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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    さすがに昨日は食べ過ぎで、体もほとんど動かしてない。
    それで朝もお腹がすかず、朝食抜いて昼をお外でランチとします。
    sj.jpg丸ノ内線にて新宿にいく。
    途中、さすがに新宿三丁目の駅でほとんどの人がおりちゃう…、初売りはじめた伊勢丹や初詣の場所のひとつでもある花園神社の最寄り駅にて、だからそこを過ぎるとガラリン。
    新宿駅の界隈は、すでに初売の大きなショッピングバッグをもった人で一杯。
    そこからちょっと歩いてオフィス街の西新宿に向かうとなんとも静かでまるで、ゴーストタウンのようになってる。
    超高層ビルのひとつ、野村ビルの地下にあるサルバトーレにやってきました。

    食べ過ぎだから朝を抜き、にもかかわらずピザとパスタのバフェにやってくるというのに自分ながらもビックリします(笑)。

    8a83483d.jpgまずは野菜をタップリと。
    葉っぱ野菜を生で食べるのは、あんまり得意じゃないのです。
    けれど熱の通った野菜。
    特に根菜類や豆のたぐいはかなり好き。
    今日もバフェのカウンターに、レタスの葉っぱがたっぷりあった。
    けれどそれ以外にもあれこれたくさん。
    例えばヒジキとツナの炒め物。
    筒切り大根のトマト煮や、キャロットグラッセ。
    どれも味わい深くておいしくて、中でも豆。
    いろんな種類の豆を煮て軽くドレッシングで和えたサラダが用意されてて、ホツホツとした豆独特の食感がとてもたのしい。
    空いたお腹を野菜でまずは満たしてあげる。
    なんだかステキ。
    いい気持ち。

    正月というこの時期の、ユッタリとしたここの雰囲気。
    なかなかなモノ。
    いつもなら、行列しないと料理を取れぬ混雑状態。
    けれど今日は食べたいときにバフェカウンターにゆけば、すぐに料理にササッと手を出し取り分けられる。
    満席状態にはなかなかならず、だからといって料理の種類が少ないか?っていうと決してそんなコトはない。
    料理がでてくるタイミングだってスピーディーでお客様にさみしい思いをさせぬよう。
    同時に料理が劣化せぬようにと、一生懸命がんばっている。

    10f476cb.jpgパスタやピザはいつも通りの大盤振る舞い。
    小一時間の間にできてやってきたモノをざっとあげただけでもボンゴレ、ミートソースにツナやしらすのトマトソースのスパゲティー。
    角切りにした豚肉をジックリ煮込んだソースであえた、ペンネはピリッと辛くて旨い。
    ただロングパスタは麺がちょっとかわりましたか…。
    アルデンテではない。
    けれどコシだけはある不思議なパスタ。
    時間がたっても伸びない。
    だからバフェのパスタとしてはいいのだろうけど、ソースののりが悪くて何を食べてもおんなじ味がするのがちょっとかなしい感じ。

    その点、ピザは変わらず上等。
    だから結局、ピザをメインに手がでしまう。
    しらすのピザが2種類あって、ひとつはトマト。
    ソースのサラッとした味わいとしらすの風味が好相性。
    もうひとつはソースを使わず、チーズとしらすだけで食べるというモノで、魚にチーズは本来あわぬといわれているのにコレは例外。
    豚のもも肉を熟成させて作ったハムをのっけたピザは、肉の香りが濃厚で一口齧ると口の中が肉まみれになる…、オモシロイ。

    20f3ee23.jpgツナのピザやら、コーンをちらしたおこちゃま風のピザもある。
    どれもおいしく、けれど中でも、オキニイリだったのがオレガノのピザ。

    トマトソースにオレガノをちらしただけのピザなんだけど、このオレガノがとてもおいしい。
    アメリカのピザの香りがするのです。
    ちょっと下世話な味とでもいいましょうか。
    けれどピザの生地はそのままイタリア的。
    サクッと焼けてて薪の香りがこうばしく、けれどモッチリ、歯ごたえたしか。
    チーズもツルンと粘り気もって、ミルクの風味を吐き出していく。
    シンプルだからのこのおいしさに基本がしっかりしているってステキだなぁって思ったりする。

    それからもひとつ。
    アーティチョークを使ったピッツァ。
    イタリア語ではカルチョーフィ。
    日本語に訳してしまうと朝鮮あざみっていきなりおしゃれじゃなくなるんだけど、その植物のつぼみを食べるという趣向。
    茹でてそれを酢漬けにしたのを、細かく刻んでたっぷりピザにのっけて味わう。
    ツルンとした食感は、缶詰にしたホワイトアスパラガスのよう。
    あるいは筍の姫皮みたいなツルツルスベスベした歯ごたえが、とてもたのしくチーズと一緒になるとツルツル、その食感が一際ひきたつ。
    昔、アーティチョークは相当に高級な店でなくちゃ扱わぬ高級食材のひとつだった。
    けれど今ではこうしてバフェの店にもでてくる。
    なんだかちょっとシアワセになる…、そんな昼。

    実はココを選んだ理由。
    確実に今日のランチをやっているというコトが、わかったから…、なのであります。

    salvat.jpgサルバトーレのウェブサイトには全店分の年末年始の営業スケジュールがとても丁寧に説明されてた。
    年末年始のこの時期は、お店が開いているかどうかかなり気になる。
    近所のお店なら行けばいい。
    けれどワザワザ。
    友人さそって正月だから、ちょっと気取って食事をしよう。
    そう思っても、いつから営業しているのかを調べる術があまりない。
    お店の人は、入り口のとこに告知してるからいいでしょう…、って思っているのかもしれないけれど、それではまるで役に立たない。

    常連さんでなりたっている小さな店ならそれはそれ。
    けれどホームページやブログを持っていながらまるで、そうした情報が発信されていないお店があまりに多い。
    有名人が来ましただとか、今日のお得なメニューはこれとか。
    そうした告知はかなり丁寧にアップされているくせに、年末年始の営業スケジュールはどこを探しても書いてない。
    ニュースページの最後の更新が、12月30日。
    来年もよろしくお願いいたします…、ってコメントいれていながら、その来年がいつから営業スタートするか書いていないという不思議なお店もありました。
    こうしたところもサービス精神。
    その点、ここの会社のウェブ対応はとても的確、丁寧でただそれだけで来てあげる価値があるんだと思って、それで今日のランチと相成った。
     

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    大人の学芸会を前にして、昼を鉄板焼きにする。

    a333823c.jpg新宿の歌舞伎町のど真ん中に「車屋」というとても上等な和食のお店が一軒あります。
    今となってはちょっと場違い。
    歌舞伎町は大人の夜の歓楽街。
    このお店のまわりもいささか怪しいお店がたくさんあって、そこにぽつんと会席料理を提供しているココがある。
    なんでこんな場所にと思ってしまうほど。

    けれど「歌舞伎町」と言う名前の通り「歌舞伎という伝統的にして上等な文化をたのしむ街」にしようとできた街。
    言ってみれば「オペラ座のある街」になるべくできた街で、そこに上等なレストランがあるのは当然。

    …、だったのですね。

    そこの別館。
    歌舞伎町の中ではなくて、靖国通りを挟んだ健全な新宿の街のど真ん中にある。
    こじんまりとしたビルの全部がこの店で、そこの一階。
    お店のほとんど全部を使ってカウンターがぐるりと設えられている。
    全部で20人ほどが座れる店で、中に立っている調理人ごしに反対側に座っている人の顔が丸見えというまるで炉端焼きのお店みたいな気軽さで、さすがに接待なんかには使いないけどその分、手軽な値段で楽しめる。

    ad7aa9a1.jpgなにしろランチタイムは1000円前後でたのしめる。
    しかもしっかり目の前で。
    調理人が肉を焼いてくれるというのがなんともとてもありがたく、だからでしょうね。
    お客様が溢れてる。

    8種類ほどのランチメニューから好みものを選んでたのむと、まずはサラダがササッと即座にやってくる。
    そのスピーディーがまずはゴチソウ。

    レタスの上に切り昆布。
    それもカリッと揚げたモノ。
    最近、葉っぱ野菜に塩昆布という組み合わせのサラダが一般的になりはじめてるけど、揚げた昆布を乗っけたモノってなかなか他に見ない特徴。
    パリッとみずみずしい葉っぱとカリッとした昆布がであって口の中がトロトロしてくる。
    その食感の変化がたのしい。
    歯に舌、そして頭がたのしむお料理で、どんどん食欲湧いてくる。

    そうだ、前菜をひとつとりましょと、それで牡蠣を焼いてもらった。
    牡蠣に粉をはたいてそれをバターと一緒に鉄板で焼く。
    焼いてるうちに、牡蠣からおいしいジュースがでてくる…、それを牡蠣の表面の粉が吸い込みトロンとしてくる。
    中はまだレア、外はカチッと焼けたところで口に運ぶとクチュっと中から海の滋養が流れだしてくる…、本格的にお腹がグイグイすいてくる。

    5d4f8e49.jpgハラミのステーキ。
    ちょっと大きめの一口サイズに切り分けた、ほどよく熟成をきかせたハラミ。

    焼いたお肉を箸で食べるというときに、このサイズっていうのがとても大切。
    ナイフを使わず食べやすいようにしなくちゃいけない。
    けれど本当に一口でストンと口に収まるサイズに切ってしまうと「肉を噛み切る」というたのしさを、味わうことができなくなっちゃう。
    ところがあまり大きく切ると、今度は本当に噛み切れずナイフがほしくなってしまう。

    噛み切ろうかなぁ?
    それともパクッと食べきろうかなぁ…、と迷う程度の大きさを、カプッと口に放り込む。
    それが贅沢。
    粋な食べ方というコトになる。
    ここのサイズは見事にほどよく、塩と胡椒で表面カチッと、中は肉汁ほとばしりでる焼き加減にウットリしつつ味わいたのしむ。

    075e5259.jpg自家製の濃厚デミソースにてキレイに仕上げたハンバーグ。
    合いびきの肉。
    パテを手のひらの上でペチペチ、薄く伸ばして焼いたモノ。
    ほどよくジューシー。
    けれど今風の肉汁ほとばしる系ではない、クラシックな仕上がりでそこにタップリ乗っけたソースがとてもよく合う。

    ソースの上に焼いた野菜。
    パプリカ、ピーマンと彩りゆたかで、特にネギ。
    玉ねぎじゃなくてネギをこんがり焼いたのがいいアクセント。
    トロンと芯がなめらかでシャクシャク、食物繊維が頑丈。
    ふんわりとしたハンバーグパテの食感を引き立てとても良いパートナー。
    ご飯とこれがあうのです。
    洋食の味。
    そこに和風の香りと食感が混じってだから、ご飯のおかずにほどよい感じ。

    付け合せには茹でたじゃがいもを甘みが出るまでソテしたオニオン。
    豆をくわえてバターソテしたジャーマンポテト風の料理が添えられていて、これがこれまたお腹にたまる。
    出汁のしっかり聞いた味噌汁。
    浅漬大根と紫蘇の実くわえた大根の葉の漬物そえてハフハフ食べる。
    お腹と気持ちがあったまる、ほどよき贅沢、よい師走。



    関連ランキング:鉄板焼き | 新宿三丁目駅新宿西口駅新宿駅



    それからちょっとヤボ用があり、表参道に移動する。
    凄い人ごみ。
    電車がつくたび、次から次へと人が駅から吐き出されてくる…、外国からの観光客がかなりの割合しめていて、この街、実は日本の人たちよりも特にアジアの人には人気があるのかもって思ったりする。
    segahure.jpgそしてお茶…、昨日いったばかりのセガフレード・ザネッティにいって昼のデザート替わりを食べるコトにした。
    かなりの人気でありまして、お店の中はギッシリ満タン。
    エスプレッソにジェラート…、プリンの味のジェラートがあり、ためしてみればたしかに口の中にはプリンがやってくる。
    なのにサラッと口溶けてたちまちなくなり、舌の上に残るのはミルクの味という不思議。
    そこにコクリとエスプレッソを飲むとスキッと口がさっぱり、アフォガート風の余韻を残して大人のデザート…、出来上がり。
     

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    長い間、ごぶさたしていたご近所レストラン、レストランMにやってきます。
    c50e5c85.jpgイベリコ豚を丸ごと焼いちゃおう…。
    だって肉は塊で焼いて食べるのがおいしいんだから、と、この東京でもなかなか他にはないコンセプトのレストラン。
    夜だけの営業だったんだけど、週末だけランチをはじめた…、それで今日。
    おひさしぶりです…、ってお店にはいるとかなりにぎやか、カウンターの席をもらってさてさて何をいただきましょうか。

    2c8cf62b.jpgまずは前菜もらってメインでしめよう…。
    そう思っていたら、いい牡蠣が入荷しておりますが…、と。
    そりゃ、食べなくちゃとお願いをする。

    牡蠣の準備ができるまで、アミューズがわりのパンを食べます。
    イベリコ豚のリエットが添えられたら、フッカリとした小さなバゲット。
    バッサリ、口の中でほぐれる豚肉がネットリとした肉のうま味と脂の風味をにじませていく。
    すぐに喉へと送り出すのが勿体なくて、しばらく舌に留め置くと脂の温度がユックリ上がり、肉の風味が濃厚になる。
    そして目の前では牡蠣の準備ができていく。

    フランス料理の世界では生牡蠣だったり蒸したエビ。
    魚介類を冷たいままで食べる料理は本格的な料理じゃなくて、料理の手前って言い方をする。
    シェフがワザワザ作る料理じゃない。
    そう言う人もいたりする。
    フランスでシーフードがおいしいお店に行くと「エカイエ」って魚介類だけを専門に扱う職人が、ただただひたすら殻を開けていたりするのをみたりもします。
    けれどココのシェフが支度していく生の牡蠣。
    しかもカウンターの目の前で、みるみるうちに仕上がっていくうつくしき様。
    ガラスの器にギッシリ氷を敷きこんで、そこにユッタリ、身を横たえる牡蠣の姿。
    これを料理といわずしてなんと呼ぼう…、と言うがごときうつくしさ。

    a404a4c5.jpg大振りの粒。
    ポッテリとした太った腹と、キュッとひきしまった腰の上には、チリチリ、フリル。
    殻ごと持ち上げ、フォークでそっと持ち上げまずはキスする。
    ひんやりとした牡蠣の身感じて、スッと息吸う。
    するとツルンと、冷たい美味が口の中へと滑りこむ。
    塩の味。
    この牡蠣が育った海の塩の風味を感じて、そしてひと噛み。
    牡蠣のうま味とほどよく渋い鉄の味が口いっぱいに広がって、あぁ、冬が来た!
    ウットリします。
    舌に歯茎に喉のまわりを撫で回しつつ、ユッタリお腹におさまっていく滋養に満ちた冬のゴチソウ…、堪能します。

    それから前菜。
    今日のおいしい料理を3品。
    小さな魚のエスカベッシュ。
    スモークサーモンを細かく刻んでリエット状にしたモノにイベリコ豚のパテがタップリ。
    スモークサーモンはネットリと。
    ディルの香りとコンソメジュレが焦げた香りを与えてコッテリ。
    イベリコ豚のパテは濃厚。
    豚の香りが口いっぱいに広がって、しかも脂がさっぱりしてる。
    脂がおいしい豚がいい豚。
    かなりの筋肉質で切るとボロッと崩れるほどで、なのに口に入れると脂がトロンととけて肉がネットリ、粘り気をもつ…、香り豊かで肉のメインに向かう準備ができてくる。

    cb377bb1.jpgイベリコ豚のハンバーグ。
    それをメインにして味わった。
    コロンとラグビーボール状に分厚くまとまる肉のパテ。
    コンガリ、強めに焦げ目をつけて表面シッカリ焼き上げている。
    それをしばらく休ませそれからオーブン。
    ジックリ中まで熱を通して、ユックリやさしく仕上げていきます。
    ほどよいところで取り出すと、プクッと膨れてまるでバルーンのようにまん丸。
    それを再び休ませる。

    中が熱々の状態で、ナイフを入れると中の肉汁が流れだしちゃう。
    あぁ、おいしいってテレビのレポーターなら言うとこだろうけど、それはそのままおいしいトコロをムダにしちゃう行為であります。
    だからちょっと休ませる。
    ボールのようになったパテがちょっと縮んだ頃が食べ頃で、その状態で目の前に…。
    ナイフを入れるとかなり頑丈。
    ズッシリ、ナイフに伝わる肉が切れる感触。
    粗いひき肉。
    しかも肉質頑丈なイベリコ豚の肉であります。
    肉の香りがポワンと鼻をくすぐって、口にいれるとザクッと歯切れる肉の食感。
    噛むとジュワッとうま味がにじむ…、ソースなんてまるで必要としない旨さにウットリしながらただただ食べる。

    e7a6aab5.jpgつきあってくれた人が選んだチキンのロースト。
    小ぶりながらも半身丸ごと。
    これまた表面、コンガリ焼いてオーブンの中で仕上げたモノ。
    皮がまるで揚がったように、パリッと揚がって仕上がっている。
    ナイフを入れると透き通ったキレイなジュースがジュワッと出てくる。
    ムッチリ、スベスベ、鶏独特の肉の感触。
    ゼラチン質を帯びた肉汁タップリ。
    骨の周りのプルプルとした脂もおいしい、一足先のクリスマスみたいなめでたいお皿にまたウットリ。

    サイドの玉ねぎ。
    オーブンの中でコンガリ焼いた、皮に近いところはシャキシャキ。
    芯に向かってトロトロなめらか、甘くなってく味の変化がなんともたのしい。
    ちりめんキャベツをフライパンで、スープと油を施しながら焦げ目がつくまで焼いただけの、まるでキャベツのステーキみたいなサイドも見事で、ニンマリ、味わう。

    2545ef84.jpgシェフの手元をながめつつ、あっという間に2時間ほどがたのしく過ぎる。
    おいしい料理。
    レストランで味わうコトって、ステキに時間を過ごすコト。
    ほぼ満席のこの店の、全ての人がユッタリ時間をたのしんで、無駄遣いをする喜びに身を任せてる。
    こうした空気が、良いレストランに来るたのしみに違いない。

    白いワインを軽く飲み、口をスッキリさせながら、のんびり時間を過ごすシアワセ。
    ニッコリしながらデザートもらう。
    自家製のアイスクリーム。
    それに洋梨を合わせたパルフェ。
    くちどけの良い乳脂肪を控えたジェラート、それと一緒に洋梨食べると口の中でたちまちそれがソースになってく。
    ミルクの香り。
    優しい甘みにネットリとした洋梨の肉感的な歯ごたえくわわる。
    ミントの葉っぱで最後の口をスッキリさせる体とココロを甘やかす、ステキに甘いオゴチソウ。
    チョコレートフレーバーのコーヒー、コクリで今日のランチのしめくくり。

    それにしてもこの厨房。
    小さい店の癖しておどろくほどに充実をしたフルスペックの厨房設備。
    まるで魔法のようにいろんな料理ができてくる、こんなキッチンが自宅にあるといいのになぁ…、ってウットリしながら今日もボンヤリ。
    今度は夜にまいりましょう…、そう挨拶して、お店を後に、ごきげんよう。



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    昼、打ち合わせをかねて新宿、野村ビルの地下にあるバフェ…、サルバトーレへ。
    salv.jpg何を食べるかなかなか決まらぬ。
    あるいは集まった人で、何にしようか意見がまるでまとまらないとき、バフェとは便利なものであります…、お店にいけばなんとかみんなが食べたいものが見つかってくれる。
    平日の西新宿はバフェの街。
    いろんなお店がいろんなバフェをやっているけど、明るく気持ちがよいバフェといえばココが一番…、それできた。

    23930ce5.jpgお店に着いたときはランチのちょっと前…、だから好きなテーブルに座ることができそれから続々、お客様がやってくる。
    週末みたいにウェイティングがずっと続く状態じゃなく、満席になったらピタッと客足途絶える。
    ビジネスランチでありますからして…。
    お昼休みの間に食事を終えなきゃいけない。
    だから待ってまではというコトでしょう。
    お店の雰囲気も殺気立ってる。
    ずっとココは1500円で食べ放題。
    ところが最近、45分一本勝負で1000円という、お昼休みの時間枠にピッタリはまったお気軽バフェをはじめてる。
    それででしょう…、限られた時間にお腹いっぱいにしてしまおうと、お皿をてんこ盛りにして黙々食べる、ビジネスマンがかなりの割合しめている。
    休日ランチの優雅なおしゃべり、明るい雰囲気がないけどその分、勢いあってこれはこれにてたのしいかもネ。

    まずはピザにそれからパスタ。
    ココのピザはやっぱりおいしい。
    中でも一番スタンダードなマルゲリータのおいしいこと。
    塩味がビシッと味ひきしめる、モッチリとした生地の味わい、そこにチーズとトマトのうま味がとても華やか…、お腹よろこぶたのしいゴチソウ。

    426e14d7.jpgはやい時間帯は一気に料理を作り上げ、まずはカウンターに並べ続けなくちゃいけないからに違いない。
    ロングパスタよりショートパスタが目立って多い。

    ペンネやフィジリ。
    味も和風やペペロンチーノ。
    おじさん好みのモノが多くて、これも週末ランチと違ったところ。
    いろいろ工夫をしたのでしょう。
    お客様からの意見をフィードバックしているのかもしれません。
    同じバフェでも、曜日が変わると違ったバフェになるところ。
    創意工夫は大切だって思ったりする。

    ピザが次々、驚くほどのスピードで焼きあがりそれもかなりのバリエーション。
    中でもしらすのピザがおじさん好みで出てきた途端に瞬くうちになくなってった。
    それからイイダコ。
    白いんげんと一緒にトマトソースで煮こまれた、料理の中で数少ない「非野菜系」の食材で、これもでたらばすぐに品切れ。
    おじさんたちも必死でござる(笑)。
    クニュッと奥歯で潰れるタコの味わい深くて、噛めば噛むほどネットリしてくるステキな食感…、今が季節のたのしいゴチソウ。

    f1f9c7ed.jpgそれにしてもおじさんたちはスゴい勢いで食べていきます。
    バフェの料理もすぐ無くなって、補充がなかなか追いつかなくなる。
    それが12時50分までずっと続いて、一瞬にしてお客様が引き始めていく。
    お昼休みが終わった証拠。
    そのタイミングで料理が次々、出てきはじめる。
    あったまったエンジンがやっと本格的に動きはじめて、走り始めた車が容易に止まらぬようなそんな状態。
    出来立てパスタが厨房の中からドッサリだされ、それを恨めしそうに見ながらお勘定するおじさんたちを尻目にパスタを優雅にとります。
    ごめんあそばせ!

    トマトのパスタに、クリームソースのスパゲティー。
    どちらも出来立て、つまり茹で立て。
    アルデンテの麺がほどよくおいしく、やっと料理らしい料理を出すだけの余裕が厨房の中にできたんだなぁ…、って。
    ニッコリしました、さて本番。
    デザートたべつつ、仕事の話をちらりほらりと。
    シュークリームにガトーショコラ、りんごのゼリーを食べながら…。
    シュークリームはボクが一番好きなスイーツ。
    かつてボクの冷蔵庫にはヒロタのシュークリームが常備されてて、それでたちまちおデブちゃんになった歴史がありまして、そんなコトには二度とならぬよう今日は一個で我慢する…、これから仕事といたします。



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    昼、天気も良くてちょっと気分転換にと友人につきあってもらって「パザパ」にきます。
    pp.jpg四谷三丁目の交差点からちょっと歩いた路地の裏。
    なだらかに下がっていく石の階段の途中にある古いお店で、こうしてパシャッと写真を撮るとヨーロッパの街の路地裏みたいな感じがしたりする。
    小さなお店。
    かつてはこの建物の1階、2階を使って営業していたのだけれど、一時期、近所にお店を移した。
    そこから再び移転をし、創業の場所にもどって仕切り直しをしてる。

    a61c520e.jpgテーブル8つ。
    席数にしてたった20席という小さなお店で今日も一杯。
    ご近所さんとかおなじみさんっぽい人がたくさん。
    気軽なフンイキ、にぎやかでいい。

    食欲がまだ本格的でないときに、何が食べたい?って思ったら、ビストロ料理を食べたいなぁ…、って。
    お店の空気とたのしい会話。
    それからそこにガツンと素朴でおいしい料理があれば気持ちもまぎれましょう…、と。
    メニューを見ると、かつてよりもちょっと種類が減っていますか…。
    魚介類の料理がなくて、肉と野菜ばかりのメニュー。
    食材の管理がしやすいものをメインにムダのない経営をしましょうってコトなんでしょうネ。
    レストラン経営の今は厳しい…、大変だ。

    キッシュと豚肉のパテをまずはもらって前菜にする。
    フルフルの玉子の風味がたのしいキッシュ。
    お腹の中がやさしくホワッとあったまり、それを酸っぱいサラダがスキッとひきしめる。
    肉の繊維がホツホツと奥歯を叩くパテはドッシリ、噛めば噛むほど肉のうま味と風味が広がる…、お腹の中にジワッと元気が湧いてくる。

    そしてメイン。
    ビストロ料理の最高峰にして大定番が、ハラミのステーキ…、メニューにあるとまずは絶対たのんでしまう。

    f036bdb8.jpg牛肉の中で一番味わい深くておいしく、しかも噛みごたえのある部位はハラミでござる。
    しかもそのハラミの特徴を一番上手く引き出せるのが、ステーキっていう調理法。
    ハラミの脂がこんがり焼ける。
    分厚く切って、炭で周りを焦がすようにして仕上げる焼き方。
    頑丈で、しっかりとした身質でうま味がしっかり中に閉じこもり、ナイフを当てると最初はしたたか抵抗してくる。
    ザクッと切って一口分をフォークに指したその段階で、もうそのうま味が手から伝わる。

    内臓近くにある部分…、だから肉の匂いが濃厚で鮮度ただしいレバーの香りがちょっとだけする。
    噛むとジュワッと。
    ひと噛みごとに肉のうま味が口いっぱいに広がっていく。
    うま味は濃厚。
    けれど脂はさっぱりしててだからお腹にたまらず、たくさんの量をずっとおいしく食べられる。
    サイドをつとめるポテトグラタン。
    ポッテリとしたホワイトソースとホックリとしたスライスポテトの味わいいりまじりなんともおいしい、ご満悦。

    もうひとつのメインがこれ。

    d0ffa667.jpg豚肉と白菜のスープ煮、って名前のメニューで、一体、どんな料理なんだろう?って。
    やってくるまで、ずっとあれやこれやと考えていた。
    イマジネーションかりたてる料理はステキ。
    ポトフのようかと思っていたら、これがかなりの肉々しさで、ビックリします。

    塩漬けにした豚バラ肉。
    それを周りを焼いて焦がして、うま味をしっかり閉じ込める。
    それから白菜。
    これも表面を焼いてこんがり、焼き目をつける。
    ブイヨンはったお鍋に入れて、ベーコンくわえてクツっと軽く煮立てたモノ。

    これがおいしい。
    フォークの背中で押しただけで、ホロッとほぐれるほどにシットリ。
    やわらかな肉。
    脂がクチャっと潰れて、口に甘い香りを広げる。
    煮こまれトロンとなった白菜は、ヌルンと歯茎にまとわりつくほどなめらかで、しかも甘くてほっこり旨い。
    それにしてもこの料理。
    写す角度で料理の印象がまるで違ってみえるのですね。
    白菜をメインにとると野菜の料理、豚肉をメインに撮ると肉の料理のようにみえてくるのがとてもオモシロく、フランス料理の醍醐味って一皿の中にいくつもの料理が混じってできているとこ…、たのしいなぁって思ったりした。

    それからデザート。

    d65aed72.jpgクレムドブリュレとガトーショコラをとる。
    コッテリとしたカカオの香り。
    ざっくりとした生地が唾液を容赦ないほど吸い込んで、バッサリとした独特の食感になっていく。
    ガトーショコラは一口目だけが特においしく感じるお菓子。
    お皿に流したクリームを、一緒に食べて口の中のみずみずしさを保って食べる。

    一方、ブリュレ。
    トロンとなめらか。
    バニラの風味が甘くやさしく、口の中が潤っていく。
    砂糖を焼いた表面がパリパリしてて、それをポンポン。
    スプーンの背中で叩いて割って、アメリを気取ってプルンと食べる。
    クレムドブリュレ。
    ずっと前からあったお菓子だったんだろうけど、こうして一般的になったキッカケはやっぱり映画のアメリだったんだろうなぁ…、って、お店の中にポスターみつけて、しんみり思う。

    このお店…、壁や天井、至るところに映画やフランス食材のポスターが貼られているのだけど、装飾的な目的よりも、古くなったところのアラを隠す役割の方がメインのよう。
    だって、ここではじめてもう何十年。
    今日頂いたランチの値段が1500円…、それで前菜、メインにデザート、コーヒーまでがつくというありがたすぎる値段でずっと提供するには工夫が必要なんでしょう。
    お店の人も最少人数。
    一部のグルメを気取る人のためのモノだったフランス料理を日常的なゴチソウとして売るその先駆者であるココも、そろそろワンジェネレーションを終えようとする。
    なんだかちょっと切なくもあり、ありがたくもあるそんな店。



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