サカキノホトンブログサラダの昼に１０３階の透明の箱

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サラダの昼に１０３階の透明の箱

セブンイレブンでサラダを買おう…、ってそう思って売り場を歩く。
不思議なほどの今日のサラダは魅力にかけて、それで最近、お気に入りのこれ。

キャベツと塩昆布の和風サラダを選んで食べた。

今年のレタスは安いのに、キャベツはちょっと値段が高め。
お天道様のきまぐれで野菜の値段は翻弄される。
でもそれこそが自然なことで、ボクらは自然を食べているってことを絶対忘れちゃいけない。
そんなことを思いながら、バリバリ食べる。
昆布の旨味と胡麻の油の風味がキャベツを不思議においしいご馳走にする。

一緒におにぎり弁当…、食べる。
小さな箱に一口大の小さなおにぎり４個詰め。
海老フライに、鶏の唐揚げ、赤ウィンナーさんにゆで卵…、とお弁当のおかずの定番ばかりがギッシリ詰まってる。
お店の人に「温めましょうか？…、私はこれは温めない方がおいしいと思うんですけど」ってそう言われて、温めないでそのまま食べた。
冷めてもおいしい料理ばかりで、たしかに冷めてもおいしい味付け。
そういえば、昔、小学校の給食室を改築したとき、半年ほどだけお弁当を持って通学したことがある。
冬。
ストーブの横にみんながお弁当箱を置き、温めるのが常だったけど、熱々にしておいしいときとそうじゃないときがあったこと。
思い出したりしたりした。

それにしても四国も昔は寒かった。
幼稚園で雪だるまの横に立ってうつした写真もあるし、冬はストーブがいつも炊かれていた記憶がある。
地球はやっぱりあったまってる。

そしておでん。

汁の代わりに「つゆだくでお願いします」って買ってきた。
おでんって冬の食べ物でしょう…、ってよく言うけれど、ボクにとって「お外で食べる」おでんは夏の食べ物っていう印象がある。
これも昔。
松山で、海水浴をしにいくと、浜辺の横の浜茶屋で売っていたのは「おでん・焼きそば・かき氷」。
冷たい海の水につかって体が冷えてる。
だからあんまりかき氷を食べちゃ駄目…、って大人は子供に注意をしてた。
確かに海から上がって食べる、おでんのじわっとあったかい、やさしいおいしさがありがたかった。
夏の思い出、おもいだす。

朝から雨がふったりやんだり。
お天道様の顔、見えず。

ところで…。

以前、ここでも紹介したシカゴのシアーズタワーの上層階に設置された展望台。
総ガラス張りのせり出し構造という、とんでもない展望台がめでたくオープン。

ああ、なんということ。
もともとあるビルのどこにどういう風にしてガラス張りの展望台を作るんだろう…、って不思議に思っていましたが、出来上がったコレは想像以上に不思議な構造。
ガラスの箱がビルの本体に刺さったような、突き出したような、なるほどこんな設置の仕方があるんだなぁ…、って感心しました。

103階という場所。
標高にして412メートルという、つまり東京都庁の展望台の２倍の高さという場所に、放り出されたみたいな感じになっちゃうワケです。
超高層ビルが建ち並ぶシカゴの街にあってもひときわ高いビルにて、他に景色を遮るものがなにもなく、見晴らしはいいだろうなぁ…、とは思うけれども、足下見れば、こんな具合になってしまう。

うぅぅぅぅ…。
これを世界一、眺望のよい場所と思えるか。
それとも世界一、恐ろしい場所としか思えぬのかは、人それぞれということなのでありましょうけど、ボクは多分、膝ガクガクで心臓ドキドキ。

英国のデイリーメールが配信しているリンク頁に、他にあれこれ画像が貼ってありますが、さすがに子供は無邪気で怖いもの知らず。
笑顔で体を床にゆだねる、小さな女の子の自然な表情。
驚愕モノです。

怖いものみたさって人がたくさんいるのでしょう。
６月のオープンからこれまで25,000人以上の人が既にやってきて、このスリリングを体験してる。

ちなみに、東京の新名所になるであろう「東京スカイツリー」の展望台は高さ450メートル。
シアーズタワーの展望台よりまだ高い。
そこがまさかスケルトン構造にはならないでしょう、
…、けど「一部スケルトン」にしてみるってのも、またたのしいかもしれませぬ。
いかがなり。

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