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サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
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    サカキシンイチロウ
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    65
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
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    朝を新宿からはじめる今日…、新宿西口にある「新宿エルタワー」にまずは向かった。

    ei.jpg新宿駅の西口から一番近い超高層ビル。
    1989年に竣工という日本がまだ夢見がちだった頃の贅沢なビルであります。
    ニューヨークの五番街にあるトランプタワーのような壁面凸凹している豪奢なビル。
    フロアー効率もあまり良くない。
    外壁清掃を含めてメンテナンスにコストがかかる。
    ビルって作っちゃったら基本構造を変えることが出来ないわけで、大変だろうなぁ…、と思いもするけどできちゃったからしょうがない。

    ビルの地下が飲食店街になっていて、開業当時は高級な店が沢山あった。
    でもほとんどテナント入れ替わり、昔からある店は牛たんねぎしくらいでしょうか。
    そのフロアーの「英国屋」って喫茶店を朝に選んだ。

    それにしてもこのエルタワー。
    建設途中は「ASSビル」って名前がドンッとその外壁にかけられていた。
    朝日生命、三和銀行、サッポロビールが共同事業者で、だからその頭文字をとって「ASS」。
    あまりに安直…、恥ずかしかった。
    だってASSって日本語にすると「肛門」ですもの。
    新宿ASSビル=新宿肛門ビルであります。
    ビルの開業準備室のテナントリーシングをしていた人たちは当初、ASSビルって文字を刷り込んだパンフレットや名刺をもって営業してた。
    しかも外資系の企業をメインに誘致しようと、でも笑われてそれで結局名前を変えた。
    インターナショナルという考え方と表現がまだまだ未熟でむつかしかった、かつてを象徴する出来事でございましょうネ…、ナツカシイ。

    00edcd7a.jpgそして今朝の英国屋。
    喫茶館という名前もちょっとナツカシイ、大阪出身のチェーンであります。

    大阪、神戸それから京都と、まだ独特な喫茶店の文化が残っている地域。
    昭和の頃からずっと変わらずやっている老舗がいくつも残ってる。
    神戸のにしむら珈琲店。
    京都のイノダコーヒであったり、どこも元気で健全で、もう東京にはそんなチェーンはほぼなくなった。
    近所の店でお茶をたのしむ。
    ちょっとした時間の合間にお茶と一緒に世間話に花をさかせる。
    そんなあたたかな人間関係がまだ残ってるからかもしれない。
    カフェとは違ったおだやかさ。
    いたずらに、おしゃれを求めて変わるのでなく、泥臭くってちょっと垢抜けしないくらいがお客様は気軽に感じる。
    実質的なもてなしを、日常的なサービスと思う気持ちがこうしたお店を残すのでしょう。

    この店もかなり昭和な風情でおだやか。
    コーヒーたのんでやってきたのがウェッジウッドのようなカップで、模様タップリ。
    しかも金箔押しの贅沢。
    昭和な高級ホテルのロビーラウンジでお茶を飲むとき、必ずこうしたカップが並んだものです…、今は絶滅、なつかしい。

    1511d4b8.jpg朝食メニューは全部で2つ。
    厚切りトースト。
    サンドイッチにそれぞれコーヒーが付くというモノ。
    サンドイッチの具材は玉子とハムという。
    それをたのんでやってきたのがこの一品。

    あぁ、残念です。
    大阪の喫茶店だから、玉子サンドのタマゴや焼いた玉子だろうと思ってたのんだ。
    けれどココのは茹でた玉子で作ったサラダを挟んだ関東風。
    せっかく大阪からきてるんだから、向こうの流儀で作ってくれればファンになれたかもしれないのにネ。
    サイドに添えたごぼうサラダやポテトサラダはコンビニエンスストアな味がして残念。
    けれど焼いたパンの具合や味わいは及第点で過不足なしな朝のゴチソウ。
    なによりサービスが良いところがいい感じ。
    作業ひとつひとつがシッカリしてる。
    しかも作業と作業の間に、キチッと見事なストップザモーション。
    例えばお水を持ってきたらば、テーブルの上にそっとおき軽くおじぎして、ピタッと止まる。
    それから次の作業に移るというメリハリがある。
    かつて産業ぐるみでこのストップザモーションを徹底しようとしていたけれど、今じゃそんな余裕もなくて作業は流れる。
    流れ流れてどこにいく…、って感じでサービスレベルが落ちた。
    未だにそれを守る誠意にいいんじゃないかとニッコリなった…、さて仕事。



    関連ランキング:コーヒー専門店 | 新宿西口駅新宿駅西新宿駅



    ところで今日は13日の金曜日…、それにちなんで音源ひとつ。
    「13日の金曜日」って言う歌なんだけど、ホンワカしててこれがなかなかオキニイリ。



    1971年に、松村幸子って言う女優さん兼歌手が歌った歌だそうです。
    ひょっこりひょうたん島のテーマソングみたいな感じの、軽快なリズムの伴奏にのって好きな人との別れを歌った大人のチューン。
    「いじわるな、いじわるな、13日の金曜日♪」…、ってそのフレーズがグルグルグルグル頭の中をめぐって回る、ちょっとたのしい金曜日。
     

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    新宿ではじめる今日のコト。

    times.jpgいつもとは違うお店で朝を食べてみようかとちょっと冒険。
    「珈琲タイムス」という店にくる。

    前からちょっと気になっていた店。
    けれど入ってみるには若干、勇気のいる店でした。
    それというのもこの店のある場所。
    新宿の中でもちょっと暗めであやしい場所でしたから。
    JRの駅の東側ではあるこのエリア。
    けれどどちらかと言えば南口。
    今、JRは一生懸命、新宿駅の南口を正面玄関のようにしようと再開発の真っ最中。
    まもなくバスターミナルを擁する立派な駅舎が開業しようとしているけれど、かつてこのエリアは場外馬券売り場のある街。
    赤鉛筆を耳にのっけて背中を丸めたおじさんたちが、うろうろしている場所だった。
    今でも名残が感じられ、パチンコ店が沢山ある。
    今朝も実質上の週の初めというコト。
    おそらく新しい台が設置されているのでしょう…、おじさんたちがズラッとパチンコ店の前に行列作って待っている。
    新宿の三越が鳴り物入りで別館つくった場所の近所で、その意気込みも吹き飛ぶほどにこの界隈はおしゃれや安心と程遠い、昼なお気持ちが暗くなる街。
    そこに昭和の風情のお店が生き残ってる…、気にはなってもなかなかドアを押す勇気まではでなかったワケ。
    4005437d.jpg今日はちょっと勇気を出して、おはようさんとドアを押す。
    うーん、想像通りに中は昭和でしかもおじさんだらけの様子に、ドキドキします。
    白いタバコの煙がたなびいていて、けれどお店がかなり大きいことと換気がいいからなのでしょう…、煙たいほどではない感じ。
    クリムゾンレッドとでも言いますか…、深い赤色のビロード貼りの椅子に真鍮叩いて作ったテーブルトップの小さな食卓、柱の周りにも真鍮細工が貼りつけられていて昭和のゴージャスを感じるお店。

    df583442.jpg座ってメニューを見るとモーニングセットが1種類だけ。
    それをたのむとまずはコーヒー。
    喫茶店的コーヒーカップに、ミルクの入った陶器のピッチャー。
    砂糖はタップリ、ガラスのシュガーポットに入ってやってくるのが鷹揚でいい。
    すべてのモノがワンポーションになっていくのが、なんだか切なく感じるのです。
    ミルク位は自分の思い通りに使わせてほしいよなぁ…。
    甘さも自分の好みにしたい。
    だからこうしてタップリと、使いたいだけどうぞという店。
    ちょっと応援したくなる。

    それからお塩。
    これまたなつかしい赤いキャップの食塩が、瓶ごとドサッと。
    中にはコーヒーの豆が入って、湿気取りの代わりをなしてる。
    お米の粒とかコーヒーとか。
    こうして塩の瓶におさめている光景って、絶滅危惧種のように感じて、あぁ、ここではお前も元気だな…、っていとおしくなる、そんな朝。

    bba4a52b.jpgモーニングセットがそしてやってきます。
    厚切りトースト。
    関西的にはまだこれじゃぁ、厚切りじゃない程度の厚切り。
    多分、6枚切りじゃないかな?
    耳を落とさずそのまま焼いて、バターをタップリのせている。
    塗るのじゃなくてのせてタランととろけるがままにした感じとでも言えばいいかな?
    だからまだらに、グラデーションで輝いている。
    パンの表面に斜めに切り目をいれていて、そこから溶けたバターが染みこみ、中まで濡れてるところがあるのがウレシイ感じ。

    ただ、厚切りのトーストは、あまり好きではないのです…。
    自分では絶対こんな厚さのトースト、焼かないですもの。
    薄切りのモノをコンガリ焼く。
    水気を飛ばしてクラッカーのようになるのをたのしむ、それがボクにとってのトーストでだからコレ。
    お外で食べなきゃ食べられない料理でもある。
    一口パクリと…。
    シットリ、フックラ、パンというよりお菓子の食感…、ちょっと甘めの生地がペトペトとろける食感もこれがトーストじゃないと思えば悪くない。
    なにより表面がかなり強めに焼けているので、サクッと乾いた食感が前歯にあるのがありがたいとこ…、ただ味が足りないように感じて塩をパラリとほどこしムッチリ食べる。

    4f6a32e8.jpgこれにポテトサラダとゆで卵がつき一揃え。
    ポテトサラダは普通においしい。
    マヨネーズは控え目で、茹でたじゃがいものほくほくしている食感が、みずみずしくってちょっと好き。

    残念なのがゆで卵。
    茹でてそのままお水の中に付けていたのか。
    あるいは鮮度が良すぎたのでしょうか?
    なかなか剥けない。
    殻と玉子の間に爪をそっとしのびこませてカリッと剥こうとするも、白身がベロンとくっついてなかなか上手に剥けてくれない。
    挙句の果ては、玉子の上半分くらいが、ベコっと殻にもってかれ、黄身が丸出し。
    まぁ、しょうがない。

    塩をタップリほどこして、ムチュンプルンと食べておしまい。
    お店の片隅で、何か悪巧みでもしているのかスーツの紳士が三人でヒソヒソ声で話しをしている。
    スポーツ新聞を小脇に抱えてハンチングをかぶったおじさんが、「よっ、久しぶり」って片手を上げて挨拶しながらやってくる。
    そのうち石原祐ちゃんとか、小林旭が肩で風きり入ってきておかしくないようなエキサイティングに身悶えしました。
    ボクのいつもと違った世界。
    なによりお店のおじさんが、ミッソーニみたいな派手なセーター着てたところにかなりしびれた…、さて仕事。



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    池袋にて朝をむかえる…、それでさくりと朝ご飯。
    3a5f5c0e.jpgタカセという店。
    洋菓子やパンを作っている老舗のひとつで、池袋東口からほど近い駅前ビルにケーキの売り場やレストラン、コーヒーラウンジなんかを持ってる。
    新宿の中村屋みたいな存在といえばいいでしょうか…、昭和なムードがビンビン伝わる。
    池袋というしおれた街にぴったりとくるしおれたビルで、その二階にある喫茶室。
    朝から営業していたよね…、とやってきたらば開店直後、やっていました、朝ご飯。

    c9bf284b.jpg池袋という街。
    交通の要所っていう性格がとても強くて駅の周りの道路の整備が行き渡っている。
    整備されすぎて道路が広く、それでちょっとだだっ広くさえ感じる駅前。
    特に東口におりると、名古屋駅にきたみたいな感じがするのですよネ。
    駅前広場と言うにはいささか、まのぬけた虚ろな空間。
    にもかかわらず路地を一本入るとゴミゴミ無秩序。
    再開発がなされた地域と、そうじゃない昔ながらの場所のギャップが激しくて、街の特色を一口で表現するのがむつかしい。

    この店があるこの界隈。
    かつて三越ががんばっていて、西武や東武がありはするけどやっぱり買い物は三越じゃなきゃ…、っておじさま、おばさまが集まっていた。
    そうした人たちが贔屓にしていたお店でもあり、その三越も今ではビックカメラになって上品ロケーションじゃなくなっちゃったのがちと残念。
    けれどここは昔のまんま。
    古びてはいる…、しかもちょっとしおれてて、けれど枯れてるワケじゃないひっそりしてて、けれどなかなか上等で、ほっと落ち着く。
    昔のコーヒー。
    酸味の強めのドリップコーヒーで、入ってやってくるコーヒーカップも鳴海陶器のホテルラインとこれまたかなりのなつかしめ。
    モーニングセットをたのむとこのコーヒーが、おかわり自由になるのがステキ。

    2cca06ba.jpgABCとあるセット。
    まずはピザトーストのセットをもらう。
    特別、厚切りというわけじゃないトーストブレッド。
    ピザソースを使わず、チーズと野菜、それから最後にケチャップをプチュっ。
    だからちょっと甘めの仕上がり。
    けれど具材がピーマン、玉ねぎ、ベーコンという組み合わせ。
    だから食べると、ピザトーストの味が立派にするのでござる。
    朝のお腹にほどよい分量、ほどよい刺激。

    それにしてもこのパンがスゴクおいしい。
    トースト加減もいいのだろうけど、そもそも生地がキッチリ細やか。
    それをカリッとかなり強めにやいているから、上に乗っけた具材の水気をはじいてサクサク状態が長続きする。
    小麦の香りも甘く、強くて、けれど必要以上に甘くない。
    耳もカチッと仕上がっててこれをそのままトーストで焼いた食べたらおいしいだろうってウットリします。
    そういえばこのセットって「トーストかピザトーストが選べます」って内容で、ピザトーストを選んでも値段が変わらぬ不思議なチョイス。
    でもこれならたしかにパンが主役で、チーズの代わりにバターとジャムでも満足度がそれほど変わることはないかもって思ったりした、オキニイリ。

    4ba740cc.jpgピザトーストに、サラダとゆで卵がつくのです。
    レタスとトマト。
    どちらも新鮮。
    色鮮やかでトマトは甘くレタスはシャキシャキ、葉っぱの食感、とても鮮烈。
    それだけ食べても十分おいしい。
    だから最初からドレッシングをかけて出すっていう無粋なコトはしないのでしょう。
    ドレッシングが別ぞえでくる。
    しかもビニールパックに入って。

    給食についてやってくるマヨネーズみたいなパックに入ったフレンチドレッシング。
    サラサラしてて、酸味がほのかで油分もすくない…、野菜の味を壊さぬ配慮。
    そもそもこうしたドレッシングがあるってコトに、ビックリしました。
    オモシロイ。

    大きな玉子。
    よく茹でられてて、まだほっかほか。
    エッグスタンドに入ってやってくるのにかなりウットリしました。
    ナイフやフォークもズッシリ重たい上等なモノ。
    コーヒー用のミルクピッチャー。
    あるいはケチャップやマスタードが入ったガラスの容器もキラキラ…、食べる道具や小物にしっかりお金をかけて、揃える余裕があるお店って今はとっても珍しい。

    24b9d17e.jpgもうひとつ。
    ホットドッグのセットをもらう。
    ホットドッグにスクランブルエッグ。
    ピザトーストのセットと同じサラダがついてデザート替わりのフルーツがつく。
    かなりのボリューム。
    しかもシッカリ手がかかってる。

    ホットドッグのロールブレッドは、胚芽が混じったフッカリタイプ。
    しかも軽くトーストしてある。
    それでサクサク、香ばしく、パンが乾いているから挟んだソーセージのみずみずしさが強調される。
    自分の好みにケチャップやマスタードを使って味をととのえられる。
    なんだかおしゃれな感じでたのしい。

    スクランブルエッグはほんのり甘めの仕上がり。
    砂糖とミルクをまぜてフックラさせてる。
    それそのもので十分おいしく、けれどケチャップ添えて食べると酸味と甘みが引き立って口の中がやさしくなってく。
    黄桃、それからみかんにパイン。
    缶詰フルーツが一切れづつ、銀紙ホイルのカップに入ってやってくるのに、あぁ、これこそが昭和の景色…、ってちょっとニッコリ。
    しかも真ん中にちょこんと缶詰チェリーが一個。
    不思議なコトに、フレッシュのさくらんぼうより缶詰チェリーの方が好きかもってときおり思ってしまったりする…、それもまたよし、朝のコト。



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    ベルクに来ます、朝ベルク。

    017718f2.jpgそろそろ日本も正月休み。
    通勤をする人が少なくなってるのでしょう。
    いつもは人がゾロゾロ歩いて、カメラを構える場所もないほど、人で溢れるこの通路。
    今日はしっかり、時間をかけてシャッターを押す。
    お店の中も少々、静かでございます。
    すんなり空いたテーブルみつけて、座って朝を迎えましたもん。

    それにしても表にでていたメニューの看板。
    「モーニングサービス」って書いてある。
    喫茶店とかコーヒーショップとか、どこにでもあるこのフレーズも実はかなりのクワセモノ。
    朝のサービス…、つまり朝食メニューというコト。
    けれど英語で言えば、ブレックファスト。
    断食破りの食事であります。
    朝のサービス。
    Morning Serviceってのは、朝の礼拝ってコトになります。
    昔、とある地方の郊外立地にウィンザー調の洋館レストランを作ってそこに「モーニングサービス」って言う横断幕をかけたらなんと、街の外人キリスト教徒がゾロゾロやってきたことがある。
    笑い話のようなコトが実際、おこったのです。
    まぁ、ココは都会の人が救いと癒しをもとめてやって来る店ですから、ある意味、教会みたいな場所かもしれませんゆえ、あながち間違いとも言えぬステキにニッコリします。

    7d47e3f3.jpg朝食セット。
    すべてトーストがメインをなしてる。
    ココのトースト。
    薄切りパンで、しかもかなり空気をタップリ含んだ粗めの仕上がり。
    それを古いトースターで焼く。
    片面だけは容赦なく、焦げた香りがつくまで焼いてそれでサクサク。
    朝ご飯にはこうして主食がおいしい料理がいいなと思う。
    例えばおむすび。
    あるいは炊きたてご飯に味噌汁だけでも主食がおいしくできてれば、それで朝がたのしくなっちゃう。

    そのトーストに玉子がつくのか、ベーコンなのか。
    あるいはハムがつくかで三種類の朝食セットが出来上がる。
    どれもおいしい。
    けれどここのハムのおいしさったらありゃしなくって、それでいつもたいていハムのセットにします。
    「ベルクプレート」っていう名前。
    シットリとして、肉の赤身がおいしくてキュッとしまった健康なハム。
    脂が上等。
    だから焼いてはいないけど、口に入れると脂がトロンととろけて流れる。
    甘くて風味豊かな脂がパンのおこげと混じってなんともおいしくなってく。
    セットのコーヒーはホットブレンド…、酸味が弱くて甘みは強う苦味もほどよく飲みやすい、ゴクゴク飲める朝にぴったりくるコーヒー。
    b21e25ee.jpgハムの上にチョコンとちょっぴりマヨネーズ…、茹でた玉子に使うのもよしそれをぬぐってトーストにのっけて食べるとこれまた旨い。
    ポテトサラダにスイートコーン。
    別々に食べてもうまく、けれどポテトサラダにコーンを混ぜて食べるとプチプチ、コーンが爆ぜる食感がポテトサラダのフックラとしたなめらかな味を引き立てる。
    それにしてもココのバター。
    今年の夏まで「ホテルバター」ってロゴの入った、銀紙ホイルをまとったキューブバターだったのに今ではこうしておそらく塊のバターを切ったものに変わった。
    コストを下げる努力をしなくちゃ、どんな飲食店もやっていけない時代が来たんだと感じるものや感じるコトが今年は沢山目についた。
    それも現実、しょうがないかと思いつつ、いつかは笑顔で無駄をたのしむコトかなうときがやってくればいい…、ってそうも思って、今日のコト。



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    朝を昭和の喫茶店にて…、新宿三丁目の伊勢丹会館の一階にある「BUN」にくる。
    e6174e90.jpg日本のファッションの最先端を発信し続ける…、がテーマの伊勢丹の別館という位置づけでありながら、昭和をそのまま残したビルの一階の奥。
    見事に時間が止まっています。
    お湯をわかすためのボイラーやオークウッドの濃い茶のカウンター、レンガの壁とお店の造りもなつかしくしかもお店の人たちのユニフォームがまるで昭和の床屋のようで、ココに来るとホッとする。
    祝日の朝で少々、お店は混んでいてけれどそのうちその忙しさも一段落する…、お店の人たちがニコニコしながら談笑するさま…、にこやかでいい。

    a5a56159.jpgそういえばあのお店。
    有楽町にあった「パーラーはまのや」。
    ここのお店と同じく昭和な喫茶店だったあの店、とうとう昨日で終わりになっちゃった。
    古き良きモノが形を無くしても、心の中からはなくならぬよう、思い出を大切にしたいとそう思うのが精一杯。
    最後の一日はおなじみさんが集まって、かなりの賑わい。
    名物のサンドイッチがお昼過ぎには売り切れちゃった。
    寂しく終わってしまう最後じゃなかったコトにちょっとココロ癒された。

    そこはお店の人がみんなお店と一緒に成熟しちゃってそれでそろそろ店じまいをと、ずっと準備をしていたみたい。
    けれど一方、このお店。
    お店自体は古くはあるけど、お店の人はそれぞれ若くまだ大丈夫…、ってちょっと安心。

    いつもの朝食。
    メキシカンドッグをメインにとって朝を迎えます。
    こんがり焼けたロールブレッド。
    中にミートソースをタップリフィリング。
    胡椒とタバスコ、そしてソースのみずみずしさがちょっと甘めのロールブレッドをみずみずしくするオゴチソウ。

    542793c1.jpgそれにしても…、今日のロールはよく焼けている。
    ちょっとお焦げができるくらいの焼け具合にて、その表面はガリッと乾いて香ばしい。

    シャキシャキレタス。
    クチュっと潰れるスライストマト。
    ホットドッグだと思うと口が、プチュンと歯切れる食感探す。
    けれどこれはフッカリ、フックラ。
    とてもやさしくけれど口の中を満たしたミートソースの風味がとても肉々しくって、チリドッグのソーセージ抜きのような味がするのがステキ。

    一緒についてやってくる、ゆで卵。
    まだほんわかとあったかで、キレイにスルンと剥いてみよう…、とそれでちょっと気合を入れる。
    そしたらですね…。

    ビックリするほどスルンとツルンとうつくしくキレイにふたつに殻が剥けてく。
    まるで玉子の殻を自分でパカッと破って玉子が出てきたようで、なんだかとってもうれしくなった…、クリスマス休暇の最初の朝をことほぐこの景色。

    中から出てきたゆで卵…、黄身がカチッと固ゆでで、甘くて噛むとネットリしてくる、元気がでるようなオゴチソウ。


    eedf4588.jpg外は寒い。
    日本海側はこれからどんどん荒れていくんだと天気予報でもいっていた。
    この東京もお昼ちょっと前がどうも一番気温がたかく、それからどんどん温度が下がっていくんだという。
    だから熱いコーヒーを。
    と思いもしたけど、やっぱりココではアイスコーヒー。

    小さなグラス。
    大きなアイスキューブがギッシリ入ってやってくる。
    最初から砂糖が入って甘くなってる。
    甘みがコーヒーの酸味と苦味をひきたてる。
    ゴクゴク飲むより、ユックリこっくり。
    ナメるように飲んでくと、口の中にコーヒーの味、香りに風味がひろがっていく。
    コーヒーが贅沢だった時代の飲み物。
    そういえば、有楽町にあったあの店のアイスコーヒーもお砂糖入りで甘かった…、昭和な流儀なのかなぁって思ったりする、大人な感じ。
    ストロー使わずグラスから、直接コクリ。
    口がまずは冷たくて、カラッと氷が軽く鳴り、続いて口がなぜなんだろう…、ポワンとやさしく熱くなってく、コーヒーの持つ不思議な力、オモシロイ。

    今日のストレートコーヒーは「モカマタリ」。
    そうだ、あの歌って思い出し、頭の中にグルグルとあのメロディーが午前中、ずっと鳴っておりました。
    それがこの歌…、なつかしい。



    西田佐知子さんのエキゾチックな声と歌詞。
    この時代のコーヒーって、こういう歌が似合う飲み物だったんだなぁ…、って思ったりした、愛のコーヒールンバでござる、愛の歌。
     

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