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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    銀座で夜を豪奢にすごす。

    0fd19f3e.jpgフェイスブックをきっかけに、最近、グイッと気持ちが近くなった人たち。
    新年会をかねておいしいモノでも一緒にと。
    ちょっとオフ会みたいな感じの機会をようよう持てた。
    場所は銀座の並木通り。
    上等な雰囲気を街中が発散している銀座という街で、中でも一番、高級感が漂う通り。
    ブランドショップや贅沢な飲食店がズラッと並んだその通りでも、一際、贅沢なお店が集まるビルの中に出店しているレストラン。

    シルベラードというイタリアンレストランを場所にしました。
    宮崎県出身のシェフが腕をふるっているレストランで、だから宮崎のおいしいモノを積極的に扱っている。
    宮崎県産品に「こだわっている」ワケじゃないのが正直なとこ。
    なにがなんでも宮崎県の食材で料理を作らなくっちゃいけないなんて、こだわってしまうと本当においしい料理は出来なくなっちゃう。
    おいしいモノだけ優先的にが正しい姿勢って感心します。

    居心地のよい、けれど適度な緊張感を持ったお店で背筋が伸びる。
    さて、乾杯とワインをもらうと、宮崎県の都農ワイナリーが作った白でこれがおいしい。
    ニュージーランドのシャルドネみたいな、スッキリしててけれど同時に味わいぶかく、栗の香りと春の芝生の緑の匂いがほのかに漂う。
    いい雰囲気でいいワイン…、初対面の人を一気に身近に感じるステキなきっかけ。
    みんな笑顔でたのしいディナーがスタートします。

    35ebe467.jpgみんなはシェフのお任せコース。
    残念ながらボクは途中で中座しなくちゃいけなくて、それでボクはアラカルトから。
    メニューを見ると、ほどよく絞り込まれて選び易くて、しかもたのしく迷える構成。
    ワイン片手にみんなと話しをしながらジックリ選んだまずは前菜。

    フリットもらう。
    イタリアンレストランであるとどうしても食べたくなっちゃう大好物。
    エビに魚にゼッポリーネ。
    ピザ生地に青海苔を混ぜ揚げた料理でありますネ。
    ムッチリとした小麦粉の生地がサックリしあがり、海苔の香りがフワッと広がる食欲わかせるオキニイリ。
    宮崎県の塩で食べるという趣向にて、結晶化した大粒の塩をなめると塩のクセして甘みや旨みが口に広がる、濃厚な味。
    セモリナ粉を使ってバリッと衣が仕上がった揚げていながらサッパリとして歯ざわり軽快。
    お酒がすすむたのしい料理。
    フレッシュバジルの葉っぱもカラッと揚げられて、彩りもよく齧るとパッと口の中が明るくなるような香りがおいしい。
    たのしい前菜。
    幸先よくてニッコリとなる。
    それにしても昼もエビのフライを食べて、夜もこうしてエビのフリット…、明日もエビを食べようか?って、なんだか馬鹿なコト考えてエヘッとなった。

    4fe96eb7.jpgメインはステーキ。
    宮崎県でとても正直で健康的な牛を育てている「尾崎畜産」というとこの尾崎牛を使った一品。
    ざぶとんと呼ばれる肩ロース。
    引き締まっていて赤身がおいしく、にもかからず脂ののりがシッカリしてる焼いておいしい代表的な牛肉の部位。
    表面かなり強めの焼き色。
    にもかかわらず、切り分けられた断面みると中はキレイなロゼ色で、まず焼き加減にウットリします。
    しかも脂の甘い匂いが鼻先くすぐって、食べる前から口一杯にヨダレがでてくる。

    ナイフを当てると呆気無いほどスパッと切れる。
    口に含むと、まずはひやっと脂が溶けて舌のすみずみ濡らして消える。
    もうおいしいです。
    脂が甘い。
    噛むとクチャっと崩れつつ、けれど健康的な繊維が奥歯にまとわりついて壊れるものかと抵抗してくる。
    この食感。
    この噛み心地が肉のおいしさ。
    ウットリしながら噛み続けると脂の甘みが姿をけして、赤身独特の旨みがじわっと広がってきて脂の旨味と混じりあう。
    牛肉の旨味を煮詰めたソースをタップリまとっていながらも、それでも壊れず自分自身の持ち味を発揮していく肉の実力…、なかなかものって舌を巻く。

    31b8fd82.jpgサイドの野菜もおいしくて、聞けば三浦の地野菜という。
    じゃがいも、カブに、カリフラワー。
    さつまいもとかアスパラガスとか、野菜それぞれに火の通し方をかえてその持ち味や食感を活かして調理しているところ。
    デリケートにして的確な調理技術に感心します。

    一緒にテーブル囲んだ人たち。
    次々やってくるおまかせコースの見事な料理をちょっとづつ。
    味見をさせてもらいながらの食事としました。
    キレイなロゼに仕上げた牛のカルパッチョ。
    パルミジャーノのガレットがパリパリサクサク砕けて口を喜ばせ、パプリカのピュレと一緒に食べると肉の旨味がすくっと元気に立ち上がる。
    キャベツでフォアグラを包んだ前菜。
    トリュフの香りを彩りにして、とても豪奢な味わいになる。
    尾崎牛のラグーを使った手打ちパスタや、同じく尾崎牛のサーロインを焼いたメインとクラクラするほどの美味の連続。
    肉の旨みに一堂、舌と体を震わせそれでもおしゃべり止まらない。
    おいしい料理とおいしいワインは人の気持ちを明るくさせる。
    同じテーブル囲んだみんなの明るい気持ちが触れ合って、テーブルの上にたのしい会話の花が咲く。
    レストランで食事することの醍醐味を久々味わい、そして時間がやってくる。
    お先に失礼とお店をでると、なんだか銀座の街がキラキラしてみえた。



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    ランチタイムの直前に丸の内にて仕事を終える…、それでちょっと歩いて銀座。
    1fcd76d7.jpg数寄屋橋の交差点に建っているソニービルの一階にあるパブカーディナルにやってくる。
    英国風のパブの老舗のひとつであります。
    赤いビロード張りの椅子にマホガニーのバックバー、洋酒の瓶がズラッと並んでスコッチウィスキーを片手にパイプ煙草をくゆらせたくなる男の空間。
    もう40年以上もここにこうしてあるんじゃないかなぁ…。
    かつては六本木にも支店があって、そちらは吹き抜けをもった大きな空間がダイナミックな店だったけど、ココは小さくしかも天井低くてミッチリとした閉塞感のある空間…、でも豪華客船のバーのような感じがするのもまた風情あり。

    3c4bf2fb.jpg名物ランチがございます。
    エビフライ。
    数量限定で、ボヤボヤしてると売り切れちゃう。
    だからかランチとしてはちょっと早めの時間帯ながらお店はかなりのにぎわいでした。
    しかもおばさま。
    銀ブラついでのご婦人方が2、3人連れ立って背筋を伸ばして食事をしてる。
    女性が持ってるおいしいモノに対する情報アンテナ。
    その広さと高さに感心します。

    その実物をみればなるほど。
    納得できます。
    大ぶり。
    しかも太った車海老を3尾。
    無理やり伸ばしたわけでなく、ただただもともと大きな海老がカリッと揚げられシッポを天に突き上げるように寄り添いながらお皿に盛られる。
    ナイフを入れればザクッと切れて、中からブリンと白い身が。
    油切れの良いパン粉衣がカラカラまずは口に転がり、エビの香りが華やぎながら鼻から抜ける。
    甘くてプルンと歯ごたえたのしく、ご飯を食べるの忘れるほどにエビの旨みにココロがしたたか満たされる…、知らずに口が次の一口、おねだりをする。
    エビフライってなぜだか気持ちが明るくなって、贅沢気分を味わえる。
    しかも銀座でエビフライ…、なんともウレシイ、オゴチソウ。

    6af75989.jpgお皿の縁にタップリ、タルタルソースがのっかる。
    酸味おだやかでスッキリとした自家製で、それだけで食べても十分おいしく感じる。
    けれど一緒にソースが来ます。
    瓶入り「ユニオンソース」製の中濃ソース。
    それとタルタルソースを混ぜて食べると風味がフックラ膨らむ。
    中濃ソースのスパイシーで、ちょっと甘い味わいがタルタルソースの酸味と手に手をたずさえてエビをおいしくしてくれる。

    スープが付きます。
    コンソメスープで中にタップリ、オニオンソテが入ってる。
    甘い玉ねぎの甘味とコクで、これまたご飯がすすむ味。
    日本の洋食レストランでランチを食べると必ずこうしてスープが来ます。
    日本人ほどスープや汁に執着する人ってあんまり他にないかもね…、だって飛行機の中でもコーヒー、お茶、ジュースに混じってスープはいかが?って選択肢にさえなるほどだもの。
    食事のときには「ご飯・汁・漬物」っていうのが揃わなくっちゃさみしいっていう日本の人の気持にあわせているのでしょう。
    エビフライの傍らにブロッコリやペコリスのピクルスがあって、これが多分、漬物がわりに違いない…、って思ったりした、オモシロイ。
    千切りキャベツにポテトサラダがついてお皿がニギヤカに…。
    冷たく酸っぱいマッシュポテトのようなポテトサラダがトロリ、おどろくほどになめらかでウットリするほど味わい深くてニッコリなります。

    1b6e32ac.jpgほぼ文句のつけようのないエビフライ…、なのですけれど、なぜなんだろう。
    いつきても、ココの千切りキャベツは惨めに見える。
    短いのです。
    それに千切りというには少々太めで細さもあまり揃ってなくて、なによりみずみずしさがない。
    ちょっと乾いてしまっててキャベツの残骸みたいな感じ…、勿体ないって思っちゃう。

    とは言えこれらに飲み物がつき、1050円という値段であります。
    他にもパスタやカレー、あるいはハンバーグのようないわゆる普通のランチメニューもあって、それぞれシッカリした品質で、けれどやっぱりエビフライ。
    オキニイリにしてときに無性にたべたくなっちゃう。
    今日がそんな日でありました、堪能す。

    食後の飲み物。
    コーヒー、紅茶、あるいはヨーグルトドリンクが選べるって言う不思議セレクション。
    健康的な感じがありがたく感じるのでしょう。
    結構出てた。
    特におじさんたちがコレを好んで飲んでいるのにニッコリ。
    ボクもそれにしてみます。
    ロングカクテルを入れるような円錐形のおしゃれなグラス。
    氷がタップリ、しかもネリネリ、ホイップクリームが搾り出されてやってくる。
    そのファンシーな姿にちょっと照れてしまう。
    せっかく体にやさしいモノをと選んだつもりが、パフェな感じの飲み物だった…、しかもこれじゃぁ、ストロー使って飲まなくちゃお髭にクリームがついちゃうじゃない。
    しかもこうしたファンシーが、ハイネケンのコースターを携えやってくるという、こんな景色は銀座のパブじゃなくちゃ出会えぬってそんなコトを思ったりする、さて、仕事。



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    ちょっと行ってみたかったお店を視察…、有楽町の駅の近所の東京フォーラム。
    そこの一角にできた「ラ・メール・プラール」っていうフランス料理のレストラン。
    世界遺産として有名なモンサンミッシェルに100年以上も前に出来たレストラン付きの小体な宿屋。
    lm.jpg今でいうところのオーベルジュとでもいいますか…、旅人のお腹を満たす料理がおいしいで有名になり、今では世界的なる観光地を代表するレストランになった。
    名物料理がありまして、それがオムレツ…、そのオムレツをメインにしたコース料理やランチがあって今日はそれを食べに来た。

    お店の中はほぼ女性にて、仕事仲間と一緒にきたボクら。
    きちゃいけない世界に紛れこんでしまった異物のようなちょっと肩身の狭い雰囲気…、でもそんなコトにまけやしません。
    名物オムレツ、早速たのんで、ニコニコしながらしばらく待った。

    bcb9e258.jpgオープンキッチンの中でキビキビ働く、若いシェフたち。
    初々しさにウットリしながら見ていたら、うやうやしくもボクのお皿がやってくる。
    玉子3個を使ったオムレツ。
    大きなお皿から溢れんがばかりのボリュームで、しかもふっくら。
    オムレツ型をしてはいるけど、スフレのような泡が中からこぼれ出している。
    お皿をちょっと揺するとフルンと、ユッタリ揺れる。
    見た目は料理というよりお菓子。
    甘い香りがしやしないかと鼻をクンクンしてみるも、やってくるのは焼けた玉子の香りばかりで、やっぱりこれはオムレツなんだと言い聞かす。

    まずは泡を味わおうと、スプーンですくう。
    手に軽やかで、舌にのせるとブシュっとたちまちつぶれてく。
    あっという間になくなった、舌の上には玉子の味がしっかり残る…、なんたる贅沢、ウットリします。

    どういう構造になってるんだろう…、って観察したらなるほど、ナルホド。
    フライパンで丸く焼いたオープンオムレツに、メレンゲ状に泡立てた玉子をのっけてパタンと折りたたんでる。
    カスタードクリームを挟んだワッフルみたいな感じ。
    これならボクにも作れるかもね…、って思いもしたけど実際作ると手間とコツが必要なんでしょ…、これはココにて食べるべきモノ!

    f334e8a5.jpgアラカルトにてオムレツたのむと、ココット料理が2種類選べる。
    ほうれん草やシーフード。
    いろんな料理がそろってて、中でも目を引くこの一品。
    フォアグラのソテをのっけたじゃがいも。
    茹でたじゃがいもをクリームで煮たグラタン仕立てのじゃがいも料理に、こんがりソテしたフォアグラがより一層のコクを加える。
    トロンとなめらか。
    カラメル状になったフォアグラの表面が香ばしくって、サクリととける。

    それからキノコ。
    舞茸、シメジにブラウンマッシュルーム。
    バタでソテして森の風味を存分にひきだしたモノで、シャキシャキ、歯ごたえ独特で今の季節の味がする。

    ココット料理を味わってると、みるみるうちにオムレツ飾ってフワフワとこぼれだしてた泡が消えていく。
    後に残るのは程良く焼けた玉子焼き。
    スプーンで食べるには少々頑丈…、それでナイフで一口、また一口と切って味わう。
    オムレツの表面にキラッと輝く結晶。
    目を凝らしたらそれは岩塩。
    キリッと塩のうま味をくれるばかりでなくて、カリッと砕ける食感が、ふんわりとしたスフレ玉子の儚いほどのやわらかを、引き立てそっと消えていく。
    それはそれにておいしくて、けれど途中でやっぱり味を変えたくなっちゃう。
    そこでココット料理を玉子に添えて食べると、またおいしい。

    f8718e04.jpgちなみにココのお得なランチのオムレツにもココットがつく。
    アラカルトにも2個ココットがついてくるように、仲良く2つ…、けれどこちらは好みを選べず、ポテトグラタンと、ほうれん草のクリーム煮というお決まりの2種。

    料理というより、付け合わせ。
    しかもストウブ鍋を使えば簡単。
    具材と調味料をいれて蓋して、オーブンの中にいれればそのまま出来上がる。
    ストウブ鍋が勝手に調理してくれるという合理的にて手間のかからぬモノでもてなす。
    一方、一品料理のオムレツの、サイドにつくのはソテしたフォアグラ
    あるいはキノコとそれそのもので料理の体をなしている。
    手間もかかってリュクスな感じがするのがステキ。
    価格が違う分だけしっかりフランス的をたのしんでって、差別化しているところが立派。
    良心的で、いい感じ。

    04f0db11.jpgランチに一緒にやってくる、鴨のサラダも立派なビストロ料理の一品。
    ナッツオイルと刻んだリンゴ。
    ウォールドーフサラダをなぞった甘みに酸味のバランスとれたステキな一皿。
    なにより姿がうつくしく、サラダというより野菜を使った前菜料理という感覚。
    ちょっと背伸びした食事をはじめる…、そんな気持ちを盛り上げる。

    それにしてもココのオムレツ。
    多くみえるけれど、たかだか玉子3個分でしょうとたかをくくって食べ始めてた。
    これでお腹いっぱいになるのかなぁ…、と。
    最初は心配したのだけれど驚くほどの充実感に男のお腹もビックリします。
    バターをタップリ使っているから。
    玉子の分量以上にお腹にたまる感じがするのでしょうネ。
    サイドについたフライドポテトを残してしまうほどの満腹、そしてなにより気持ちが満足をして期待以上のランチとなった…、いい感じ。

    ただお店自体の雰囲気は、気持ちはいいけど特徴がなく、ホテルのバンケットルームで食事をしているみたいな感じ。
    それというのもこのお店。
    ウェンディングサロンの大手企業が経営していて、だからかまるで結婚披露宴のサービスみたいな感じでそれだけちょっと残念だった。
    いろんな意味で勉強になる、よくも悪くもいろんな勉強させてもらった、オキニナリ。



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    今日は銀座線をいったりきたりしながら仕事をする一日。

    okc.jpg東京メトロの銀座線。
    駅それぞれにおいしいお店が集まっている、地下鉄の中でも屈指のグルメラインだって思える充実。
    浅草からはじまって神田をすぎるまでは大衆的で懐かしめの店。
    銀座前後は高級店。
    それから徐々に、オシャレなお店が増えてくる…、という、過去から未来へお店の性格がかわってくるのもおもしろいトコ。
    今日は御徒町で仕事があって、よし、あの店に行ってやろう…、と。

    御徒町食堂というお店。
    その名の通り、まさに食堂。
    それも昭和の時代の食堂そのもので、まずロケーションが驚くほどに渋くてビックリ。
    ガード下。
    秋葉原からつながるこの界隈のガードは高くて、だからガード下もかなり豪快。
    線路の下に二階建ての家がゆうゆう、収まっている…、その一階。
    大きなショーケースがドカンと置かれ、大きな袖看板がとびだしている。
    両側にあるお店どちらも同じく昭和。
    ショーケースを覗き込む人。
    お店に入ってそこに座って食事する人。
    みんなのどかで、タイムスリップしたようなそんな気になる…、ボクも昭和な気分でチョコンと椅子に座って注文します。

    433b9992.jpeg刺し身や唐揚げ、揚げ物や、ラーメン、中華風の炒め物。
    何屋的という範疇の中におさまらないほどいろんなメニューが揃ってる。

    もともとここの先代は、満州にいて食堂経営をしていた人。
    戦争終わって、引き上げて、それでココで店をはじめた。
    だから中国料理あり、和食もありと、できるモノを何でも揃えてサービス精神旺盛に。
    その先代はなくなって、今では息子さんと先代の奥さんが親子二代で店を守ってる。
    厨房の中の職人さんは、息子さん以外は昔からの人たち。
    だから味はほとんど昔。
    ただ、ひとつだけハンバーグを息子さんがつくり始めてそれが名物に今なっている。
    最近、テレビで紹介されて、ますます人気になってるのよ…、って、以上のコトを奥さんが、ずーっとボクの横に立ち話してくれた。

    それを今日は食べてみよう…、と思ったんだけどなんと売り切れ。
    やっぱりテレビ効果で来る人、来る人、みんなハンバーグばかりを注文されるから、午前中の仕込みが全部なくなっちゃった…、って。
    まぁ、しょうがない。
    中華料理のメニューから選んでみようと、青椒肉絲の丼とラーメンのセットをたのんだ。
    やってきたのはちょっととっちらかった感じのセット…、忙しかったのでありましょう。
    お待たせしました!っておかぁさんがニコニコしながら持ってきて、ごめんなさいねって置いてった。

    39168509.jpeg家庭的がいいのでしょう。
    青椒肉絲丼は、少々甘め。
    炒められたというよりも煮詰めた感があっていささか残念なでき。
    とは言えご飯のおかずとしては十分で、なによりピーマンがシャキシャキおいしい。
    千切りキャベツのサラダがついてて、それにラーメン。

    このラーメンがなつかしおいしい。
    ラーメン丼になみなみ一杯。
    透き通ったスープは黒い。
    醤油の黒さ。
    富山ブラックみたいな色で、けれどスッキリ脂っこさはない。
    鶏ガラスープ。
    それに煮干のスープでしょう。
    ダブルスープがはやる前から、日本人が好む味を作っていくと結局こうした味になる。
    スキッとしてる。
    けれどコクがあり、コッテリ甘い。
    甘さがウマさの時代の味わい。
    麺は縮れた中細麺で、いわゆる中華そばと呼ばれる類の麺。
    かんすい多めで口に入れると、アンモニアっぽい匂いがするのもなんだか昭和。
    甘いメンマに煮こんで仕上げたチャーシューに、ネギに茹でたほうれん草。
    ナルトがあります…、目に鮮やかで、海苔がペロンと風味を添える。
    胡椒をタップリふりまわし、大人味にしてズルズルごくんと味わった。

    ノスタルジーをたのしむランチ。
    旨いのか?というと他に、たくさんおいしいお店ができた。
    けれどこうして昔ながらを守りつつ、家族でやってるお店が元気にココにある…、それが一番うれしいコトって思ったりした、ゴチソウサン。



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    ひょんなことから羽田で朝食。
    実は今日から松山で小さなイベントをするために羽田移動を予定していた。
    ちょうど前からずっと会っておきたいと思ってた、地方の友人が羽田経由で海外にでる、こりゃ、幸いと一緒に朝でも食べようと…、とその待ち合わせのスケジュールだけが残ってしまった。
    朝ご飯を食べるため、羽田にくるのもまぁ、たのしぃ。
    rd.jpgロイヤルホストがやってるデリ、「ロイヤルデリ」にやってきます。
    赤い翼の飛行機が出るターミナルビルの3階にあり、隣はロイヤルホストがあって反対側には同じ会社がやってるパスタのお店が並ぶ。
    機内食をやってることもあってロイヤルは飛行場にもともと強い。
    ロイヤルホストの創業期に、アメリカ的な「旅の途中にあるオアシス」を日本の街に再現するんだと、車の旅の途中にホスト、飛行場にはデリを作って…、とだから昔から飛行場にあるロイヤル系のお店はどこかアメリカン。
    ロイヤルホストよりもデリの方が、アメリカ指数が多くてボクはオキニイリ。

    e399eb3a.jpegキャフテリアスタイルで、長いレーンが用意されててサンドイッチを目の前で作ってくれる。
    ただスタッフの数が少ないからでしょう。
    その厨房の端から端を跳び回って、やっとボクの注文になる。

    キッチンシステムをシッカリ作る。
    それが外食産業の産業なる所以だったんだけど、今ではそんなコトもいえない。
    朝の売上に合わせて人を配置すると、ひとりでいくつものことをしなくちゃいけなくなっちゃうというコトなのでありましょう。

    サンドイッチのセットをもらう。
    ハムと玉子のトーストサンド。
    線状の焦げ跡がついた薄切りトースト。
    網が当たって焦げたところは香ばしく、けれどそれ以外のところは、パン生地自体の味が残ったロイヤル流のトーストサンド。
    カサっと乾いたパンの食感、ボク好みにて中に挟んだタマゴサラダがポッテリ、ソースの役目を果たす。
    タップリとした分量のハム。
    レタスもシャキッとみずみずしくて、デリ的豪華にウットリします。
    ロイヤルホストはこうしたアメリカンスタイルの料理を作ると、日本のファミレスチェーンの中でもピカイチ。
    得意なことだけしていたならばホテルのコーヒーショップなんて相手にならぬ上等レストランになれたのに…、なんだか残念。

    b241932c.jpegグリーンサラダもあらかじめオリーブオイルベースのドレッシングで、葉っぱをざっくりあえたもの。
    トマトの風味がコッテリとしたミネストローネもココの味。
    酸味、甘みがシッカリしてて、しかもそれらを支えるうま味が半端ない。
    小さなボウル一杯分のこの分量で、十分、メインディッシュになるようなサービス精神旺盛な味。
    このひと皿に、トロピカルアイスティー(+申し訳程度のスライスオレンジ付き)で、1000円越えるという値段には、ちょっとカチンと来たけれど、ココは空港。
    家賃がとても高いんだろう…、と我慢しながら、朝とした。

    それにしてもこのお店。
    豪華なビルの3階というワザワザいかなきゃいけない場所にあるのが、なんだかとてもモッタイナイ。
    アメリカの飛行場。
    24時間戦う人が飛行機乗る前、のった後。
    体をそっと休ませる場所。
    ビールを飲みつつ、あるいはサンドイッチを片手に持ってユッタリ時間を過ごす場所としてのデリ。
    ノーマン・ロックウェル的世界とでもいいますか。
    もしこの店が手荷物チェックの向こう側。
    ゲートの近所にあったらとてもステキなのになぁ…、って思ったりした、夢のコト。

    それにしてもあいもかわらず熱帯のごとき暑さの上に今朝の雨、風…、うんざりします。
    西日本から東海地方は台風の影響が深刻なようであって、この関東もこれから彼女がノシノシ、ユックリやってくる。
    気分転換に思わずウットリしてしまう動画を一本…、貼っておきます。
    気持ちが涼しくなってくれると思いますゆえ…。

    Ocean Sky from Alex Cherney on Vimeo.


    オーストラリアの南洋に面した海岸で撮影された天体の微速度撮影映像。
    2009年から2001年の間の6日間。
    海を眺める場所から撮った夜の画像を1年半の年月をかけ2分半ほどにギュギュッと凝縮してまとめたモノ。
    地球ってなんてステキなんだろう…、って思わずニッコリしてしまいます。

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