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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    1960/01/26
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    友人と一緒に夜を荒木町にて迎えるコトにする今日のコト。
    1fcee08b.jpeg肉匠酒場「丸信」という小さなお店にやってくる。
    肉という食材そのものにこだわって、それを安価に、そしてたのしい料理にしながらお酒をたのしんでもらいましょう…、って言う趣向のお店で去年、できたばかりのお店でござる。
    最初はかなり静かだった。
    荒木町界隈っていうこの地域は、古いお店にやさしくて新しい店にとっては試練に満ちたおなじみさんができるかどうかが成否を分ける厳しいエリア。

    152bfa1b.jpegだから最初はかなり苦労をしたようだけど今では近所のサラリーマンの憩いの場になったよう。
    今日もおじさんサラリーマンが2人、3人連れ立って、ニコニコしながら酒を飲んでた。
    わかりやすい味の料理と、懐にやさしい料理がオジサンたちを笑顔にさせる。
    簡単なコト。
    でもむつかしい。

    鮮度の高い内臓物を串で焼いて召し上がれ。
    仕入れルートをシッカリ確率しているからこその料理がココのメインの提案。
    クニュクニュとした独特の食感を持つ牛の内臓。
    豚や鶏の内臓に比べて脂が乗ってて味にコクがある。
    甘めのタレをタップリつけて、何度も何度も炭にのせつつ焼きあげる。
    肉の脂がタレに移って、タレ自体がどんどんおいしくなっていく。
    炭の香りが内臓につき、燻されたような香りがやってくるのもゴチソウ。
    そうそうそれから。
    ココの串焼きは1本から注文できるというのもうれしい。
    大きな居酒屋。
    特にチェーン系のとこでは焼鳥、串焼類はどれも2本から…、ってしばりを持つところが多いのだけど、それは作り手の勝手な都合。
    お客様が食べたいときに食べたい分だけ食べられる…、それでこその飲食店って思ったりする、当たり前。

    31fcee37.jpegとは言え若干の方向転換も感じる今日のココのメニュー。

    開店当初はほぼ完璧に「牛肉」をテーマにしてた。
    やっぱり日本人にとって贅沢な肉といえば牛肉で、だからそこにしぼって差別化すればインパクトが出るだろう…、って。
    けれどそれからいろんなコトがあれこれあって、牛肉を取り囲む環境は厳しくなった…、それで今。
    鶏に力を入れて直してる。
    例えばチキン南蛮だとか…。

    鶏の揚げ物。
    フックラとした衣をタップリまとわせてサクッと揚げる。
    それを甘酸っぱいタレにジュワッとつけて酸味を衣にいれる。
    ザクザク切って、タルタルソースをタップリかける。
    このタルタルソースが程よくゆるくてトロトロしたのを、それこそ唐揚げが溺れるほどにかけて食べる。
    ここのタルタルがまたおいしくて、ウットリしちゃう。
    一味をタップリかけて辛めの大人味にして味わうステキ。
    それから鶏の刺身をたのむ。
    ササミをおそらく蒸して仕上げたのでありましょう。
    外はカチッと色がかわって、中はレア…、その断面がタラコみたいに見えてたのしい、オモシロイ。

    f48110b1.jpegそれから揚げ物。
    実は今日の気持ちは揚げ物だったのでありまして、もしココに来なければ多分、どこかの串揚げ屋さんに行っていたはず。
    串揚げだけじゃぁつまらないから…、とそれでココにやってきた。
    いくつか串揚げがそろってて、これが結構旨いのでして。
    あれこれたのむ。
    茹でたジャガイモに細かなパン粉をつけてガリッと揚げたモノ。
    これがホクホク、甘くて旨い。
    ウスターソースでパン粉衣が真っ黒になるほどつけて、パクリと食べる。
    それから玉ねぎ。
    ツルンツルンと食感、なめらか。
    豚の串カツ、それからハムのチーズ揚げ。
    噛むとトロンとチーズが中からやってきてハムは嬉し悲しや魚肉を使ったハムもどき。
    これがムチュンと歯切れてたのしい。

    この店、オモシロイところが〆の料理がほとんどないところ。
    なんで?って聞いたら、サラリーマンのオジサンたちは、家に帰ってそれから小腹を満たすから〆の料理をおかずにその分、安くたのしんでもらってるんです…、って。
    なるほどそれも一理あり。
    安く仕入れて安物料理をつくるより、安く食べて帰れる工夫をする方が、今の時代にはやさしいお店と言われるんだろう…、って思ったりした、そんな夜。



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    中野の元気なシニアの聖地「第二力酒蔵」をあとに、今度は中野のダンディー系の昭和なバーに場所を変え、たのしい夜の続きをします。

    brick.jpgブリックという店。
    第二力酒蔵の近所。
    袋小路のように見える小さな道の突き当り。
    ヨーロッパの山小屋風とでもいいますか。
    スイスシャレーのような造りの建物の1階2階がお店になってる。

    10人ほどが座れるほどよいサイズのカウンター。
    白いジャケットに黒いネクタイをしめた凛々しいバーテンダー。
    背中に洋酒がズラッと並ぶ、壁一面のバックバーがしつらえられてて、そのカウンターを囲むようにテーブル席が作られている。
    1階も2階も同じ造りになっていて、どのフロアーのどの席にいてもバーテンダーの仕事を眺めながらお酒が飲める。
    堅くて小さな木の椅子に座ると自然に背筋が伸びる。

    ラウンジ風にリラックスしてお酒を飲ませるお店が今の主流になった。
    けれど、酔いを心置きなくたのしむ大人にとってはこうしたほんの少しの緊張感が、むしろウレシクありがたい。
    金曜の夜というのにお店の中にはスーツを召したおじさまたちの姿が目立つ、ついさっきまでいた中野とはまるで違った中野があるのがなんとも不思議でたのしい感じ。

    お酒をたのみ、まずは乾き物をください…、とミックスナッツをたのんで乾杯。

    cab20827.jpgズブロッカを水で割ってグビリといきます。
    ウォッカの入った瓶の中にパイソングラスを入れて香りを漬けたお酒で、お菓子みたいな独特の匂いがあって、一時期スゴクはまった飲み物。
    家の中の冷凍庫に必ず一本入れていた。
    氷をタップリ入れたグラスに、冷たいズブロッカを注いで舐めるように飲むとハーブの香りが広がって、心地いいリラックス感を手に入れることができたのです。
    今日は水割り。
    あまりお酒が薄まらぬよう、氷少なめ。
    キリッと冷やした水とキリッと冷やした酒をステアして、全てがひとしく冷たくなった香り豊かな液体が、一直線にお腹の中に流れ込む。
    その冷たさが通り過ぎた途端にそこがあったかになる。
    あぁ、シアワセだって気持ちが明るくなっていく。

    カシューナッツにアーモンド。
    それから殻付きピスタチオ。
    塩を強めにほどこして、一つ食べるとグビリとお酒。
    会話もグビグビ、はずんでく…、おいしいお酒と気軽なつまみがある場所ではずむ会話は明るく愉快な会話に自然となっていく。
    パチンパチンとナッツの皮をはじきつつ、手も口も、そして喉も休む隙なしなのがなんともたのしくウレシイ時間。

    08194c5f.jpgこの店…、驚くほどに安い店。
    特にほとんどの酒が一杯200円から300円台。
    にもかかわらず、プロの手際でどれもがキチンと飲み頃で丁寧に用意されてるところもステキ。
    つまみの料理も500円くらいでたくさん用意されている。

    手間をかけてるわけではないけどお酒のお供にピッタリな料理もいくつか。
    例えば揚げたシューマイなんて、家でも簡単にできそうなモノなんだけど、でも酒のつまみはそれでもいい。
    パリッと揚がった皮がおいしく、しかも芥子がピリッと辛い。
    練ったばかりのマスタード。
    肉の甘みに芥子の辛さが混じって、もっとお酒をっておねだりをするゴチソウになる。
    オイルサーディンの缶詰をそのままコンロにかけて温め、芥子と醤油で食べるなんていう「独身男の料理」みたいなメニューもあったりするのがなんだかたのしい。

    手をかけきちっと作った料理もあれやこれやと。
    例えばコロッケ。
    ベシャメルソースで蟹のうま味を閉じ込めて、そこに細かなパン粉をギッシリ。
    カラッと揚がってそこにタップリマヨネーズ。
    サクッと割れて、中からトロンと熱々の白いソースが流れだしてくるのをハフっと食べると、昔の洋食屋さんのおいしさ。
    千切りレタスやタップリ茹でて歯ごたえ無くしたマカロニで作ったサラダも不思議な程にお酒にあう味、そして食感…、こうしたお店があるシアワセに、また来ましょうかとニッコリしながら席を立つ。



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    それにしても中野の駅の西側では大々的な再開発が進行中…、近代的なる街になっていくんだというのだけれど、新しくなりはしたけどどこにでもある街になってしまうんじゃないかとちょっと心配中。
    だって中野が中野らしい一番の場所はブロードウェイとその周辺で昨日もそうした地域をブラブラ、散歩をしてたら時間が経つのも忘れてしまうほどだったもの。
    nakanobroad.jpg駅の北側にあるアーケード商店街を歩いていると、いつの間にかブロードウェイってビルにゴクリと飲み込まれてて、そこには驚くほどに「モダン」な空間。
    二層吹き抜けの空間の上を見ると、上半分には窓がズラッと並んでて街並み感を出している…、今、ショッピングセンターだとか再開発ビルでたまに見かけるテーマ性のある施設感。
    なのだけれど、のれんや提灯、そして看板がズラッと並ぶところが香港的で、しかもどこにもチェーンストアの看板がない。
    昔から地元の店や、この場所でしか成立しないかもしれないマニアなお店ばかりがあって大手デベロッパーが無理やりでっち上げた胡散臭さがないのがステキ。
    上に下へと右左…、迷い込んだら頭が外に出ることを拒絶するほど魅惑的にて2時間ほどはあっという間にすぎてしまって、表にでたらビルの外にも魔窟のような路地がウネウネ続いてる。
    久しぶりの中野散歩は大正解にて大成功…、ココに住みたくなっちゃった(笑)!
     

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    夜をちょっと変わったお店で勉強しましょう…、と、それでテクテク散歩をします。
    b8884bf8.jpgひと駅分を西に向かって歩いたところ。
    新宿御苑の駅の近くにあるお店、「筑前屋」っていうお店に来ます。
    もともとココには「手前味噌」っていう味噌をテーマにした居酒屋があったのだけど、そこがなくなりその後に、やってきたのがこのお店。
    都内に何軒か支店をもっているちょっと小さなチェーンな感じ。
    筑前…、つまり福岡県の北西にあるあの筑前煮を生んだ地域の料理をテーマにしたお店。
    お店の中のインテリアは前のお店を引き継いだもの…、お店の中にトタン屋根をふき昭和な感じのポスターや家具を置いたテーマパークな感じがちょっとオモシロイ。

    3d9d0807.jpg売り物は「やきとん」つまり炭焼きの豚。
    焼鳥というと、この東京には生命をかけた老舗や名店が、沢山あってそれらの店と直接競争しなくてすむよう。
    同じように炭で串に刺した肉をやきましょう。
    けれど焼くのは豚肉。
    まぁ、それ以外にも鶏や牛肉、あるいは野菜といろんな串ものを揃えはするけどメインは豚というこのコンセプト。

    結構、沢山できています。
    それらの競争相手と違った特徴つけてやりましょう…、というコトでしょう。
    ここでは「筑前味噌」っていうのをつけて焼きあげるのを売りにしている。
    たのんでみれば辛い赤味噌、甘い白味噌をまぜてそこにニンニク、それから唐辛子とスパイス加えて仕込んだ味噌をたっぷりつけて焼いている。
    悪く無いです…、オモシロイ。
    クチャっと脂がおいしい豚に味噌が混じってコッテリおいしい。
    しかも炭で味噌が焼けるとこんがりかなり香ばしく、食欲でてくるお酒もすすむ。
    それ以外にも醤油ダレだったり塩であったり味わいあれこれ。
    味が豊富であるとこが、飽きずにあれこれ食べられるいいアイディアって勉強します。

    2b908610.jpg串揚げもある。
    揚げ物にたよらず食事ができるようになったんだ。
    って、昨日、エヘンと自慢した。
    けれどやっぱりお酒を飲むと揚げた食べ物がおいしく感じる。
    豚の串揚げ。
    それからうずらの玉子の串揚げ。
    うずらの玉子ってなんでこんなにおいしんでしょう。
    パクリと一口で口におさまるあの愛らしさ。
    噛むとプチュんと白身がはじけて、中からトロリと黄身が出てくる。
    鶏玉子とまるで違った儚さがいい。

    それにしてもテキパキ料理がでてくる。
    料理の品質を気にするあまり、提供時間がかかってしまうお店があるけど、気軽に食事をする店はスピーディーもおいしさのとても重要な要素と思う。
    それにここまでお箸を使わず食べるコトができるというのにちょっとビックリ。
    これも気軽な食事の要素。

    はい、お待たせと次の料理がやってきて初めてお箸をとりだした。
    茄子の山椒揚げという料理。
    大きな茄子を一本丸ごと乱切りにして、軽く衣をつけてバリッと揚げたモノで、仕上がったとこに塩と山椒をたっぷりふって、その真中に糸がきにした赤唐辛子。
    油の香りが甘く香って、そこに山椒の熱い香りが混じってる。
    食べるとジュワッ。
    茄子がとってもみずみずしくて、そのうち舌がしびれてきます。
    山椒の痺れに舌がちょっと麻痺しつつ、それでハフハフ、おいしく食べる。

    c596b3dc.jpg明太じゃがバタチーズ燒きって料理があって多分、こんな料理だろうなぁ…、と思ってたのんでやってきたのがこの料理。
    想像通りでかなり笑った。

    小さな鉄板。
    そこに茹でたじゃがいもを大きめに切り、ズラッと並べる。
    バターと溶けるチーズを山ほどのっけオーブンの中でとかして焦がして最後に明太ソースをプチュっ。
    じゃがいもとバターの相性は良い。
    じゃがいもとチーズの相性も良く、バターにチーズと明太子のこの相性も抜群に良い。
    相性良い物同士を使っておいしくならないハズはなかろうっていう料理にて、その通り。
    おいしく、ハフハフ、お腹も膨れるたのしい料理。

    しかもたくさんのチーズが鉄板がグツグツ焼かれて、固まっていく。
    端の焦げたところを摘んで、そっと持ち上げるとペロンとめくれる。
    まるでもんじゃ燒きのよう。
    それをカリカリかじりつつ、お酒を飲むと、あぁ、いい気持ち。
    お店の中にはかなりアダルトなおじさんたちが、うれしそうにお酒を飲んでる。
    若い人がくるチェーン店と違って静かで落ち着いていて、そこそこ料理がおいしくてしかも安く仕上がるのがいいのでしょうね…、今日もこれだけ食べてひとり1000円ちょっとという値段でござった。
    この東京の飲食店はどこまで安くなるんだろうって、ウレシクもありハラハラでもある。
    再び散歩でテクリとしましょう…、また来よう。



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    初詣のため吹きっさらしでずっと並んで待っていたから、体が冷える。
    夜を何か温かいものでお腹をみたそう…、何にしようかと考えていたら突然、お好み焼きが食べたくなった。

    767354e0.jpgそうだ、あそこにまいりましょう…、と「まつ里亭」。
    歌舞伎町にある、お好み焼きともんじゃのお店。
    他にもお好み焼きがおいしいお店は近所に結構あります。
    けれど「自分で焼いて食べるお店」を選びたかった。
    ハッキリいって、お好み焼きを食べたいというより、お好み焼きを焼きたかったのでありまして…。
    どうせだったら、値段のコトを気にせずに心置きなく沢山焼きたい。
    できれば食べ放題のお店がいいな…、と。

    それでこの店。
    食べ放題があるのですね。
    しかも1500円ほどというリーズナブルな価格でお好み焼きやもんじゃ、焼きそばが焼きたい放題。
    当然、予約をしているわけでもなくてどうかとやってきたらば、ひとつだけ。
    テーブル残っておりますとなんてラッキー。
    それですんなり、そのテーブルに収まった。
    横にはすでに体の大きな秋葉系のおにぃさんたちがうれしそうな顔して燒き放題の準備をしてる。
    ラムネをたのんで、ボクらもさてさて、燒き放題。
    お好み焼きに合わせたソフトドリンクで、一番気持ちが盛り上がるのはコーラでもなく烏龍茶でもなく、やっぱりラムネでありましょう。
    ラムネじゃなければカルピスかな?…、とりあえず今日はラムネをプシュッと抜いて鉄板の下に火をつけ油をひいて、レッツらゴー!

    6449d3c7.jpgココの食べ放題のうれしいところは、粉物だけじゃなくて肉。
    カルビやロース、そして鶏肉が燒き放題になるところ。
    粉モノだけではお腹いっぱいがすぐきちゃいます。
    それになにより、肉がこうしてお皿一杯に盛りあわせられてやってくると、ただそれだけでテーブルの上が盛り上がる。
    シアワセな空気に満たされるのです。
    ボクらの横のおにぃさんたちも、やってきた肉を一気に鉄板の上に移してジュウジュウ、焼き始めます。
    その手際の確実で、テキパキ良いこと。
    それに肉を焼くときの、みんなの笑顔のかわいらしいこと。
    肉のパワーにニッコリします。

    まずは鶏肉。
    皮の部分を下にして、ヘラでジュウジュウ鉄板に押し付けながらジックリ燒きます。
    押し付けるたび、皮から脂がにじみだしそれがバチバチ、肉の下からはじけて飛び出す。
    なおもずっと押し付けてると、皮がバリッと揚がってく。
    皮がパリパリしはじめたらば、ヒックリ返して軽く燒き塩を胡椒で味整える。
    鉄板料理に一番適した肉は多分、鶏肉だろうって思えるほどにおいしくできる。
    それから牛肉。
    あるいは豚肉。
    それぞれ焼いて、細切れにしてこれはお好み焼きの具材にしましょうとスタンバイ。

    36f8cf11.jpgお好み焼きの種類は全部で30種類ほど。
    それとほとんど同じ種類のもんじゃ焼きが用意されてて、何にしようか迷うほど。
    まずは桜えびを具にしたお好み焼きと、典型的な豚玉たのんでやいてみる。
    山芋くわえた生地にキャベツ。
    玉子が一個、ポトンとのっかりそれをそっとこぼさぬように混ぜて鉄板にそっとのっける。

    あまり広げすぎないようにこんもりのっけてあまりさわらず、ジックリと焼く。
    上に焼いた肉をのっけて、しばらく様子をみながら待ちます。
    生地の周りに熱が入って、ヘラで触るとカサっとすべるように動く。
    その頃合いがひっくり返しどきであります。
    そっと持ち上げ、ペタンと一気にヒックリかえし、同じように様子をみます。
    再びそれをヒックリかえし、ソースに青のり。
    削り鰹をたっぷりのっけて、ヘラでザクザク切ってハフっと食べると旨い。
    軽い生地。
    粉を食べてるって感じじゃなくて、キャベツを食べてる感じがしてくる。
    そこに焦げた桜えびの香ばしくって、サクサクとした歯ごたえたのしく食べてるうちにどんどんお腹がすいてくる。

    cec1b427.jpgさてもんじゃ焼き。
    実はもんじゃ焼きをうまく焼くことが、なかなかできぬのでありますネ。
    お好み焼きは自信がある。
    たこ焼きだって自信がないわけじゃない。
    けれどもんじゃ。
    ボクが生まれて育ったとこでは、なかった食べ物。
    初めて経験したのが大学生の頃で、その指南役があまり上手でなかったのでしょう。
    へんてこりんな食べ物だなぁ…、ってくらいの印象しかもてなかった。
    だからその後も、なるべくさけてきた食べ物です。
    上手になりようがなかったんだネ。

    それで一緒にやってきた人にほとんど作ってもらうことにする。
    まずはお椀の中の野菜を鉄板にうつし、ジュウジュウ燒きます。
    キャベツに切りイカ、ベビースターラーメンが鉄板の上に移されて、それを焼きつつヘラでザクザク切りつつ焼いていく。
    焼けたらそれをグルンと大きな輪にしてダムをつくってそこにトクトク、生地を流してあとはフツフツ。
    沸騰するのをユックリ待ちます。
    もうこの状態で、お好み焼きの国の人としてはお手上げです。
    だって全然、固まらないんだモノ。
    どう言えばいいんだろう…、長崎皿うどんが鉄板の上でどんどん沸騰していく感じ。
    それを小さなコテにこすりつけるようにして食べるなんて、誰がこんな食べ方、食べ物を考えたんだろう。

    いくら食べてもお腹が膨れることもなく、食べ始めるのに時間がかかり無駄な時間をたのしむ余裕がなくちゃいけない、食事というより駄菓子のような。
    あるいはお好み焼きがうどんとするならば、これは蕎麦。
    お江戸気質の料理なんだ…、って思ったりする。

    0eaebfe6.jpgそして〆…、焼きそば燒きます。
    食べ放題の肉をたのんで、焼いてそれを具材のひとつに。
    キャベツにモヤシ。
    ニンジン、それからピーマンと焼きそばの具としてはかなり一般的で、麺は蒸し麺。
    ボソボソしてる。

    まずは具材をジャジャッと炒める。
    塩と胡椒で下味つけて、ほどよくしんなりしてきたら、そこに麺。
    軽くほぐして野菜を上にのっけて蓋して、蒸し焼きにする。
    すぐには麺がほぐれてくれず、残したラムネをふりかけ甘みを足してフックラさせる。
    お好み焼き用のソースで下味。
    ウスターソースで酸味と辛みをたしてやり、最後に醤油をジャジャっとかける。
    焦げた香りを麺にまとわせ、シットリ仕上げてハフハフ食べる。
    いい出来栄えです。
    焼きそばを今まで沢山作ってきたけど、やっぱり分厚い鉄板でジックリ焼いた麺はおいしい…、食べてたちまちオキニイリ。
    ボクらの横のおにぃさんたち…、まだまだお腹に余裕があるようで肉をやきつつご飯をたのんでそれをオカズにムシャムシャ食べる。
    食欲あるのはステキなコトです…、お腹いっぱい食べれるコトはもっとシアワセ。
    ニッコリしながらお店をでます、今日の夜。

    そういえば、昼はピザとスパゲティー、夜はお好み焼きと焼きそば…、どちらもなんだか同じような料理であってなのにまるで違った雰囲気。
    国が変わると同じ素材を使って料理を作ってまるで違った結果になるのもたのしい、オモシロイ。



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    昼を新宿でバフェにしました。

    93191c40.jpg朝をぼんやり、寝坊した。
    朝ご飯を食べる時間もすっかり過ぎて、それで昼をタップリ食べよう。
    そう思ってやってきたのが「膳丸」って店。

    サントリー系の外食運営会社がやってる、夜はダイニングバーだった店。
    サントリーのグループ会社には「ソフトドリンク系」のお店と「アルコール系」のお店があって、かつては後者が花形だった。
    サントリーがお酒の会社の要素を色濃く持っていたから。
    ところが今では、お酒を上手に売る店が増えて競合激しくなった。
    お酒を飲む人の絶対数や、利用機会がどんどん減って後者のお店は苦労している。
    一方、サブウェイなんかは業績絶好調で、サントリーって会社自体がどんどんソフトドリンク会社の方にシフトしているような気さえする。

    そして膳丸…、ずっと創作和食のダイニングとしてやってきた。
    ところが最近、「畑の厨」とサブタイトルを変更し、野菜がおいしいお店の方に大きく舵取り。
    夜のメニューも野菜がメインに様変わりした。
    昼のバフェ…、だからかかなり女性が目立つ。
    かつても女性が目立ちはしたけど、カップル客がほとんどでところが今日は女性ばかりのグループ客や、特にシニアな人が目立った。
    今の日本は野菜不足というコトなのかもしれません。

    d5d8eb9c.jpg全部で20種類ほどあるバフェの料理。
    5種類くらいの料理をのぞいて、ほぼ野菜。
    しかも味をあっさり味付けしたものメインでひじきや、切干大根のナムルのようなおばぁちゃんが使う素材の現代的なる解釈料理がかなりたのしい。
    周りの女性がもってくるお皿をみると、やはり野菜がメインのようでしかもドッサリ。
    食物繊維を食べに来てます!みたいな感じでオモシロイ。

    女性が好む今の料理って、ひとつはコラーゲン系のモノ。
    その対極に食物繊維があるんでしょうね。
    その両方がもれなく摂取できる料理を作ればいいのに、なかなかそうはならないところが不思議なトコロ。
    オモシロイのが野菜のしゃぶしゃぶ。
    最近、いろんなバフェに取り込まれはじめた新たな提案。

    普通はお湯でシャブシャブしポン酢をかけて食べるのだけど、ココはカレースープでしゃぶしゃぶ。
    その下味で食べる提案。
    カレースープが漢方薬の香りがほんわか。
    薬膳ぽくて、体に良さそうな感じがします。
    かつらむきしたニンジンや、大根、それからレタスにからし菜、ほうれん草と普通湯通ししては食べない野菜を茹でて食べると旨い。
    シャキシャキとした食感そのまま、カレーの風味で体がホワンとあったまる。

    a99e9722.jpgご飯が二種類。
    具沢山の豚汁があり、それのオカズに野菜を食べるという趣向。
    けれど野菜の味は控え目、どちらかと言えば野菜の料理はそのまま食べて、炭水化物は〆の役割。
    稲庭うどんが茹でてあり、それに鶏のスープをかけて召し上がれという提案がある。
    ただそのうどんをちょっと工夫をして食べようと、そもそもうどんにかけるようにできてはいない料理をのっけて、ぶっかけうどんを作って食べる。

    モロヘイヤ。
    葉っぱをザクザク刻んでタレであえたおひたしみたいな料理があって、それをタップリうどんにのっける。
    ネバネバとしたモロヘイヤの葉っぱととろみが麺にからんでズルズル旨い。
    ザクザクとした葉っぱの歯ごたえと、仄かな苦味が大人のゴチソウって感じでズルズル喉からお腹に流れこむ。
    それからもひとつ茶碗蒸し。
    大きな四角いキャセロールに流し込まれてむされたもので、上に葛のとろみがかかって少々、塩味強いモノ。
    それをうどんにタップリのっけて、グルグルかき混ぜ食べるとこれが不思議なほどにクセになる味。
    卵とじうどんを食べてるみたいな…、けれどフルンと玉子のハリのある食感がうどんに混じって食感あらたでオモシロイ。
    この茶碗蒸し。
    できた直後は大きなプリンのようでツルンとうつくしく、ところがしばらく経つとボロボロ、崩れてしまって茶碗蒸しというより玉子スープのようになる。
    その崩れたのを上手に使うと、いろんな風にアレンジできる…、オモシロイ。

    04242207.jpg調子にのってご飯の上に、茶碗蒸しのせそこに豚汁。
    とろみが汁に移ってとろり。
    茶碗蒸しが、卵豆腐と汲み上げ豆腐の間みたいな感じがして、これまたゴチソウ…、新たな料理になった感覚、気に入った。

    体にヨサゲな料理をあれこれ。
    とは言え、やっぱりガツンとお腹にたまる料理も食べたくて、例えば揚げ物。
    メンチカツだとかアジのフライ。
    あるいはチキンを焼いたモノとか、カジキマグロのジェノベゼ燒きとか。
    野菜以外の料理もあって、ボクら含めて男性客はやっぱりそれらを中心にとる。
    野菜がおいしいお店にきて、それでも尚更お皿の上が肉々しいのに、やっぱりボクは肉食系…、って笑ってしまう、しょうがない。

    それからサラダスパゲティー。
    このスパゲティーがおいしくってビックリします。
    多分、サラダ用の麺なんでしょう…、ハリがあってコシもしっかり残っててサラダソースとのからみも見事。
    自分じゃ絶対、作らないし、こうした麺は使わないけどこれもありだなぁって感心す。
    この店、メニューは野菜系に変わったけれど、お店の作りは昔のまんま…、バーっぽくって写真をとっても夜の感じがしてしまう。
    お金をかけずにテコ入れするにはしょうがないのかもしれないけれど、ちょっと残念、でもしょうがない、しょうがない。



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