ベルクで朝をとることにする。
新宿ブレックファストが続きます。
今日も新宿出発の日帰り出張。
それで新宿ベルクで朝をとやってきました。
戦うお店。
商売というのは始めたが最後、一日でも長く続けることを考えなくちゃいけないモノ。
特に飲食店という場所。
そこにお客様がいて、そのお客様の思い出の一部になってしまった限り、その思い出をたやすコト無く永遠に。
続いてほしいとそう思いながら、一生懸命にこやかに、努力するのが飲食店を経営するというコトなのです…、本当は。
経営者のためや働く人のためでなく、ましてや大家さんのためでもなくてお客様のため。
飲食店は日々、お店を開け、閉めて翌日の準備をする。
その繰り返しを厭わぬ店が、繁盛店と呼ばれるシアワセな店となる。
この店がどんなコトがあろうと毎日、毎日、その店先に花を活け、いらっしゃいませと笑顔を作る。
それも全ては、ココをたのしみにやってくる新宿という街を愛する人たちのため…、だからみんな応援する気でココにやってくるのでしょうネ。
新宿という街が権力の暴走に対して敵意をむき出す街であった頃からずっとこうしてココにある。
ステキと思う…、そして今日。
モーニングプレートをもらいます。
小さなお皿にギッシリ、朝の料理が並ぶ。
メインはハム。
健康的なピンク色。
白い脂がキレイに混じった、ロースハム。
豚肉がキレイに焼けた状態を「ロゼに仕上がる」って言うことがある。
牛肉に比べて白味を帯びた肉質で、血の色控えめ、食欲そそる色に仕上がる。
その状態を時間をとめて閉じ込めた…、そんな仕上がり。
うつくしい。
ツヤツヤしていて色っぽい。
塩味たしかで肉のうま味を引き立てて、そのまま食べても十分おいしくパンにのっけて食べると脂がとろりととけて甘みと香りを強烈にする。
そのトーストがカサッと見事に焼けている。
気泡がタップリ入った軽めの痩せた食パン。
トーストするのにピッタリのパン。
こんがり焼いて、表面サクサク、噛むとほどよき甘みが広がる。
バターを塗るとゴクゴク飲み込むほどに乾いて、それがカサッと口で壊れて散らかるさまがおいしい。
シッカリ茹でた玉子が半分。
塩をパラッとかけると黄身の甘みが広がり、朝の元気になっていく。
サイドにいくつか料理が並ぶ。
スイートコーンにポテトサラダがポッテリ、タップリ…、どちらも手をかけ作ったものではないけれど、不思議なほどにこれがおいしい。
コロコロ、口中転がるような騒々しさで噛むとプチュンとみずみずしい。
甘くて青い香りを発して潰れるオモシロサ。
ポテトサラダをトーストに乗っけて食べると、カサカサとしたパンがねっとり、奥歯にからみつくような濃厚な味、食感になっていくのがまたオモシロイ。
アイスエスプレッソを今日はもらって、香り高さで目を覚まさせる。
南に向かって、軽く移動をいたします。
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