忍者ブログ
サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
2025 . 04
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • カレンダー
    03 2025/04 05
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30
    カテゴリー
    最新TB
    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
    バーコード
    ブログ内検索
    アーカイブ
    P R
    アクセス解析
    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    午前中の仕事を終えて、原宿の街で待ち合わせ。

    ad479464.jpgいつもは平日の昼に時間がとれない人が、ボクオキニイリのお店でランチをとりたいと。
    「食工房眞」という店。
    ランチは平日限定というコトでずっと、ココで食事をたのしめない。
    今日、有給をとったというのでならばランチをご一緒しましょう…、と、それでテクリとやって来ました…、原宿の街、冬の雨の降る中でしんみり静かでシットリしてる。
    ビルの2階の小さなお店。
    おひさしぶりですとやってきたときには、まだ開店とほぼ同時の時間でノーゲスト。

    お店の中が見渡せる、カウンターの真ん中に座ってメニューをみていたら、次々、お客様がやってきてあっという間に満席になる。
    お昼の時間をまちかねて、近所のオフィスからココをめがけてやってくる。
    おなじみさんがたくさんいるって、ステキだなぁ…、って思ったりする。

    ココのメニューは決して多くはないのです。
    日替わり定食、麺の定食。
    親子丼やかつ丼、とんかつ、それにいくつかオカズがあるだけ。
    女性だけでやっている店。
    厨房の中のほぼほとんどの作業を仕切る女将さんが、できる料理だけがある。
    プロが作る料理ではない。
    お料理上手のおかぁさんが作る料理が売り物…、だからレパートリーの豊富さで勝負をしているお店じゃないから、それで十分。

    ボクはかつ煮を選んでたべる…、これをしようと今日は思っていたのでありまして。

    ceaa444c.jpgかつ丼の上具。
    揚げたばかりのとんかつを出汁で煮込んで玉子でとじて、それをそのままお皿に盛る。
    ご飯が別添えでくるのがうれしい。
    それというのもこのお店。
    もともとお米屋さんをやってた人で、だからご飯がフックラおいしい。
    上等な銘柄米というわけじゃなく炊き方、蒸らしや保存の仕方がいいのでしょうネ。
    粒のひとつひとつが立って、ほどよく固くしかも見事にみずみずしくて、ご飯だけでもおいしく感じる。
    かつ煮をたのむとそのご飯にタップリ、切り海苔のっけてくれるのです。
    丼のご飯の上にまずは海苔を散らしてそれから上具をのせる。
    その名残り。
    普通の定食御飯には海苔はのらない…、だからかなり得した気持ちにしてくれる。

    玉子は固めにお願いしますと。
    フックラ、出汁をタップリ吸い込みポツポツ小さな穴があくように仕上がる玉子をそっとご飯にのっけて、口に含むとジュワッと出汁が口いっぱいに広がっていく。
    かつ丼というのはご飯とかつをたのしむ料理。
    かつ煮の丼と一番違ったところは玉子で、出汁を限界近くまで含んでやけただし巻き卵のような玉子の味わいが、なんともゴチソウ。
    煮こまれスベスベした玉ねぎと、プチュンと歯ぎれるとんかつと食感さまざま。
    全てに出汁が染み込んでいて、全てが出汁に溶け出している…、オキニイリ。

    83a2109c.jpg一緒にやってきた人がたのんだここの名物。
    「眞定食」っていう基本的には日替わり定食で、けれどかならずメインの料理は煮込み料理というモノ。
    普通、定食屋さんには揚げ物を得意にする店と、焼き物を得意としている店の2通りあってココは揚げ物がメインのお店。
    でも揚げ物だけだと料理が偏って、と違って焼いて仕上げる料理を作ると人出や手間がかかりすぎる。
    そこで煮物。
    仕込んでおけばあとは保温をしておくだけで注文入ったら盛りつけるだけ。
    時間もかからず、その分、他の料理を作るコトに注力できるから。
    試行錯誤で出来上がった、工夫なのでありましょう。

    厚揚げだったり豚肉だったり、具材はさまざま。
    今日は鶏と里芋で、ちょっと甘めの醤油スープの中でコトコト煮こまれて、やわらかになったところでとろみをつける。
    テカテカ、照りがうつくしく、しかも熱々。
    里芋、ニンジン。
    ごぼうに緑のさやいんげんと野菜タップリで、これこそおかぁさんがたまには野菜をタップリ食べて、元気をだしてね…、っていっているようなやさしい料理。
    互いにメインをわけあって、おいしさ共有。
    ココの煮物はドッシリとした力強い味わいで、愛に溢れたゴチソウとでもいいますか…、ご飯がすすむしなにより気持ちが豊かになってく。
    里芋さんが大好きで、そのスベスベとネットリとした食感たのしむ、オゴチソウ。

    a6149079.jpg追加でいくつか料理をもらう。
    小皿料理的なる惣菜が10種類くらいもありまして、おひたしだったりしらすおろし、卵焼き。
    やさしい料理に混じっていくつか揚げ物料理が揃ってて、それをふたっつ。
    唐揚げ、それからコロッケもらう。

    ココの唐揚げ。
    醤油ベースのタレに漬け込み、シッカリ味の入ったのにタップリ衣をまとわせてカリッと強めに揚げてやる。
    かなりシッカリした揚がり具合で、顎にガツン!と歯ごたえ伝わる。
    肉のうま味がそれに続いて流れだし、思わずご飯!と口が叫んでしまう味。

    じゃがいもサラダを丸くまとめて、パン粉をつけてサクッと揚げたまん丸コロッケ。
    ソースをちょこっとつけてハフっと、食べるとトロンと口の中にて、マッシュポテトに変わってく。
    なめらかにしてやさしい味わい、満足す。

    セットの小鉢が今日は切り干し大根煮たモノ。
    昔、切り干し大根っておばぁちゃんが食べる料理だ…、ってそういい嫌っていたのだけれど、こうした料理がおいしくなった。
    切り干し大根、菜っ葉の煮付け、それからヒジキが三大ばぁさま料理だと、昔、勝手に決めつけて、なのに今ではそれらがみんな恋しくおいしく感じる。
    つまりボクも立派なじぃさまになってしまったというコトでしょう。
    蕪の浅漬け。
    それからわかめの味噌汁で、今日のランチのひと揃え。
    どれもおいしくお腹も気持ちも満たされて、雨の街へと降りていく。



    関連ランキング:定食・食堂 | 明治神宮前駅原宿駅表参道駅

     

    拍手[0回]

    PR
    昼、牛たんを食べに赤坂見附までゆく。
    仙台牛たんの専門店「利久」のお店に、ご挨拶方々やってきたのでありまして…。

    7f2ef991.jpg一年ほど前の大震災のときには、本当に大変だった。
    お店の何軒かが直接被災。
    被害がなかったお店もしばらく、電気やガスなどの社会インフラが完璧に止まってしまってしばらく営業できなかった。
    牛たんを保管し加工している工場もしばらく稼働できず、それでも徐々に、着実に昔の通りにと努力して今ではたしかに昔のまんま。
    本店のある仙台では、震災前以上の売上ができるようになってきた。
    震災後。
    仙台の街ではナショナルチェーンより仙台に根ざして頑張るお店や会社を応援しよう…、って機運がたかまり、それで得していることもあるかもしれない。
    そうお店の人たちは言うけれど、本当に実力がありサービス精神旺盛だから応援される価値があるといわれるのでしょうね…、って。

    この赤坂見附のお店も開店当初はちょっと苦労をしていたけれど、今はいつもとってもにぎやか。
    今日も満席。
    大きなテーブルの端の席をもらってそこでランチにします。
    「極み定食」。
    牛たんの中でも分厚く、脂ののった部分をカリッと炭で焼いた仙台たん焼きを麦飯、スープと一緒にたのしむ。
    たんの中はキレイなロゼ色。
    シットリとした肉がメリッと盛り上がり、外はコンガリ網目の焼き跡がなんともキレイ。

    20433946.jpgカプリと噛むと、ムチュンと歯切れてネットリなめらかになっていく。
    普通の肉にはないこの食感。
    ジュワッとうま味が強烈で、しかも炭の香りがとても濃厚。
    焼いてる間に脂が滲んで、焼けた炭の上に落ちてそれが煙になって舞い上がる。
    自分の脂で自分を燻製していくような、そんな焼き方、焼かれ方。

    その食感にうま味、脂があまりに強烈。
    だから麦飯食べて口の中をスッキリさせる。
    パサッとちょっと乾いた感じの麦飯も噛めばグイグイ、うま味、香りを出してくる。
    よい相性でニッコリなります。
    それにスープ。
    牛のテールをことこと煮込んでうま味を移した透明スープ。
    煮込んだテールと一緒にタップリのネギとハフっと食べる…、胡椒をふるとあらあら不思議。
    スープのうま味が甘みに変わる。
    それにしても煮込んだテールは、なんでこんなにおいしいんでしょう…、ギュギュッとしまった肉の繊維がたくましく「命を食べてる」って感じがします。
    それに味噌。
    青唐辛子を塩漬けにして刻んでそれを仙台麦味噌に混ぜておく。
    ビリッと辛い青唐辛子の辛味が口に広がって、この味噌だけでご飯がおかわりできそうな薬味以上のオゴチソウ。
    牛たんにのせて食べるとタンのうま味が深くひろがり、スープにといて食べるとキリッと塩のうま味がひきしまる。
    たのしくお腹が癒されて、気持ちが豊かになっていく…、オゴチソウサマ、また来ます。



    関連ランキング:牛タン | 赤坂駅赤坂見附駅溜池山王駅



    それにしても赤坂見附というこの街の、週末・昼間があまりに寂れているのにびっくり。
    人がほとんど歩いてなくて、しかも車もときおり通る程度の状態…、写真に撮って見直すとまるでどこか田舎の街の繁華街の昼って感じがするのが寒々しい。
    4e0c768a.jpgこれが東京のど真ん中。
    かつて東京一の歓楽街にして、外資系の会社が好んで本社や営業所をもった街とは思いがたいほどのこのさみしさに「ひなびた」感じを通り過ぎ「荒廃している」と感じる。
    銀座や青山、六本木。
    そうした街と並び称せられたこの街だけがなんでこんな具合になってしまったんだろう。
    人が住む要素を作らず、オフィスビルと飲食店だけが次々できた。
    韓国料理レストランの数はおそらく大久保エリアに肩を並べる充実具合ではあるのだけれど、小売のお店がまるでなく、目的無くしてきてたのしめる要素がまるでないのが残念。
    TBSが孤軍奮闘、力足らずで玉砕しそうなそんなさみしさ…、日本のいろんな街にこうした哀しいかつて栄えた繁華街があるんだろうなぁ…、って思ったりした、日曜日。
     

    拍手[0回]

    夜、渋谷で気になる回転寿司のお店を覗いて帰る。

    midori.jpg西武百貨店の飲食店街。
    そこにできた「回るすし活」という店。
    行列ができる寿司屋さんとして有名な、美登利寿司がやってるお店で実は一回。
    池袋にお店ができたとき、レセプションにお呼ばれはした。
    けれどそのあと、お客様として利用したことがなくてそれで今日、やっと。

    美登利寿司って、バブルブランドの一つなんじゃないかと思う。
    渋谷だけでも何軒もある。
    商業施設を作るとき。
    テナントとして誘致したい店のひとつで、だからいろんな誘いがかかるのでしょう。
    出店すれば必ず行列ができるのだから、大家さんにもありがたく、やってる方もよいチャンスだから店がどんどん増えて当然。
    ただ、本当に行列するだけの価値があるか?
    というと、同じようにたのしい寿司を一生懸命作ってる店も他にはあって、けれどそちらには行列なんて出来なかったりする不思議。
    有名だから安心だ。
    そう思いがちな人の気持ちにアピールしているお店なのだろうと思ってあんまり、好んで来ようとは思わなかった…、でも勉強。

    c3034077.jpg大きなお店。
    不思議な店でベルトが3連。
    しかもその中の2つは短いベルトがブース席の間を行ったり来たり。
    二人がけだとか家族用だとかの個室感覚のシートが用意されててそこにはなんとiPad。

    短いベルトを流れてくる寿司はいわゆるサンプル。
    食べたいものはiPadに表示されてるメニューをタッチして注文してね…、という仕組み。
    今までの回転寿司にはない、いろんなコトを試す姿勢はなかなかのモノ。

    板前さんに直接注文するのでなくて、注文票に書いていただければ…、とカウンターに注文票とボールペンが置かれているのは親切なんだか、寿司屋的なるコミュニケーション阻害と捉えるべきかちと悩む。

    一皿に異なる寿司をテーマにそって3貫のせて売る売り方は一人客には便利でうれしい。
    いくつかそれをまとめてたのむ。
    北海盛り。
    軍艦の中にカニ味噌、いくら、それからウニをのせたもの。
    めでたい一皿…、どれも沢山たべるものじゃなくちょっとだけつまみたいなと思う気持ちに応えるほどよいセレクション。

    90287457.jpgそれから塩モノだけの一皿。
    ヒラメにイカにそれからホタテ。
    塩だけじゃなく胡椒を一緒にふって、ピリッと甘い刺激がたのしい。
    中でも分厚いホタテは上等…、ムチュンと前歯を包みこむような食感がいい。
    光り物三貫は、イワシに鯖にそれからアジ。
    刻んだネギを、タップリのっけて生姜で食べる。
    直接醤油をたらっとたらしてつまんで食べると脂の旨味がサッと広がる。

    三貫モノでなによりおいしくビックリしたのが、貝づくし。
    ミル貝、ホッキにつぶ貝とどれもネタが分厚くキラキラしてる。
    貝がおいしい季節でござる。
    ミル貝のスベっとしててしかもコリコリした食感。
    ホッキはムチュンとみずみずしくて、噛むとジュワッとちょっと渋みをもった旨みを吐き出してくる。
    そしてつぶ貝…、カリカリ歯切れて、噛んでるうちにそれがトロンと粘ってとろける。
    あわびやサザエが持ってるとろみ。
    しかもスキッと旨みがさわやか…、貝好きくんにはたまらぬ味にウットリします。
    ココは醤油の他にもポン酢や塩に七味と、調味料が多彩にならんでいるのでそれらを、あれこれ試してみたくなる。

    それにしてもメニューの種類がとても多くて、中にはこれも寿司かいな?と思っちゃうようなモノも沢山。

    8e3f2532.jpgホタテを炙ってコリアンダーとニュクマムつけて食べさせてみたり、エスカルゴバターを使って炙ってみたりと寿司というより創作料理のような顔ぶれ。
    ベルトの上にも煮貝や天ぷら、コロッケ。
    寿司屋らしからぬお皿が流れていたりする。
    寿司屋というより、日本料理のお店が作った回転寿司のような感じでオモシロイ。
    ただ、あまりに種類が多いので一度来たぐらいでは堪能できぬ。
    また来てね…、ってことなのでしょう。
    それも作戦、悪くない。

    生のしらすの軍艦がキラキラきれいでとってみる。
    渋みと苦味、ゴリゴリとした食感が小さいくせして存在感をいかんなくも発揮する。
    北海道から運ばれてきた活きタコつかった塩味の寿司。
    ひとつはもみじおろしで、もうひとつは生姜で食べるという趣向にて、コリコリクニュクニュ、歯ごたえたのしく噛んでるうちにモッチリとろけて、スキッと消える。

    回転寿司としては少々、いかがなものかと思うところも目についてしまう。
    流れる寿司の管理が良くない。
    グルグル何度も目の前を流れて乾いてしまっているのに、握ってる人がそれを見てない。
    ニコニコしながら握ってはいる…、けれどそのニコニコがお客様に向かっているかというと決してそうではなくて、仲間同士が仲良くニコニコ寿司をにぎっているのです。
    注文は紙にかかれてやってくる…、だからお客様の手元や口元に目がいってない。
    流れている寿司をとってもらおうっていう気持ちも希薄で、なのにくるくる回ってる寿司がちょっとかわいそうかとそんなコトを思ってしまう。
    とは言え寿司はほどよく旨く、しばらくしたらまた来てみようって思いもしました、夜のコト。



    関連ランキング:回転寿司 | 渋谷駅神泉駅



    ちょっとたのしい動画をひとつ…、スロバキアのユダヤ教のシナゴーグにて行われていた演奏会でのヒトコマでして、これがニッコリ、感心します。



    演奏が一段落した、その静寂を狙いすましたようになる携帯電話の呼び出し音。
    ノキアの携帯のデフォルト音がテロリーロテロリーロとなった途端に、気まずい空気と緊張が走る気配が伝わってくる。
    そこですかさずバイオリニストが反撃します。
    不機嫌をゴキゲンに変える痛快にして音楽のプロならではの愉快な攻撃…、ウットリします、こんなウィットを忘れぬようにと思って觀ます、さすがです。
     

    拍手[1回]

    バスにのり渋谷に戻って渋谷の街にもどってさてさて、どうしましょうかと道玄坂の下をふらふらあるいていたら、真っ赤なバイクに遭遇します。
    f683ffb4.jpg正確に言えば、バイク自体が真っ赤なんじゃなく、バイクにのってる人がサンタさんの格好をしているバイクであった訳ですけど、まるでバイク自体が真っ赤に見える。
    しかもそれが一台、二台じゃなくて沢山。
    ざっとみたところ50台近くは走っていましたか…、信号が赤のときにはずらりと2列に並んで横断歩道の前に列を作ってる。
    街行く人は次々カメラを持ってバイクの前に並んで、バイクのサンタさんたちは手を振りながらホーホーホーって声を出す。

    5aa936e8.jpgみてるとその後、ずっと渋谷の街を隊列くんで走っておりました。
    多分誰かが声をかけこうして集まり、クリスマスを盛り上げているのでありましょう。
    渋谷って街はこうしたレイブが似合う街。
    オモシロイなぁって思ったりした。

    ちょっと寒くて何かで体をあっためたい。
    駅の近くのディーンアンドデルーカで何か体を温める物はないかなぁ…、と思ってみてたらなんと「ホットアップルサイダー」。
    エスプレッソバーで作って売っていた。

    アップルジュースにシナモンフレーバーをくわえて鍋でねかせてあっためる。
    出来れば中にドライベリーやリンゴが入っていると、酸味や風味が盛り上がる。
    たのんでみれば、まさにそんな由緒正しいアップルサイダー。
    フウフウしながら、飲んで体を温める。

    アップルパイを飲み物にして飲んでるみたいな甘酸っぱい味。
    このシーズンのアメリカのショッピングセンターに行くとこんな匂いがしてる。
    モールのいろんなところにボランティアさんが、アップルサイダーのスタンド作って無料で配っているとこもある。
    フウフウしながら、みんなでひとつのカップを回して体をやさしくあっためる。
    日本の冬に置き換えたらば、多分、甘酒。
    今年の初詣…、どこにしようか。
    行ったらこうして甘酒を誰かと一緒に飲みたいなぁ…、って思ったりしたイブの夜。



    関連ランキング:デリカテッセン | 渋谷駅神泉駅



    さあ解散と掛け声かけるも、ちょっとお腹が心もとない。

    af78bc59.jpg実はその晩。
    上海蟹でディナーのあと、そういえばクリスマスケーキをどこで食べようってみんなで話のはなをさかせた。
    ケーキの話がどんどん脱線していって、ピザが食べたい。
    イタリアンスタイルじゃなくて、分厚く具材がどっさりのったアメリカンスタイルのピザをどっかで食べられないかなぁ…、って思って頭の中がピザ一食になってしまった。
    さすがにこれから本当に、重たいピザを食べるのって抵抗がある。
    どうする?って、残ったみんなに声をかけたら、「お寿司だったら食べられるかも…」って言う人がいる。

    待ってました。
    ココは渋谷でございます。
    あそこにいってみましょうか?って、天下寿司にやってくる。
    最近本当にオキニイリ。
    このブログでも登場頻度が上がってて、まだ行っていないからって言う人連れて、やってくる。
    クリスマスイブ。
    回転寿司はすいてるでしょう…、ってやってきたらばほぼ満席。
    ビックリしました、繁盛店。
    運よくお客様がまとめて立って、それでボクらの席できあがる。
    ベルトの上にも寿司がズラッと並んでまわり、いつも以上にとてもニギヤカ、まずは漬けのマグロをとって、お茶をのみつつパクリでゴクリ。

    d788c1cd.jpgお客様をみると男子がひとりでただただ黙々と寿司を口に運んで皿を積み上げている。
    今日も仕事で多分、忙しかったのでありましょう。
    ひとりでこうしておいしい物が気兼ねなく、食べるコトができるお店があるのはシアワセ。
    あとはカップル。
    クリスマスイブに回転寿司でニコニコしながら食事ができる関係ってなんだステキ。
    仲よさそうで、親密そうで。
    とは言えボクら。
    他の人からみればついさっきまで中国料理を食べていたようには絶対見えないだろうなぁ…、って思って寿司をつまんでたべる。
    それもシアワセ。
    オモシロイ。

    それにしても何度来てもココの寿司には感心します。
    シャリがおいしい。
    人肌で仕上がりお皿にのっかってくから、ちょっと時間がたってもほんのり、温度を感じる。
    冷たい寿司ってやっぱりどこか他所他所しくて、ほんのりシャリに温度を感じると人が作ったモノなんだなぁ…、って口が感じる。
    ネタの種類は多くはないけど、ひとつひとつがしっかりしてる。
    鯖の酢じめの具合もよくて、プリプリのエビ、つぶ貝、それからウニもネットリ。
    さすがにそろそろお腹も一杯…、ってカッパをしめにお願いしカリコリ食べたその直後、ここ名物の「大トロ祭り」がはじまった。
    時間限定で大トロ握りが120円…、思わずそれもお願いね…、って口の中が大トロ味で今日一日がしめくくられる…、イブであります、オゴチソウ。
     

    拍手[0回]

    父が仕事で上京して、なにか勉強になる最近話題のお店をみたいと夕食兼ねて街に出る。
    38e81d16.jpg見せたいお店が一軒あって、それが渋谷の天下寿司。
    極私的ブームのお店でありまして、大チェーンでもなくしかもグルメな回転寿司でもなく成功しつつある店…、これからの節約志向の外食市場で、絶対このやり方はあるだろうとずっと思っていたのでそれを一緒にみようと。
    6時ちょっと過ぎという渋谷の街の晩ご飯どきとしてはかなりの早めの時間。
    けれど8割方は埋まってましたか。
    道玄坂という渋谷の街では一等地にて、けれど小さなビルの半地下というそのロケーションにまずはビックリ、二人並んだ客席もらって食事にします。

    座るなり、父が一言…、「こりゃ、大昔の元禄寿司だなぁ」と。

    f797cae1.jpg確かにそうです。
    ベルトの上に棚があり、そこに湯のみが並んでる。
    握る人がちょっと高い目線の場所にたっていて、ベルトと棚の間のスペース。
    ちょうど窓のようになったとこから、注文すると寿司がでてくる。
    今の回転寿司の主流は、ベルトの上には棚はなく、従業員はお客様と同じ目線でニッコリ元気にサービスするという造り。
    それに比べると垢抜けてない。
    けれど機能は必要十分。
    店の造りばかりにこだわり基本を忘れていたのかなぁと父にとってはちょっと衝撃。
    それというのもボクの父。
    今の近代的な回転寿司の基本を作った人でもあって、そうした彼にとってはこの店、自分が壊したはずの昔が今の時代に蘇ってる。
    感慨ひとしおでありましょう。

    何皿かとり、食べるとなるほど。
    シャリが旨くて人肌で、つまり飲食店というのはまずは料理が旨くてはじめて成立するんだなぁ…、と。
    エビやイカ、そしてマグロがおいしいところ。
    基本の基本はおさえてる。
    しかもいくつか特別な寿司もあって例えば中とろなんて、3個で240円。
    他のお皿は2個で120円とかあるいは高級ネタは1個で120円。
    そうそうココは玉子がちょっと自慢でして、高級ネタではないのだけれど一個で一皿。
    甘い大人のデザートみたいな寿司は一個の単位で売るのが粋というもの。
    わかってるなぁと感心しながらほどよく食べる。

    〆にうどんと天下寿司からちょっと歩いて「小麦房」といううどん屋にくる。

    9b22011f.jpgセルフのうどん屋。
    讃岐風のシステムで、カウンターの一番最初にうどんをたのむ。
    玉の大きさ。
    熱いうどんか水でザブザブしめたのか。
    スープを熱くするか冷やすかと、自分の好みを伝えていくと自分好みが仕上がっていく。
    厨房の中でくわえてくれるトッピング。
    キツネやワカメ、玉子に肉とあれこれあってそれに続いて天ぷらコーナー。
    一番最後にお金を払う。

    つまり丸亀製麺のようなやり方でして、この店のすぐ目と鼻の先に実は丸亀製麺がある。
    そっちはキレイで真新しくて、けれどこっちがずっと流行ってる。
    理由のひとつは安いというコト。
    けれどそれだけじゃなく、麺がシッカリ讃岐風。
    丸亀製麺の麺はどんどん歯ごたえがよくコシが強くなっていく。
    それが本場のように感じる…、けれど本当の讃岐のうどんはヌルンとなめらか、歯ごたえよりも喉越しの方に重きをおいた作り方。
    ココのは見事に讃岐風にて、ヌルンと喉を撫でながらスルンとお腹に飛び込んでいく。
    出汁は少々、関西風でイリコの風味がもっと聞いてればもっと讃岐風になる。
    とは言え東京でやって行くには、こうしたキレイなスープの方がとっつきやすくていいのでしょうネ…、肉をタップリのっけてもらい、ズズッとすする。
    うん、旨い。

    e05e34dd.jpg肉を煮込んだ甘辛タレがスープに混じって自然な甘さに染まってく。
    しかも肉の脂がスープにコクを与えて、味わい深くなっていく。
    讃岐うどんで何が一番好きですか?
    ってそう聞かれたら迷わず「肉」と答えるボクの、好みにあったオゴチソウ。

    それからとろろを追加しました。
    東京の蕎麦屋、うどん屋でとろろといえば、それはイコール山芋とろろをさすのだろうけど、讃岐のとろろはとろろ昆布。
    田舎から東京の街に出てきて最初にビックリしたのが、とろろうどんを下さいな…、とたのんでいきなり真っ白な山芋とろろがうどんにのって来たときでした。
    なんじゃこりゃぁ!ってひっくり返るほどの衝撃。
    しかもとろろ昆布は置いてないんですか?と聞いたらほとんどの店が「ございません」と答える不思議。
    同じ日本でもこれほど違うってどうしたことか?
    そう思った、たのしい思い出。
    出汁を吸い込み、トロンとなってくとろろ昆布。
    それが麺にからみつき、麺のなめらかに拍車をかける。
    10種類ほど揃った天ぷら。
    中でもササミが揚げたてだ。
    そう威勢のいいお店の人の声につられてささみの天ぷら。
    かなりの大きさ、フッカリとした噛むとフワッと前歯で歯切れスッパリとした歯ごたえやさしい鶏のささみがタレを吸い、ドッシリとした味わいになる。
    寿司にうどんでお腹も膨れる、一息いれて帰りましょ。



    関連ランキング:うどん | 神泉駅渋谷駅

     

    拍手[0回]

    前のページ HOME 次のページ
    Copyright © サカキノホトンブログ All Rights Reserved
    Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
    忍者ブログ / [PR]