朝を昨日と同じく一時帰国の友人と、一緒にすることにした。
何がいい?って聞いたら、やっぱりおむすびがいいって。
それでおむすび権米衛にする。
四ツ谷の駅上、アトレの中にあるお店。
食事をしたあと、お茶を飲むにもスタバが同じフロアーにある。
移動をするにも便利だからと、それでテクリと歩いてきます。
ショーケースの中にあるモノを選んでたのんで食べる。
人が食べるモノを選ぶところをみるのはなんだかたのしい。
ボクはかわない白米の鮭のおむすび。
それからボクが好きな玄米とジャコのおむすび。
お箸とそれから豚汁に水。
お盆の上に並べて、さてさていただきましょうと。
昨日のおむすびと同じように手づかみするとここのはボロッと崩れてしまう。
あれ、同じおむすびでも違うんだね…、って食べてひとこと。
おむすびとしては昨日の方がおいしかったネ…!
ボクも最初はそう思った。
ボクらが食べて慣れてるおむすびとは違ってだから、最初はやっぱり違和感感じる。
これをおむすびと考えず、エアー茶碗によそったご飯と考えるなら、この結び方もなるほどって思ってそのうち、おいしく感じるようになる。
これはおむすびの形を借りた、新しい料理なんだね…、って今日も再び再発見。
豚汁もらって、コクリゴクリとお腹を潤す。
今日の豚汁…、具材がいつも以上にタップリ。
スープ料理というよりも、煮汁タップリの煮物を食べてるみたいな感じが、なんともステキ…、大根、ニンジンの根菜類がザックリ大きく切り分けられてて、噛むとプチュンと歯切れてとてもみずみずしい。
脂を落として煮こまれた豚のばら肉もフルフルしっとり。
台風一過の今日の一日、厳しい暑さになりそうで、それと戦う元気をもらった、朝のコト。
そしてランチを銀座で天丼。
今度は田舎から友人が来た。
松山時代の同級生で、3、4年ぶりかなぁ。
見ればすっかり髭も白くて立派なおっさん。
ボクもおんなじようにすっかり白髪まじりになっちゃったから、まるで鏡をみているよう(笑)。
何を食べようと思案して、東京らしく江戸前天丼。
新宿つな八にやってくる。
新宿の街に異彩を放つ古い建物…、一軒家。
暖簾をくぐってガラッと扉をあけるとそこにはカウンター。
二階へどうぞと案内されて、同じくカウンターの前に座って、つめたいおしぼりで顔を吹く。
なんだか落ち着く。
こんなお店がなんだか落ち着くような、歳になったネ、お互いに。
言って笑って、天丼たのむ。
揚がる時間を待ちながら、いろんな話に花が咲く。
同級生は次々、定年の準備をはじめているんだよね。
もう52って年齢だから。
例えばラグビー部のあいつ…、今、小学校の教頭で校長先生になったらもう引退の準備だな…、ってこの前あったときに言ってた。
そういえば、昔、学校でいじめた教頭先生ってボクらくらいの歳だったんだなぁ…。
若造なんかにいじめられて、どう思ったんだろう。
悪いことをしたよなぁ…、って、しみじみいってるうちにどうぞと、天丼できる。
天ぷら屋さんの天丼は、どこでもどっしりした器。
そこに重たい蓋をして恭しくもやってくる。
カウンターの目の前で作られたばかりなのに蓋をする。
保温のためじゃないのですよね…、蒸気で衣がシットリなってタレとの馴染みがよくなってくる。
蓋を開けた瞬間の、見目麗しい天ぷらの顔。
香りがフワッと鼻をくすぐるシアワセに気持ちがおいしくなってくる。
エビが2本。
穴子一本、キスに茄子、それから帆立の小柱と小エビのかき揚げがギッシリ、ご飯に蓋してる。
ずっとオキニイリにしていた天一の天丼よりも、サッパリとしたタレの味わい。
甘み控えめ、醤油の風味よりも出汁のうま味がきいてて、サッパリおいしい。
しじみのお汁も赤だし系じゃなくて白味噌。
漬物、カブの酢漬けとサイドも充実してる、食べてたちまちオキニイリ。
それにしても、最近の若い人っておいしいモノに執着しない。
一生懸命仕事を頑張り、美味しいモノを食べれるようになりたいだとか、仲間と一緒においしいモノで気持ちをほぐして仲良くなろうとか、そんなモティベーションをもってくれない。
だから会社をやってても、自分だけが空回りしているんじゃないかって思うコトがあるんだよ…、って。
たしかにボクもそんな気がする、どうしようもないのかなぁ…、って愚痴っぽくなる、立派なおじさん、二人ぐみ(笑)。
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