忍者ブログ
サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
2025 . 04
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • カレンダー
    03 2025/04 05
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5
    6 7 8 9 10 11 12
    13 14 15 16 17 18 19
    20 21 22 23 24 25 26
    27 28 29 30
    カテゴリー
    最新TB
    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
    バーコード
    ブログ内検索
    アーカイブ
    P R
    アクセス解析
    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    ポールバセットでしあわせなる朝…、近所で用事があったからの朝のゴホウビ。
    6dda6519.jpg朝食用のセットをたのむ。
    ここの朝食は、いつもキッシュを食べていた。
    プルンとまるでプリンのようななめらかで、しかもパイがサクサクしていて添えたサラダもパリパリ、キチンとクリスピー…、カフェの料理というよりもまるでレストランの昼食メニューのような感じで好きなんだけど、たまには違ったモノにしましょう。
    それでクロワッサンのサンドイッチをたのんでみます。

    03eff1e6.jpgちょっとおおぶりのクロワッサン。
    サニーレタス。
    イタリア風のソフトサラミがはさまった、シンプルだけど香り豊かな朝の一品。
    クロワッサンは軽くトーストされていてそこに挟まるサラミの香りが、グンとひきたつ。
    豚の脂の甘い香り。
    ハーブの香りや、ガーリック。
    いろんなスパイスの香りがひとつに混じりあい、鼻をくすぐる先味ステキ。

    手にもつと油がまずは滲みます。
    クロワッサンが含んだバター。
    表面サックリしてるのに、中はシットリ。
    見た目以上にずっしりしていて、そしてパクリと一口齧る。
    ザクッとクロワッサンの生地が壊れて、レタスがシャクリ…、その冷たさに前歯がちょっとびっくりします。
    サラミがちぎれて、ガツンとガーリックの香りが広がる。
    それに続いて肉の味。
    仄かな酸味が口をひきしめ、胡椒がビリッと舌、刺激する。
    多彩な味が口に広がってけれどそれらがひとつにまとまる先にはやっぱりクロワッサン。
    この具材。
    特にサラミの個性的な味わい、風味は普通のパンやトーストじゃぁ、抑えきれないほどに力強くてつまり、クロワッサンのためにあるような具の組み合わせ。
    上手だなぁ…、って感心します。

    そして飲み物…、今日はこれまた変わった注文、フラットホワイトを飲んでみる。

    8ffc17e9.jpgオーストラリアやニュージーランドで今、流行っているエスプレッソの飲み方だという。
    基本はラッテ。
    カップの中にエスプレッソをまずは沈める。
    それからミルクをスティームします。
    ラテはそこから、ミルクポットの底を叩いて泡をタップリ吐き出させる。
    けれどこれは、スティームミルクをそのままそっと、エスプレッソの上に注いでつくるのですね。
    ワザワザ泡を作らなくても蒸気でできたミルクの泡で、シッカリ、模様ができるところにビックリします。
    ミルクをこうしてあっためると、クリーミーになるのですね。
    ラッテやカプチーノだとまずは最初にミルクの泡をポッテリ感じる。
    飲むというより食べる感じで、舌にのっかる泡が味のポイントでもある。

    ところがコレ。
    朝の存在感が希薄で舌にとどまる暇もなく、あっけないほどすぐにミルクがやってくる。
    それに続いてエスプレッソの苦味が追いかけ、喉から胃袋、あったかになる。
    ボクらがずっと知っていた、カフェオレみたいな飲み口で、けれどミルクがクリーミー。
    ドッシリとした飲み応えのある不思議な飲み物。
    オモシロイ。
    ラテやカプチーノはあくまでエスプレッソをおいしく飲むための飲み物で、けれどコレ。
    ミルクをおいしく飲む飲み方じゃないかと思う…、酪農王国オージー的なるご当地ドリンクってことなのでしょう…、ちょっとハマってしまいそう。

    cc75baff.jpg何気なく選んだ今朝のメインと飲み物の、この組み合わせ。
    コッテリとした濃厚なバターの風味のサンドイッチ。
    サッパリとした軽いホワイトフラットが、相性見事でグッドペアリング。
    我ながらって、ニンマリとしてゴキゲンになる。

    それからココのクロワッサン。
    ちょっと甘めに仕上がっている。
    多分焼き色きれいに仕上げて、生地をパリッと香ばしくさせるための工夫なんだろうと思う。
    パティシエ的なるおそらく工夫で、それとエスプレッソの相性もよくてニッコリ。

    ニッコリしてたらお店の人がチラシを持ってやってきます。
    今度、コーヒーをおいしく作る勉強会をはじめました…、と。
    毎月第二、第四日曜が開催日。
    今月からはじまったばかりで、けれど、残念ながら今月分はもういっぱい。
    来年からになっちゃうんですけど、もしよろしければ…と。
    告知をほとんどすることもなく、オナジミさんの口コミだけでたちまち定員一杯。
    あまりの人気に、開催日をふやさなくちゃって思ったほどの反響だった。
    そう言って、お店の人はビックリしてた。
    でもわかるなぁ。
    こんなステキなお店のおいしさの秘密を教えてくれるなら、ボクも絶対きてみたいもの。
    仲間何人かで参加したらば、これは絶対、盛り上がるはず…、さて来年のおいしい目標ひとつ決まりますです、オキニナリ!



    関連ランキング:カフェ | 西新宿駅新宿西口駅都庁前駅

     

    拍手[0回]

    PR
    朝を新宿西口で…、西口改札の南方向に向かって連なる地下街の入り口部分にあるお店。

    892be509.jpgユーロカフェって言う店で、今日の朝をとることにした。
    ガラスの箱のようなお店で、外から中が丸見えのココ。
    かなりおしゃれなインテリアにて、はやりを気にする間抜けな店じゃないのかなぁ…、って思ってずっと、敬遠してた。
    ところが先日。
    お店の前を通りながら、何気なく。
    中を覗いて、驚くべきもの発見しました。

    こんがり焼けたトーストで、挟んで作ったサンドイッチ。
    丸く小さなテーブルの上。
    やはり小さなお皿の上から、こぼれんばかりにタップリで、焼けた匂いがガラスを突き抜けやってきそうな、おいしい姿。
    あれ食べたいなぁ…、って思ってUターンしてまで見返し、喉をならした。
    それで今日。

    お店に入りメニューを見ると、サンドイッチや軽食メニューが充実してて、どれにしようかたのしく迷う。
    味わってみたいのは薄切りブレッドのトーストで、その目的を果たすにもっともふさわしそうな料理を見つけて、コレをたのんだ。

    11b590b9.jpg玉子とツナのトーストサンド。
    10枚切りより薄く感じる食パンを、ほどよくまずはトースターで焼く。
    ツナのマヨネーズ和えと、茹でた玉子のサラダをそれで挟んで再び、トースターで焼いて仕上げているのでしょう。
    具材にふれたパンの内側。
    そこはフックラ、若干しっとりした食感で、けれど外側。
    ザクッと乾いて香ばしい。

    焦げた風味と食感をたのしみながら、パンそのものの生地の香りや味わいもたのしむコトができるお得なトーストブレッド。
    そこにトロンとふたつの具材。
    ネットリとしたツナのなめらか、それにコク。
    フンワリとした玉子のやさしい食感に、茹でた玉子の甘い香りが混じっておいしい。
    そのやわらかが、パンのサクサクした歯触りを引き立てステキなゴチソウにする。
    直感信じてよかったなぁ…、ってニッコリする朝。

    セットで紅茶。

    69484323.jpgガラスのカップにはいってきます。
    この提供法。
    かなり好き。
    温かい飲み物を、ガラスの器に入れて飲む。
    なんだかとてもやさしい感じがするのですよね。

    例えば東南アジアにいくと、コーヒーなんかもガラスのカップに入ってきます。
    熱々のカップを触ってやけどせぬよう、籐で編んだカップホルダーに入ってくるのがまたうつくしく、熱い夏でも汗が引くようなそんな気がする。
    紅茶をガラスのカップに入れる。
    それはおそらくロシア風なる紅茶の楽しみ方のなぞりなんだろうと思うのだけど、ちょっとハイカラ。
    おしゃれな感じ。

    それにしても紅茶をお願いすると、レモンにしますか?
    ミルクにしかますか?と、そう聞かれるのが、なんだか上等。
    コーヒーなどでは聞かれぬ質問。
    コーヒーたのんでもし聞かれるとしてもそれは、ミルクをいれるか否かという「イエス・ノー」で収まる質問。
    紅茶が求める選択肢の豊かで大人なところにニッコリ。
    今日もスキッと背筋を伸ばして、ススッと飲みます。
    むせるような紅茶の香りと、やさしい渋みが口いっぱいに広がって、朝の目、パチッと明るく開く…、さて、金曜日、ガンバロウ!



    関連ランキング:カフェ | 新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅

     

    拍手[0回]

    コーヒー飲みつつ、軽く仕事の打ち合わせ…、椿屋珈琲店にくる。

    9d5ff00a.jpgかつての名店、談話室滝沢だった場所。
    ホテルオークラのロビーラウンジのような広々して侘びを感じる喫茶室から、大正モダンな個室感が漂う空間になったとき、なんだかしばらく馴染めなかった。
    それもスッカリ過去のコト。
    昔からココにこうしてあったんじゃない?と、思えるくらい普通になった。

    このお店を経営している「東和フードサービス」って会社の人たち。
    ずっとお好み焼きやパスタのお店を運営していた。
    東京都心。
    それも新宿を中心とした一等地にお店を集中的に展開していた会社。
    高い家賃をひねりだすため、原価の低い商品を作って出さなきゃいけない…、と。
    それで彼らが最初にやっていたのは「粉物の店」。
    小麦粉使った料理ならば、原価の低いし安定している、だから儲けやすいんだ…、って。

    ところが転機がやってくる。
    談話室滝沢が廃業するとき、その物件をひきうけたのがこの会社。
    事業を引き継ぐ形で喫茶店をはじめるコトになったのだけど…。
    これが儲かる。
    笑いがとまらないほど儲かって、粉モノよりも、水モノだよネ…、ってここ数年作るお店はほとんど椿屋珈琲店というくらい。

    eea8e1ff.jpgそれにしてもこのお店。
    禁煙席がかなり少ない。
    画像におさめたこの部分。
    お店の一番奥にあってテーブル数にして10個ほど。
    30人も入ると一杯になるほどミッチリとした小さな空間。
    多分、タバコを吸う人ばかりが来るって思って作ったんでしょう…、いつも一杯。
    今という時期。
    タバコを吸う人と吸わない人のどちらが優先されがちかっていうと吸わない人でそうしたムードに気づかず設計したのでしょう。

    今日は奇跡的に禁煙席がガランガラン。
    ファーストゲストで、好きなテーブル自由に選べる。
    窓際の席。
    しかも隅っこ…、三角形の狭い頂点のような部分に置かれたテーブル。
    そこに座ると右手には窓。
    窓に貼りつく緑の向こうに新宿の街が見える贅沢。
    こうして見ると、新宿の街も海外のどこかおしゃれな街のようにみえてビックリします、オモシロイ。

    座ってコーヒーを注文すると、まずは空のカップがきます。
    砂糖のポット。
    ミルクのピッチャー。
    どれもキレイでおそろいの陶器製で、テーブルの上の景色がかなり上等…、これからおいしいコーヒーがやってくるんだって、気持ちが軽く盛り上がる。

    e255daba.jpgそしてコーヒー。
    フラスコに入ってやってくる。
    うやうやしく…、とでもいいますか。
    小さな一人分のコーヒーが入ったガラスのポットを持ってお店の人がやってきて、目の前でカップに注いでくれるという趣向。
    最近、多くの店がこのやり方を真似してる。

    出来立て感が強調されておいしく感じる。
    とは言え、実は、先にやってきたカップが冷たい。
    だから注いだ瞬間に、温度が下がって決して熱々じゃなくなるのです。
    それが残念。
    冷めて飲みやすくなるって思えばいいのかもしれないんだけどやっぱり喫茶店のコーヒーは、フウフウしながら飲みたい飲み物、ちょっと残念、勿体無い。

    コーヒーの味そのものはほどよくおいしい。
    特徴のない飲みやすさ。
    酸味がなくて甘みが強く、一口目からおいしく感じ、最後の最後まで味の印象がかわらない。
    ひとりでノンビリ飲んでると、知らないうちになくなっていく。
    ボンヤリしてたら次々、禁煙室にお客様がやってきてそのすべての人が仕事がらみの打ち合わせをしにやってくる。
    そのクセ、ひとりで仕事をしたりする人の数は少ない。
    スタバとちょっと違った雰囲気。
    サードプレイスとは言えないまでも、会議室だとか打ち合わせ室のかわりをなしてるビジネス空間…、それはそれにて便利だろうと思って、さてさて、また仕事。
     

    拍手[1回]

    朝を新宿…、「亜麻亜亭」ってお店に来ます。

    amati.jpg京王線の新宿駅の改札口の真ん前にある。
    いろんな鉄道会社が独自な駅改札口を作ってできてる新宿駅の西口のかつての外れ。

    JRの新宿駅といえば中央改札口が中心だった時代があった。
    けれど今では、新宿駅が南の方に広がりはじめてる。
    高島屋だとか東急ハンズがまず出来た。
    埼京線のホームが南にずれて完成。
    しかも大江戸線の駅が南っ側に出来たというのも、大きく貢献したのでしょうね。
    まもなく南口に新たなバスターミナルが完成し、それから超高層ビルも出来てひとつの街をなす。
    歌舞伎町を新宿という街の北のハズレにしたい。
    都庁の以降も反映しながら、新宿という街はこれからどんどん変わる。
    それもまたよし、見届けよう。

    さて亜麻亜亭。
    マホガニーの椅子にテーブル。
    ロココ調のシャンデリアが天井から下がる昭和な喫茶店。
    タバコの煙がユルリとあがる、その煙たさも昭和な感じでしばし我慢の朝とする。

    2f1c389a.jpg朝食セットがひとつだけ。
    コーヒーとトーストがついたセットがありはするけど、ココにはとても値頃な軽食メニューが存在しているのです。
    飲み物をとれば100円。
    ロールブレッドを使った小さなサンドイッチやサラダが選べる。
    サンドイッチには、ソーセージを使ったミニホットドッグや、ツナサラダをいれたものとかいくつかあって、中でも一番好きなのが玉子を詰めたエッグサンド。
    それにサラダを追加した。

    野菜を食べなきゃ…。
    時折、そんな強迫観念におそわれて、サラダ食べたい!って思ってしまう。
    そんな時にメニューの中に、おいしそうなサラダの写真を見つけてしまう。
    しかも値段が100円です。
    こりゃ、とらなくちゃいかんでしょうと。
    それでとったら、なかなかのモノ。
    レタスパリパリ。
    半割りにしたプチトマト。
    これが甘くてみずみずしくて、パラッとのったキャロットラペの甘みにシャキッとした歯ざわりがにぎやか、味わい豊か。
    レモンの酸味と香りがメインで、油をあまりつかわぬサッパリ、ドレッシング。
    野菜の味を邪魔せぬ、身の程知った風味でステキ。

    ココの玉子サンドをはじめてたのんだ時にはちょっとビックリしました。

    8d30e6e3.jpgそれというのも、タマゴサンドといえば茹でた玉子を崩してマヨネーズ和えにしたサラダを挟んだものを想像する。
    特にロールブレッドに挟む玉子は大抵そうした玉子であります。
    ところがココ。
    玉子ちょうど一個分を、バターを吸わせてトロンと焼いたスクランブルエッグを挟んだあったかいの。
    別ぞえケチャップをプチュっとすると、シットリとろんととてもおいしい。
    酸味に甘み。
    それに玉子のフンワリとした食感が、とてもやさしく味わい深い。

    ブレンドコーヒー。
    ここのは全部で4種類。
    苦味をキリッと引き立たせたのや、ドッシリとしたうま味のシッカリしたモノや、香りを強調したモノだとか特徴的な味にととのえ用意している。
    今日の気分は香りをたのしむブレンドで、フウフウしながら香りたのしみ、ユックリ飲んだ。

    それにしてもこの店のサービスすてきで、心配りが見事にできているとこに、何度やってきても感心します。
    レシートの裏に書いてある「大切なひとときをたのしんでいただくように」というフレーズも、決して嘘じゃないんだろうなぁ…。
    いちいち手を上げ合図をせずとも、そっとお水のお替りくれたり小さくやさしい声でかならず接客するとか、「このひととき」を台無しにせぬ黒子に徹したステキなサービス。
    大人のひととき、朝から過ごしてニコッとします。
    さてさて仕事をいたしましょ!



    関連ランキング:喫茶店 | 新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅

     

    拍手[0回]

    朝を新宿、ベルクに来ます。

    dbda6672.jpg今日は水道橋のオフィスにでる日…、けれどその前に人と会わなきゃいけなくなった。
    それで新宿。
    先週は出張続きで、ちぃとばっかしせわしない。
    郵便局に行かなきゃいけない用事もあって、早起きをしてココにきた。
    ひとり暮らしは忙しい!

    早い時間から大繁盛でございます。
    小さなお店にギッシリほとんど満席状態。
    注文してたら、たまたまボクらの後ろの席があいてラッキー、そこに落ち着く。
    お客様は種々雑多にて、早い時間にこうして来ると化粧の剥げたおねぇさんが、家に帰る途中の一服していたりする。
    雑多が魅力のこの街の縮図のようで、かなり好き。
    このお店。
    普通のテーブル席の他に、立ち飲み用のカウンターがある。
    朝の時間は大抵そこも一杯になる。
    けれど結構、回転よくて5分くらいでどこかのテーブルが必ずあくようになっている。
    椅子がかたくて小さくて、体を休ませるというよりも「腰をかける」というのがしっくりくる席。
    だからみんな用事がすむと、すぐ席を立つ。
    忙しいお店の座り心地の良くない椅子って、機会均等、博愛主義の椅子って思う。
    ボクは好き。

    54ea2f34.jpg三種類ある朝食セット。
    基本的にトーストメインで、それにスープやハムがつく。
    中でも一番オキニイリの「プレート」というセットをとった。

    おかずのメインはロースハム。
    ペロンと一枚。
    それがレタスとせめぎ合い、互いが互いを持ち上げている。
    人という字に見えたりするのが、なんだかたのしい。
    レタスの上にはポテトサラダ。
    スイートコーンに、ゆで卵という、いつもの景色。

    ここのハムはとてもおいしい。
    ハムだけでなく、ベーコンだったりソーセージなんかも同じくおいしく、とても自然な味がする。
    パック密閉されたハムには、長持ちさせるためのちょっとケミカルな嫌な風味があるんだけれど、これにはそれがないのがステキ。
    肉の風味と脂の甘み。
    自然な塩味、そして香りがおいしくてプチュンと搾ったほんの少しのマヨネーズのほのかな味を感じるほどに、やさしい味わい。
    その半分をそのままパクリ。
    ハムそのものの味を味わい、残り半分をトーストにのせ食感たのしむ。
    良く焼きトーストにのっけてしばらくなじませてくと、ハムの脂が透き通ってきて香りも味も華やかになる。
    お皿の上で料理を作っているみたい。

    e27fd0f2.jpgトーストブレッドは、パンがおいしい。
    トーストすると水気を吐き出しカサッと焼ける。
    生地があらくて、かなり盛大に焦げ目がついて、それがとても香ばしく前歯でザクザク歯切れてく。
    歯切れが良いけど、ムッチリしてて噛むとトロンと粘って消える。
    ほどよい塩味。
    甘味じゃなくて旨みにかわる、小麦の持ち味…、ボクの好みの大人味。

    そのまま食べでも十分おいしく、何かを乗せても決して負けぬ。
    例えばポテトサラダをのっけても、トーストの味がしっかり伝わる。
    サックリとした歯触りが、ポッテリとしたポテトサラダの重たさを、見事に受け止め軽快にする。
    パンのオコゲが散らかってポテトサラダとまじってまるでコロッケ食べてるみたいな気もする。
    なんだか不思議な食べ心地。

    f68b0632.jpg茹でた玉子に塩をふる。
    この前まではおもちゃのような小さな容器に入った塩が、ラベルを貼った普通の瓶に入ったモノに変わってた。
    「瀬戸のほんじお」。
    おいしそうな塩にみえるけど、やっぱり前のキッチュは器がなつかしい。
    あまりにかわいく、なくなるコトも多かったのか?
    なんだかちょっと切ない感じ。

    そういえばトースト用のバターも今日は裸の状態。
    ホテルバターってロゴの入った銀紙包みのバターがコレに変わってた。
    いろいろ努力をしてるのでしょう。
    ちょっとさみしきノスタルジ。

    それにしても朝からビールを飲む人が、多くてちょっとビックリします。
    煙たなびくミッチリとした地下空間で、朝からビールを飲む人たち。
    アングラって言葉が似合う。
    新宿ってかつてはこういう街だったんだろうな…、って思いながら、食す朝食もまた乙なもの。
    ボクらの横では立ったまま、日経新聞片手にビールをグビリとやってる女性がいました。
    身なりはよくて、けれど自由に仕事をしているように見える装い。
    この東京にはいろんな人がいるものですネ…、多様なコトはステキなコトってそう思う。
    ところでココのアイスコーヒー。
    水出しコーヒーだったのですネ。
    メニューボードにさりげなく、書いているのを見つけてはじめて今朝わかる。
    なめらか。
    やさしい味わい。
    甘くしなくても甘く感じる、香りも豊かで目が覚める。
    さて出かけるといたしましょう。
     

    拍手[0回]

    前のページ HOME 次のページ
    Copyright © サカキノホトンブログ All Rights Reserved
    Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
    忍者ブログ / [PR]