忍者ブログ
サカキシンイチロウノホトンドゼンブノブログ
2024 . 11
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • カレンダー
    10 2024/11 12
    S M T W T F S
    1 2
    3 4 5 6 7 8 9
    10 11 12 13 14 15 16
    17 18 19 20 21 22 23
    24 25 26 27 28 29 30
    カテゴリー
    最新TB
    プロフィール
    HN:
    サカキシンイチロウ
    年齢:
    64
    性別:
    男性
    誕生日:
    1960/01/26
    バーコード
    ブログ内検索
    アーカイブ
    P R
    アクセス解析
    ×

    [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

    さて「かのや」…、最近、かなりのオキニイリである新宿にある気軽なそば屋。

    dcfaf0c6.jpegいけないなぁ…、と思いもするけど、食べ物屋さんに関してはココロの中でブームができる。
    贔屓とでもいいますか。
    オキニイリリストの中に入ると、その店をヘビーローテーションで使ってしまう。
    特にそば屋。
    あるいはうどん屋。
    気軽な店であればあるほど、ワザワザそこを選んで歩く。
    電車でひと駅くらいなら平気で移動するかもしれない。

    ちょっと前まで新宿でそばを食べよう…、と思うと西口地下街にあるお店だった。
    ムッチリとした粘り気のある麺が好きで、ところがちょっと飽きちゃったのか…。
    実はここの出汁の世界に魅入られて、すっかりそちらはご無沙汰してる。
    西口のヨドバシカメラの前にもある。
    今日やってきた南口の近くもあり、どちらも決していい場所じゃない。
    人の流れる動線からはちょっと外れて、しかも間口が小さくて…。
    外からみているだけでは普通の、立ち食いそばのお店のようにみえてしまうのもったいないなと感じるお店。
    正直な店なのでありまして…、麺の茹で置きは絶対しない。
    出汁やスープの味を作るのにもうま味調味料などを使わず、自然な味にこだわっている。
    だからたのむとちょっと待つ。
    ちょっと待つけど待っただけの価値ある料理をだしてくれるのが気に入った。

    cd0f2a57.jpegなにより好きと思ったのが、出汁が二種類。
    お江戸の味と関西風のふたつがあって、たいてい蕎麦は関東風。
    うどんは関西風と使い分けてる。
    けれど事前にお願いすれば、うどんをお江戸の味もできれば、蕎麦を関西出汁で食べるコトもできるというのにココロ惹かれた。

    「特選かのや」って言ういろんな具材をのっけた蕎麦を、関西出汁で注文します。
    ネットリとした蕎麦独特の喉や唇を撫で回すような食感と、節の香りが蕎麦の風味と交じり合い江戸前風の蕎麦にない肉感的な印象がある。
    うどんと違ってスープをタグリあげる力が蕎麦は強いから、おいしいスープをタップリ堪能できるところもオキニイリ。

    上に乗っかる具材も好きなモノがあれこれ。
    とろろ昆布に天かす、茹でたほうれん草。
    ネギも関西風に青いネギ、ワカメにかまぼこ、それから甘辛油揚げ。
    粘り気、油のおいしさにシャキッと食感、ツルツルスベスベ、プルプルしっとりと味わいたくなる食感がすべて揃ってそばをますます美味しくさせる。
    なによりお揚げのキレイに並んだところでキレイでうつくしく、目からおいしくしかも見た目を決して裏切らないたのしいゴチソウ。
    45de95a4.jpegそのままの素直な味をまずは味わい、そこにカリカリ胡麻をする。
    ここの薬味のセレクション…、江戸前じゃなくどこか讃岐な感じがするのがまたオキニイリで、胡麻に生姜に赤唐辛子。
    江戸風だったら、わさびや七味がまじるとこ、ココはスキッとこの三種類。
    どれも讃岐の生醤油うどんをおいしくさせる薬味ばかりで、その讃岐風で蕎麦を味わうなんだかたのしいこの趣向。
    一味のビリッと脳天突き抜け、お腹の底に響いてくるような辛みが蕎麦を甘くさせ、胡麻の風味は出汁の香りをふくよかに、生姜がスルッと鼻からぬけてお腹をポカッと温める。
    あぁ、ありがたい…、また来なくちゃぁってニッコリ思う、そんな朝。



    関連ランキング:うどん | 新宿駅新宿三丁目駅新宿西口駅

     

    拍手[7回]

    PR
    夜を「のだぴん」…、新宿のゴキゲンな居酒屋にくる。
    aca538c3.jpeg正式名称「魚と心の居酒屋・のだぴん」でありまして、その名の通り、魚がおいしく心のこもったサービスを受けることができるお店で、オキニイリ。
    かつて新宿アルタの裏側というかなり便利な場所にあり、そこが閉店。
    移転し営業再開した場所が、新宿駅からテクテクあるいて10分弱、西武新宿駅の向かい側とは言えかなり不便な場所のビルの3階…、にもかかわらずお客様は引きも切らない繁盛店。

    dc501bc5.jpeg場所が不便になってむしろ、いいお客様が集まってきているような感じさえする。
    飲食店って、わかりやすく便利な場所に作ればいいってものじゃない。
    知る人ぞ知るお店は案外、不便な場所にあるんだよね…、って思ったりする。
    この店、そんなお店であります。

    魚を食べる。
    刺身もおいしんだけどココでは寿司をいつもつまみます。
    生の魚の食べ方として、寿司ほどすぐれたモノはない。
    ボクはかねがねそう思ってて、魚の切り身を食べるだけより数段おいしく、食がすすむ。
    特に青い魚のお寿司。
    ココの名物、サバガリ寿司なんて、最高級の肴でもあり料理でもある。

    ドッシリ分厚い鯖の半身。
    キラキラ、色艶抜群でそれに酢飯を抱かせて寿司にしているのだけど、酢飯の中に刻んだガリがたっぷりはいる。
    ネットリとした鯖の身の食感かなりの肉感的で、それを酢飯ががっしり支える。
    刻んだガリがシャキシャキ、食感にぎやかにして鯖だけ食べても当然うまく、寿司であると同時にシャリつきの刺身でもある。
    食事のはじめて食べ、味わうのに適したステキな料理でござる。
    e6bb9de3.jpeg他にもいくつか、海系料理。
    例えば、エビチリマヨっていう料理…、中国料理のエビチリを想像してるとしたたか痛快に裏切られるのがたのしい料理。
    頭の付きのエビを殻ごとパリっと揚げて、それをスイートチリのソースとマヨネーズで和えて作った「エビの唐揚げの辛くてコッテリしたバージョン」。
    頭がサクサクおいしくて、中から味噌がトロンとでてくる…、それをソースが受け止めて辛くて甘くて酸っぱくて、しかもエビのうま味がずっしり…、酒がのみたくなる一品。

    5dd188c0.jpeg海と山とをつないだ料理をそれから一品。
    じゃがバター塩辛。
    じゃがいもをザクザク切ってカラッと揚げてそこにバター。
    それを塩辛と一緒に食べるというモノで、大人のフライドポテトでござる。
    東京のお祭屋台の最近の定番のひとつがじゃがバタに塩辛とマヨネーズを乗っけて食べるモノだったりして、これを食べるとワクワクしてくる。
    なによりココの。
    イカの塩辛がとてもおいしい。
    新鮮なイカ、新鮮なワタを使って丁寧に仕上げたモノで、イカがスベスベ、食感なめらかでハリがあり時折口にやってくるワタが上手くて香りが明るい。

    それから唐揚げ。
    気持ち鷲掴まれるほどの好物、オキニイリ。
    やってくると、うぉーって声が上がるほど大きいのです。
    写真のレモンの大きさと比べてもらえるとその大きさがわかってもらえる…、実際みるとその驚きは圧倒的。
    醤油ベースのタレに漬け込み、じっくり時間をかけて揚げてる。
    だから表面ザクザク歯ごたえ香ばしく、中はシットリ、衣がはげたとこから透けてみえる中身はまるでハムのようにつやつや、色っぽい。
    噛むと最初は水気を吐き出しカラッと乾いた表面部分が痛快で、それがユックリネットリむちむち、鶏独特の食感になる…、顎がよろこぶゴチソウなりぃ。

    1697d83f.jpeg来る前から食べてみたかったのが「ホッキの天ぷら」。
    ここのお店のブログで見てた。
    どんな料理なんだろう…、って気になっていて、メニューをみたらたしかにあった。
    それでたのんで見たらばビックリ。

    分厚く大きなホッキの貝殻をゴロンと揚げたスゴイビジュアル。
    貝殻の中に何かを詰めて天ぷら衣をまとわせ揚げてる。
    箸でザックリせせって中を覗くと、ネットリとした小麦粉の中にネギとホッキの切り身。
    上に醤油がふりかけられてて、そのまま味わうコトができるようになってる。

    ひと口パクリと…。
    おっ、オモシロイ。
    貝の風味を生地がもれなく吸い込んで、醤油の風味と混じってちょっとねぎ焼きみたいな食感、風味。
    ところが時折、奥歯に触る衣部分はサクリと痛快。
    だからかき揚げみたいな食感でもあるわけで、ひと噛みごとに口の印象がかわってくるのがオモシロイ。
    ネギがシャキシャキ、ほっきがムッチリ。
    口の中がにぎやかで、ユックリ大切に味わわなくちゃと思いながらも、食べ始めるととまらぬゴチソウ。
    中身をほとんど食べ終わり、貝殻にこびりついた衣をしゃぶって食べたくなって御行儀悪くもそうして味わう…、人を無口にさせる料理でございます。
    93406cb8.jpegお腹がほどよく一杯になりつつあって、けれどなんだか口さみしい…、それで爆弾納豆っていう大人のおつまみたのんで、味わう。
    大きな鉢の中に納豆、温泉卵に刻んで晒した白いネギ。
    細切りにしたべったら漬やとびっこが入ってやってくるのをネリネリ、スプーンで混ぜて渾然一体とさせたのを焼き海苔にのせくるんで食べる。
    海苔の風味がさわやかで、口に入れると最初は納豆の粘り気、そして香りが口のすみずみ満たしてトロンとなめらか。
    ところが噛むとコリコリとしたべったら漬にプチプチ、とびこがはじけてとても騒々しくて、最後にネギの香りとシャキッとしたはざわりでギュッと引き締め幕引きにする。

    d65ff94c.jpegおいしいねぇ…。
    これから食事がもう一度、はじまるようなゴチソウだねぇ…、っていいつつ〆を細巻にした。
    ひもきゅう巻き。
    赤貝の紐のネットリとした食感と、キュウリのコツコツ奥歯をたたくたのしい歯ごたえ。
    貝の香りとキュウリの青くてみずみずしいサッパリとした味わいで、お腹がスキッと軽くなる。
    それからサービスで、おまけしてくれた鉄火巻。
    指でヒョイッとつまんでパクリとひと口。
    細巻きの寿司って、食べ始めるととまらなくなる。
    パクリパクリとリズムにのって、味わい、今日の〆とした。
    週末夜はにぎやかで、そのにぎやかの中に身を置きお腹を満たす…、ココロも一緒に満たされた!

    ちなみにこの店の食べログの頁。
    コメント入れてる人たちは、みんな満点に近い得点を入れてるんだけど、その点数を店舗評価に反映させない設定にして投稿してる。
    店舗の評価点が上がってしまうとお薦め店舗に登録されたり、いろんな検索システムで名前がでてきて、ここを知らぬ人までやってきてしまうから。
    おなじみさんで十分混んでて、たまに予約ができないほどの繁盛店。
    「高得点だ」というだけでお店を試しにくる人たちには教えたくない。
    でも「いい店だった」、「たのしかったよ!」ってお礼は言いたい…、その道具としての食べログを使いはするけど、宣伝システムのお先棒は担ぎたくないって人が沢山いるってコトでありましょう。
    そんなお店を他にも何軒かボクは知ってる、どこもステキなお店ばかりで、みんなにそうして愛されているお店はシアワセ、またまいります、よろしくね。



    関連ランキング:居酒屋 | 西武新宿駅新宿西口駅新大久保駅

     

    拍手[7回]

    そばを食べます…、贅沢なそば。
    新宿西口のメトロ街…、もしかしたら新宿駅を日常的に使ってる人でも、知らない人がいるんじゃないか?…、知らない人の方が多いかもしれないネ…、って、思うほどに隠れ家的場所。
    天井の低い中地下で、けれど個性的ないい飲食店が揃ってる。

    567d9b35.jpegその中の蕎麦屋「永坂更科布屋太兵衛」。
    更科そばを扱う蕎麦屋。
    つまり、江戸前の今の蕎麦屋の原型を作ったお店のひとつと言われる。
    老舗であります。
    麻布十番に大きな店を構える大店。
    そこの出店が、こんな場所にあるというのがなんだか愉快で、贔屓にしてる。

    そばとは気軽な食べ物で、食べたいときにフラッとよって、待つこともなくテーブルにつく。
    注文したらしばらく待って、やってきたらばズズッとたぐってゴチソウサン。
    というのがボクにとっての理想的なそばの食べ方。
    その食べ方をさせてくれるのがこのお店。

    季節のメニューをたのみます。
    煮穴子丼がついた定食で、そばが2種類。
    御膳そばに更科そばという贅沢さ。
    製粉を丁寧にした白いそば粉でつくった極細…、まるでそうめんみたいな細さの御膳そば。
    この細さにしてバッサリ口でちらかり踊る。
    みずみずしいことこの上もなく、しかもそばの香りが決して損なわれてない。
    あまりに細くて麺と麺がくっつき絡んで口の中へとやってくる…、だから不思議ともっさり、なかなか喉の奥に届かず噛んで味わうオモシロキ麺。

    79a69a99.jpeg若干太めで、そば粉の色がついた更科。
    こちらはツルンとなめらかに、喉の奥へと滑りこむ。
    喉で味わう、いわゆるボクらが食べなれたそばらしきそば。
    同じそばでも作り方にて、こんなに違う。
    同じ店でもこんなに異なるそばの流儀でボクらの舌をたのしませるってステキじゃないか、と感心します。

    サッパリと煮た穴子を一尾、丸ごとのっけた小さな丼。
    丼からはみ出すほどにタップリで、当然、下のご飯が見えぬ。
    丁寧に、やさしく煮込んでいるのでしょうネ…、臭みもなくて箸を当てるとホロッとほぐれる、けれど決して煮崩れてない。
    スキッと辛口の日本酒で、これを肴にしたらもっとおいしく感じるんだろう。
    早くそんなお大尽になりたいものよ…、と思ったりする。
    そばの薬味についていたわさびをのっけて口に含むと、穴子の甘みがキリッと立ってわさびまでもが甘く感じる。
    鰻にはない繊細と、儚い食感、そしてうま味を堪能しながらお腹が満ちる。
    6372ef39.jpegそれにしてもこのお店。
    タレが2種類、甘口、辛口のどちらかひとつを選んで食べるのが普通のせいろの食べ方なんだけど、なんとこれには両方がつく。
    そういえば、甘口のタレをボクは試したコトがなかったはず…、と試しにあま汁使ってみたら、みりんの甘みなのかなぁ。
    甘みが強いというよりも粘り気のある食感とこってりとしたうま味があって、そばの先っぽをちょっとだけつけて食べても十分、味が行き渡る。
    ボクはやっぱり辛口の、スッキリとした出汁の香りと醤油の風味が好きだなぁ。
    ズルズルスルスル、たぐって食べて、最後にそば湯で薄めて飲んだら、なんとたのしい。
    甘口の汁の方がふくよかおいしくて、悩みのタネがひとつ増えたネって思ったりした、夜のコト。



    関連ランキング:そば(蕎麦) | 新宿駅新宿西口駅新宿三丁目駅

     

    拍手[7回]

    ほどよくお腹はみたされて、けれどまだまだお腹に余裕はある(笑)。

    ichi.jpgよしよしココで勉強を、と。
    気になっていたお店を覗く。

    「にぎにぎ一(イチ)」という寿司の店。
    歌舞伎町のどまんなか。
    現在、再開発中の旧コマ劇のすぐ裏っかわ。
    雑居ビルの2階にあって、お店の中に大きな寿司のカウンター。
    カウンターの前には椅子は置いてなく、そこでは立ち食い。
    まるで寿司の屋台のような感覚で、その立ち食いコーナーを取り囲むようにテーブル席があるというちょっと変わったたのしいお店。
    半年ほど前に一度きて、お値打ち価格と見事なネタにビックリした店。
    今はどんな具合かと、やってきたらばテーブル席は満席で、立ち食いならばと立って寿司を粋につまむこととする。

    ネタの種類は少ないけれど、すべてが地魚。
    産地が明記されているキラキラとした見事なネタで、カウンターの横に貼られた今日のメニューの中に「おじさん」っていう魚があって、これが結構人気があった。
    どんな魚なの?って聞いたら、スズキ目のサンゴ礁の上に集まる白身の魚。
    口の舌にあごひげのような触覚があり、それでおじさんって名前なんだというのであります…、髭のおじさん的にはそれをたのまなくちゃぁ、と握ってもらった。

    下の写真の左側のが、そのおじさんの握りであります。
    266c55d8.jpegムッチリしていて、歯ごたえがありちょっと粘り気のあるお魚でうま味が強くてなかなか旨い。
    1個100円のネタと300円のネタ、中トロだけが500円。
    明朗会計で、ひと通り食べてもそれほど負担にならない。
    ただ握り手がひとりだけで、30人前分の寿司をモクモクと握っているのでちょっと時間がかかるかなぁ…、だから最初に気になったネタを注文し、ほどよく食べて仕舞いにします。
    さばにかんぱち、白イカ、ほっき、赤貝、白えびと1個づつ握ってもらって、1000円ちょっと…、スッキリ酸味が際立った小さめのシャリに見事なネタと上等な寿司。
    回転寿司ともたちの寿司とも違ったたのしいこうした寿司屋、二度目もやっぱり勉強になる、今度は早めの時間に来てカウンターを独り占めって思ったりした、ゴチソウサン。



    関連ランキング:寿司 | 西武新宿駅新宿西口駅新宿駅



    それで終わりにすればよかった…、けれどついでにあの店も覗いてみたいと思ってそれで同じ歌舞伎町の中にある「いわもとQ」にやってきました。

    iwamoto.jpg立ち食い蕎麦のお店であります。
    立ち食いではある、けれど待たせる。
    理由は簡単。
    出来立てのものを提供したいから。
    しかも出来合いの食材なんかは使わない。
    蕎麦は茹でたて。
    天ぷらは一から揚げて、熱々、揚げたて。
    だから混んでるときは5分くらいは待つことがある、でもおいしい。

    普通の蕎麦屋や天ぷら屋さんでも、これだけのモノはなかなか出してくれないかもね…、と思えるほどのクオリティー。
    立ち食いだからとか、安いからとか、言い訳をせず一生懸命「料理らしき料理」を作って食べさせる。
    へんてこりんな店名「いわもとQ」の「Q」は、クオリティーの頭文字のQ。
    つまり品質に関して絶対に妥協はしないと言うメッセージ。

    夜の時間は9時ちょっと前。
    とは言えお店の中はにぎやか。
    もっと早い時間に来ると、サラリーマンの晩ご飯。
    今の時間は、近所の色っぽいお店で働く黒服おにぃさんが腹ごしらえをしに来てる。
    おねぇさまが食べるのか、テイクアウトも次々でていき、これが一転、朝にやってくると化粧がはげた半日前にはキレイだったであろうおねぇさんがズルズルそばをすすってたりするのが見もので、まさに歌舞伎町らしき店。

    2de8cb29.jpeg冷たいぶっかけ。
    ココイチバンのお薦めが、この食べ方で、蕎麦は突き出し式の蕎麦。
    底に小さな穴があいた金属の筒に、練った蕎麦生地を入れて圧力かけて突き出し、そのままお湯の沸いたお釜のなかに落として茹で上げる。
    切って仕上げる蕎麦と違って、若干、ツルンとなめらかすぎて唇わけいるその食感は、ちょっとそうめんみたいな感じ。
    けれど弾力、ハリがスゴくて、噛むとムチムチ。
    歯ごたえたのしい。
    何よりツユがおいしくて、スッキリとした透明近いキレイな汁。
    出汁がシッカリきいていて、醤油の色や風味は控えめ、だからゴクゴクそのまま飲めるほどにスッキリ、けれど麺にしがみついて口の中へと飛び込んでくる。
    お腹の中がヒヤッとたのしく、すがすがしくなる。

    それから天丼。
    エビが3本、ナスにインゲンと丼の上がギッシリ乗って、これでたったの500円。
    甘めのタレに固めのご飯。
    どこにも妥協がないとこに、なんだかニッコリ。
    カウンターの上に貼られたポスターの気合の入った文言が、決して掛け声だけじゃないということと、やってるコトにブレがないのがいいな、と思った。
    オキニイリ。
    それにしても焼肉を前菜にして、寿司がメインで、蕎麦と天丼が〆という勉強なんだと言い訳しながらの過食の夜に、明日は自粛しなくっちゃって反省します、おやすみです。



    関連ランキング:そば(蕎麦) | 新宿三丁目駅西武新宿駅新宿西口駅

     

    拍手[7回]

    朝を昨日と同じく一時帰国の友人と、一緒にすることにした。

    7e9f9a0c.jpeg何がいい?って聞いたら、やっぱりおむすびがいいって。
    それでおむすび権米衛にする。
    四ツ谷の駅上、アトレの中にあるお店。
    食事をしたあと、お茶を飲むにもスタバが同じフロアーにある。
    移動をするにも便利だからと、それでテクリと歩いてきます。

    ショーケースの中にあるモノを選んでたのんで食べる。
    人が食べるモノを選ぶところをみるのはなんだかたのしい。
    ボクはかわない白米の鮭のおむすび。
    それからボクが好きな玄米とジャコのおむすび。
    お箸とそれから豚汁に水。
    お盆の上に並べて、さてさていただきましょうと。
    昨日のおむすびと同じように手づかみするとここのはボロッと崩れてしまう。
    あれ、同じおむすびでも違うんだね…、って食べてひとこと。
    おむすびとしては昨日の方がおいしかったネ…!
    ボクも最初はそう思った。
    ボクらが食べて慣れてるおむすびとは違ってだから、最初はやっぱり違和感感じる。
    これをおむすびと考えず、エアー茶碗によそったご飯と考えるなら、この結び方もなるほどって思ってそのうち、おいしく感じるようになる。
    96ac51af.jpegこれはおむすびの形を借りた、新しい料理なんだね…、って今日も再び再発見。
    豚汁もらって、コクリゴクリとお腹を潤す。
    今日の豚汁…、具材がいつも以上にタップリ。
    スープ料理というよりも、煮汁タップリの煮物を食べてるみたいな感じが、なんともステキ…、大根、ニンジンの根菜類がザックリ大きく切り分けられてて、噛むとプチュンと歯切れてとてもみずみずしい。
    脂を落として煮こまれた豚のばら肉もフルフルしっとり。
    台風一過の今日の一日、厳しい暑さになりそうで、それと戦う元気をもらった、朝のコト。

    そしてランチを銀座で天丼。

    tuna.jpg今度は田舎から友人が来た。
    松山時代の同級生で、3、4年ぶりかなぁ。
    見ればすっかり髭も白くて立派なおっさん。
    ボクもおんなじようにすっかり白髪まじりになっちゃったから、まるで鏡をみているよう(笑)。

    何を食べようと思案して、東京らしく江戸前天丼。
    新宿つな八にやってくる。
    新宿の街に異彩を放つ古い建物…、一軒家。
    暖簾をくぐってガラッと扉をあけるとそこにはカウンター。
    二階へどうぞと案内されて、同じくカウンターの前に座って、つめたいおしぼりで顔を吹く。
    なんだか落ち着く。
    こんなお店がなんだか落ち着くような、歳になったネ、お互いに。
    言って笑って、天丼たのむ。

    揚がる時間を待ちながら、いろんな話に花が咲く。
    同級生は次々、定年の準備をはじめているんだよね。
    もう52って年齢だから。
    例えばラグビー部のあいつ…、今、小学校の教頭で校長先生になったらもう引退の準備だな…、ってこの前あったときに言ってた。
    そういえば、昔、学校でいじめた教頭先生ってボクらくらいの歳だったんだなぁ…。
    若造なんかにいじめられて、どう思ったんだろう。
    悪いことをしたよなぁ…、って、しみじみいってるうちにどうぞと、天丼できる。

    tunaten.jpg天ぷら屋さんの天丼は、どこでもどっしりした器。
    そこに重たい蓋をして恭しくもやってくる。
    カウンターの目の前で作られたばかりなのに蓋をする。
    保温のためじゃないのですよね…、蒸気で衣がシットリなってタレとの馴染みがよくなってくる。
    蓋を開けた瞬間の、見目麗しい天ぷらの顔。
    香りがフワッと鼻をくすぐるシアワセに気持ちがおいしくなってくる。

    エビが2本。
    穴子一本、キスに茄子、それから帆立の小柱と小エビのかき揚げがギッシリ、ご飯に蓋してる。
    ずっとオキニイリにしていた天一の天丼よりも、サッパリとしたタレの味わい。
    甘み控えめ、醤油の風味よりも出汁のうま味がきいてて、サッパリおいしい。
    しじみのお汁も赤だし系じゃなくて白味噌。
    漬物、カブの酢漬けとサイドも充実してる、食べてたちまちオキニイリ。

    それにしても、最近の若い人っておいしいモノに執着しない。
    一生懸命仕事を頑張り、美味しいモノを食べれるようになりたいだとか、仲間と一緒においしいモノで気持ちをほぐして仲良くなろうとか、そんなモティベーションをもってくれない。
    だから会社をやってても、自分だけが空回りしているんじゃないかって思うコトがあるんだよ…、って。
    たしかにボクもそんな気がする、どうしようもないのかなぁ…、って愚痴っぽくなる、立派なおじさん、二人ぐみ(笑)。



    関連ランキング:天ぷら | 新宿三丁目駅新宿駅新宿西口駅

     

    拍手[3回]

    前のページ HOME 次のページ
    Copyright © サカキノホトンブログ All Rights Reserved
    Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
    忍者ブログ / [PR]