サカキノホトンブログフライドライスパラダイス

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フライドライスパラダイス

チャーハンをどうにもこうにも食べたくなって、それで新記にやってくる。

香港料理の気軽なお店…、四谷三丁目の交差点を見下ろす便利な場所にあり、けれどこの場所、ずっとお店が定着しない不遇な立地。
ここも最初はお客様集めに苦労をしてて、けれど最近、おなじみさんがついて随分、にぎわっているみたい。
気軽にお腹いっぱいになることもできるけど、お酒をたのしく飲めたりもする。
食堂使いと居酒屋使いのその両方がひとつところでできるというのがいいのでしょうネ。
今日のボクにとってはここは食堂使いというコトですか。

さてチャーハン。
チャーハンには、いろんなタイプが存在してる。
中国料理店のパラパラしてて、上等なチャーハンもいい。
ラーメン屋さんの油ギトギトコッテリチャーハンも捨てがたい。
ただ、今日の気持ちはあんかけチャーハン。
確かココにあったはず。
香港麺をメインの料理にしているお店。
…、ではあるけれど、実はチャーハンだけでも８種類ほど用意している。
レタスチャーハン。
牛肉チャーハン。
中国料理店の定番の五目チャーハンもある中で、海鮮あんかけチャーハンがあり、それをたのんでちょっと待つ。

厨房の中でゴトゴトガンガン、中華鍋がレンジを叩く音がしてジャジャっとご飯が焼ける音がする。
それに続いてジューッとスープが爆ぜる音。
あぁ、あれがあんかけになってご飯の上にタランとかかるに違いない。
と、そんなコトを想像しながら待って来たのがこの一品。
想像以上に具材豊富でビックリします。
モヤシにキャベツ、ネギに黄ニラに青梗菜とまずは野菜がタップリで、貝の小柱、エビにイカと海鮮あんかけチャーハンの名前に恥じぬ具だくさん。

あんかけをどかして下を見るとパラパラ、卵チャーハン。

まずはそれだけ味わうと、油の香りがとても良くお米の粒のひとつひとつがキレイに焼けた飯店的なる卵チャーハン。
そこに塩味のあんかけがまじるとお米がみずみずしくなり、とはいえご飯のパラパラとしたチャーハン的なる食感が損なわれることがないのがステキ。
一緒に揚げワンタンを追加して、パリッと乾いた食感たのしむ。
揚がった皮の中にプチュンと包まれた、エビのすり身の香りやうま味にウットリしながらハフハフ食べる…、さてさて家にもどりましょ。

チャーハンつながりで、なつかしい曲を一曲…、フライドライスパラダイス。

ディック・リーっていうシンガポールを代表するポップシンガーの、日本では発売されることはなかったけれど代表曲の
１９８６年発売っていいますから、もう３０年近くも前の曲。
イェローマジックオーケストラがつくりだした「アジアンフュージョンでモダンな音」に続けとばかりアジアのいろんな国で各国テイストの音楽世界が生まれ始めた、その一つ。
シンガポーリアンのへんてこりんで愛すべき文化や習慣を、「シンガポールはチャーハン天国」って半ば自虐的なる曲にして、これをテーマにミュージカルまでできちゃった。
キャッチーで一度聞いたら忘れられないナイスなソング…、ボクのかなりのオキニイリ。

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