ベルクに来ます、朝ベルク。
そろそろ日本も正月休み。
通勤をする人が少なくなってるのでしょう。
いつもは人がゾロゾロ歩いて、カメラを構える場所もないほど、人で溢れるこの通路。
今日はしっかり、時間をかけてシャッターを押す。
お店の中も少々、静かでございます。
すんなり空いたテーブルみつけて、座って朝を迎えましたもん。
それにしても表にでていたメニューの看板。
「モーニングサービス」って書いてある。
喫茶店とかコーヒーショップとか、どこにでもあるこのフレーズも実はかなりのクワセモノ。
朝のサービス…、つまり朝食メニューというコト。
けれど英語で言えば、ブレックファスト。
断食破りの食事であります。
朝のサービス。
Morning Serviceってのは、朝の礼拝ってコトになります。
昔、とある地方の郊外立地にウィンザー調の洋館レストランを作ってそこに「モーニングサービス」って言う横断幕をかけたらなんと、街の外人キリスト教徒がゾロゾロやってきたことがある。
笑い話のようなコトが実際、おこったのです。
まぁ、ココは都会の人が救いと癒しをもとめてやって来る店ですから、ある意味、教会みたいな場所かもしれませんゆえ、あながち間違いとも言えぬステキにニッコリします。
朝食セット。
すべてトーストがメインをなしてる。
ココのトースト。
薄切りパンで、しかもかなり空気をタップリ含んだ粗めの仕上がり。
それを古いトースターで焼く。
片面だけは容赦なく、焦げた香りがつくまで焼いてそれでサクサク。
朝ご飯にはこうして主食がおいしい料理がいいなと思う。
例えばおむすび。
あるいは炊きたてご飯に味噌汁だけでも主食がおいしくできてれば、それで朝がたのしくなっちゃう。
そのトーストに玉子がつくのか、ベーコンなのか。
あるいはハムがつくかで三種類の朝食セットが出来上がる。
どれもおいしい。
けれどここのハムのおいしさったらありゃしなくって、それでいつもたいていハムのセットにします。
「ベルクプレート」っていう名前。
シットリとして、肉の赤身がおいしくてキュッとしまった健康なハム。
脂が上等。
だから焼いてはいないけど、口に入れると脂がトロンととろけて流れる。
甘くて風味豊かな脂がパンのおこげと混じってなんともおいしくなってく。
セットのコーヒーはホットブレンド…、酸味が弱くて甘みは強う苦味もほどよく飲みやすい、ゴクゴク飲める朝にぴったりくるコーヒー。
ハムの上にチョコンとちょっぴりマヨネーズ…、茹でた玉子に使うのもよしそれをぬぐってトーストにのっけて食べるとこれまた旨い。
ポテトサラダにスイートコーン。
別々に食べてもうまく、けれどポテトサラダにコーンを混ぜて食べるとプチプチ、コーンが爆ぜる食感がポテトサラダのフックラとしたなめらかな味を引き立てる。
それにしてもココのバター。
今年の夏まで「ホテルバター」ってロゴの入った、銀紙ホイルをまとったキューブバターだったのに今ではこうしておそらく塊のバターを切ったものに変わった。
コストを下げる努力をしなくちゃ、どんな飲食店もやっていけない時代が来たんだと感じるものや感じるコトが今年は沢山目についた。
それも現実、しょうがないかと思いつつ、いつかは笑顔で無駄をたのしむコトかなうときがやってくればいい…、ってそうも思って、今日のコト。
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