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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    映画を觀ます…、アカデミー賞でも話題になった「ヒューゴの不思議な発明」。

    hugo.jpg3月1日に封切り開始で、なんと1ヶ月もほったらかしにしてしまってた。
    名だたる大型シネコンはレイトショーしかやってない。
    一日通してやっているのは有楽町にある「有楽座」。
    昔、一度だけ見たことがあり、古くてパッとしない映画館だという印象がいまだにあって、でもしょうがない。
    3D作品だから、かかるスクリーンも限られるのに違いない…、とあきらめ半分やってきたらば、これがステキな映画館。

    映画館ビルではなくて、飲食店なんかが入る古い雑居ビルのようでありつつ、でもエスカレーターに乗って映画館のフロアーに近づいてくるに従って劇場ムードが濃厚になる。
    しかも日本の劇場じゃなくてまるでブロードウェイの劇場みたい。
    赤いビロードの幕に壁、絨毯もこの劇場のために織られたモノで重厚。
    最近、改装されたようでシートも上等、前の席との感覚も広くてとても快適でもある。
    今日の映画をみるのにふさわしい、クラシックにして夢に溢れた映画館であったというのにニッコリしました。

    4bd4a414.jpegさて、この映画。
    ハッキリいいます、泣きました。

    人生を考えさせてくれる物語。
    人は果たすべき役割を与えられて生まれてきている。
    その役割を見つけて果たすコトこそが、シアワセに生きるというコトなんだよって。
    使い古されたモチーフのようで、けれどその語り口調はとても独特。

    映画の主役のひとつが歯車。
    社会や組織の歯車みたいになるのは嫌だ…、と普通言われるその歯車を、互いに必要とされる歯車同士が出会い、しっかり噛みあうコトがなんとシアワセと解釈をする。
    歯車であることが悪いのでなく、その歯車が噛み合わないコトやあるいは故障しているコトが悪いこと。
    それを正しく直してあげる。
    あるいはやさしく直し合う。
    互いをいたわりながら生きていくけば必ず、誰でも必要とされる存在になる。

    あぁ、なんて、ステキな生き方。
    生きていくということの解釈なんだろう…、って恥ずかしげもなく鼻をジュルジュル、花粉症でもないのにね。
    他にもジュルジュルしていた人がたくさんいたから、良かったけれど…。
    主要登場人物たちが紡ぎ出すメインの物語がすばらしいのは当然で、けれど彼らを囲む人たちがちょっとしたキッカケで理解が深まり幸せになっていくサイトストーリーの部分までもが情緒タップリ、豊かな気持ちにさせてくれるのがまたステキ。
    久しぶりに「昔ながらの映画を観た」って感じがします。

    9e2218f9.jpeg謎が謎をよび、先へ先へと目が離せなくなるストーリー展開の巧みさと、芸達者な役者が揃ったキャストの妙に舌を巻きます。
    そうそう、先日見たシャーロックホームズで見事なハゲっぷりを披露していたジュード・ローが、薄毛ながらも前髪をふさふささせて登場している。
    それはそれでかっこ良くって、オモシロイなぁって思います。
    ところでこれを監督した、マーチン・スコセッシの最近の顔…、イタリアのじぃさん丸出しの鼻眼鏡をつけたお面のようなこの顔をどこかで見たことがあると思ったら「カールじいさんの空飛ぶ家」のカールじいさんにそっくりでした(笑)。



    「HUGO」って言う映画のタイトルが出てくるまでの、10分ほどの前フリ部分で、優に普通の映画一本分くらいの充実感を得ることができる映画で、アカデミー賞の最有力候補だったこともうなずける、ゴージャスにして心揺さぶるステキな映画…、オキニイリ。
    それにしても、すべてのモノが「0か1」で出来ている今という時代に壊れてしまったモノは、修理ではなく交換される…、例えば今の外食産業は、直すに値するものなのか、それとも取り替えられるべきものなのか。
    それを見極めるコトが必要なんだろう…、と思ったりもした。

    書きたいコトは他にもたくさんあるけれど、今日は寝ましょう…、また明日。
     

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    ■ コメント一覧
    無題
    この映画、本当に素敵な映画でした。
    題名から想像していたストーリーとは全く違ってたけど、感動でした(≧▽≦)ノ
    映画を観るまで、ジュード・ロウが出てることは全く知りませんでしたがww
    この映画のDVDが出たら買おうと思います。
    今のところ、今年一番の映画です(๑′ᴗ‵๑)
    lovekuma69さん / 2012/04/01(Sun) /
    フランス風ニュー・シネマ・パラダイス
    映画への愛情の詰まった作品でしたね

    キーパーソンの夫婦愛が地味に泣けました
    あとアヒル口の子がもっとかわいければなと思ったりしました(笑)
    佐藤Rさん / 2012/04/01(Sun) /
    今年一番
    > lovekuma69さん
    たしかに、現段階での暫定今年一番の映画ですね。
    今まで観た映画の中でも、指折りの映画だったとも思います。
    こんな映画がどんどん増えるといいのになぁ…、たのしくもあり、感動的でもあり、しかも押し付けがましくない。
    説教臭くなかったところが、ボクは一番好きでした。
    サカキシンイチロウさん / 2012/04/01(Sun) /
    アヒル口嬢
    > lovekuma69さん
    フィルムをおじぃさんに見せてあげよう…、ってあのシーン。
    もしかしたら駅の壁面なのかなぁ、それならまるでニュー・シネマ・パラダイスだなぁと思ってみてました。
    そうじゃなくて、ほっとしましたけど(笑)。
    アヒル口嬢は、殺人マシンや吸血鬼と言ったマニアックな役柄からやっと更生したところですから、あの程度の出番でちょうどかなぁとも思いました。
    でも、かわゆい。
    サカキシンイチロウさん / 2012/04/01(Sun) /
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