サカキノホトンブログ箱根そば

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箱根そば

中途半端にお腹がすいて、それで蕎麦をズルンとたぐる。

箱根そばという立ちそばの店。
小田急電鉄の関連会社がやっている。
小田急といえば、箱根に向かう路線を持ってる。
しかも箱根といえば蕎麦が名物。
自然薯そばを扱うお店が結構、多くてかなり人気を集めてる。
それで蕎麦屋を、というキッカケだったのかもしれません。
かなり古くから積極的に展開してて、最初は小田急線の駅や路線の周辺に。
ここ数年は、小田急線とはまるでユカリのない場所にポツンポツンとお店をだしている。

そこそこの蕎麦。
飛び上がるほど旨いわけじゃないけれど、商品バリエーションがかなり独特。
特に冷たい蕎麦の種類は豊富で、豆腐一丁を使った蕎麦とか、サラダっぽい洋風そばとかを季節になると出したりするのがたのしいお店。
立ち食いそばのバリエーションは、天ぷらにたよるきらいがある中で、ココは天ぷら意外の具材をかなり多様に揃えてる。

中でもボクが好きなのが、大根おろし。
大根おろしって時間が立つと独特の匂いをだして、しかも食感がモソモソしちゃう。
ところがココのはシットリ、やさしい食感でみずみずしくてとてもおいしい。
おろしそばをたのむとこうして、大根おろしと海苔とおかかをタップリのっける。
これがおいしく、夏になるとどうにもこうにも食べたくなっちゃう。

大根おろしの汁の甘みと風味と辛味。
海苔の香りと、かつおぶしのうま味が一緒になると、鬼に金棒的なる蕎麦の引き立て役になってくれる。
ボクの好きな冷たいそばの食べ方が、大根おろしの搾り汁。
それに塩を少々くわえて、かつおぶしと海苔をまぶした冷たい蕎麦にザザッとかけてズルズルたぐるというモノがある。
出汁いらずにて、十分甘くておいしくて、大根がおいしくなる冬に食べると飛び上がるほど。
その味、風味においしさがある。
体が潤い、食欲なくても食べてる間にどんどんお腹が動いてくるようなたのしいレシピ。
それによく似た味わいがあり、だからかなりのオキニイリ。
それにしても立ち食い蕎麦のお店の丼。
その縁にチョコンとくっつき、しがみつくワサビの健気でかわいらしいコト。
思わずアップで記念撮影…、スッキリとした満腹もらって、さて、移動。

ところで本日…、幽霊の日なのだそうであります。
１８２５年の今日、江戸時代の江戸の中村座にて「東海道四谷怪談」が初演されたのを記念して。

映画「魔性の夏　四谷怪談より」　予告編　trailer 投稿者 spyagent0011

「Based on True Story」な物語り。
話のヒントは「不義密通をはたらいた男女が殺され、戸板に縛られて神田川に流された」という実話で、それを元に鶴屋南北が創作したモノ。
誰もが知っている怪談中の怪談でしょう。
話の巧みさ、おどろおどろしさもさることながら、登場人物が自分の欲望にのみ正直で人間的すぎるところに感情移入できるからこその人気じゃないか、と思ったりする。
舞台に映画、小説、講談といろんなバージョンが存在しますが、個人的には、かわぐちかいじさんが描いた「アクター」ってマンガの四谷怪談をモチーフにしたエピソードが、好きだったりする。
それにしてもボクが住んでいる四谷三丁目界隈こそが、何を隠そう四谷怪談の舞台であって、そう考えてみれば東京というこの近代都市も古き街から一直線に伸びている街。
そう思ったら、なんだか少々、感慨深い、さてさて仕事とまいろうか！

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2011/07/26 (Tue) FF・デリ Trackback() Comment(0)

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