朝に赤坂…、打ち合わせの前におむすび食べよう。
それでおむすび権兵衛にくる。
ここに来るようになってから、いろんな場所で目に入る。
飲食店って不思議なもので、気になりはじめてはじめて視野に入ってくる。
例えばマクドナルが好きじゃなくなる。
すると、どんなに目立つ場所に大きな看板があっても頭がスルーする。
目に入っているのに、頭の中に入っていかない。
人が持ってる防御本能みたいなモノかもしれないですネ。
で、このお店。
探すといろんなところにあって、赤坂の店も昨年暮れにはじめて、なんだこんなところにあった…、と。
何度もお店の前を通っていたのにまるで気づかなかった。
入り口入るとカウンター。
奥に厨房。
そして左手に客席がある。
ここのおむすびは作ってしばらくおくとおいしくなるおむすびで、だから作ってしばらくショーケースの中に並べてそれを売る。
とは言えかなりゆるめにむすんだデリケートなモノ…、だからしばらく馴染んだモノをその場で食べるのが一番おいしく感じたりする。
オキニイリの「ジャコ玄米」のおむすびが一個だけ残っていたのでそれにする。
鶏の唐揚げが２個だけ入ったパックがあって、それをワンパック。
それから豚汁をサイドにつけて一揃え…、ニンジン、ゴボウに大根にネギ、野菜がタップリ入ってて、煮汁タップリの温野菜のような感じが体にやさしい。
豚肉、それから油揚げ…、味噌も甘くて出汁がしっかりきいている。
ホツホツ、口の中でちらかる玄米ご飯にゴマがプチパチ奥歯で爆ぜる…、顎を使ってかみしめてお腹も頭も目覚めるゴチソウ、アリガタイ。
それからちょっと移動をし、気になるお店をみることにする。
ホノルルコーヒーカンパニーって言う、その名の通りハワイに本拠地をおくセルフサービスのコーヒー専門店が、日本で本格的に展開目論見作ったお店。
アラモアナショッピングセンターの中にお店ができたとき、スタバだけじゃないローカルブランドのステキなお店ができたもんだと、ビックリしました。
のんびりとした雰囲気と、のんびりとしたサービスとフレイバーをつけてローストしたコナコーヒーが、あぁ、今ボクはたしかにハワイにいるんだと教えてくれるような店。
その雰囲気を一生懸命作ろうとしているのでしょう…、お店の中はまるでバニアンツリーの下にあるベランダカフェで日陰をたのしむ、そんな雰囲気、悪くない。
エスプレッソタイプのコーヒーもある。
どれもがハワイのコナ・コーヒー。
けれどやっぱり売り物は、フレーバーをつけたコーヒー豆で作ったドリップコーヒー。
香り高くて、味わい深い。
コーヒー自体が深煎りで甘みをたたえた濃厚味。
そこにエキゾチックな甘い香り…、ちょっとコパトーンみたいな香りがのっかり、気持ちがビュンと太平洋を越えていく。
ハワイらしさをより一層、と言うコトなんでしょう。
マラサダがある。
注文してから揚げて仕上げるというハワイ的なる揚げドーナツ。
一個１５０円という値段がほどよく控えめ。
シナモンシュガーをタップリかけてもらって食べる。
サックリ歯ぎれる。
ふんわりしてる。
油であげているのに決して油っこくなく、グラニュー糖がジャリッと奥歯で潰れる感覚。
ゴチソウです。
生地はふっくら軽やかで、口の中でトロンととろける。
コナコーヒーにトプっとつけて、タップリコーヒー染み込ませ持ち上げチュパッと。
マラサダ生地がとろとろになり、口の中が一気に潤う…、コーヒーの香りに油の風味が混じってハワイにいきたいって微熱が頭の奥をブーンっとかきまわす。
やっぱり日本にとってのハワイ。
永遠に続く憧れ、夢見る南のパラダイスってとこなんだろうって思ったりした…、気持ちも明るくあっためて、そして仕事に向かいます。
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