赤坂見附で気になるお店にチラッとのぞく。
ブレッドラボなるお店であります。
赤坂見附の駅をでて、ちょっと歩いた場所にあるサブウェイの横。
かつてハーゲンダッツがカフェをやってた場所を使ってできた。
パンにこだわった、新しいスタイルのカフェだっていう。
サブウェイも、ハーゲンダッツも同じサントリーグループでして、おそらく彼ら。
ハーゲンダッツカフェというその業態は役目を終えた。
高級プレミアアイスクリームとしてのブランドイメージを日本市場に定着させるためにリアル店舗を必要とした…、けれど今となっては高い家賃を払ってまでもハーゲンダッツの高級感を盛り上げなくてもよくなった。
跡を使って何かしようか…、と。
敷島パンとコラボ企画で、この業態ができたといいます。
パンがおいしいお店って、やっぱりかなり魅力的。
お店を外からみると入り口脇に焼き立てのパンを陳列するためのショーケースがある。
全部で10種類くらいかなぁ…。
パン屋さんの品揃えにしては貧弱で、パンカフェの品揃えにしては充実している。
ちょうど真ん中と言えるのかもって思いもするけど、これで「パンのラボ」を名乗られてもしょうがないんじゃないのかなぁ…、ってこの段階で気持が後ろ向きになる。
売り場でパンを2つ買い、さて何を組み合わせてみましょうか…、と。
ファストフード的なるカウンターでメニューを見ると、ファストフード的なる飲み物。
それかスープにサラダがあるだけ。
スープにしました。
ミネストローネ。
パンが一個180円前後で、それを2個買いスープをたのむと、もう500円をはるかに超えちゃう。
しかもこのパン、とても小さい。
手前のパンがほうれん草のパイで、二つ折りにしたお札くらいの面積しか無い。
2個で普通のパンの半分くらいでしょうか。
味を試してみたらば、油がジュワッと口に居座りネットリかなり重たい食感。
冷凍パイをトースターであっためたときの、サックリでもないパリパリでもない油まみれのネットリ感がかなり残念。
コンビニのパンもこれよりずっと旨いネ。
一緒に買ったフレンチトースト。
これは湿気ったチョコレート味のラスクのようで、もしかしたらココは「パンをおいしくさせない研究をするラボ」なのかもしれないって思ってしまうほどにヘンテコ。
大企業ってときに意味不明なコトをしてしまうコトがあるけど、ココは最近、まれに見るほど意味不明。
サブウェイのパンがおいしいバージョンを素直に作ればよかったのにネ…、って思ったりした、ひさしぶりに毒を吐く。
到底これではお腹もココロも満たせない。
それで同じ赤坂にある「まる伊」って言うお寿司屋さんで昼をしなおす。
細長いウナギの寝床の立ちの寿司。
夜もほどよき値段で上等な寿司が食べれるお店だけれど、昼はおどろくほどのお値打ちメニュー。
特にちらし。
中でも「づけ穴ちらし」というのがあって、それがココの一番人気。
迷わずとります。
口の広い浅めの丼。
具材を貼るためのご飯の表面積がとっても広い。
そこにタップリ。
まぐろの漬けと、煮穴子が隙間なく並べられてやってくる。
穴子はフックラ。
堂々、一本分がのっかっている。
まぐろは中とろ、中落ち、赤身のところと様々な部位が混じってて、ネットリ、ムッチリ、サクリとそれぞれ異なる味わいたのしめる。
最近、実感するのが漬けのおいしいコト。
もしかしたら寿司で一番好きなネタって、この漬けかもねって思うほど。
大葉の葉っぱに古漬け、それからガリがほんの少しの隙間を埋めて、シャリの上には海苔がちらかる。
漬けをよけつつ箸を入れ、シャリをササッと持ち上げる。
すると中には細かく刻んだいろんな具材が混ざってる。
茹でたエビ。
ハマチの端材やタコの頭。
ゲソを茹でて細かく刻んだモノであったり、イクラにトビッコ。
プリプリだったり、ムッチリだったり。
魚卵のプチプチした食感がとてもニギヤカ。
どこを食べてもお米以外に必ず何かが口に一緒にやってくる。
サービス精神旺盛で、しかも甘い玉子がジュワッと出汁のうま味を吐き出して、口の中をみずみずしくする、オゴチソウ。
ブリのアラが入った赤だし。
魚のうま味や、脂がコッテリ、風味やコクをつけておいしい。
しかもなんともありがたいのが、汁がおかわり自由というとこ…、赤坂っていう大人の街のこうしたお店がシッカリ元気で長続きする、捨てたもんじゃないって思った。
お腹をたのしく満たしてニッコリ…、そして仕事といたします。
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