サカキノホトンブログ高い青空、おむす人

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高い青空、おむす人

おむす人で朝にしました。

ひと駅歩く運動の、その目的としてとてもステキでモティベーションがあがる場所。
それがこの店。
おむす人。

お店に入る前にまずは看板、パチリ。
レンズを空に向けると、あぁ！
空がおそろしいほどに青くてウットリ。
秋の空は青くて高い。
気持ちが上へ上へと向かっていくような、そんなたのしさ…、おはようさん。

お店に入って注文をして、テーブルに付きおむすびが出来上がるのをノンビリ待ちます。
いつもは３人いるお店の人たち。
今日はお二人。
だからかちょっと忙しい。
それも一番ベテランのおばさんスタッフがお休みみたいで、なおさら大変。
厨房の中を飛ぶように、右に左にと行ったりきたり。
にもかかわらず、電話がかかる。
食材の納品がありとてんやわんやの大騒ぎ。
ボクの注文はユックリでいいですよ…、だって今日はノンビリできる朝ですからって。

そう伝えてじっと待ってると、ビルのロビーを掃除する人。
この前までは、おじさんがニコニコしながら掃除をしてた…、けれど今朝。
掃除をしている人は、見るからに中国人に見える女性で、おはようございますって声をかけたらやっぱり日本語がたどたどしい。

日本人ですべてのコトをまかなってきた日本の美徳も、すっかり風前の灯です。
日本人がしたくないコト。
あるいは、それを喜んでする人がいるにもかかわらず、人件費が安いからって日本人じゃない人たちにいろんなコトを押し付け任す。
それが最近の日本のあれこれ。
ボクが生まれてはじめてアメリカという国にいったとき。
嫌な仕事は移民にさせる。
なんだか、やだなぁ…、と思った気持ち。
それに似たような嫌な気持ちが最近、じっとりまとわりついてはなれない。
受け入れなくてはならぬ現実。
と、そう思いもするけれど、やっぱりちょっと違和感がある。
そのうちココでおむすび作る人たちまでも、日本人じゃない人になっていったらどうなるんだろう？
そんなコトをボンヤリ思う。
そんなコトにならぬようにしなくっちゃ…、ってもボンヤリ思う。

お待たせしました…、と出来てきたのがおむすび２つ。
ひとつはカツオと梅の縁むすび。
ここの梅干は一口食べると、チュバッと唇すぼまってジュワッとヨダレが搾り出される。
容赦無いほど酸っぱくそれが、寝ぼけた頭をガツンと叩く。
お腹の中まで目を覚ますほど。
食欲、グイーンと湧いてくる。

もうひとつは鮭といくらの縁むすび。
ここでは二つの具材を合わせて作ったおむすびのコトを「縁むすび」って呼ぶのですね。
縁起がよくて、ほんわかニッコリできる名前で、味もニッコリ。
特にビックリするほどおいしい、鮭といくらの親子の実力。
シットリとした鮭のほぐし身。
いくらがプチッと奥歯で潰れて、それがご飯をしたたか濡らす。
みずみずしくて、口が潤うほどのおいしさ。
フワッとむすんで、だから口の中に入るとハラっとほぐれて、まるで炊きたてご飯を食べてるような感じになっていく。
ほどよい塩味。
海苔の風味や、ムチュンと歯切れる食感が朝からおいしい、オゴチソウ。

おかずにもらったウィンナさん。
魚肉ソーセージのような食感の、ちょっとチープなウィンナを油で揚げるとスカスカ、穴が開くように軽く仕上がる。
ウィンナさんの中の水分が油に飛び出し、スカッと軽い食感になる、それがなんだかオモシロく、ココに来るとたのんじゃう。
あったかいお茶をゴクリと飲んで、お腹をやさしくあっためる。
さてさて、仕事、ニコリと移動をいたします。

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2011/11/09 (Wed) ダイアリー Comment(2)

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とんちんかんなコメントかもですが

東京駅八重洲地下のおむす人は
日本じゃない国のお兄ちゃんが
結んでくれてました。
それでもほっかり美味しかったですよ。

敬遠される仕事が他の他の国の人ばっかりになってしまうのは
良いことではないとわかっていますが、
キビキビ働く彼らをみると
もっとがんばらなくちゃって
襟を正す思いです

じゅんさん / 2011/11/10(Thu) /

編集

国際化

> じゅんさん
いろんな場面で日本は世界の一部なんだなぁ…、って思い知らされることがあります。
海外の人たちが、笑顔でがんばる日本も好き。
けれど、日本の人たちが彼等の勤勉に負けるようなコトがあってはいけないとも思います。
ボクの家の近所の国際化の進み方。
そりゃ、スゴイものです。
ひさしぶりに中国のおかぁさんのところに、挨拶にいかなきゃ…、なんて思いました。

サカキシンイチロウさん / 2011/11/10(Thu) /

編集

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