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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    午後から池袋で勉強会…、それでランチを池袋にて。
    takase.jpgタカセにしようと思って来ました。
    池袋の駅前にある老舗のパン屋さん、1階がその小売のフロアで2階、3階、最上階の9階にレストランを営業している…、その3階のグリルレストラン。
    先日、朝ご飯を食べに来てとてもステキでいいお店だなぁ…、と思ってそれで今日はランチを食べにきました。
    窓から眺める駅前交差点にはおびただしいほどの人が歩いているというのに、ココは静かでおだやかな空気でホッとする感じ。

    29045a9c.jpeg何にしようかとメニューをみます。
    ハンバーグやステーキとグリルメニューに、フライモノ。
    ピラフにグラタン、スパゲティー。
    洋食レストランにほしい料理がほとんどすべて網羅されてる。
    かつてのデパート食堂や、展開初期のファミレスみたいなメニューがそろっているのがなんだかうれしい。
    ボクが住んでた松山にも、イタリア軒っていう洋食屋さんがあってそこのメニューがこんな感じだった。
    ウキウキしながら、メニューの名前を一つひとつ小さく声に出しながら読み上げていく。
    それだけで、あぁ、シアワセになってくる。

    ミックスフライをたのんでみます。
    セットがついて、スープにパンかご飯にそれから食後の飲み物。
    まずはスープがやってきて、見るとステキなコーンポタージュ。
    味のベースのブイヨンが、シッカリしてる。
    そこにキレイに擦って裏ごししたとうもろこし。
    だからサラッと喉越しやさしい。
    昔から、粒や素材の食感残ったポタージュは下品で手を抜いたもの…、だからサラサラしたのが上等なんだと言われてそんな時代の上等。
    コーンスターチなんかでトロミもつけず、だからスッキリ、自然な味わい。
    ニッコリします。
    昔ながらがココには健在。
    コーンポタージュを飲み終える、その絶妙なタイミングでやってきたのがメインのお皿。

    d566a59e.jpegミックスフライでございます。

    細かなパン粉に包まれて、こんがり揚がったフライが3種。
    エビに魚、それから肉とだけメニューブックには書かれてた。
    エビはエビ。
    20センチくらいはありましたか…。
    太くて立派な見事なエビで噛むとプリプリ。
    長さを出すため無駄に伸ばしたりしていない正真正銘、パン粉の中にギッシリエビが閉じ込められてる。
    しっぽまでもがおいしくカリカリ。
    肉は豚肉。
    ポークソテに使うような、ほどよく厚くけれどとんかつほどには分厚くない。
    だから薄い衣でおおっただけで十分の、サッパリとした揚げあがり。
    ナイフでサクッと切り分けられる。
    フォークにさしてパクリと食べると、サクッと歯ぎれる。
    ジュワッとほどよく肉汁が口に広がり、揚がったパン粉の香りと肉のシッカリとした風味が鼻から抜けていく。
    ソースはウスターソースでござる。
    肉そのものに塩と胡椒をシッカリほどこし、だからソース無しで十分おいしい。
    ウスターソースの味ではなくて、スパイシーな風味をかりて、ポークフライがおいしくなってく…、しかも油っぽさがソースの酸味でおだやかになり、サッパリとした味わいになる。

    6d01870c.jpeg魚は何?って、よく見ると衣の下から明るいピンク色が透けて見えてくる。

    サーモンだ!
    サーモンフライは大好物。
    しかも分厚く脂ののったサーモンのお腹の部分の切り身で、フォークで軽く押さえただけでホロッと崩れてサーモンピンクの身がこぼれだす。
    タルタルソースをタップリのせて、ハフっと食べるとサーモン独特の香りがフワッと口いっぱいに広がっていく。
    あぁ、おいしいなぁ…。
    白身魚のフライと違ってサーモンフライは洋食の花形のような風味、味わい、そして色合い。
    食べてるうちにタルタルソースにサーモンのほぐれた身が混じってピンク色のソースに変わっていくのがたのしい。
    それを今度はエビのフライにのっけて食べると、口の中がサーモンシュリンプフライになってく。
    なんとも贅沢…、オキニイリ。

    サイドに寄り添うマカロニサラダ。
    シットリしてて、良く茹でだからプニプニ、歯茎にプチュンとキスする。
    酸味はゆるめで、塩の風味とフルーツっぽい甘みを感じる。
    コッペパンで挟んでたべたらおいしそうだなぁ…、って思える味わい。
    千切りキャベツは何なんだろう…、ちょっと変わった香りをまとう。
    ソースをつけずそのまま食べるとほんのり塩の味わいと、シナモンっぽいスパイシーな甘い香りがしてくるのです、オモシロイ。

    c078688a.jpegミックスフライには普通ご飯をつけるとこ。
    さすがにココはパン屋さん。
    パンをたのんで食べることにする。

    ツヤツヤ、てりがキレイなバターロール。
    フッカリしていて、割ると木目がこまやかで噛むとフカっと弾力がある。
    甘みは酵母の自然な甘み。
    卵サラダを詰めて食べたい…、そんなおいしさ。
    昔ながらの懐かしさ。
    それからナッツを混ぜたパン。
    黒糖っぽい甘みと風味があって、噛むたのしさと噛めば噛むほどナッツのうま味が滲み出す。
    顎においしい味わい深さ。

    食後の飲み物をアイスティーを選んでたのしむ。
    そのためロールブレッドを半分残して、バターとジャムをタップリのせる。
    デザート代わりのおいしいジャムパンのようにして、苦みばしったプレインティーと一緒に食べると紅茶がロシアンティーになる。

    お腹もほどよく満たされて、窓から表を眺めていると窓の片側一杯に、「TAKASE」と店名ロゴが入った看板みえる。
    そこの向こうには西武百貨店、そしてパルコに池袋駅。
    昔からあるこの景色。
    ココのお店に来た人が、昔からみていた景色なんだろうなぁ…、と子供時代を別に東京で過ごしたわけじゃないのだけれど
    、なんだか切なく懐かしくなる。
    ずっと変わらずここでこうしてこれからも頑張ってほしいなぁって思う、さてさてこれから勉強会。


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    新宿三丁目で乗り換え移動、前から気になっていたお店でランチ。

    avcado.jpgアボカドをテーマにしたレストランで、同じような趣向のお店が、この東京には何軒かある。
    アボカドだけじゃなくって「癖あり系食材」がテーマのレストランっていうのに、ココロ惹かれるコトがある。
    世田谷にはパクチーがテーマのお店があるし昔、中央線の小さな街にタイの青唐辛子をテーマのお店があったりもした。
    好き嫌いがハッキリする食材であればあるほど、いとおしさが濃くなっていく。
    いつか行かなきゃ!と思うワケです。

    で、このお店。
    アボカドがメイン素材であると同時にメキシコ料理のお店でもある。
    アボカドテーマのほとんどの店がカフェ飯、あるいは創作料理のお店のようになってしまっているのと違う。
    メキシコ料理のお店といえば、どちらかと言うとお酒を飲ませる夜型の店が多いのだけど、ココは明るくカフェっぽく、ランチもたのしい。
    そう聞いて、ますますいいじゃないのと思う。
    伊勢丹本店から歩いて3分くらいでしょうか。
    新宿の雑踏からちょっとはなれた気軽な飲食店が最近、続々出揃いはじめているエリア。
    1階部分はココ数年、飛ぶ鳥落とす勢いのワインダイニング「マルゴ」があって、この界隈はよくウロウロしているのだけど不思議…、気づかなかった。

    0614283e.jpeg生成りの明るいテントが出ていて、大きな窓にズラッと明るいクッションが並んでいるのが背伸びをしながら見あげれば見てとれるのにニッコリします。

    階段あがってこんにちは。
    そしたら開店時間の前でござった。
    出直しましょうか?といったらいえいえ、いいですよ…。
    中でお待ちくださいなって。
    それでお店に入ってボンヤリします。

    キュートなお店。
    大きな窓に座り心地のよいベンチソファが造りつけられてて色とりどりのクッションがズラリ無造作に、でもうつくしく並んでる。
    まるで、南米の高原リゾートホテルのロビーのような感じ。
    ベンチソファに肩を並べる用にして、窓越しの景色をながめるカウンター席があり、その反対側にはバーカウンター。

    壁はほとんどピンク色。
    オレンジ色や黄色と言った差し色たくさん使われていて、とても明るくカラフルな店。
    それにしてもこれほどピンクの面積が大きくなのにうるさくはない。
    デザイン処理がしっかり計算されているってコトなんでしょう。
    ポップで元気がにじみだす、日本離れしたたのしい色にもてなしされる、これもメキシコ的だよなぁ…、って思ってニッコリ。
    厨房の中が動く気配がやってきて、さてさてそろそろランチどき。

    c58b6f45.jpegランチタイムはまずジュース。
    今日のフレッシュジュースがショットグラスに二口分ほど出される。

    体によさげなフレッシュジュース。
    今日はグレープフルーツとセロリとトマト。
    食物繊維がそのままで、ポッテリとした飲み口で匂いが強烈。
    野菜ジュースをより濃厚にしたような匂いがセロリの香りが鼻からグワッと抜ける。
    グレープフルーツの酸味と苦味、それにトマトの甘みがほどよきバランスで、ボクには好きな味だった。

    セロリが苦手な人には地獄の飲み物なんだろうなぁ…。
    ピーマンだとかアスパラガスをジュースにすることもあるんだっていっていたから、野菜が苦手な人には鬼門?(笑)。
    でもこうした特徴も差別化するにはいいかもしれない。
    葉っぱばかりの小さなサラダがやってくるより気がきいている。

    オープンキッチンではないけれど、ガラスひとつで区切られたキッチンの中の作業の姿がみえる。
    オカッパ頭っぽい小太りおじさんが料理をせっせと作ってる。
    日本の人なんだろうと思うんだけど、雰囲気がメキシカンっぽいのがなんだかちょっとオモシロく、この人が作るメキシコ料理って旨いんだろうなぁ…、って思ったりする。
    ランチメニューは10種類くらいかな?

    3a681cef.jpeg日替わりランチもあるのだけれど、定番でメキシコ料理の定番が何種類もあるのがウレシク、それでボクはファヒータにした。

    「細切り」って意味のメキシコ語…、それがファヒータ。
    その名の通り、細切りにした野菜や肉がジュウジュウしながら熱い鉄板の上にのってやってくる。
    玉ねぎ、パプリカ、ピーマンなどを同じ太さに細切りにして、それに牛肉、それからチキン。
    この鉄板で焼くのじゃなくて、フライパンやグリラーの上で焼いたモノを、保温のためにのっけてやってくるのであります。

    アメリカのムード満点のメキシコ料理のダイニングレストランに行くと固形燃料で、ずっと鉄板をあっためてくれたりする。
    それがキャンドルがわりになってムードをまた盛り上げる。
    肉以外にも、エビや白身魚なんかも選べたりする。
    牛肉とエビとか、あるいはチキンとビーフ。
    好きなようにコンビネーションが作れたりするのがたのしくて、アメリカ時代にはお世話になった。
    ココではあらかじめビーフとチキンが盛り合わせられてる。
    フレッシュ野菜にトマトの風味で炊いたご飯…、これをトルティアで包んで食べる。

    f7a8fbbe.jpeg野菜を食べたいって思ったときに、よく利用したものでした。
    アメリカの外食で野菜といえばほぼサラダ。
    けれど生の野菜ばかりを食べてると体が冷えるし単調になる…、焼いたり炒めた野菜を気軽に食べようと思えば中華料理がメキシコ料理って具合になって、スパイシーでスッキリとした味わいのメキシコ風が好きだった。

    さてさてココのファヒータですが、いろんな意味でメキシコ的。
    ちょっと貧しい。
    痩せた鶏、堅い牛肉、味もシンプル。
    これも本格的というコト?(笑)。
    コリアンダーとかライムとかメキシコ料理に欠かせぬモノが欠けてて残念。
    けれどトルティア…、旨いです。
    ハリがあって、歯ごたえたのしくそれで包んで食べると野菜が、存在感をもって口に入ってちらかる。
    サルサをのっけて酸味と辛味をたそうとするも、これもちょっと風味にかけてタバスコかけてヒーハーにする。

    それにしてもなつかしい…、ナチョでサルサとワカモレつまみ、コロナビールで流し込みそしてメインをこのファヒータでと、週末夜はこの組み合わせでスタートするのが一時期ボクの中でブームになっていた。
    明るい太陽、湿気をもたぬ爽やかな暑さにピッタリしたこの料理。
    冬にこうして食べるのも、また乙なもの。
    紅茶の風味のひとくちケーキを食後にもらって、お腹をほどよくみたして帰る。
    お店につながる階段おりる途中に髑髏のディスプレイ…、中南米の人が好んで飾るカラフルに見送られつつランチを終える、気がきいていてちょっとたのしい、オキニイリ。



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    昼、新宿まで移動して「肉の万世」でランチをとります。

    8d3ee1ea.jpg実は今日。
    午後一番の打ち合わせで、ハンバーグレストランのメニューの話しをずっとしていた。
    地方のレストラン。
    新しいコトを試し過ぎると、地元のお客様を置いてきぼりにしてしまう。
    だからちょっと昔のメニューがいいんですよね…、と、それでその人達が作ったメニューをみると「ちょっと」じゃなくて「かなり」昔風のメニューでまるで昭和の高度経済成長期的。
    「まるで万世のメニューみたいだ」って、みんなでみながら笑ったのです。

    今更そんな時代の商売を新しくはじめるコトは時代遅れで、成功をする確率は少ない。
    けれど本家本元は、変わらずずっと昔を守り続けることが大切なコト。
    打ち合わせのため新宿に移動をしたあと、なんだかそんな昔ながらが恋しくなって、それでそうだ。
    近所に万世があるとココにやってきた。

    デミグラスソースが自慢の合いびき肉のハンバーグ。
    ステーキ、それからエビフライ。
    どれも焼かれた鉄板の上でジュウジュウ音を立ててやってくる昔ながらでいろんな肉の料理があるなか、ボクが一番好きなのが「和牛切り落とし肉の鉄板焼き」。
    野菜炒めの上に切り落とし肉を炒めたモノがのってやってくる、ボリューム満点…、しかも箸で気軽に食べれて、ご飯がすすむオカズ的なる肉料理。
    使い込まれた鉄板が容赦ないほど油にまみれて、その鉄板をのせてる板も飛び散る油でツヤツヤテカテカ光っているのが見て取れて、けれどそれは見ずにおきます(笑)。

    5b59290a.jpg見てしまうとだって「油まみれな料理を食べてる」って気持ちがちょっと下がるから…。
    この料理。
    見る角度でまるで違った料理に見える。
    肉の側からみると見事に肉のお料理。
    すき焼き肉のようにチリチリ、脂がフリルをなすように焼きあがった肉がタップリ。
    ところが反対側から見ると、これは野菜炒めのよう。
    野菜炒めにしては上等。
    肉の料理にしては手軽な値段に感じる、それがちょっとオモシロイ。

    肉がおいしいのは当然のコト。
    肉の脂をまとってやけた、玉ねぎ、キャベツにニンジン、もやし。
    野菜がとてもおいしくて、特に玉ねぎがキュッキュと歯ごたえたのしくて、シャキシャキクニュクニュ、奥歯で甘みを吐き出していく。
    塩をちょっとふりかけて、そのまま食べると野菜の甘味と油の風味がとってもよくて、しばらくすると焼けた鉄板が野菜の端を焦がしてく…、風味豊かでご飯がすすむ。

    けれどそのうち、脂や油でちょっと舌が疲れてくる。
    脂はおいしい…、けれど過ぎると気持ち悪くなってくるのは、もう歳のせい?
    そこでタレを用意する。

    5124326d.jpg今はタレが二種類あって、ひとつは焼肉風のタレ。
    ニンニクとしょうがの風味が強烈で、そのタレだけでもご飯がおいしく食べられそうな濃厚ダレ。
    それも旨いけどボクは昔からココにある「芥子醤油」の方が好き。
    旨みをもったコッテリ醤油に練った和芥子を溶かしたモノで、とても単純。
    旨みよりも風味がシッカリしたタレで、そこに野菜や肉をトップリくぐらせる。
    当然、醤油の風味や味わいに、芥子のツンっとする風味。
    余分な脂がタレに移って、サッパリしてくるのもありがたい。

    トップリ、タレに浸したお肉。
    それをご飯にそっとのっける。
    するとご飯にタレがにじんで、白いお米がタレ色になる。
    しばらくそのままのっけておくと、肉の脂とご飯がなじんでハフっと食べると風味豊かでお米がスベっとおいしくなってる。

    これに豚汁がついてセットがひとそろえ。
    ココの豚汁は実はおいしい。
    濃い目の茶色の合わせ味噌にシッカリとった出汁もおいしく、炒めた豚の脂がポツポツ…、透明な水玉模様に浮いている。
    具材は豚肉、大根、ニンジン、それから豆腐。
    豆腐は切らずに大きなまんま入れて炒めていく工程で、自然と崩れて凸凹してて、そこにタップリ味が入っているのが旨い。
    ご飯はおかわり自由なんだけど今日はおかわり控えて帰る…、ちょっと体を気遣います。



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    ところで…、万世といえばずっと気になってしょうがないのがオリジナルのオルゴールがあるってコト。
    万世にはオリジナルキャラクターの「モーちゃん」の形で作った陶器製…、お誕生日の歌にあわせてグルグル回る、そのさま、かなりかわいらしいコレ。



    まぁ、グルグル回るだけのものなのでありますけれどくれるものならもらいたい(笑)。
    ただ非売品…、それに貰えるものではないようで、「mansei club family」っていう会員組織があって、それに入会している人が、お誕生日に秋葉原にある万世本店にくるとこの子がやってきて、くるくる回りながらお祝いしてくれるというのであります。
    従業員が集まって、歌を唄うなんていう恥ずかしいコトをされるより、そっちの方が気がきいていてウレシイなぁって思ったりする、オモシロイ。
     

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    夜を仲間と集まって、肉の宴を催した。

    ac1855d8.jpg場所は牛込柳町。
    レストランMなるお店、オキニイリ。
    決してにぎやかな場所ではない。
    大久保通りと外苑通りが交差する場所。
    新宿、神田、六本木から車ならば一直線で程良く近く、けれど周りはシーンと静か。
    つい最近まで公共交通機関でのアクセスといえばバスくらいしかない、陸の孤島のような場所。
    最近、大江戸線の駅ができはしたけどワザワザこないといけない、ちょっと不便なところにあります。
    しかも小さなビルの小さなお店。
    小さな入口。
    まるで茶室のにじり口みたいに、背中をかがめて入らなくてはいけないというまさに隠れ家。

    お店に入ると大きな厨房。
    前にカウンターがしつらえられてて、そこに座れば厨房の中が丸見えで臨場感タップリに調理工程をみながら食事ができたりもする。
    今日はテーブルもらってそこで食事をするけど、調理をしている気配をずっと感じつつたのしく食事がすすんでく。
    前回きたのは週末ランチで、夜に来るのはひさしぶり。
    最近、男性サービススタッフを迎えてお店の雰囲気がキリッとステキにひきしまる。
    おいしいモノをおまかせします…、よろしくネってお願いをしてシャンパン片手に楽しい夜をさぁ、はじめましょ。

    5d11f5fb.jpgまずは最初に野菜をどっさり。
    氷をはったボウルの上に、花咲くようににんじん、大根、紅芯大根。
    水なすにカブといろんな野菜が食べやすいよう切り分けられて、けれどそのまま。
    クリーミーなディップをつけてパリポリシャキシャク、体の中が潤っていく。

    それから前菜。
    ほどよき量の前菜料理がいくつかお皿に盛りつけられて、目ににぎやかで食欲そそる。
    ボタンエビをキャビアクリームで食べるモノとか、トマト風味の貝のマリネとか。
    中でもこの店らしいのが、豚肉使った田舎風パテ。
    サラミに生ハムと肉の旨味を存分に味わう料理がドッシリ、力強くて、これは赤いワインだな…、と、おいしい酒をねだらせる。
    特にネットリした生ハムは、噛めばかむほど旨みと香りを吐き出して「肉をおいしくたのしく食べられる」というこの店らしいたのしい逸品。
    サイドについたピクルスがカリカリ、スキッと酸っぱく口の脂をリセットするのもまたたのし。

    c2c26b57.jpgそれに続いてココット料理。
    冷たい料理がずっと続いて、そろそろお腹を温めたいな…、とそのタイミングでやってくるのがありがたい。

    南部鉄を使って作った小さな鍋。
    重たい蓋をしたまんま、火にかけクツクツ煮こんで料理をおいしくさせる。
    テーブルの上にもってきて、蓋をとったら中のスープがまだ沸騰中。
    寒い季節にはとてもうれしいおもてなし。

    クリームスープでたかれたキャベツが顔のぞかせる。
    キャベツをそっと持ち上げてみると、中からチョコンとミートボールが顔を出す。
    イノシシの肉で作ったミートボールなんですよ…、と。

    丹波で捕られたイノシシで、銃を使わずやりで射止めた、だから肉の状態がとても自然でおいしいんですと。
    それを細かく叩いてまとめる。
    つなぎは使わず、練って練って肉の力でボール状になるまで練って、それをスープで煮こんで食べる。
    ホツホツ、歯ごたえ確かで頑丈。
    ホロッと壊れて噛むとジュワッと肉汁がほとばしりでて、旨みが口にひろがってくる。
    煮込んだキャベツもトロトロのところもあれば、シャキシャキ食物繊維の歯ごたえ残った場所もありと驚くほどに食感にぎやか、コッテリとしたスープの味もウットリします。

    そして今日のメインの料理…、イベリコ豚のローストがくる。
    e894a5af.jpg肉は大きな塊で焼くのがおいしい。
    だからココに来るときは、なるべく人数まとめて来ようと心がけてる。
    今日は5人でならば1キロくらいも焼いてもらいましょうか…、と、それならこれをお焼きしましょうと焼く前の肉を見せてもらうと、脂がキレイでしかも肉が赤くてうつくしいモノ。
    周りをコンガリ焼き固め、それをオーブンの中に入れてジックリ、中までユックリ火を通す。
    何度も出しては芯の温度をたしかめて、休ませ再び焼き込んで最後は周りを焦げる寸前まで焼きあげる…、焼く前よりも一回りほど小さくなった肉の塊。

    41a1ecaf.jpgまな板にのせてご自由におとりわけくださいな…、とナイフとフォークがやってくる。
    ナイフをあてて軽く力を入れるとザクッと軽快な音を立ててナイフが入ってく。
    焼けた断面を見ると見事なピンク色。
    しかもツヤツヤ、みずみずしくてフックラ断面、盛り上がっている。
    肉汁をそのまま肉が保って焼けてる。
    だから切ってもおいしいジュースが流れだすようなコトがない。
    焼いては休ませ、休ませ焼いての繰り返しで肉の組織が安定している…、だから肉のおいしさを、もれなく口に運ぶことができるのでしょう。
    見事な出来栄え。

    一人分づつ切り分けて、盛り付けるためのお皿がやってきてまたビックリ。
    付け合せの野菜がコンガリ。
    黄金色。
    燻製してからローストした小さなじゃが芋。
    ホクホクしてて、しかも煙の香りが鼻からぬけるオゴチソウ。
    オーブンの中で中がトロトロになるまで焼いた玉ねぎは、甘くてしかもスルスルスベスベ奥歯の間を滑るようななめらかさ。
    驚くべきはエノキタケ。
    2度揚げをして中の水分をほぼ完璧に吐き出させている。
    だからサクサク、目を閉じたべるとこれがきのこと思えぬほどに歯ごたえ抜群。
    しかも旨みが凝縮されて、まるでスルメを食べてるみたいな強烈にして濃厚な風味と甘味に圧倒されます。
    トリュフの香りをたたえた塩や、ベリーソルトをつけながらタップリの肉がお腹の中に収まっていく…、顎もおいしく感じるゴチソウ、堪能す。

    c6a61b7d.jpg〆にいかがとカレーをもらう。
    スパイシーで酸味たのしい爽快な味。
    カレーを炊いたスープはイベリコ豚の骨からとったものですと、なるほどコクがあっておいしい。
    不思議なコトにカレーは別腹。
    どんなに肉でお腹が重たくなってて、カレーはスイスイ、お腹に収まる。
    しかもハーブやスパイスの香りのせいで、重たいお腹が軽くなってくような気がする。
    気がきいていて、ステキな〆にウットリします。

    そしてデザート。
    ミルクで作ったジェラートと、金柑炊いたコンポート。
    ミルクジェラートはなめらかで、口溶けがよくしかもスキッと後味さわやか。
    上等にして上品な甘さがおだやか。
    口がひんやり冷えていくる。
    一方、煮込んだ金柑はクチュっと潰れて苦味を帯びた柑橘系の香りを吐き出す。
    甘いだけじゃない、口をサッパリさせるデザート。
    大人の夜のオゴチソウ。
    コーヒーのんで、今日のお腹に蓋をする。
    それにしても同じテーブル囲んだ仲間…、いつもの顔と今夜はじめてあう顔と。
    どちらも同じくゴキゲンで、話がどんどん弾んであっという間の3時間半…、ステキな料理は人と人との距離を縮める、なによりたのしい会話を促すたのしい店は宝石のごと貴重な存在。
    またまいりましょう…、たのしい夜がほしいとき。



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    昼を同じく池袋…、パルコの中にある三笠会館でいたすことにした。
    mikasa.jpgちょっと気張ったランチでござる。
    ただ三笠会館と言っても「銀座洋食三笠会館」という、三笠会館がプロデュースした業態みたいではあるのだけれど、スイスシャレーなシックな雰囲気、カフェイな感じの清楚でかっちりしたユニフォームとたしかに三笠会館的な雰囲気があって悪くない。
    ヨーロッパ風の瀟洒な入り口の横に大きなサンプルケース…、中にはギッシリ、古典的にして上等な洋食料理がズラッと並ぶ。
    そのショーケースの中はかなりの上等だけど、サンプルケース自体はまるでデパート食堂的な風情でそれが気軽でいい感じ。

    7773b278.jpgポタージュスープをまずはとります。
    今日のスープはじゃがいものクリームスープ。
    カップじゃなくてスープボウル。
    食器すらもが上等で、テーブルの上にやってきた瞬間、ポワンとおいしい香りが漂う。

    昔、銀座の三笠会館で食事をする。
    それはすなわち、とても豪華で背筋が伸びる一大事。
    「会館」と名前に付いているとおり、そこはただのレストランじゃなく、ビルが丸ごと美食の殿堂。
    洋食があり、会席料理のお店もあり。
    フランス料理のメインダイニングにはいつも真っ白いテーブルクロスがかかっていて、ナイフフォークがキラキラ眩しく輝いていた。
    鉄板焼きのお店もあって、三笠会館のどこで食事をさせてもらえるんだろう…、ってワクワクドキドキしたモノでした。
    ホテルで食事をしているような。
    けれど宿泊客のためという縛りが全くない分、自由で新しい料理が次々、このお店から生まれていった。
    銀座の昭和を代表する店。

    そんなお店の流儀をしっかり受け継いだクリームスープはたしかに上等、正統派。
    芋の繊維がザラッと軽く舌をくすぐり、けれどサラッとなくなっていく。
    粉をバターと一緒にシッカリ炒りつけて、それをベースにブイヨン、ミルクで伸ばして作る…、昔ながらの手作りの味。
    お腹がポカリとあたたまる。

    c374dfd7.jpg季節のセットをえらんで食べる。
    冬の季節の洋食料理といえば、牡蠣を使った料理。
    中でも牡蠣のフライは王様。
    それと洋食料理の定番でもあるハンバーグ。
    それをひとつに盛りあわせたもの。
    大人のお子様ランチのような、めでたくたのしく、うれしい料理の組み合わせ。

    やってきた皿。
    スープボウルとお揃いで、白い陶器に青い絵付けというクラシック。
    絵付けの皿は使い方では野暮ったくなる。
    けれどたのしく、盛られた料理に負けぬ力があれば互いを引き立てる。

    コロンと丸いハンバーグ。
    大きくもなく小さくもなく。
    130gくらいの分量でしょうか?
    大きすぎると下品に見えて、小さすぎるとキチンと焼けない。
    中をジューシーに仕上げるためのギリギリバランスとったパテの大きさ、形にニッコリします。
    牡蠣もポッテリ、小ぶりだけれど太った粒で、それに野菜の付け合せ。
    ポテトサラダはサワークリームでそっとまとめたやさしい味わい。
    葉っぱ野菜はシャキッと冷たく、トマトもカッシリ、歯ざわりもよい。

    de837706.jpgナイフをサクッとハンバーグ。
    一口大に切り取ってみる。
    細かなメッシュのひき肉で、つなぎをほとんど使わず練って、肉の粘りで形にしている。
    牛脂を足してジューシーにする最近流行りの作りではなく、赤身がメインでだからガッシリ。
    ちょっと固めで歯ごたえがある。
    その分、肉汁はかなり控え目。
    切ってすぐさまほとばしりでるような無作法は起こさない。

    肉の中にある旨みのジュースは、口でほのかににじみだし噛むと一気に飛び出してくる。
    噛み味わってはじめてわかる肉のおいしさ。
    みずみずしさに、ボクの好みのハンバーグだわい…、とニッコリします。
    牛骨、牛肉、香り野菜でとった出汁を、焦がして煮詰めて丁寧に作ったソースも昔の味わい…、ドッシリしててなのにスッキリ、後味が良い。

    カキフライはこれまた普通のカキフライ。
    大きすぎない。
    けれど中にタップリ海のジュースを含んだ健康的な牡蠣を使って、シッカリ揚げる。
    細かなパン粉をまぶし軽く握るようにして油の中にポトンと落としてあげたのでしょう。
    牡蠣のプチュンとなめらかな食感、そのまま。
    中までシッカリ熱が入って、けれど決してバサッと固くはなってない。
    火加減絶妙、添えたタルタルソースも玉ねぎにディル、パセリに玉子と具だくさんにて、浸すと言うより乗っけて食べる…、控え目ご飯と一緒にほどよき、昼とした。



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    食事を終えて、パルコ1Fにあるカフェで、お茶を飲みつつまとめモノ。

    beckscoffee.jpgカフェとは言ってもJR系のいろんなところにある「ベッカーズ」。
    そこが運営するカフェ業態。
    客席たくさん、しかもすわり心地の良い椅子で2層構造、1F部分が禁煙席で空気がおいしくキレイなところが駅周辺ではうれしいお店。

    カフェオレもらって、テーブルにつく。
    ビックリしたのがそれで一口すすったら、もうぬるかった。
    マシンで入れるコーヒーは、温度設定ひとつでぬるくなったり、熱くなったり。
    温度管理がむつかしく、おそらく冷たいカップを使っていれたに違いない。
    味はともかく、やっぱり熱い飲み物は熱くなくっちゃおいしく感じぬ。
    残念だなぁ…、って思ってゴクリ。

    それにしても今日訪れた池袋パルコのレストラン街。
    昨年暮れに大リニューアル。
    三笠会館は昔からある店だけど、それ以外にも地方の銘店、あるいはこの場所のために新たに開発されたお店やコンセプト。
    どれもがちょっと上等な店が揃っているのにちょっと意外に感じます。
    パルコといえばかつては、時代の最先端のトンガッた、飲食店で言えばちょっと行儀悪いけどギラギラとしたエキサイティングがお店にあった場所だったはず。
    それがなんだかおとなしく、乙にすました店が目立って、本当にこれでいいんだろうか?
    パンクな体の首から上だけ七三分けのおじさんみたいな違和感感じる…、まぁ、それもよし。
    電車にのって、北に移動をいたします。
     

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