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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    午後から雨が降ったりやんだりの今日…、近所の居酒屋で軽く仲間と。
    81a633dc.jpg肉匠酒場「丸信」という店。
    産地、そして生産者との関係性を強く打ち出し、新鮮で安心出来る肉を使った料理を安く売ることでお客様に喜んでもらおうってサービス精神に満ちた店。
    チェーン展開をするつもりかなぁ…、と思っていたけどそれも果たさず、ずっとこの店一軒でがんばっている。
    肉の仕入れがおそらく一軒分しかまだできないから…、ということなのでありましょう。
    お店はほどよき大きさで厨房の中の様子がどの客席からもみてとれて、お店の一番目立つところに肉のショーケースが置いてあるのが安心感を盛り上げる。

    0279aaaa.jpgメニューはほとんど肉ばかり。
    肉匠酒場なのですからして、当然といえば当然のコト。
    しかも一皿分が程よい少なさ。
    だから一度に沢山のモノを試せるところがいいところ。

    例えば串焼き。
    小さな串に男の口で二口分。
    それを一本単位でたのめるステキ。
    自分が食べたいモノだけを、たのむたのしみ。
    これは一本、これはみんなで食べたいから人数分ね…、って感じの注文。
    便利でいい。
    牛肉の頭やハラミ。
    鶏のぼんじり、明太ささみ。
    豚バラ肉とかレバーとか牛豚鶏のいろんなところをためして食べる。
    串揚げだとか、あるいはうずらの玉子。
    にんにくを素揚げしたモノとあれやこれやとたのんでつまむ。
    このにんにくを野菜と勘定するならば、野菜は二種類。
    もう一種類はハムとチーズのフライのサイドに添えられたサニーレタスで、つまりほとんど肉の夜(笑)。
    野菜の料理ってあるの?って聞いたら、トマトをベーコンで巻いて串焼きしたモノは…、って。
    それをたのんで食べてみたけど、トマトが口の中でクチュっと潰れて、ソースのようになる、トマトの料理というよりもやっぱりこれはベーコン料理。

    a242d9a3.jpg博多風の豚足があり、これをたのむ友人がいる。
    豚の足。
    モモの部分はたしかにおいしい。
    脛の上のところを煮こむと、ゼラチン質がトロンと肉と重なりあってとても独特の味がする。
    アイスバインはかなりの好物。
    けれど本当に足の先。
    爪がのぞめるトコロはさすがに、食べるにかなり勇気がいります。

    博多風は焼いて仕上げる。
    だから皮目が剥きだして、ところどころに毛穴を感じる。
    形もそのまま、足のまま。
    それを掴んでむしゃぶりつくのをみていると、「これこそ肉食」って感心します。
    ちゅぶちゅぶ、骨をむさぼりながらひとつ、そしてまたひとつ。
    コロンコロンと骨がパーツになってお皿にたまってく。
    食べた人の唇はツヤツヤ、まさにコラーゲン効果にテカらせながら指をチュブチュブ、舐めてきれいにする姿…、なんだかかわいく、愛らしい。
    お客様はほとんど近所のサラリーマンで、わらっちゃうほどみんなニコニコ、たのしくお酒を飲み食べている、気軽な値段で肉をたのしめしかも酒が飲める店。
    今の時代にはこうした店が必要なのに違いない…、って思ったりしたまたこよう。



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    家に帰って自作の〆。
    永峯っていう九州、串木野にある製麺屋さんのゴールドラーメン。
    九州の友人が送ってくれた麺であります。

    goldramen.jpg九州らしい細いストレート麺。
    真空パックに閉じ込められた半生状態。
    それに濃縮状のスープが一緒に入ってる。
    のどかなること、普通入っている調理手順がどこにも書かれていないこと。
    スープの袋に300㏄の水をくわえて沸騰させるとおいしくなりますと、ヒントが書かれてあるだけだった。
    麺の茹で時間は自分でたしかめ茹でてください。
    そういうことなのでありましょう。

    タップリのお湯を沸かしてそこに麺をパラパラ、落とします。
    袋を破った瞬間に小麦の香りがポワンと漂い、手にズッシリと湿気を含んだ麺の食感。
    40秒で一本食べると、まだまだネチッと小麦が粘る。
    それから今度は30秒。
    芯が残っているけれど表面にはしっかり火が入ってる。
    ザルに移して水気をとって、それを鉢にもってスープをザザッと。
    モヤシにキャベツ。
    それから豚のばら肉を炒めたモノと、カマボコ、それからアオサを具にしてもりつけ、胡椒をパラリでズルンと食べる。

    九州ラーメンというのにスキッと風味さわやかな醤油のスープ。
    ちょっと甘くて、うま味が強くそこに豚の脂がかおる…、コッテリしててけれどスキッと後味がいい見事なスープにため息がでる。
    そこに沈んだ細い麺。
    細いクセしてハリがあり、ザクッと歯切れる軽快さ。
    九州の麺ってなんでこんなにおいしいんだろう…、小麦の香りとスープの風味が見事にひとつに混じりあいお腹がほどよく満たされる。
    感謝しながら味わった。
     

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    夜、仲間と一緒に大人な飲みをたのしみましょう…、と「イーグル」にくる。
    新宿のスタジオアルタの裏側にずっと昔からあるサントリーラウンジ。
    先日、きたらば満席で支店に案内されてたのしみ、今日は早めの時間に来たというのにほとんど満席で、ラストテーブルもらって座る。
    繁盛店でありまして、サービスがよくなにより料理がおいしくていい。
    eagle.jpg梅とゴマのペーストをつけて食べる野菜スティック。
    牛ヒレ肉の薄切りで白髪ネギをくるんで食べる、ココの名物霜降りビーフや、カニ味噌をバターに練りこみ筒状にしたカニ味噌バターをつまみにコクリ。
    ジャックダニエルをソーダ割りにして、大人の時間をニッコリたのしむ。


    今日は土曜で、だから通勤帰りのサラリーマンっていうよりオフの仲間同士や、あるいは夫婦、カップル風のお客様が結構多い。
    自腹で十分たのしめる、上等なバーって他になかなかみつからなくて、そういう意味でココは得難い、ステキなお店。
    ジックリ飲んでる人もいるけど、カウンターに座って目当ての料理をつまみササッと帰る粋なお客様も格好多く、ボクらもササッと〆に向かった。



    関連ランキング:バー | 新宿西口駅新宿三丁目駅新宿駅



    何を〆にしましょうか…、と考えそうだと大戸屋に来る。

    4e3da80a.jpgお米ご飯が食べたかったのでありまして…。
    新宿という街。
    特に東の伊勢丹付近。
    定食屋さんが絶望的に少ない場所。
    居酒屋、カフェに喫茶店。
    専門店的レストランはたくさんあるけど、昔ながらの定食屋さんは先日「富士」ってお店がなくなり、ほぼ絶滅状態になっちゃった。
    その中で貴重なお店が大戸屋で、だからか結構、はやってた。

    最近、都心のお店では前払い制のお店が多くなったのだけど、ココはシッカリ、後払い。
    やっぱりこっちの方が落ち着く。
    ユッタリ食事をたのしみましょう…、って感じがするのがうれしいトコロ。
    何にしようか、ジックリ考えるコトができるのもまたアリガタイ。

    ジックリ悩んでたのんだセット。
    彼等が最近力を入れてる冷たい板そば。
    定食屋さんに麺類があると途端に敷居が低くなり、お腹いっぱいの選択肢が増えてくれるのがステキなところ。
    その板そばに、漬け丼がつくセットをたのんだ。
    まぐろの切り身にトロンと甘辛ダレをかけ、ご飯の上に乗っけた丼。
    小さなサイズでほどよい分量。
    ひんやりとしてネットリ舌にからみついてくる、マグロ独特の食感が肉感的で熱々ご飯といい相性。
    まぐろの酸味とタレのうま味がひきたてあって、ご飯自体もおいしく感じる、いい料理。

    6e298dd9.jpg定食屋さんで、刺身があるとなんだか気持ちが上等になる。
    けれど大戸屋みたいなチェーン店で刺身を扱うのはいろんな理由でむつかしい。
    マグロは大体、冷凍流通しているために扱いやすくていいのでしょうね。
    しかもマグロをそのまま刺身でだすのでなくて、漬けという品質管理が簡単な料理方法で導入する…、なかなか賢く合理的。
    そこそこおいしく感心します。

    大きな板の器の中に、波打つようにパラッと蕎麦を散らすやり方。
    ザルと違って麺がくっつき合うコトがなくみずみずしさを保ってくれる。
    粋な感じで見た目もおいしく感じるステキ。
    蕎麦はムチムチしたつなぎが多めの、ほどよい状態。
    タレが若干、少なめで出汁の香りが弱々しいのがちょっと残念。
    あくまでサイドの料理というコトなのでありましょう…、そう思ったら我慢の範疇。

    テーブル囲んだ友人がたのんだ煮込み。
    チキンカツを甘辛ダレで煮込んだもので、玉子でとじず、大根おろしとナメタケたっぷりのっけた料理。
    おばぁちゃん煮とかって名前がついていたけど、確かにやさしい味でウレシイ。
    玉子でとじぬコトでカツのパン粉の風味とサクッと乾いた食感かなり残って仕上がる。
    トンカツじゃなく、チキンカツで作るため、どこを食べても脂が無いので食べやすい。
    みんなで分け合うときにも部位を気にしなくっていいのが、かなりありがたく、しかも健康的な感じがするのがなお、ウレシイ。

    35cec454.jpgみんなでわけようと、それでたのんだ黒酢の酢豚。
    かつて、黒酢の酢豚はかなり高級で専門的な中国料理のレストランの専売特許的料理だった。
    酸味強烈。
    不思議な香りと、コッテリとした風味がかつては好き嫌いをハッキリさせた調味料。
    それが黒酢というモノでした。
    ところが今ではこうしたとこでも、平気で黒酢を使った料理がやってくる。
    そのキッカケはセブンイレブン。
    彼等、かなり気合を入れて黒酢の酢豚をずっと押してた。
    専門料理が大衆料理になってく過程で、かつて重要な役目を果たした場所はファミレス。
    ところが今じゃぁコンビニが、そうした役目を果たしてる。

    ココの黒酢のこの酢豚。
    なかなか上等、豚肉ガッシリしっかり揚がって酸味もキリッと引きしまっている。
    なにより野菜が豊富で多彩。
    レンコン、茄子にニンジン、パプリカ。
    玉ねぎ、小芋と味わい、食感、にぎやかでいい。
    ただ、どの料理にも同じ野菜が使われていて、しかも切った形もほぼ同じ…、ってそんなところがチェーン店らしい工夫だなぁ、って感じ入りますオモシロイ。
    それにしてもこうしたお店にやってくると、水菜を多様するのにうんざり。
    個人的にあんまり好きな野菜じゃないのね…、ザクザクジャリジャリ、歯ごたえばかりが主張して、ただその食感や少々なコトで変色したりヘタレない頑丈なとこが重宝なのでありましょう…。

    色とりどりの和食器を、キチンと使い分けてるところはへんてこりんなファミレスよりもずっとレストランらしいよね…、って感心します。
    それから同じ定食チェーンの「やよい軒」
    そこの料理はあくまでご飯のおかずで、ここの料理はそれそのもので味わう価値がある料理…、そんな風に思いもします、そんな夜。
     

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    食事を終えて次の時間に向かう前…、横浜駅の周囲をぶらりと散策します。

    holidaystaba.jpg大学時代。
    ボクが住んでた町は逗子。
    横須賀線で北に向かって、最初にやってくる大都会がこの横浜で、そこで電車を乗り換える。
    西口近くにあった英会話学校に通っていたコトも手伝って、あてなくブラブラ駅の周りをよく歩いてた。

    大きな地下街が網の目のように張り巡らされて、出口出口に飲食ビルが建ち並ぶ街の構造自体はそれほど変わってはない。
    むしろ昔の方がもっと大きく、もっと華やかだった勝手な記憶が残ってる。

    店はずいぶん、変わってしまった。
    相鉄の駅をでたすぐ目の前にシェイキーズがあり、昼は食べ放題をやっているって景色はそのまま…、なつかしかった。
    けれどお店の雰囲気や、食べ放題の内容がまるで昔と違ってしまっているのが無性に切なく感じる。
    喫茶店の数は激減。
    気の利いた洋服屋さんがあったところも、今ではスタバになっていた。
    ホリデーカップのホリデードリンク。
    甘くて熱い、冬のゴチソウ舐めながら、20年後にここにきて、ここのスタバはずっとスタバでいるんだろうか?
    もしそうだとして、そのスタバって今のスタバと同じスタバでいるんだろうか?って、そんなコトをぼんやり思う。
    週末前の午後のコト…、さてさて、まもなく仕事なり。

    9437c55e.jpg夜を紅とん…、ひさしぶり。

    ちょっと残念なコトが2ヶ月ほど前にあってそれからしばらくお休み…、けれどココを見てみたいって人がいたので一緒にきてみるコトにした。

    やっぱり安さは際立っている。
    安物じゃなく、安く売るための工夫をキチンとしたメニュー。
    手間がかからずおいしくできる料理をしっかり開発してる。
    串はそれぞれ小さめで、種類をとれるようにしている。
    なにより一本から注文できるところがうれしい。
    だからかこの店。
    ひとりのお客様が目立ったりする。
    居酒屋っていうより、昔の酒場な感じが結構、いいかもしれない。
    ささみに塩水ふきつけながらシットリ焼いたいつもの串や、鶏皮をカリッと焼いてタレを垂らしたモノだったりと基本はシッカリ、怠らぬ。
    マカロニサラダをたのむと即座にさっとでてくる。
    そうそう、今日はあまりに涼しく、お店に入ったまず一杯目を、黒烏龍茶をあっためてもらって飲んだ…、ホッコリとする。

    380ef4a4.jpgここで一番好きな料理。
    それが厚揚げ。
    とても簡単。
    だって豆腐を水切りし、そのまま油の中に落とせばできる。
    自分で作るコトもあるけど、油がはぜて厨房の中がとんでもないことになるのです。
    油も弱る。
    しかも相当タップリの量の油を必要とするからやっぱりお店で食べたいって思う料理。

    ここのコレ。
    豆腐がプルンととてもなめらか。
    表面サクサク。
    しかもココの油がいつもキレイな状態なのでしょう。
    油臭さがまるでなくって、豆腐の風味をキチンと感じる。
    そこにタップリ、刻んだネギ。
    シャキシャキ、とてもみずみずしくて豆腐の食感、ひきたてる。
    こんなに簡単。
    こんなに単純。
    これを高く売ろうとするとむつかしいけど、安くておいしく、しかも本物感を感じる料理を売れないお店ってなんて不幸な店なんだろう…、って。
    みんなで言い合い、うんうん、頷く。

    f07ebe16.jpg冬の料理がいくつかメニューを飾ってた。
    例えば牡蠣フライ。
    この季節の花形料理のひとつでしょうね。
    細かなパン粉がギッシリついた、サクサクカリカリした衣。
    中はジュワッとジューシーで、とってもミルキー。
    滋養に満ちた冬の味。

    それからチゲ鍋。
    小さな一人前用の鉄鍋がクツクツしながらやってきて、中には餃子。
    二口分ほどの小ぶりのサイズの水餃子で、皮がムチムチ。
    しかもツルツル。
    食べるとちょっとお餅のようで、おいしいったらありゃしない。
    ピリッと辛いというよりも、うねるような重たい辛さがドッシリ舌に居座って、体がホットになっていく。

    他にはモツを煮込んだおでんや、もつ鍋なんかも用意されてて、夏とは違った使い勝手があるのかなぁ…、って思ったりする。
    宴会シーズン間近ですもの…、工夫をやっぱりするのでしょう。

    隣の席のおじさんたちが、来週もまた週末に来ようねぇ…、って嬉しそうにいいながらニコニコしながら帰ってく。
    お店の人にもまた今度…、って行ってもらってますますニコニコ。
    何度も使える使い勝手がお店の人とお客様との間にこうして信頼関係を作ってく…、今の時代に必要なコトってこうした気軽さかもしれないなぁって思ったりした、そんな夜。



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    久しぶりにあったゴキゲンな人と一緒に飲みはじめると、もっとたのしく飲みたくなる。
    場所を変えて飲み直し…、と気づけばはしごで酒を重ねるコトとなる。

    b6c396e7.jpgどうしてもその人を連れていきたかった店。
    新宿のスタジオアルタの裏側に「イーグル」というバーがある。
    古いビルの地下一階。
    小さな階段を降りていくと、マホガニーの壁に囲まれた天井の高い別世界がある。
    上から立派なシャンデリア。
    大きなカウンターの中には、笑顔のバーテンダーがいて、酒も料理もステキにおいしい。
    なによりサービスがすばらしくって、まるでクラシックなホテルのバーにやってきたような気持ちにさせてもらえるお店。

    にも関わらず…。
    サラリーマンが自分のお小遣いで部下の分までおごれる程度の値段設定。
    特に女性が絶対よろこぶ、安全、安心、そして明るい雰囲気がある。
    東京で知っていると絶対得する。
    こうしたお店のおなじみさんになれる大人はステキな大人。
    そんなお店があるんですよ…、と。
    それでやってきたらば満席。
    100席近くはあるお店なのに、ウェイティングまでかかっているという状況で、どうしようか…、とちょっとがっかり。
    そしたらお店の人がいいます。
    近所に支店があって、そこならテーブルがひとつだけあいているのですがどうですか?って。
    そりゃ、ありがたい。
    よろしくお願いしますと言って、電話をかけてもらいお店の場所を書いたショップカードをたよりに「昴」という店にやってきました。

    afeaf615.jpg上等なクラブのような店作りにて、お店の中にはギッシリ、お客様。
    ほとんどの人がスーツ姿で、年齢にして40、50代というアダルト、しかも男性7割といった感じでありましょうか。
    今の外食市場において、元気がないと言われてる顧客層がココでは主役というステキ。
    そのほとんどが料理を食べてる。

    ココの料理は「酒のおつまみ」を超えた立派な「一品料理」揃いで旨い。
    おなじみさんは自分のひいきの料理をもっていて、メニューを開く前にまずはそれをたのんで「ボクは、この店に何度か来たことがあるんだよ」って意思表示する。
    お店の人も、このお客様はうちのコトを知っていただいているんだなぁ…。
    おなじみさんなら、何か得するヒントを教えて差し上げなくちゃ、とひとことふたこと、耳打ちをする。

    ボクもいくつか、いつもたのんでる料理をたのむ。
    野菜スティック。
    キュウリ、にんじん、エシャロット、それにセロリが氷と一緒にグラスに刺さってやってきてそれと一緒に自家製ペイスト。
    胡麻とかにみそ、梅干の果肉をあわせて作ったモノで、これだけなめても酒の肴になるほど旨い。
    酸味にうま味、それにスッキリした香り。

    DSC03748.JPGしばらくするとうやうやしく氷を持ったお皿の上に、レイズンバターのような料理を飾ったモノがやってくる。
    かにみそバター。
    かにみそをバターと混ぜて筒状にして、レイズンバターのように味わう、酒の肴にピッタリのコレ。
    コッテリとした蟹のうま味に、サラッと口溶けの良いバター。

    それからココにきたお客様のほとんどがとる「霜降りビーフ」。
    これも大きなお皿の上に氷を盛って、そこに生の牛肉。
    それから白髪ネギ。
    お店の人が、薄切りにした生肉に白髪ネギをのせクルンとくるむ。
    カウンターに座ると目の前で、お店の人が見事な手際で肉でネギをくるむ様子を見ることできて、だからカウンターじゃないとダメってお客様もいたりする。
    キレイに包んだ生肉を再び氷の上に並べて、さぁ、どうぞと。
    ほんのりすっぱい醤油のタレにトプっと浸して味わう一品。
    ムッチリとした牛肉が、奥歯にからみついてくるような肉感的な食感に、シャキシャキとしたネギの歯ごたえ。
    噛みしめるうちに、肉のうま味がじわっと口に広がってネギの辛味がピリッと味をひきしめる、ひんやりとした生肉がお酒で火照った喉やお腹をクールダウンしてくれる。
    酒と一緒に食べるに適した、とても上等なオゴチソウ。

    fd824366.jpgそれからピザ。
    具材はアンチョビとマッシュルームというシンプルさ。
    ザックリとした昔懐かしいピザの生地。
    サイズは小さめ。
    タップリチーズで、ピザというよりとろけたチーズを手づかみにして食べる料理のようなコレ。
    昔の喫茶店で売ってたピザを、限りなく上等にしたような味わい。
    なつかしい。

    料理をタップリたのしんでいただこう…、とそのためココのお酒は安い。
    特に今。
    一部のスコッチやバーボンが、なんと一杯200円。
    アーリータイムスをソーダ割りにしてもらっても200円にて、昔風味のピザをバーボン飲みつつ味わうなんて、なんて大人なたのしみだろう…、って。
    ほどよく飲んで、お腹を満たしおごちそうさまとお店を出る前、割り勘したらなんとひとり2500円にも満たない値段。
    ひさしぶりに来て、なんてステキな店なんだろう…、って再確認をする夜となる。



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    なんだかまだまだ話し足りない…、〆をしながらもうちょっと、飲んで今日の〆にしようかとそれで四谷三丁目。
    ヘイ、タクシー!と車を止めて乗り込みお好み焼きを食べにくる。
    45d2904c.jpg「ワイワイ」っていう、小さなお店で、けれどかなりの実力派…、広島風のお好み焼きをおいしく作ってくれる店。
    ワイワイって名前だけれど、いつも静かでのどかな雰囲気。
    お店はワイワイしてないのです。
    ここのお店のご主人は、もう何十年もおそらくココでお好み焼きを焼き続けているはずなんだけど、まるで手際がよくならない。
    見ている方がハラハラするほど、ぎこちなくってときどき次はどうしよう?って、手を止めながら料理を仕上げていくのですネ…、ベテランなのに初々しい。
    これもひとつのエンターテイメント…、そう思いつつ鉄板の上を見ながら出来てきたのをみんなでハフハフ食べ、騒ぐ。
    仕事のコトやこれからの日本のコトを熱い鉄板を囲んで熱く語る夜。
    なんだかしみじみシアワセを、感じて熟睡…、Thank God It's Fridayな夜のコト。
     

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    九州から友人がきて、たのしい時間を過ごしましょうか…、と。
    それでまずはビールを飲みます…、「フリゴ」という店。
    甲州街道に面した西新宿の小さなビルの地下一階で、ボンヤリしてると見逃してしまいそうなほどに小さな看板が目印のココ。
    6時半という週末としては早い時間にも関わらず、テーブル席はほとんど一杯。
    階段下にあるデッドスペースを使った小部屋に通される。

    5e02493e.jpgお仕置き部屋ってボクが勝手に呼んでるスペース。
    おじさん3人が陣取ると、ミッチリ、膝を突合すような空間で結構、オキニイリなのであります。
    おいしいお酒でみんなの距離が縮まる。
    その縮まっていく距離を予感させるような小さなテーブル、そして空間、いい感じ。
    ただ難点はもともと暗い穴蔵風のこの店の中でも一番暗いスペース。
    しかも黄色いランプがほのかに手元を照らす照明。
    写真を撮るのに厳しい条件。
    今日の画像も色が痩せております…、ごめんなさい!

    ベルギーの言葉で「冷蔵庫」を意味するフリゴ。
    英語の「フリッジ=冷蔵庫」っていうのと同じ語源をもっているのでしょうネ。
    お店の中にドカンと大きな業務用の冷蔵庫があり、そこにベルギービールがズラッと並んでる。
    全部で80種類くらいはありますか。
    すべてが異なる味わい、飲み口、アルコール度数でこまかくラベルのところにその内容が説明されてる。
    フルーティーとかキャラメルっぽいとか説明書きを読みながら味をイメージしてたのむ。
    イメージ通りのときもあり、まるで予想したのと違ったモノを選んでしまうコトもありそれがギャンブルみたいでオモシロかったりするのであります。

    DSC03729.JPGキャッシュオンデリバリーが基本スタイル。
    カウンターのところで注文して先払い。
    ビールなんかは自分でテーブルまで運んでたのしむ。
    料理はお店の人が運んでくれるというモノ。
    ベルギー直送の白い生をもらってまずは生牡蠣たのむ。

    今年の牡蠣はさまざまな条件重なり不作の様子で、かなり品薄。
    考えてみれば、生牡蠣食べるのは今シーズンでこれがはじめてかもしれないなぁ…。
    海の香りがほんのり漂う。
    何もつけずとも自然な塩味が口に広がる。
    甘く、トロンとミルキーで渋みがキリッと味ひきしめる。
    生牡蠣に何をつけて食べるかには、お店、お店の流儀があって、ココのはモルトビネガーだった。
    ツンととんがる鋭い酸味と、むせるようなお酢の匂いが牡蠣の匂いをさわやかにする。
    花の香りのベルギービールとの相性見事で、お腹がニッコリ、笑うよう。

    DSC03735.JPGそれからココの名物たのむ。
    ムール貝のワイン蒸し。
    ベルギービールに、どんな料理を合わせるのがおいしいの?って言えば、まずはこのムール貝。
    一時期ココは、「東京で一番おいしいムール貝」っていうのをキャッチフレーズにしていたことがあるほどで、たしかにおいしい。
    小さなパエリア鍋のようなのにドサリと貝。
    ムール貝と大ハマグリに、ニンニク、チャイブととてもにぎやか。
    殻を入れるためのバケツがやってきて、一気に気持ちが盛り上がる。

    二枚貝の片方ペキっとちぎって、フォークで食べる食べ方もある。
    けれどココはベルギー風に、小さめで丈夫そうな貝を選んで身だけを食べる。
    空っぽになった貝殻をトングのようにして殻の先の尖ったところで貝の身つまんで食べる食べ方。
    貝のうま味がタップリ溶けた、煮汁は貝殻をスプーンのようにしすくって飲む。
    ムール貝がいくつあっても足りないくらい、たのしく食がすすんでく。

    フックラとしたムール貝のスカスカとした食感は他の貝がもたない独特…、それこそムール貝のおいしいところ。
    中にスープをタップリ含んで、噛むとクチュっとほとばしり出る。

    DSC03733.JPG一方、ハマグリ。
    クニュクニュしてて歯ごたえたのしい。
    手を動かして、口も動かし、ビールをグビリと忙しい(笑)。

    ムール貝にはフリッツがつく。
    生のジャガイモを太めの拍子木に切ってフックラ、揚げて仕上げる。
    噛むとホクリと割れてそこから湯気がタップリ…、塩の仄かな味わいと、芋の風味がなんともおいしい。

    そういえば、昼もフリッツ食べたんだった。
    昼のフリッツは細身でカリッとフランス風。
    油の風味をたのしむような味わいだった。
    ココのフリッツは、太くてホックリ、お芋自体の味を味わうまるでケンタッキーフライドチキンのフレンチフライのようで、お腹に溜まってたのしくさせる。
    生を飲み干し、カラメル味のコッテリとした飲み口の瓶ビールを抜いて、苦味で体をシャキッとさせる。

    秋の夜長のまだまだ入り口、次のお店にレッツラゴーと向かって歩く、はしご酒。



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