朝を新宿…、「亜麻亜亭」ってお店に来ます。
京王線の新宿駅の改札口の真ん前にある。
いろんな鉄道会社が独自な駅改札口を作ってできてる新宿駅の西口のかつての外れ。
JRの新宿駅といえば中央改札口が中心だった時代があった。
けれど今では、新宿駅が南の方に広がりはじめてる。
高島屋だとか東急ハンズがまず出来た。
埼京線のホームが南にずれて完成。
しかも大江戸線の駅が南っ側に出来たというのも、大きく貢献したのでしょうね。
まもなく南口に新たなバスターミナルが完成し、それから超高層ビルも出来てひとつの街をなす。
歌舞伎町を新宿という街の北のハズレにしたい。
都庁の以降も反映しながら、新宿という街はこれからどんどん変わる。
それもまたよし、見届けよう。
さて亜麻亜亭。
マホガニーの椅子にテーブル。
ロココ調のシャンデリアが天井から下がる昭和な喫茶店。
タバコの煙がユルリとあがる、その煙たさも昭和な感じでしばし我慢の朝とする。
朝食セットがひとつだけ。
コーヒーとトーストがついたセットがありはするけど、ココにはとても値頃な軽食メニューが存在しているのです。
飲み物をとれば100円。
ロールブレッドを使った小さなサンドイッチやサラダが選べる。
サンドイッチには、ソーセージを使ったミニホットドッグや、ツナサラダをいれたものとかいくつかあって、中でも一番好きなのが玉子を詰めたエッグサンド。
それにサラダを追加した。
野菜を食べなきゃ…。
時折、そんな強迫観念におそわれて、サラダ食べたい!って思ってしまう。
そんな時にメニューの中に、おいしそうなサラダの写真を見つけてしまう。
しかも値段が100円です。
こりゃ、とらなくちゃいかんでしょうと。
それでとったら、なかなかのモノ。
レタスパリパリ。
半割りにしたプチトマト。
これが甘くてみずみずしくて、パラッとのったキャロットラペの甘みにシャキッとした歯ざわりがにぎやか、味わい豊か。
レモンの酸味と香りがメインで、油をあまりつかわぬサッパリ、ドレッシング。
野菜の味を邪魔せぬ、身の程知った風味でステキ。
ココの玉子サンドをはじめてたのんだ時にはちょっとビックリしました。
それというのも、タマゴサンドといえば茹でた玉子を崩してマヨネーズ和えにしたサラダを挟んだものを想像する。
特にロールブレッドに挟む玉子は大抵そうした玉子であります。
ところがココ。
玉子ちょうど一個分を、バターを吸わせてトロンと焼いたスクランブルエッグを挟んだあったかいの。
別ぞえケチャップをプチュっとすると、シットリとろんととてもおいしい。
酸味に甘み。
それに玉子のフンワリとした食感が、とてもやさしく味わい深い。
ブレンドコーヒー。
ここのは全部で4種類。
苦味をキリッと引き立たせたのや、ドッシリとしたうま味のシッカリしたモノや、香りを強調したモノだとか特徴的な味にととのえ用意している。
今日の気分は香りをたのしむブレンドで、フウフウしながら香りたのしみ、ユックリ飲んだ。
それにしてもこの店のサービスすてきで、心配りが見事にできているとこに、何度やってきても感心します。
レシートの裏に書いてある「大切なひとときをたのしんでいただくように」というフレーズも、決して嘘じゃないんだろうなぁ…。
いちいち手を上げ合図をせずとも、そっとお水のお替りくれたり小さくやさしい声でかならず接客するとか、「このひととき」を台無しにせぬ黒子に徹したステキなサービス。
大人のひととき、朝から過ごしてニコッとします。
さてさて仕事をいたしましょ!
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