に固形燃料を炊いてグツグツさせる。
    名古屋の八丁味噌ベースのスープと違って、酸味よりも甘みがメインの風味豊かな合わせ味噌。
    濃い目の味噌汁のような風味のスープの中でグツグツグツグツ。
    かなり長時間煮込んでも、クタクタへたらぬ頑丈な麺。
    さすがに腰があるわけではないのだど、スルンと喉をなめらかになぞりながらお腹の中へと滑りこんでく喉越したのしい。
    四国のうどんと、九州うどんの中間のような麺がなかなか特徴的。
    玉子にかまぼこ、それから深谷のネギをタップリ。
    トッピングをあれこれ自由に選べるようになっていて、揚げ餅入れて煮込んで食べると、ネットリとろとろ…、田舎の雑煮を食べてるような気持ちになる、オキニイリ。

    3e4b7cef.jpeg実はこの店、これから10年ほどかけて次の世代へと引き継ぎをする。
    息子さんが継いでもいいよ…、と言ってくれた、それが何より今一番のシアワセの店。
    それで徐々に新しいメニューも増えてきているようで。

    例えばチーズカレーうどん。
    カレーはもともとうどんに合うように仕込まれていて、野菜の風味がおいしいマイルドタイプのもの。
    そこにタップリ、豚肉スライス。
    それからチーズを乗っけて焼いてだすという、ちょっとカフェ飯みたいな出来栄え。
    器も月形の深めのボウルで、いわゆる和食とは違って見える。

    若い人が考える料理はとてもオモシロたのしい。
    これから今までのこの店の20年近くの伝統と、今のお客様の気持ちとそれから、未来のゴチソウ…、それをあれこれ考えながらメニューをたのしく変えていく。
    これはボクの出番であります、また来ます。



    関連ランキング:そば(蕎麦) | 行田駅

     

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