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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    映画を觀ます…、「リアリティのダンス」なるアレハンドロ・ホドロフスキーの新作映画。



    チリ生まれにしてパリで才能を開花させた異才の監督。
    実際にクランクアップした映画より、実現しなかった映画の方が多くて、SF大作のデューンが有名だけれども、実はジョン・レノンとオノ・ヨーコ主演であの「指輪物語」を撮ろうとしていたららしいのですね。
    オソロシイ…。
    85歳という年齢にしてのこの作品。しかも23年ぶりの新作というこの作品。



    これは一体、どういうジャンルの映画になるんだろう…、と、最初は戸惑う。
    私的なドキュメンタリー映画のようで、アーティスティックなアートフィルムのようにもみえる。オペラ的でもあり、実験映画のようでもあって、けれどそれらのどのジャンルにも当てはまらない。
    見ているうちにグイグイ、気持ちが引きずられていく。
    見事な手腕にカメラワークに舌を巻きます…、ウットリです。



    前半は監督自身が「子供であることから訣別する」というテーマをファンタジックに描いた内容。
    後半になると一転、テーマは「長男として、父親の生き様とどう折り合いをつけるかという」内容になって、これにはかなり考えさせられた。
    父は一体、何と戦い、何を得たのか。
    その父が息子に一体何を託して生きているのか。
    そして息子は一体、何をなすことで父の期待に答えるべきか…、と、これは重たくなにより今の自分にてらして、ホドロフスキーと共に謎を解きはじめていく。

    観てよかったなぁ…、と思います。中年と呼ばれる年齢になった人たちに是非みてほしいと思いもしました。
    トレーラーを貼っておきます。



    エキセントリックな内容と観る人の平常心をわざとかき乱すような表現方法に、好き嫌いはあるかもしれず、けれどそれでもおすすめします。
    何より、監督の言葉のセンスに感心もする。
    例えば、頭が迷ったらココロに聞きなさい。あなたのココロの中に、あなたが探しているモノがあるからというフレーズは、まさに今のボクのためにある言葉。

    ちなみにこのホドロフスキーっていうおっさん…、とんでもないことをしでかしてしまう情熱家のようで、この映画に関するインタービューを受けていて、思わず素っ裸になってしまったというのであります。



    曰く。
    映画監督というもの、観客の前では心も体も素っ裸にならないといけないんだ、とこの映画にかける思いと、監督としてのスタンスを身をもって体現したというのだけれど、うーん、スゴいネ。
    ちなみに元の画像にもモザイクがかかっておりましたが、あまりに艶かしくリアリティのある裸(笑)だったので、より一層の修正しました…、アシカラズ。

    拍手[5回]

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    無題
    このような現実と非現実を行ったり来たりできるような監督って、もうこの世に現れるのか…と思います。見てみます。
    kさん / 2014/08/16(Sat) /
    内なる宇宙
    > kさん
    人、ひとりひとりの魂に宿っている宇宙を描ける人。
    スゴいと思います。
    観てよかった!と心から思える作品でした。
    サカキシンイチロウさん / 2014/08/16(Sat) /
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