ポールバセットでしあわせなる朝…、近所で用事があったからの朝のゴホウビ。
朝食用のセットをたのむ。
ここの朝食は、いつもキッシュを食べていた。
プルンとまるでプリンのようななめらかで、しかもパイがサクサクしていて添えたサラダもパリパリ、キチンとクリスピー…、カフェの料理というよりもまるでレストランの昼食メニューのような感じで好きなんだけど、たまには違ったモノにしましょう。
それでクロワッサンのサンドイッチをたのんでみます。
ちょっとおおぶりのクロワッサン。
サニーレタス。
イタリア風のソフトサラミがはさまった、シンプルだけど香り豊かな朝の一品。
クロワッサンは軽くトーストされていてそこに挟まるサラミの香りが、グンとひきたつ。
豚の脂の甘い香り。
ハーブの香りや、ガーリック。
いろんなスパイスの香りがひとつに混じりあい、鼻をくすぐる先味ステキ。
手にもつと油がまずは滲みます。
クロワッサンが含んだバター。
表面サックリしてるのに、中はシットリ。
見た目以上にずっしりしていて、そしてパクリと一口齧る。
ザクッとクロワッサンの生地が壊れて、レタスがシャクリ…、その冷たさに前歯がちょっとびっくりします。
サラミがちぎれて、ガツンとガーリックの香りが広がる。
それに続いて肉の味。
仄かな酸味が口をひきしめ、胡椒がビリッと舌、刺激する。
多彩な味が口に広がってけれどそれらがひとつにまとまる先にはやっぱりクロワッサン。
この具材。
特にサラミの個性的な味わい、風味は普通のパンやトーストじゃぁ、抑えきれないほどに力強くてつまり、クロワッサンのためにあるような具の組み合わせ。
上手だなぁ…、って感心します。
そして飲み物…、今日はこれまた変わった注文、フラットホワイトを飲んでみる。
オーストラリアやニュージーランドで今、流行っているエスプレッソの飲み方だという。
基本はラッテ。
カップの中にエスプレッソをまずは沈める。
それからミルクをスティームします。
ラテはそこから、ミルクポットの底を叩いて泡をタップリ吐き出させる。
けれどこれは、スティームミルクをそのままそっと、エスプレッソの上に注いでつくるのですね。
ワザワザ泡を作らなくても蒸気でできたミルクの泡で、シッカリ、模様ができるところにビックリします。
ミルクをこうしてあっためると、クリーミーになるのですね。
ラッテやカプチーノだとまずは最初にミルクの泡をポッテリ感じる。
飲むというより食べる感じで、舌にのっかる泡が味のポイントでもある。
ところがコレ。
朝の存在感が希薄で舌にとどまる暇もなく、あっけないほどすぐにミルクがやってくる。
それに続いてエスプレッソの苦味が追いかけ、喉から胃袋、あったかになる。
ボクらがずっと知っていた、カフェオレみたいな飲み口で、けれどミルクがクリーミー。
ドッシリとした飲み応えのある不思議な飲み物。
オモシロイ。
ラテやカプチーノはあくまでエスプレッソをおいしく飲むための飲み物で、けれどコレ。
ミルクをおいしく飲む飲み方じゃないかと思う…、酪農王国オージー的なるご当地ドリンクってことなのでしょう…、ちょっとハマってしまいそう。
何気なく選んだ今朝のメインと飲み物の、この組み合わせ。
コッテリとした濃厚なバターの風味のサンドイッチ。
サッパリとした軽いホワイトフラットが、相性見事でグッドペアリング。
我ながらって、ニンマリとしてゴキゲンになる。
それからココのクロワッサン。
ちょっと甘めに仕上がっている。
多分焼き色きれいに仕上げて、生地をパリッと香ばしくさせるための工夫なんだろうと思う。
パティシエ的なるおそらく工夫で、それとエスプレッソの相性もよくてニッコリ。
ニッコリしてたらお店の人がチラシを持ってやってきます。
今度、コーヒーをおいしく作る勉強会をはじめました…、と。
毎月第二、第四日曜が開催日。
今月からはじまったばかりで、けれど、残念ながら今月分はもういっぱい。
来年からになっちゃうんですけど、もしよろしければ…と。
告知をほとんどすることもなく、オナジミさんの口コミだけでたちまち定員一杯。
あまりの人気に、開催日をふやさなくちゃって思ったほどの反響だった。
そう言って、お店の人はビックリしてた。
でもわかるなぁ。
こんなステキなお店のおいしさの秘密を教えてくれるなら、ボクも絶対きてみたいもの。
仲間何人かで参加したらば、これは絶対、盛り上がるはず…、さて来年のおいしい目標ひとつ決まりますです、オキニナリ!
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