午後から池袋で勉強会…、それでランチを池袋にて。
タカセにしようと思って来ました。
池袋の駅前にある老舗のパン屋さん、1階がその小売のフロアで2階、3階、最上階の9階にレストランを営業している…、その3階のグリルレストラン。
先日、朝ご飯を食べに来てとてもステキでいいお店だなぁ…、と思ってそれで今日はランチを食べにきました。
窓から眺める駅前交差点にはおびただしいほどの人が歩いているというのに、ココは静かでおだやかな空気でホッとする感じ。
何にしようかとメニューをみます。
ハンバーグやステーキとグリルメニューに、フライモノ。
ピラフにグラタン、スパゲティー。
洋食レストランにほしい料理がほとんどすべて網羅されてる。
かつてのデパート食堂や、展開初期のファミレスみたいなメニューがそろっているのがなんだかうれしい。
ボクが住んでた松山にも、イタリア軒っていう洋食屋さんがあってそこのメニューがこんな感じだった。
ウキウキしながら、メニューの名前を一つひとつ小さく声に出しながら読み上げていく。
それだけで、あぁ、シアワセになってくる。
ミックスフライをたのんでみます。
セットがついて、スープにパンかご飯にそれから食後の飲み物。
まずはスープがやってきて、見るとステキなコーンポタージュ。
味のベースのブイヨンが、シッカリしてる。
そこにキレイに擦って裏ごししたとうもろこし。
だからサラッと喉越しやさしい。
昔から、粒や素材の食感残ったポタージュは下品で手を抜いたもの…、だからサラサラしたのが上等なんだと言われてそんな時代の上等。
コーンスターチなんかでトロミもつけず、だからスッキリ、自然な味わい。
ニッコリします。
昔ながらがココには健在。
コーンポタージュを飲み終える、その絶妙なタイミングでやってきたのがメインのお皿。
ミックスフライでございます。
細かなパン粉に包まれて、こんがり揚がったフライが3種。
エビに魚、それから肉とだけメニューブックには書かれてた。
エビはエビ。
20センチくらいはありましたか…。
太くて立派な見事なエビで噛むとプリプリ。
長さを出すため無駄に伸ばしたりしていない正真正銘、パン粉の中にギッシリエビが閉じ込められてる。
しっぽまでもがおいしくカリカリ。
肉は豚肉。
ポークソテに使うような、ほどよく厚くけれどとんかつほどには分厚くない。
だから薄い衣でおおっただけで十分の、サッパリとした揚げあがり。
ナイフでサクッと切り分けられる。
フォークにさしてパクリと食べると、サクッと歯ぎれる。
ジュワッとほどよく肉汁が口に広がり、揚がったパン粉の香りと肉のシッカリとした風味が鼻から抜けていく。
ソースはウスターソースでござる。
肉そのものに塩と胡椒をシッカリほどこし、だからソース無しで十分おいしい。
ウスターソースの味ではなくて、スパイシーな風味をかりて、ポークフライがおいしくなってく…、しかも油っぽさがソースの酸味でおだやかになり、サッパリとした味わいになる。
魚は何?って、よく見ると衣の下から明るいピンク色が透けて見えてくる。
サーモンだ!
サーモンフライは大好物。
しかも分厚く脂ののったサーモンのお腹の部分の切り身で、フォークで軽く押さえただけでホロッと崩れてサーモンピンクの身がこぼれだす。
タルタルソースをタップリのせて、ハフっと食べるとサーモン独特の香りがフワッと口いっぱいに広がっていく。
あぁ、おいしいなぁ…。
白身魚のフライと違ってサーモンフライは洋食の花形のような風味、味わい、そして色合い。
食べてるうちにタルタルソースにサーモンのほぐれた身が混じってピンク色のソースに変わっていくのがたのしい。
それを今度はエビのフライにのっけて食べると、口の中がサーモンシュリンプフライになってく。
なんとも贅沢…、オキニイリ。
サイドに寄り添うマカロニサラダ。
シットリしてて、良く茹でだからプニプニ、歯茎にプチュンとキスする。
酸味はゆるめで、塩の風味とフルーツっぽい甘みを感じる。
コッペパンで挟んでたべたらおいしそうだなぁ…、って思える味わい。
千切りキャベツは何なんだろう…、ちょっと変わった香りをまとう。
ソースをつけずそのまま食べるとほんのり塩の味わいと、シナモンっぽいスパイシーな甘い香りがしてくるのです、オモシロイ。
ミックスフライには普通ご飯をつけるとこ。
さすがにココはパン屋さん。
パンをたのんで食べることにする。
ツヤツヤ、てりがキレイなバターロール。
フッカリしていて、割ると木目がこまやかで噛むとフカっと弾力がある。
甘みは酵母の自然な甘み。
卵サラダを詰めて食べたい…、そんなおいしさ。
昔ながらの懐かしさ。
それからナッツを混ぜたパン。
黒糖っぽい甘みと風味があって、噛むたのしさと噛めば噛むほどナッツのうま味が滲み出す。
顎においしい味わい深さ。
食後の飲み物をアイスティーを選んでたのしむ。
そのためロールブレッドを半分残して、バターとジャムをタップリのせる。
デザート代わりのおいしいジャムパンのようにして、苦みばしったプレインティーと一緒に食べると紅茶がロシアンティーになる。
お腹もほどよく満たされて、窓から表を眺めていると窓の片側一杯に、「TAKASE」と店名ロゴが入った看板みえる。
そこの向こうには西武百貨店、そしてパルコに池袋駅。
昔からあるこの景色。
ココのお店に来た人が、昔からみていた景色なんだろうなぁ…、と子供時代を別に東京で過ごしたわけじゃないのだけれど、なんだか切なく懐かしくなる。
ずっと変わらずここでこうしてこれからも頑張ってほしいなぁって思う、
さてさてこれから勉強会。
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